クリスタルアドベンチャー(ドンキーコングリターンズ)

登録日:2013/06/18(火) 11:44:55
更新日:2023/07/31 Mon 23:06:45
所要時間:約 6 分で読めます




クリスタルアドベンチャーとは、Wiiソフト『ドンキーコングリターンズ』のステージの1つである。



◆概要
どうくつエリアの真ん中辺りである4-3のステージ。
このエリアだけは他のエリアと毛色が異なり、ボスと隠しステージのトゲトゲラビリンスを除くと
全部が乗り物(トロッコ、ロケットバレル)移動のステージで占められている。
元々乗り物系はドンキーコングシリーズの醍醐味でもあるため、好きな人にはたまらないエリアである。

・・・好きな人なら、の話だが。


何故こんなネガティブな言い方をしたかというと、本作の乗り物ステージは




敵・障害物との接触 =




だからである。
この手のアクションに慣れない人には厳しいオワタ式仕様なのだ。
昔みたいに相方だけ降ろして続行とか、そんな生ぬるい処置は一切無い。
(過去作と比較して)広い画面のおかげで視界こそ広いが、大したメリットにもならないほど初見殺しが全体的に多い。
更に言えば、Wii版は3DS版と違いクラッシュガードのような救済要素が存在しなかった為、難しさが段違いであった。


当然、この系譜であるクリスタルアドベンチャーもまた難易度が高い。
酷い時には初クリアまで数十個ものバルーンを割られるなどザラにある。
だが一方で インディジョーンズばりに派手な驚きの仕掛け が盛り込まれており、スリリングで楽しめる構成になっている。

ちなみに4-1と4-2もトロッコステージなので、このステージも含めてトロッコ3連戦である。



※以下クリスタルアドベンチャーのネタバレを含みます。










◆ステージ内容
大まかな場面別に分けて解説する。


  • Scene1
他の乗り物ステージと違い、すぐ目の前にトロッコがある。
乗っても構わないが、その前にちょっと後戻りすると幸せになれる。

Kパネルを取ってしばらく走ると、画面手前をトロッコに乗ったモグリャー(モグラの雑魚)が顔見せで併走し、退場。
今はこのモグリャーについて特に気にする必要はない。
というかすぐにしゃがまないと天井から突き出たクリスタルに激突死する。
警報機が見えたらしゃがむ準備を。



  • Scene2
正面からモグリャーが突っ込んでくる事と、レールが上下2本に分かれているだけの平凡な構成。
ただし次の天井が低い穴は、ボタンちょい押しで小ジャンプしないと激突死。
このステージは小ジャンプの必要な場面が多いので、早い内にマスターできないと厳しい。

次からがいよいよクリスタルアドベンチャーの本番である。



  • Scene3
天井のクリスタル全体がズンズンと落下し、ドンキーに迫る。
丁度この辺りでBGMがイントロから転調することもあって、一気にスリリングな雰囲気に。
天井は最終的にしゃがまないといけない高度まで下がるのだが、そこを抜けた先のOパネルがよりにもよってクリスタルを抜けた瞬間にジャンプしないと入手出来ない。
タイミングが早すぎれば死に、遅すぎても取れないという超シビアな状況下にあり、全乗り物ステージのKONGパネルでは最も入手難易度が高い。
また、次の2段に分かれるレールは下側にピースが置かれているが、ここは小ジャンプで飛び移らないと取れない。
(3DS版では一撃死を2回まで免れるクラッシュガードが店売りされ、ゴリ押しでも取れるように)



  • Scene4
さっき退場したモグリャーが再び登場。
何をするのかと思えば、いきなり 爆弾でこちら側のレールを破壊する という暴挙に出てくる。
爆弾を投げてから着弾までのスパンが非常に短く、突然のレール消失に反応できず落下死したプレイヤーも少なくない。
また、爆発の衝撃で落下したクリスタルもレールを壊すため、モグリャーの退場後も油断するべからず。
そして第2の警報機。

ここを抜ければ、ようやく中間ポイント通過で一区切り。
Oパネルを取り逃していたなら、その前にわざとミスしないとやり直しが面倒。



  • Scene5
クリスタル壁、対向トロッコのトラップが連続する。
それに伴いしゃがみ、(小)ジャンプを求められる場面も相応に多い。
Nパネルは先行するモグリャーの群れをうまく踏みつけるのがポイント。
僅かに踏み方を誤ると激突死の恐れもある。

この辺りは小休憩みたいなもので、しっかり小ジャンプができるなら苦ではないはず。
次はかなり厳しい場面なので息を整えよう。(特に初見)



  • Scene6
爆弾魔モグリャー3度目。
爆弾をボンボン投げてくる上に穴から穴までの感覚も短く、2度目より厳しい。
更に、小ジャンプが2連続で求められるパターンもある。
無事やり過ごせば、哀れモグリャーのトロッコは車両止めに激突。
見計らったように現れる警報機に気をつければ後は楽勝。


・・・が、吹っ飛んだモグリャーはすぐ次のトロッコへ乗り継ぎ、巨大な爆弾を取り出す。
完全に抹殺する気マンマンである。


・・・と思いきや、またも車両止めに激突、完全に大破する。ざまぁ。
しかし放り出された巨大爆弾は爆発し、結局こちら側のレールはボロボロに。
更にレールの先が 視力検査のアレみたいな有り得ない曲がり方 をして途切れてしまう。
「え?これどうすんの?」と一瞬困惑したプレイヤーもいた事だろう。

流石のドンキーも万事休すか・・・・・・?



  • Scene7(Final)
とはならず、何と レール自体がゴロゴロ大回転しながら坂を下り始める。 ハムスターか。
クリスタルアドベンチャー最後にして最大の見所。
実はCMでもチラリと登場していたりする。


状況が状況だけに困惑しているかも知れないが、やる事はいたって簡単。
回転レールの切れ目に合わせてジャンプを繰り返せばいいだけである。

この山場を越えると、晴れてゴール前に到着。
トロッコの余韻に浸るなり、さっさとゴールするなり後は自由に。
お疲れ様でした。




とにかく驚きの場面が連続するステージで、プレイ中は一瞬たりとも気が抜けない。
しかしBGMと演出の相乗効果は歴代乗り物ステージでも非常に高く、本作の高難易度に頭を悩ますプレイヤー達からも良い評価をされることが多い。
と言うのも、ノーミスプレイではBGMの転調とステージ進行のシンクロが絶妙なのだ。
前述の大回転レール辺りで壮大なサビに転調するところは、一種の感動すら覚える。
タイムアタックでは最速タイム狙いだと必然的にノーミスを強いられるため、聞ける機会は多いだろう。
(※BGM名自体はどうくつエリア4-1「シーソーレールききいっぱつ!」の名を冠しているのだが、
普通にプレイするとサビ手前でステージが終わるため、大体のプレイヤーはこっちの印象が強い)


◆余談
達成率200%を目指す上では、ミラーモードの本ステージも避けては通れない。
だが、そもそも乗り物ステージの仕様上体力が1(3DS版ニューモードは3→2)になろうと難易度に直結せず、左右反転の違和感に慣れさえすれば意外と大したこと無かったりする。
(他の乗り物にも言えることだが)


2つ目の警笛直前で下レールを進むと、ノーミスで進んだ場合にBGMとの同期が少しズレる。(具体的には大回転レールの前にサビへ転調してしまう)
パズルピースがあるのでコンプのためには止むを得ないか。
しかしタイムアタックでは逆にタイムロスとなる。不必要に降りないのが吉。






ちなみに、クリスタルアドベンチャーの次に待ち構えているのは、あの 高難易度トラウマステージ「コモリンのどうくつ」である。




追記・修正はレールと大回転しながらお願いします。

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最終更新:2023年07月31日 23:06