エキストラ(世にも奇妙な物語)

登録日 :2012/02/07(火) 17:34:53
更新日 : 2017/08/19 Sat 20:10:41
所要時間 :約 3 分で読めます





2001年1月1日に放送されたオムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 SMAPの特別編』内のエピソード。
『世にも奇妙な物語 SMAPの特別編』はDVD化しているので、興味があったら探してみてください。



~あらすじ~

只野一郎は求人誌で「エキストラ募集!」の広告を見つけた。
早速面接に向かうと即採用となり、台本が渡される。
バイトの内容は、指定された場所で、指定された日時に短い台詞を言うこと。ただそれだけ。

カメラはないし監督はいない。

しかしバイト代はしっかり振り込まれるので、只野は奇妙に思いながらもバイトを続ける。

そして次の台本が渡された。
待ち合わせ場所で東海林という人物に話しかける、というシーンだ…。



~登場人物~
  • 只野一郎(香取慎吾)
主人公。
役者を目指している。

  • 東海林役のおじさん(河原さぶ)
エキストラ歴30年の清掃員。

  • はる香(矢田亜希子)
東海林役のおじさんの娘だが、台本の台詞以外の言葉を喋らない。

  • ???(陰山泰)
只野を即採用し、台本を渡す人物。



ネタバレ








只野「とうかいばやしさんですよね?」

東海林役のおじさんに話しかけた瞬間、周囲の人々が凍りついた。
有り得ない、と言いたそうな視線が只野に突き刺さる。
周りの人々全員の視線。困惑する只野に、東海林役のおじさんが助け舟を出した。

おじさん「……それは……‘しょうじ’と読むんだよ……!」

只野「え…えっと…しょうじさん…?」

周囲の人々はそうそうその読み方だよ、と言いたげに頷き、何事もなかったように流れ出した。


只野は東海林役のおじさんと親しくなる。
彼には美しい娘がいるが、台本に書いている台詞以外のことをしゃべらないという。
東海林役のおじさんは言う。

「世の中の人間ははすべて決められた台詞をしゃべっているだけ。
死ぬまでずーっと。
それに気づいていない人もいるが、あちこちに言うべき台詞が表示されていて、それを自然に読んでいたりするんだ」

ふと街を見ると、行き交う人全てが台本が握っていて、各々の決められた役割のみを忠実に果たしていた。

その後日、東海林役のおじさんは只野に「ずっとエキストラだった俺にも、ついに主役になれる、最初で最後の大舞台が来た」と告げる。



\I can fiy!/

東海林役のおじさんの死を知り、只野は抗議した。
しかし、 自分の一生分の台本の山 を見せられ、抗う気力を失う。

そして一年経った。


軍隊のパレードのように一糸乱れぬ動きで歩くサラリーマンの中に、只野はいた。
今日は結婚するべき女性と出会う日。
そのとき、当時から気になっていた東海林役のおじさんの娘が現れる。
只野は今しかないと決断し、台本にない台詞を言う。

「君の名前は?」
「…はる香」


最後の最後で、只野は小さな抗議をしてみせたのだった。



追記・修正お願いします






















   *   *
 *   + ラストうそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



「君の名前は?」
「…はる香」

この台詞も、別の台本に載っていたものだったのだ。



つまり、「只野一郎が台本にない事を言う」という流れそのものが 台本通り という訳だ。





追記・修正は台本をもらってからお願いします。

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