伊達明

登録日:2011/06/14(火) 18:43:55
更新日:2024/03/20 Wed 19:01:53
所要時間:約 5 分で読めます





さ~て、稼ぎますか



仮面ライダーOOO』の登場人物。

名:伊達明(だて あきら)
演:岩永洋昭


16話にて姿を現した救命ヒーロー部隊レスキューフォースの隊長正体不明の男である。
年齢は30才。

鴻上会長に雇われており、仮面ライダーバースの装着者として現れた。

刈り上がった頭とヒゲ面、セルメダルを大量に入れたミルク缶を肩に担いでいるのが特徴。相棒はゴリラカン。

ちなみに、この時点で公開されていた劇場版『MOVIE大戦CORE』で後藤さんがバースに変身していたため、劇場版を見に行った人たちは、バースとして彼が登場した当初「ダリナンダアンタイッタイ?」状態になった。


セルメダルの収集を会長から命じられており、ヤミーグリードとの戦いもセルメダルの効率的な収集を目的に戦う。仕事の報酬は「一億」。
恐らくはセルメダルの換金制なのだろうが一枚辺りのレートは不明。
一応給料はいつ振り込まれるのかと会長に問う場面があったり然程生活に困窮した様子が見られないので給料制+セルメダルの換金といった所だろうか。
仕事の話になると人差し指を立てて「一億(こんだけ)稼ぐ」と口にするのが常。

かなりちゃっかりしており、新コンボ登場などで盛り上がってるのをよそに収集していくので、視聴者からKY扱いされる事も。
しかしその身体能力は高く、後藤が抑えきれなかったバースバスターの反動を物ともしない。

好物はおでんで甘いものは苦手。登場当初はよくおでん屋に入り浸っていた。


性格はかなり自由奔放で大雑把、面倒くさがりだが遊園地の遊具を楽しむなど、無邪気な一面も。
機械のマニュアルは読まない主義で、「適当に弄っとけば何とかなる」と言うなど、時折アバウトすぎる面が目立つ。反面、人生の厳しい部分を見てきたと思わしき達観した顔を見せる時も。

欲望に対して非常にストレートな信念を持っており「自分を泣かせない」人物を好む。

非常に面倒見の良い人物でもあり、当初は過度に干渉せずに距離を置こうと考えていた映司に対してもなんだかんだ言いながらも忠告やサポートを入れたり、バースになれなくて悩む後藤さんを指導したりしている。

総じて人間性に優れているためか、一部(ドクターや里中)を除いて登場人物の大半からは慕われている。


一度呼び方を決めたら変えない傾向にあり、訂正を繰り返しても直さない事がある。

例:
アンク→アンコ
オウム等の鳥系ヤミー全部→ニワトリちゃんヤミー

1000回記念放送の際には、記念映画撮影のために『伊達組』を結成。映画監督を勤めた。この『伊達組』、伊達さんと5103が歌う専用EDテーマ(処刑用BGM)「Reverse/Re:birth」のPVで再結成された。2人やバースのファンは必見である。



火野映司との関係】


プライベートで行きつけのおでん屋に誘うなど、それなりに友好的に接する反面、映司側から連携を提案された際には「(他人と連携するのは)嫌いだから」という理由で蹴っている。また、映司を「食えない奴」「自分を泣かせる奴」と称しており、一度はその無欲さを「気味が悪い」とまで評する等、他の作品の2号ライダー達みたいな露骨な対抗意識、敵愾心こそ初めからなかったものの、『敵ではないが、完全に心を許しているわけでもない』といったなんとも微妙な距離感をとっていた。

しかし、元来の面倒見の良さから結局は突き放す事ができず、度重なるコンボによる疲弊や無茶による負傷から世話を焼いてあげたり、忠告や助言をする事が多く、オーズの秘密が明かされてからは、コンボの使用を制限するように諫める役割を担った。



5103との関係】


バースになれず悩む後藤と会話の機会を得た際に装着者としての指導を行った。

以降は彼を「後藤ちゃん」と呼びながら気にかけるようになり、助手として同行させるようになった。
その為、後藤さんは伊達に依存しがちになったが伊達自身は後藤の成長を認めており、機会を得た際のバース装着を促した。



アンコとの関係】


アンコじゃない

名前を間違えては訂正させる絡みが多く、またヤミーを倒した際にはセルメダルを巡ってよくケンカしている。

伊達はコアメダルには興味は無いが、その世話焼きな性格故か、コアが奪われた時には奪還の手伝いを行う事もあった。

ただしセルメダルの事は別で、やはりメダルの分配でアンコとケンカする。

アンコじゃな~い!



ダァクタァーとの関係】


中盤、鴻上生体研究所で同居。
ドクター真木ィ!の研究室で寝泊まりしたり、研究室にコタツを持ち込んだり、研究室でおでんを作ってうっかりキヨちゃんを煮込んだりと、とにかくフリーダムな行動をする。
おかげで少々陰気なドクターは振り回されっぱなし。



◇中盤の展開


その野性味溢れる風貌さからバースになる以前の経歴がうかがえなかったが、かつての仲間との再会から医者である事が発覚する。

世界各国で活躍する医療チームに所属しており「戦う医者」と呼ばれていた。
マニュアル読まないくせによく医療免許取れたものだ……
1クール近く忘れていたが過去に映司の事を目撃しており、その素性から映司の自分の事を蔑ろにする傾向の原因を見抜いた。 



◇後半の展開について


その頭部にはかつて外国で撃ち込まれた銃弾が残っており、非常に危険な状態である事が判明した。

そんな状態なのにバース時はプロレススタイルだったりするが、(伊達さんだし)気にするだけ無駄である。*1

そして遂に銃弾による影響が大きくなったのか体調不良が多くなり焦り始め、真木博士の勧誘に乗り転職。
グリード側に寝返った。









と、思ったら会長の依頼で真木博士をグリードにしないために潜入してただけでした。

真木博士の身柄を確保しようとするが、目論見は看破されており、逆にカザリ達の強襲を受けてしまう。
グリード3体の総攻撃を受け吹き飛ばされた伊達は後藤にバースドライバーを託し、息を引き取った……。









言い忘れた……退職金、俺の口座に振り込んどいて♪



と思ったら生きてた。
しぶといなオイ。
その後、鴻上会長からの危険手当てや5103の育成報酬や退職金、真木博士からの前金を含めてきっちり一億を貯める事に成功。


素晴らしいッッッッ!
君の欲望ミッションコンプリイィィィトだ!
おめでとう!  ウィッ!

元々の目的だった頭の弾丸を抜くために「外国の闇医者の手術を受ける」ため、バースを後藤に託して外国へと旅立った。



そして、物語も〆の段階に入った46話にて……。

伊達明、リターンズ♪

映司不在のため、ガメル完全態を相手に孤軍奮闘する5103の元に、プロトバースドライバーを持って参戦しプロトバースに変身。
伊達さんと5103の二人が歌う処刑用BGMと共に、夢のダブルバースが実現したのだ。


その際、5103の成長っぷりに感動して

お父さん嬉しい!!

と感動していた。


グリードとの戦いの後、2代目宇宙刑事シャイダーになったという噂があるが定かではない。


ちなみに、バースとして戦っていた頃は、戦闘で稼ぐメダルより消費するメダルの方が多く、赤字であった。*2
鴻上会長からもその点を指摘されてはいたが、本人は「デカく使わなきゃデカく稼げませんよ」と気にする様子もなかった。
手術費用の一億円は、ドクターからもらった寝返りの報酬と、会長からもらったスパイ報酬・5103育成報酬・退職金で賄っている。
つまり、バースとしての戦闘では一切稼げていないのである。
本来の任務でコツコツ稼ぐのではなく、一発でドカンと稼いでしまった男、伊達明。
彼らしい世渡り上手とも言えるが、子供番組としてはいささか教育に悪いような気がしないでもない。

【ジオウVシネマにて】

仮面ライダージオウのVシネマ『NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』では、柔道の試合で怪我をしたゲイツの主治医として登場した。
ゲイツを狙うカッシーン複数体が病院に出現したときはバースに変身してブレストキャノンで撃退し、かつて海外で大怪我をしたこと(上述の銃弾の件と思われる)、しかしその後面白い仲間に出会ったことを話し、「人生は何があるかわからないから面白い」と語っていた。

なお、演者さんが別の撮影の為髪をだいぶ変えているのでパッと見ただけでは「誰だろうこの人」となる。

後藤ちゃん、追記・修正よろしく!そんじゃっ


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最終更新:2024年03月20日 19:01

*1 メタな話をすると、東日本大震災の影響でストーリーが大幅に変更されたことが明かされているので、その弊害だろう。当初の路線では、伊達がグリード化して後藤に倒されるという案もあった。

*2 終盤に差し掛かってからは欲望を持たないためセルメダルが増えない恐竜系ヤミーばかりと戦うハメになったので尚更。