城戸真司/仮面ライダー龍騎

登録日:2009/06/04 Thu 21:32:29
更新日:2024/04/20 Sat 16:05:17
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OREジャーナル お人好し しゃあっ! ひたむきな心 みんなが認めるバカ←公式設定 サバイブ ドラグレッダー ミラーラビリンス龍騎 主役ライダー 仮面ライダー 仮面ライダージオウに登場したレジェンド項目 仮面ライダーリュウガ 仮面ライダー主人公 仮面ライダー龍騎 叶えたい願い 城戸真司 小林靖子の本気 悲劇の主人公 愛すべきバカ 戦わなければ生き残れない 折れたぁー!? 故人 涙腺崩壊 自らの命を捨ててまで、争いを止めようとした戦士 自己犠牲 良主人公 苦悩の連続 記者 鏡の世界でライダーバトル!赤いドラゴンライダー 須賀貴匡 餃子 高岩成二 黄金の精神 龍騎




人を守るためにライダーになったんだから、ライダーを守ったっていい!



城戸(きど)真司(しんじ)とは、『仮面ライダー龍騎』の主人公。23歳。


演:須賀貴匡


◆概要

OREジャーナルの新米記者。赤のホンダ・ズーマーが愛車。
編集長である大久保大介は大学時代の先輩であり、彼のスカウトで入社した。

お人好しな明るい性格。
大久保曰く「祭りの取材に行ったらいつの間にか神輿を担いでいるタイプ」。

優秀な先輩記者の桃井令子を尊敬しているものの、実直すぎる性質から仕事・プライベート問わずドジを踏むことが多い。

特にお人好し加減は度を越しており、あらゆるシーンで徹底的に描かれた。まず第1話での初登場が「他人の起こした交通事故に首を突っ込んだあげく殴られ、その結果仕事に遅刻する」という徹底ぶり。

その他にも仕事中のミスで叱られるシーンが散見され、余計なことに首を突っ込んでは巻き込まれることが多く、何かと殴られる。

ただでさえ巻き込まれ体質なうえ、一度関わった事柄に対しては最後まで見届けなければ気が済まない実直さを持つ。裏を返せば関わったこと全てを抱え込んでしまうため苦悩することも多い。

が、そのお人好しがある種の人望にも繋がっており、大久保や令子、プログラマーの島田奈々子は彼の探求心や行動力を評価している。

さらにはライダーとして敵対するはずの蓮・北岡秀一霧島美穂、真司と同じ目的の手塚海之らを自ずと惹きつけた。

その反面、正義感は極めて強い。残忍な浅倉威須藤雅史を本気で倒そうとしたこともある。

だが、命を奪うまでには至らず、ミラーワールド内で戦闘不能になった浅倉を置き去りにすることなく連れ出し警察へ引き渡したり、東條の裏切りで重傷をおった佐野をとっさにかばい逃がしている。

他人からは長所も短所も「バカ」の一言に尽きると評されている。


北ノ蓮ノ
浅「……」
真「ドキドキ」
浅「……(^U^)ノ」*1
真「うっうっ…」


行方不明となった榊原耕一の自宅にあったカードデッキを手にした事でドラグレッダーから狙われる。
神崎優衣秋山蓮と出会い、初めて龍騎としてミラーワールドへ入るが、モンスターと契約していないブランク体だったため、太刀打ちできなかった。

ちなみにソードベントで剣が降ってきた際に空を見上げる動作や、剣が折れた際に発した「折れたぁー!?」という台詞は高岩氏のアドリブ。
このアドリブがきっかけで、須賀氏は真司のキャラクターをつかむことができたとか。

その後、ドラグレッダーと契約、完全な龍騎となり、本来の力を発揮してモンスターを倒す。
だが真司は「モンスターを倒すこと」を目的としてライダーになったため、ライダー同士の戦いを拒む。

基本的に不器用だが、料理の腕前はそこそこ。
得意料理と自負する餃子の味はプロレベルの腕を持つ由良吾郎を驚愕させるほど。

神崎士郎は、ライダー同士の戦闘を避ける真司へ、戦いを促すために『サバイブ-烈火-』を渡したことで龍騎サバイブとなった。

低身長と誤って認識されることもあるが真司役の須賀氏の身長は174cmである。これは当時における日本の成人男性の平均身長(172cm)を上回るため特に背が低いわけではない。

というのも
  • 松田悟志(秋山蓮)181cm
  • 小田井涼平(北岡秀一)188cm(公称。実際はもっと大きい)
  • 弓削智久(由良吾郎)186cm
  • 萩野崇(浅倉威)182cm
上記のとおり周りがデカいだけである。ちなみに杉山あやの(神崎優衣)は167cm、加藤夏希(霧島美穂)は168cm。

同様の事例は、9年後の『仮面ライダーOOO』、君嶋麻耶(後藤慎太郎)176cmでも起こっている。


仮面ライダー龍騎


早く逃げて!

変身!

ハァーー…

しゃあっ!

スーツアクター:高岩成二

真司が変身する仮面ライダー。基本カラーは赤。
龍型モンスター『無双龍ドラグレッダー』と契約している。
変身後は「しゃあっ!」と気合いを入れてから、ミラーワールドに入る。

なお、名前の候補として「龍牙」や「龍」といった案もあり、前者については『EPISODE FINAL』のリュウガに受け継がれた。

攻守共に優れたバランスの戦士でモンスターはもちろん、ライダーと対峙した際にも引けを取らない強さを持つ。
所有カードもハイレベルなものを揃え、カードパワーも総じて高めである。

特殊なカードを所持していないため、それらのカードに対して自力で対処しなければならないが、突破できるだけのスペックは確保されている。変身中に限っては窮地に立たされることはほぼなかった。

遠近どちらにも対応可能だが、主に格闘戦を得意としている。

シリーズ初の「ライダーらしくないデザイン」であり、以降平成ライダーのデザインは、毎年発表される度に賛否両論を巻き起こすことになる。

龍騎をはじめ本作のライダーが共通で備える鉄仮面状のマスク「ソリッドフェイスシールド」だが、これは『仮面ライダーアギト』の次作として、騎士モチーフのオリジナルヒーロー作品が初期に企画されたころの名残。

一方で変身ポーズと真っ赤な丸い複眼、胸筋状の胸部装甲、後頭部にある三角形の模様などは仮面ライダー1号がモチーフ*2
3作目繋がりなのか、口元は仮面ライダーXの「パーフェクター」をオマージュした形状となっている。

龍騎自身の戦闘能力は、強力な契約モンスターや、時折見せる真司の戦闘センスに加え、モンスターを餌として食べることで強化されることも相まって極めて高い。
『EPISODE FINAL』においては、すべての能力が龍騎を上回る仮面ライダーリュウガを一騎打ちの末に撃破している。

序盤は真司の経験不足や躊躇いから苦戦するシーンが目立ったが、変身して間もない段階でさえナイトを苦戦させる程の実力を持つシザースと互角に渡り合い、終盤では迷いを捨て(ようとして)蓮と一騎打ちを行いあと一歩の所まで追い詰めたこともある。

特殊能力系のカードこそ持たないが、攻守がバランスよく揃ったデッキ内容からも作中最強候補として頻繁に名前が挙がる。また「仮に真司が本気でライダーバトルを行ったとしたら…」という仮説はファンの間で語り草になっている。

契約モンスター

  • ドラグレッダー
赤い龍型のモンスター。5000AP。

蓮が「大物」と評したように、ミラーモンスターの中でも特に強力な部類に入る。
当初は真司を餌として狙うが、彼と契約し龍騎に力を与える。

空中を最高時速500kmで飛行し、鋭い尻尾「ドラグテイル」と、口から吐く5000℃の火球「ドラグブレス」を武器とする。

真司に契約された後も、餌が与えられなければ食い殺すそぶりを見せるなど、ミラーモンスターらしく性格は凶暴。

しかし、定期的に餌を与える真司に対して徐々に信頼を寄せていったのか、アドベントを使わずとも救援に駆け付けるようになっていった。

【召喚機】

  • ドラグバイザー
龍の頭部を模したガントレットタイプの召喚機。左腕に装備されている。
上部カバーを開き、その中にカードを装填する。

龍召機甲ドラグバイザーと表記されることもあるが、これは玩具版につけられた名称であり、設定上はドラグバイザーが正式名称である。

【所有カード】

  • アドベント
ドラグレッダーを召喚。

  • ソードベント:ドラグセイバー
ドラグレッダーの尻尾を模した、反りの入った剣。2000AP。

いわゆる青龍刀のような形をしており、劇中では最も多用される武器。

  • ガードベント:ドラグシールド
ドラグレッダーのボディを模したシールド。2000GP。

数値上の性能は下位クラスだが、真司の扱い方が優れていたのか、仮面ライダーガイのファイナルベント「ヘビープレッシャー」を正面から防ぐなど、劇中では数値以上に活躍している頼れる盾。

二基召喚した場合は「両手に盾」という一見ネタ装備のような絵面になるが、真司のスタンスからライダー戦では多用されている。

また手に持って扱うほかにも、両肩のジペットスレッド*3に装着してショルダーアーマーとしても利用でき、他の武器との併用が可能。

  • ストライクベント:ドラグクロー
ドラグレッダーの頭部を模した手甲。右腕にはめて使用する。2000AP。

「クロー(爪)」というより「ファング(牙)」「バイト(顎)」と呼べる形状だが、龍騎・リュウガの手に装着されることからクロー扱いなのだろう。

打撃武器として用いるほか、ドラグレッダーのコントローラーとしての機能もあり、炎の息を吐かせる「ドラグクローファイヤー」が使用可能。多くのシーンでとどめ技となった。

後年の作品では、ドラグクロー自体から炎を吐き出すことが多くなる。

  • ファイナルベント:ドラゴンライダーキック
空中で回転してドラグレッダーの炎を纏いキックを放つ。6000AP。

派手な見た目もさることながら、作中で喰らった敵は確実に葬られている。
まさに「必殺技」。

劇場版では、上位互換ともいえるリュウガのドラゴンライダーキックと正面から激突し勝利した。

テレビマガジン全プレ「龍騎vsアギト」では、アギトバーニングフォームに放つも凌がれている。


仮面ライダー龍騎 ブランク体

龍騎がドラグレッダーと契約する前の姿。

カラーは紺色。基本的なシルエットは契約時の龍騎と同じだが、バックル・バイザー・頭部・武器などに龍の意匠がない。

設定上13ライダーすべてに存在し、「アドベントを失う」あるいは「契約モンスターが倒される」といった場合この形態に戻ってしまう。

契約時と比べ大幅に弱体化されており、ブランク体では他のライダーはおろかミラーモンスターともまともに戦えない。

【召喚機】

  • ライドバイザー
龍騎ブランク体に装備されているシンプルなガントレット型の召喚機。

【所有カード】

  • ソードベント:ライドセイバー
シンプルな剣。たったの300AP。

リボルケインのような外観だが、ディスパイダーの一撃で即座に折れるなどかなり脆い。

『龍騎』の世界観に鑑みれば間違いなく貧弱だが、トン換算ならば20AP=1tとなり、攻撃性能は15tある。つまり平成ライダー通常形態の打撃は上回っていることになる。

  • ガードベント:ライドシールド
おそらくシンプルな盾と思われる。たったの300GP。

劇中未使用(カードの絵柄も不明)だが設定上は存在しており、テレビ朝日公式サイトのページに記述がある。

  • シール
封印のカード。主に他のミラーモンスターからの自衛用だと思われる。
劇中では一度ドラグレッターの襲撃を凌いだが、きっちり発動されることなく破り捨てられ消滅している。

  • コントラクト
契約のカード。封印と違い、これを使うことでモンスターと契約し、力を入手できる。
一度使用すると以後はアドベントのカードに変化する。

当然ながら各ライダーに最低1枚は存在しているが、所持制限が1枚とは限らない


仮面ライダー龍騎サバイブ

『サバイブ-烈火-』により強化された龍騎の最強フォーム。

全身のアーマーが変化し、胴体はドラグレッダーの頭部を模したデザインとなり、各部に金色の箇所が増える。
また、スーツのベースカラーは赤から黒に変わっている。

ドラグバイザーも銃の形をしたドラグバイザーツバイに進化し、全体的な能力も向上。
戦闘能力は他のライダーや数々のモンスターを圧倒し、通常時よりもオールラウンドに立ち回る。

新たに加わったシュートベントのカードのおかげで、射撃戦も対応可能。ストレンジベントというギャンブル性の高いカードも追加された。

主人公の最終フォームということで、その強さは王蛇をも圧倒する無双ぶりを見せた。

通常体では「仮面ライダーらしさ」を表す3つのアイコン、複眼・触覚・クラッシャーを、それぞれ龍騎・ゾルダ・ナイトに振り分けていたが、サバイブにはそれら3つのアイコンを全て備えている。

【契約モンスター(サバイブ)】

  • ドラグランザー
ドラグレッダーがサバイブの力でパワーアップした姿。7000AP。

一回り巨大化したうえに脚部分の節が装甲化され、かなりマッシブとなった。
さらに頭部には龍騎に酷似したバイザー状の装甲が出現している。

龍騎を背中に乗せ飛行することもできるほか、ファイナルベント時にはボディを折りたたみ、脚の節からタイヤが出現しバイクモードへ変形する。

【召喚機(サバイブ)】

  • ドラグバイザーツバイ
龍の頭部を模したハンドガン型の召喚機。

サバイブのカードを手に取ると放出された炎がドラグバイザーを包みツバイへと変化させる。
そして口の銃口部分にサバイブを装填することで全身のアーマーも変化し龍騎サバイブへの強化変身が完了する。

他の通常カードを装填する場合は後頭部のハンマー部分に装填する。また、カード発動時の音声はエコー仕様になっている。
召喚機として以外に武器としての機能も付与されており、射撃武器としてビームや火炎弾を放つ。
さらにソードベントの役割も担うなど、ナイトサバイブのダークバイザーツバイに似た特性を有する。

基本は左手に保持されるが、ライダー共通のハードポイント「ジペット・スレッド」に装着できるマウントのおかげで、両手を空けたい場合や、ファイナルベント時はVバックルに装着可能。

龍召機甲ドラグバイザーツバイと表記されることもあるが、ドラグバイザー同様に玩具版でつけられた名称であり、設定上はドラグバイザーツバイが正式名称である。

【所有カード(サバイブ)】

  • アドベント
ドラグランザーを召喚。

  • ソードベント:ドラグブレード
ドラグバイザーから展開する短剣。3000AP。

アドベンドカードは設定上存在し、玩具化もされたが劇中ではカードを装填せず使用した。

  • ソードベント:バーニングセイバー
ドラグブレードから炎の刃を放つ。7000AP。

雑誌『テレビマガジン』の新技開発企画で登場したオリジナル必殺技であり、本編作中では未使用だった。

しかし、『仮面ライダーディケイド』にて仮面ライダーディケイド コンプリートフォームが召喚した個体が使用。

  • ガードベント:ファイヤーウォール
ドラグランザーが周囲を取り囲み、攻撃から守る。4000GP。

  • シュートベント:メテオバレット
ドラグバイザーから出たポインターで敵をロックオンし、ドラグランザーが火球を吐き出す。4000AP。

ファイナルベントの代わりに、こちらでモンスターにとどめを刺すこともあった。

  • ストレンジベント
使用すると様々なカードに変化する。
スチールベント:相手の武器を奪う。
トリックベント:シャドーイリュージョン
分身してそれぞれで攻撃する。2000AP。
神崎士郎が消滅した劇場版では、ラストシーン後このカードがタイムベントに変化し戦いをリセットしたのではないかとファンの間で語られている。

  • ファイナルベント:ドラゴンファイヤーストーム
バイクに変形したドラグランザーが火球を吐きながらウィリー走行し、最後はそのまま轢き潰す。9000AP。

ファイナルベントではオーディンのエターナルカオスに次ぐ破壊力を誇り、複数のモンスターを一撃で粉砕するほどの威力がある。




劇場版

生き残ったライダーの一人で、ひたすらライダーの戦いを止めようと奮闘していた。
残り3日の宣告をされても変わらず…

そんな中、ライダーである霧島美穂と交流を持つようになり良い雰囲気になる(が、美穂はリュウガに倒されてしまう)。

現実世界でも自由に活動することを目論むリュウガに体を乗っ取られてしまう。しかし、優衣の死を目の当たりにして分離、死闘の末リュウガを自らの手で倒す(真司がライダーを倒したのはこれが最初で最後である)。

ラストは蓮と互いの生存を約束し、大量発生したモンスターの群れに立ち向かっていった……


13RIDERS

モンスターによってミラーワールドへ引きずり込まれるが榊原耕一の変身した龍騎に救われる。
だが榊原自身も瀕死となり、龍騎になって戦うことを真司に促し消滅した。

彼の代わりにミラーワールドを閉ざすため、コアミラーのを破壊すべく仲間集めを始めるが、戦いを続けようとする高見沢逸郎をはじめとしたライダーたちに命を狙われ、真司の始末を躊躇った蓮も狙われることに。

ライダーたちに囲まれ、蓮は高見沢と相打ちになってしまう。
真司も龍騎のデッキを破壊されてしまうが、息を引き取る間際の蓮に彼のデッキを託されナイトに変身する。

ちなみにこの時の真司の変身ポーズはいつもと違い、蓮のものと同じだった。

その後、『サバイブ-疾風-』を使い、ナイトサバイブになった真司はコアミラーを目前にファイナルベントを発動するが……

○戦いを続ける場合

悩み抜いた末にコアミラーの破壊をやめた真司を取り囲み、同時にファイナルベントを発動する生き残った7人のライダー達。

だが蓮の分まで戦うことを決めた真司に迷いはなく、ライダーたちに向かって堂々と戦いを挑み、そして……

漫画版の世界ではライダー同士の戦いの最終勝者になるが、目の前には勝利の代償と言わんばかりの荒廃し誰もいない世界が広がっていた……

○戦いを止める場合

コアミラーの破壊に成功し、ミラーワールドを閉じることができた。
真司も普段の生活に戻ったが、何か違和感を覚える日々。街中で気付くと自らの手にデッキが握られていた。そしてガラスに映るライダーたちの姿。戦いは終わってなどいなかった……

これにはいくつか考察がなされており、
  • 真司がこのとき持っていたのはナイトではなく龍騎のデッキだったので、タイムベントでコアミラーが破壊される前に戻されたが、真司は本編のように記憶を失わなかった説
  • コアミラー自体、神崎史郎がライダーバトルを積極的に進めるための嘘であった説*4
などがある。

高見沢が言い残した「ライダー同士の戦いは終わらない」という言葉を思い出し真司は発狂、その叫びが響いた……

漫画版の世界ではハッピーエンドと言い難いが、コアミラーを破壊しライダー同士の戦いは完全に終わった。TV版と異なり「実は戦いは終わっていなかった」という展開がなかったことに。
このときカードデッキはTV版とは違い破壊されなかったため、龍騎サバイブに変身した。


仮面ライダージオウ

龍騎編にて大久保編集長と共に16年ぶりに登場(平成ジェネレーションズFOREVERでは声のみ出演している)。

詳細はアナザーリュウガを参照。


RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

上述したジオウのスピンオフである龍騎の続編(厳密にはジオウ世界の過去における本編と極めて近い展開を経た龍騎の物語)。

謎の女サラによって突如ミラーワールドに集められた1人。
龍騎としての記憶は失っていたが、「身体が覚えてる」と呟き再び変身して龍騎となる。

その後は手塚や本作オリジナルキャラの木村(ベルデ)・石田(インペラー)らと四人組を編成し生き残るべく戦っていた。

しかし、手塚の裏切りでデッキを奪われ、さらに石田を殺されてしまう。
変身不能状態でライダーたちに囲まれるという絶体絶命の窮地に陥るも、ナイトに救われる。

蓮のことを「ロン」と呼び間違えるネタはここでも健在であった。

その後、記憶を取り戻した手塚から木村を通じてデッキを返され一安心……と思いきや鏡像の自分自身であるリュウガに取り込まれ、仲間であるはずの蓮や木村に襲い掛かってしまう。

戦いの中で過去を思い出しリュウガの支配に打ち勝つが、直後に暴走した浅倉に襲われる。
その毒牙にかかる寸前で、蓮の決死の身代わりによって救われた。

蓮の死によって最後の生き残りとなり、サラの願いを聞き入れるために新たな命を経て現実世界に帰還。

アナザー龍騎・加納達也と戦い、サラの想いを伝えたのち、龍騎・ナイトのライドウォッチを手にしたソウゴ・ゲイツに後を託す*5

その後は蓮の最後の願いを受け、彼の恋人であった恵里の幸せを確かめるべく彼女が看護師として働く病院に赴き、かつての世界で蓮が持っていた指輪をはめた彼女の姿を確認する。

そして、手元に残ったドラグレッダーとダークウイングのカードを風にのせ、雑踏の中に消えていった……

俺たち…またいつか会えるよな…?また…やろうぜ、くだらない喧嘩をよ。なあ、蓮…


仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル

事前情報から「龍騎参戦」と銘打たれており、ポスターにも主役ライダーの1人として写るが実際に作中に登場したのは数分のみ。

本作の開始前に何らかの理由によりリュウガに取り込まれており、ほぼ鏡像の真司としての登場となるが、終盤にナイトが放った飛翔斬にてリュウガと強制分離。

龍騎の姿で現れ、そのままリュウガとの戦いに発展。スペックで上回るリュウガを終始圧倒する凄まじい強さを見せつけ、ドラゴンライダーキックでリュウガを葬った。

龍騎に変身するシーンはないが、エピローグでは彼と同様にライダーの戦いを止めようとする桜井景和の前に現れ自分が龍騎だと名乗り、後輩を激励するという成長した姿を見せた。
直後、そこへ来た蓮と相変わらずの軽口を叩き合い、2人で穏やかな笑みを浮かべつつそれぞれの道へ歩んで行った。

ストーリーの繋がりがあるかは不明だが、このラストシーンは上述の『RIDER TIME龍騎』の際の「またいつか会ってくだらない喧嘩をやろうぜ」という真司の願いが叶った瞬間でもあった……


◆余談

「龍騎」のライダーが戦闘に使用するアドベントカードは攻撃力が「AP」で表示される。
このAPは20で1t相当の攻撃力となる。

龍騎の場合、素のパンチ力・キック力はそれぞれ200AP=10t・400AP=20tだが、
ソードベントは2000AP=100t
ファイナルベントが6000AP=300t
サバイブのファイナルベントに至っては9000AP=450tとなる。

もちろん単純比較できないものの数値に鑑みれば歴代平成ライダーの最強フォームを軽く上回っている。(参考までにクウガ・アルティメットフォームのキック力が100t、エグゼイド・ムテキゲーマーのキック力が最大256tである)

こんなレベルの怪物が13人、生き残りをかけて戦っていたのが「龍騎」の物語である。

龍騎サバイブ初披露のシーンでは、ナイトサバイブと共に周囲を激しい炎に包まれる演出がなされたが、これは合成ではなく本物の炎。
おかげで撮影時期も相まって双方のスーツアクター(伊藤氏&高岩氏)は熱と酸欠で非常にしんどかったとか……


絶対にライダー同士の戦いは止めてみせる!でも追記・修正は止めるなよ!

この項目が面白かったなら……\しゃあっ!/

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最終更新:2024年04月20日 16:05

*1 浅倉がシリーズ屈指の優しい笑みを浮かべる迷シーン

*2 なお、1号の口元は仮面ライダーナイトに、触角は仮面ライダーゾルダにと、3人のメインライダーに分散される形で残っている。

*3 ライダー共通の意匠として前腕、肩、背中、腰、膝に各2箇所ずつ用意されているマウントジョイント。前述のドラグバイザーも左腕のジョイントに固定されている。

*4 戦いを終わらせようと考えるライダーがコアミラーを破壊しようとし、戦いを続けたいと考えるライダーがそれを止めようとするため必然的に戦闘になる。

*5 この時、一瞬ゲイツを蓮と見間違えている。