家政婦のミタ

登録日 :2011/10/27(木) 17:47:18
更新日 : 2017/04/25 Tue 18:49:35
所要時間 :約 7 分で読めます




家 政 婦 の


ミ タ  で す


『家政婦のミタ』は2011年10月12日から12月21日に毎週水曜日に放送された日本テレビ製作のテレビドラマ。

脚本:遊川和彦
音楽:池頼広
主題歌:斉藤和義『やさしくなりたい』

放送開始前の初期CMでは、松嶋菜々子演じる三田が画面端から登場し冒頭のセリフを述べるのみ、というシンプルかつ大変シュールな内容で、
今までの松嶋菜々子像を覆す三田の容姿や話し方は観た者に衝撃を与えた。
またその狙ったようなタイトルや放送開始が近付きCM内容が詳細になっていくにつれ、「一体どんなサスペンスなんだ…」とwktkを抑えられなかった視聴者も少なからず居たに違いない。
しかし視聴者の期待と予想を嘲笑うかのように、始まったのはホームドラマであった。

そう、 『家政婦のミタ』はホームドラマである (ただし、かなり世紀末な家庭の、ではあるが)。


【要点】
  • 一話 事故死した(と思われていた)母親への想いを子供達が克服
  • 二話 次男がいじめに立ち向かい本当の強さを手に入れる
  • 三話 母親の死の真相発覚による一時的(?)な一家離散
  • 四話 幼女誘拐
  • 五話 長男が家族を守ろうとするがうまくいかず色々と暴走
  • 六話 ミータネーター本領発揮 長女ヒステリー
  • 七話 八つ裂きにしてやる… 学芸会に金属バットでカチ込み
  • 八話 祖父と和解 ミータネーター誕生秘話
  • 九話 三田さん灯油シャワー&初激怒
  • 十話 フラッシュバック走馬灯 私達のお母さんになって←承知しました
  • 最終話 うららVS灯キャットファイト 笑顔は見れるのか―

これだけならまだ、近年ありがち(?)なホームドラマかもしれない。
しかし問題(というか本題)は、それに付随する 三田の奇行 である。
そして、三田と阿須田家の人物、それぞれが抱える闇と向き合い、それを克服していくのも本題と言えるが、これが妙にリアル。この点から多くの視聴者の共感を得たことにより近年屈指のヒットとなる。

視聴率は当初は19%と高めだがドラマでは無難な数字だったが、最終回で 40.0% を記録。
同枠では史上初の最高視聴率であり、日テレ史上では太陽にほえろ等とタイの最高記録である。

なお、ここまでヒットしたのにも関わらず映画化や続編は一切制作しないことが明言され、その発言通り現在まで(直接的な)続編は作られていない。ただ、韓国でリメイク版は作られている。
また、家族役は殆どが当時ほぼ名が知れていない俳優であり、彼ら彼女らの出世作となった。


【登場人物】
演:松嶋菜々子
母親が事故死して家事が侭ならなくなった阿須田家に派遣された家政婦。
「見たわよ」とは言わない。
詳しくはリンク先を参照。

物語の核となる5人家族(元々は6人家族だが、第1話以前に母親が故人となっている)。
家族構成は以下の通り。

父親 阿須田 恵一(あすだ けいいち)
母親 阿須田 凪子(- なぎこ) ※故人
長女 阿須田 結(- ゆい)
長男 阿須田 翔(- かける)
次男 阿須田 海斗(- かいと)
次女 阿須田 希衣(- きい)

詳しくはリンク先を参照。


  • 結城うらら
演:相武紗季
凪子の妹であり、結の通う高校の体育教師。
明るく前向きだが、よかれと思って取った行動の全てが裏目に出るタイプ。
しかも本人に悪気はない為余計タチが悪い。

一話では自重せずに阿須田兄弟の心の傷を全力で抉ったり(無意識)、二話では海斗の小学校に凸して失笑を買ったりしたが、
六話でついに結に面と向かってそれを指摘され、大人しくなる。
人に頼られるのが好きらしい。
うららの作る料理はマズく、バーベキューでさえ失敗する程。
最近 料理を頼めば必ず虫が混入し、コーヒーを頼めば大体ミルクが腐っている、という不幸属性 が後付けされた。
九話で恵一に好意を寄せている事を告白した。
…ミタさんに。

  • 結城 義之
演:平泉成
凪子とうららの父で恵一の義父ナリ。
娘の凪子を『あんな男に 奪われた 』と憤慨しており、四話では恵一を家族の前で絞殺しようとした。
間接的にとはいえ、娘を殺された父親としては当然の行動かもしれないが…
孫達に対しては別人のように優しいお爺ちゃんになるが、前時代的かつ高圧的&威圧的な堅物の為孫からは娘のうらら同様ウザがられている。
阿須田家兄弟との養子縁組を試みるが子供達は乗り気でなく、ついに希衣にまで「おじいちゃんの子供はヤダ」とまで言われ、結にもキレられ、
今は亡き娘の凪子にすら煙たがられていた。

パジャマの上をズボンにINする他、普段着として剣道着を着用する、初対面の三田に竹刀を突き付ける等、エキセントリックな一面が目立つが、
孫達が幼い頃に「お爺ちゃん臭ーい」と言われた傷を今でも引き摺っている等実はナイーブな性格の持ち主。
第八話で放送事故レベルの泣き顔を披露した。
役者ってスゲェ…
その後は今までの孫バカお爺ちゃんに戻り、恵一とも和解した。

  • 晴海 明美
演:白川由美
三田を阿須田家に派遣した晴海家政婦紹介所の女所長。
最中を強く勧めてくるお節介だが優しいおばちゃん。
口が軽く朗らかで人当たりが良い。
作中の唯一にして最後の良心かもしれない。
他人とのコミュニケーションが苦手な三田を心配している。
三田を「あかりちゃん」と呼ぶ。
三田の過去を知る唯一の人物。
阿須田姉弟に(故意とも無意識とも取れる言い方で)三田の過去の一部に関して口を滑らせてしまっていた。
かつては三田さんの家の家政婦であり、義父から逃げてきた三田さんを匿っていた。

  • 風間 美枝
演:野波麻帆
恵一の部下。
恵一の不倫相手だったが奥さん(凪子)の自殺にビビり以降は疎遠になっていた。
三話で恵一との関係を会社中にばらされ、四話にて他に彼氏がいると言い、恵一を振った。
不倫騒動で左遷された恵一とは違い今の部署に残っていたが、八話にて遂に退職し田舎に帰る。
恵一にストーカーまがいの付き纏われ方をされ戸惑い、かつての恵一の部下に 寝取られる 形で恵一を拒絶した。
一応恵一のことは本気だったようで、他人を貶めることを言う恵一に失望してしまう。
しかし、何があったのか子供達に愛している事を証明しようと決意した恵一に泣きながら電話で助けを求めてくる。

  • 古田
演:大朏岳優
海斗のクラスメイトでイジメっ子の小学生DQN。6年生。
万引きしたら顔面にグーパンされてマウントを取られたり、脅迫したら首を絞められたりと忙しい。
最後に「なんなんだよ!」と叫びながら逃げ去る様は、今までの所業を考えても不憫に思うほど不様だった。

  • 皆川 功
演:池田政典
皆川真利子の元夫。
真利子とは大恋愛で結ばれ、お前だけを一緒愛するとプロポーズし結婚するも、結婚したことを後悔しており、夫婦仲はとっくに冷え切っており若い女と不倫していた。
真利子にはばれていなかったが息子の翼や三田にはばれていた。
三田の心中騒ぎによりババアと離婚、翼の親権を握り真利子を家から追い出した。
不倫はしているが子供はかわいがっているため、一家心中をお願いされたと三田から聞かされた際は「翼の命をなんだと思ってるんだ!!」と怒鳴った。

  • 皆川 真利子
演:佐藤仁美
阿須田家の隣に住む中年主婦。
息子の翼を溺愛している典型的なモンペ。しかも息子が嫌がってるにも関わらず勉強を押し付ける。
夫には浮気されており、三田や翔に指摘されるも本人は半信半疑だった。
そしていざ夫の浮気が発覚すると一家心中しようとするが、結局取り消す。
第一話で三田に水を掛けられた事で三田と阿須田家を目の敵にしており、会う度嫌味を口にしたり阿須田家の家庭事情を近所に触れ回ったりしている。
一応、言ってる事自体は間違ってないのだが、自己中気味なのでウザ気味。
離婚して家を追い出され、翼の親権も奪われた。

  • 皆川 翼
演:中西龍雅
阿須田家の隣人であり、希衣と同じ幼稚園に通うショタ。
オムライスが好きで、バイオリンを習ってる。
好きな子程虐めたいタイプなのか、希衣が母親の死に落ち込んでいるにも関わらず追い撃ちをかけたり、自分の父親の不倫を幼稚園で暴露するマセガキ。
心は篭ってないとはいえ誕生日プレゼントの折り紙を踏みにじった。三田の心中騒ぎにより両親が離婚、父親である功が親権を握ることになった。

  • 小沢 拓也
演:斉藤秀翼
結の所属する写真部の部長。高校3年。
三話にて結の 初めて を奪ったリア充
大学の推薦が決まっているらしい。
四話までは家を捨てた結の相談に乗っていたものの、結局は体目当てともとれる対応をし、
五話では自分に依存している結を突き離そうとした(そして狙い通り、結がすり寄ってきた)。
六話では家族の事でテンパり駆け落ちを迫る結にどん引きし、結局彼女を捨てることに。
しかもその後すぐに新しい女が出来た模様…というか、結と付き合いながら 二股を掛けていた。
家族との絆を取り戻した結に復縁を迫るも拒否られ、破局した。
弾丸の勇者とは関係ない。

  • 三田タミ
演:柳谷ユカ
家政婦の三田さん。
よく働いてくれるとか名前が回文。
曲げられない女 にも登場している。



よく「女王の教室」に似ていると云われるが、脚本担当をはじめ一部スタッフが被っている。

因みに、舞台は 「妖怪人間ベム」と同じ街 であるとの裏設定がある。







三田さん、追記・修正お願いします。
承知しました…

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