ライン(ゼノブレイド)

登録日:2013/6/18 Sun 21:19:08
更新日:2022/08/19 Fri 01:56:33
所要時間:約 7 分で読めます




ワイルドダウンッ!!

ライン(ゼノブレイド)とは、WiiのRPG「ゼノブレイド」の登場するパーティーキャラクターである。
CV:宮下栄治
年齢:18歳
身長:190cm
種族:ホムス
性別:男
基本的性格:根性・熱血・努力
本質的性格:短期・友情


●概要


物語の始まりの地であるコロニー9の防衛隊の新人。
主人公のシュルクやヒロインのフィオルン、その兄のダンバンとは長い仲であり、特にシュルクとはお互いを補い、背中を守る親友。
防衛隊員としてダンバンにもあこがれに近い感情を持っており、1年前の大剣の渓谷で彼が負傷した時は力になれなかったことを悔いていた。(ダンバン曰く、新人では生き残れない地獄だったそうから仕方ないが)
物語序盤の悲劇(ネタバレゆえ伏せておく)のあと、旅立つ決意を固めたシュルクに共感し、彼とともにコロニー9を離れる。この決意には、フィオルンと交わした「シュルクを守る」という約束を守ることもあったようである。

見た目通り?「考える前に動く」肉体派であり、細かいことは気にせず前に進むポシティブな性格である。
その性格ゆえか罠にはまってパーティーを巻き込むこともあったが、その持前の明るさを持ってパーティーを支え続けた、リキと並ぶムードメイカー。
また、要所でしっかり見せてくれるナイスガイ。「未来視」のことなどで悩むことの多いシュルクとしては、戦闘面でも合わせまたと得難いパートナーである。

また、肉体派ゆえか頭を使うことは苦手…というかかなりアレ
ホムスがスクールで学んでいるはずの基礎知識の知識(ハイエンターのことなど)も危うく、人の名前もうろ覚えのこともある(さすがに親しくなった後はないが)。
極めつけが戦闘後会話のことわざ。面目躍如を面目削除鎧袖一触を「よろいそでひとさわり」と訓読み天下無敵を変化雨滴、しまいには両手に花ならぬ両手に墓などさんざんである。最後のセリフに至っては、キレた女性陣(メリア&カルナ)にヘッドショットを受けそうになったことも…こんな彼だが、もちろん悪気はない。

物語途中で出会ったカルナ曰く、彼女の恋人であるガドと雰囲気が似ているらしい。
カルナに対して悪からず思っているラインだが、このことについては複雑に思っているらしく、物語中盤で彼に対する対抗心を呟いていた。

なおメインストーリーや戦闘中ではおバカで直情的な面が目立つが、各所でのキズナトークを見ると意外なほどに周囲に目を向けて慮っていることが分かる。というよりダンバンが加入するまでは割と落ち着いた言動も見られたりする。
特にシュルクとフィオルンの互いの気持ちについては、二人の共通の幼馴染という立ち位置ゆえか当人達以上に理解している節があり、ダンバンと共に見守っていくことを誓い合う一幕も。


性能


壁役。良くも悪くも、それ以上でもそれ以下でもない。
オンラインRPGの戦闘を模したといわれるゼノブレの戦闘において、敵からのヘイトを一身に背負い、タゲを確保し続けることで、貧弱なアタッカーとヒーラーを守るパーティーの生命線。そのため彼のスキルやアーツはほとんどが壁役の仕事に特化したものである。

まず、全キャラ中最も早い段階で重装備を装備できるスキルを身に着けられる。ライン自身のHPの高さもあり、物理攻撃に対しては文字通り鉄壁と化す。
タレントアーツのマッドタウントを筆頭にヘイトを稼ぐためのアーツも多く、安定感のある壁役としての働きが期待できる。特に格上戦における安定感はダンバンを凌ぐ。
但しダメージを受けるとその相手からのヘイトが減少する為、こちらも確実に攻撃を当てる必要がある。素早さの増強は忘れずに。
タゲを確保する手段が豊富であり、自身の耐久力も抜群ということで、アーツの性質上極力タゲから外れている必要があるシュルク、ヒーラーに特化した性能ゆえどうしてもヘイトを稼ぎやすいカルナとは相性抜群。さらに彼らからのモナドアーツや回復によってライン自体の持久力も跳ね上がる。
物語終盤になっても、シュルク・ライン・カルナのパーティーのままだった人も少なくないのでは?

逆に、火力と攻撃数によってあっという間にヘイトを稼いでしまうフィオルン・ダンバンとの相性はややいまいち*1
また重装備はエーテル攻撃に弱いため、エーテル系の攻撃が得意な相手も苦手。一応、高いHPで強引に耐えることもできるが。
育ってきたら中装備を着せるのもアリ。物理・エーテル双方に対して高い耐久力を発揮できるようになり、盾としての安定感が更に増す。
性能が極まってくると、ダンバン及びフィオルンと組んでもタゲが奪われない程のヘイト獲得性能になる。

赤アーツは数こそ豊富だが性能が全体的にヘイト獲得とタレントゲージ回収に偏っている為、素の筋力が高数値でありながら意外とダメージを与える能力は低いという弱点もある。
そもそも盾役のため余り火力は必要ないのだが、与ダメージが大きければ大きいほど獲得できるヘイトも増える為悩ましい所。戦局次第ではバーサーカーも使いたい。

その他特筆すべき点は、転倒ハメ要員としてパーティ内最高の適性を持つ事だろうか。
ワイルドダウン(転倒)、シールドバッシュ(気絶)どちらもリキャストが短い上にクセが無く、パーティゲージ回収能力が低いにもかかわらず真っ先に投入する候補になる。クリティカル率を底上げするスキルライン熱血がある事も追い風*2

スキルはマッドタウント強化系をはじめ、ヘイト獲得系・耐久力強化系がそろっている。とりあえず最初は重装の心得で重装備を解放しつつ、挑発強化を取得したいが、その後はそのまま挑発大強化まで育てるか、努力の成果を習得するかは悩みどころ。短気が解放されたら一気に育てておきたいが、開放されるのは中盤以降となる。
スキルリンクはダンバンとのなかに圧倒的存在感や闘気持続、山の如しなど良スキルがそろっている。プレゼントも利用しながら頑張って育てていこう。
シュルクの堅実な戦い、負けない準備、フィオルンの肉体の強化、精神の強化、カルナの中装の極意、メリアの重装の極意と、他のキャラクターのスキルも押し並べて相性の良いものが揃う。オーラバーストを活かすなら無心の悟りも悪くない。

ジェムは物理/エーテル防御増は勿論、生存能力を更に高めてくれる素早さアップやスパイク防御などがおすすめ。オーラを常に発動している事が大半の為オーラヒールも相性がいい。
また終盤はオートアタックが発動する暇もないほどに各アーツを連打する事も可能となる為、構築次第ではアーツヒールのジェムにもお鉢が回ってくる。殴りながら回復する様は正に要塞。


○主要アーツ


  • マッドタウント 「こっち見ろコラァ!」
ラインの最重要アーツ。ヘイトを稼いで殴られ続けるのがラインの役目です。
他アーツに強化オーラやタレントゲージを蓄積するものがあるので併用しつつタゲを確保するのが彼の戦闘の焦点である。

  • レイジ 「レイジでいくぜぇ!」
ラインの最重要アーツその二。物理ダメージを減らしつつスパイクダメージを敵に与える、ラインの持久力を支えるオーラアーツ(攻撃力も下がるが、大した問題ではない。)。
オーラ系は重複せず、前のものから効果消滅するので注意。2つ程度に絞ろう。

  • バーサーカー 「まとめて相手してやる!」
マッドタウント強化オーラアーツ。マッドタウントを範囲効果にすると同時に攻撃力UP。
ダメージを与える能力が低いと言ったが、これを発動している間は例外。バーサーカー×バレットチャージ×ソードパイルの火力はロマン。
集団に対し有効だが、物理耐性も下がるので使い所はよく考える必要がある。
なお、こちらの物理耐性減はレイジの攻撃力ダウンと違い、スキルやジェムなどで防ぐことが可能。

  • ハンマービート 「ハンマーぁ…ビートだ!」
大袈裟に武器を振って一時的にヘイトを稼ぐアーツ。
リキャストが短くマッドタウントがなかなか使えない時に重宝する。
ただしモーションが非常に長いため、ボーンアッパーとマッドタウントが育ってくるとあまり使わなくなる。

  • ボーンアッパー 「くらえぇえ!」
威力はしょぼいが、タレントゲージをためる能力がある。
またリキャストが非常に短く、モーションの短さもありDPSが高い。
終盤ともなればこれを連発→タレントゲージが溜まり次第マッドタウントのルーチンだけでタゲが維持できるレベル。

  • ダイブソバット 「攻めてくぜ!」
単体でもパラライズ付与とそこそこだがボーンアッパー後に使う事で特攻が発生、更に素早さダウンを追加する。
相手の素早さを下げる事でこちらの回避率と命中率を確保し、パラライズによってオートアタックそのものも鈍らせる……と、ラインの運用形態、ひいてはゼノブレイドの戦闘システムともガッチリ噛み合った優秀なコンボ。
100越えユニークに対しても非常に有用。枠に余裕があるなら入れておいて損は無い。

  • オーラバースト 「こいつは痛いぜ?」
周辺の敵にエーテル属性のダメージ+筋力ダウンの効果。
複数の敵からヘイトを獲得し、増える被弾を筋力ダウンでフォローと、こちらもラインの性能と強力なシナジー。
名前の通りオーラ発動下でしか使えない点に注意。まあラインに一切オーラアーツを入れず運用する事はまずないと思われるが。

  • ワイルドダウン 「ワイルドダウンッ!!
「崩し」状態の敵に当てることで「転倒」させることができる。
初期から使える転倒技であることと、熱いラインのセリフの中でもひときわテンポのいい叫びであることから、彼の代名詞となったアーツ。

  • シールドバッシュ 「今だ!!」
「転倒」した敵に当てることで「気絶」させる気絶アーツ。
発生が早いためシュルクと違ってチャンスを逃すことはまずない。
さらに拘束技でありながら異様にリキャストが短く、普段使いから転倒ハメまで非常に頼りになる。
このためか、Switch版で追加されたアーツレベル11〜12では、全アーツで唯一リキャストタイムが成長しない*3





以下、ネタバレあり












  • 物語終盤において、ラインに似ているというガドに(思わぬ形で)出会うことになる…が、あまりラインに似ている感じはしない。
    二人ともガタイはいいが…
    まあ、あくまでも雰囲気が似ていると言われてるのであって顔や性格が似てるとは言われてない。

  • ストーリー上、シュルクが初めて「未来視」によって救うことができた(シュルク自身以外の)人間。
    親しい人の危機は序盤のフィオルンの件で見ていたが、このときは彼女を救うことはできなかった。
    また、ラインの危機に対して初めて追加のモナドアーツ「盾」を発現させている。
    同時にシュルク一人では変えられない未来も力を合わせれば変えられることを証明しており、未来視をどう捉えて良いのかいまいち踏み切れなかったシュルク達が未来視を信じて動く根拠の一つになっている。*4



  • 実は最初に出会ったときシュルクとの仲は悪かったらしく、二人ともそうなった理由は覚えていないが殴り合いのケンカになったとのこと。
    そんな彼らがのちに親友となる過程は旅立ち後のテフラ洞窟前のキズナトークでわかる。

  • なんと初期プロットでは、ラスボスになる予定だったようである。コロニー9旅立ち後のテフラ洞窟で蜘蛛に捕らえられたが、さりげなく捕まってる状態からは単独で抜け出せている展開なのはその名残であるとか。




追記・修正できたな?未来。


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最終更新:2022年08月19日 01:56

*1 ダンバンの場合、陽炎を使ったヘイト消去型であれば共存できる。

*2 クリティカルが発生するとパーティゲージが上昇する為

*3 レベルが1上がるごとにリキャストタイムが2.4秒短くなるのだが、仮にそのまま成長した場合最終的なリキャストタイムが3.6秒にまで縮む。気絶時間はジェム込みで最長4秒な為、そうなると単体で気絶ハメができてしまう。

*4 未来は何度か変化したが最終的にオダマが命を落としてしまうという結果は変わらなかった。しかしラインが予めシュルクから未来視で視えた情報を聞いていた結果、その場所の景色にピンと来たラインがすぐに動いたおかげで、ギリギリの所でオダマを救助することに成功した。