枕営業

登録日:2012/06/21 Thu 16:52:43
更新日:2023/10/19 Thu 07:20:14
所要時間:約 5 分で読めます






枕営業とは、ビジネスや交渉を円滑に進めるために性的関係を結ぶことである。

違法なイメージがあるかもしれないが、反社会的勢力が絡んでいる場合や強姦・売春でない場合は合法的な手段。環境や文化によっては当たり前のことなので、必ずしも違法とは言いきれない。

なお、この使用法のせいで逆に「寝具の枕を営業・宣伝する」本来の意味での「枕(による)営業」が作品によってはギャグ扱いされることもあったり。*1


◇枕営業の歴史

人間が性欲を満たしたいという感情を持つは本能であるので、人類が誕生したその時からあったと言っても過言ではない。

日本では、平安時代から男色は貴族の嗜みとする風潮があり、より身分の高い貴族に
(そういう意味で)気に入られて位を上げてもらったり、戦国時代でも将軍が美少年を浴場に呼び、情事に及んだ末に昇格したり、なんて話があるので、割と昔から出世の手段の一つとして認知されていたと思われる。
ちなみに、「何故男なんだ」と疑問に思う人もいるかもしれないが、平安時代は女人禁制の場が多く、そこに行くことが多い公家や僧侶そもそも近くに女性を置けないというやむにやまれぬ事情があった。
その他、日本は割と近代までガッチガチの身分社会であり、戦国大名などの身分の高い者は、正式な男女関係でなければ一緒に女の子とお風呂に入るなんてできなかった*2のだ。

また、現代人の感覚からすると「いくら女の子が呼べないからって、美少年とはいえ同性に手を出すのはどうなの?」と思ってしまいそうなところ。
だが平安時代から「男色は身分の高い者の嗜み」という認識があったため、当時としては戦国大名が両刀使い(意味深)なのはある意味当たり前*3で、上司好みの美少年を小姓*4として送るのも普通に行なわれていたことだった。

ちなみに、戦国時代の男色は、部下と親密になる事で謀反を防止する意味合いもあったらしい。
「殺せるわけないじゃない!だって殿、僕はあなたが……天下を取るより好きなんだからっ……!」てな感じで。
ヤンデレとか独占欲が強い部下ならどうすんの?なんて言わない方向で

阿倍大名「やらないか」

美少年「はっ。今、参ります」

↑情報不足なので追記お願いします。


◆現代において
現代においてはよく、キャバクラやホスト、風俗店などで使われる用語だが、一般的には「枕営業」と聞くと、芸能界を連想する人も多いだろう。

◇芸能界(裏)
芸能界での枕営業と聞くと、アイドルやモデルなどの女性が売れるためにプロデューサーと……というイメージがあるかもしれないが、確かにこのパターンの噂は多い。
噂の範疇であるが、性接待専門の女の子を育成する事務所もあるらしい

これは、他事務所や仕事先の重要人物との良好な関係をとるためのもので、当の女の子達もそんなこととは知らずに利用されている場合も。おまけに取引先の中には、反社会組織の人間がいる可能性もある。
ちなみにそうした事務所の方針では『売り出す女の子』と『そうじゃない子』と分けているらしい……。

これでは好きでもない男に抱かれながら「私もいつか……」と思っている子があまりに報われない。
実際、外国では枕営業を苦にした女優やアイドルの自殺も少なくないようだ。

もちろん、名の知れた子が指名されるパターンもあるという。
某女優は有名になってから枕営業が多くなったのは業界では有名な話だとか。
また仕事上、先輩俳優と関係を持つ場合もあるほか、女芸人が枕営業を行うケースもあるとされる。

しかし、たとえ合法的手段と言えども世に出回れば間違いなく致命的なマイナスイメージがついてしまう。なので、ほぼ全てのタレントは

『枕営業?何それおいしいの?』

なんてしらばっくれるのがほとんど(と言うよりTVではタブー)。
なので、どの子がしていて、どの子がしていない、なんて一概には分からない。
あなたが憧れるあの子も……なんてこともあり得る。

『純情な16歳ですっ(≧∇≦)/』
なんて言う子が裏では

ヤーさん「オラッ!気持ちエエやろ!気持ちエエやろ!こんなんファンにしれたら一大事やなぁ!なぁ!」

なんて目にあっているかもしれない。え?NTR好きなら御褒美だと?

とある大御所によると「長年芸能界に留まっている(美人な)女性タレントで、枕営業をしていない人はほとんどいない」らしい
芸能界を引退した、とあるグラビアアイドルも「芸能界で生き残るには枕営業をこなさないといけないし、時には怪しげな宗教に入会させられる」と語っている。
なお、実際には結構ノリノリな子もいるとか。


……さて、これを読んでいる諸君の中には










……とどう考えても良心の呵責もない身勝手で無責任な発言にしか聞こえないお思いの人もいるだろう。
大して知りもしないのに、なんであんなに叩けるんだよ?
だが、同じオタク業界の声優界ではどうだろうか。
結論から言うと、絶対に有り得ない。と言うか枕営業の入り込む余地が微塵も無い。

何故なら2023年現在のアニメは制作委員会方式で作られており、監督やプロデューサー、スタッフ、原作が存在する作品なら原作者も交えて、綿密な話し合いの末にキャスティングが決められるようになっているので、いかに監督と言えども個人の一存で勝手にキャスティングを決める事など出来ないからである。枕営業など全くもって意味が無い。するだけ無駄な世界なのだ。
中村悠一は声優界の枕営業について「枕営業で推薦された声優をわざわざ採用するメリットがない」と否定している。
曰く「アニメは製作委員会が作るので音響監督1人にそこまで権力がなく、枕営業した声優を推薦したところで『なんで?』とツッコまれるだけ」とか。
音響監督の長崎行男もネットでのインタビュー記事において

「仮にそんな経緯で技術の無い女性声優をキャスティングしてしまうと、経緯が経緯だけに関係を切れなくなってしまう。」
「その女性声優が何度もNGを出してしまうと、キャスティングをした監督やプロデューサーが責任を問われる事になってしまう。」
「少なくとも僕には怖くて出来ないですね。」

などと断言している。
それでも女性声優に枕営業をする余地があるとするならば、個人が制作している同人ゲームに声を当てる事になった女性声優に、制作者が「仕事が欲しいなら抱かせろ」と迫る位だろうか。
とはいえ業界とは全く何の関りを持たない一個人如きがそんな事をした所で、その女性声優が余程仕事が無くて困窮している、その日の食事にも困る有様とかでもない限り、まず警察に通報されて終わりだろうが。

ただし2007年、大手声優事務所のアーツビジョン社長が、オーディションを受けに来た声優志望の女子高生に合格をちらつかせて猥褻行為に及ぶという枕営業そのまんまな事件が発覚。
堀江由衣田村ゆかりなどの人気声優が多く所属していた事務所だっただけにファンの衝撃は大きく、「やはり声優業界にも枕はあった」と多くの声ヲタが絶望した。
同事務所所属の声優が実際どの程度関与していたかは不明だが、この騒動で多くの声優が事務所を移籍するなどその影響は大きく、未だその黒い噂は晴れていない。



ちなみに、そういった題材の作品もあるエロゲー界においてはどうかというと、某エロゲ声優曰く、
エロゲを作ってるのは、台本に「ケチュアナイヒィ」とか書いてよこしてくる童貞達なので、枕営業なんてとても考えられない」とのこと。
よかったね、エロゲヲタ諸君!

と、ここまでなかなか夢の無い話をしてきたが、民衆の中には好きなタレントが枕営業する・させられるのを妄想して愉しむ猛者もいるとかなんとか。













×パターン
ほぅ、ここまで読むとはなかなか大した奴だな、俺?俺は阿部というものだ。
ここからは建て主に変わって少しだけだが喋らせてもらうぜ。
枕営業というのは確かに女の子のイメージが強い、だが女の子ほど多くは無いが、れっきとして男の子が喰われちまうパターンだってあるんだぜ。
男性タレントを喰う側としてはやはりが多いが、俺のようなそういう趣味の男ってのは意外に多いんだ。いや、確かめてないがな。
で、喰われる側としてはイケメン俳優、アイドルなんて色々いるが、やはり有名なのはジャニーズだな。

愛らしい顔に、新しい快感に悶える仕草……堪らないじゃないか。おっと失礼。
でだな、喰う側としてはどう楽しむのかっていうと特有なのが2つあってだな、
1つ目は『男体盛り』が有名だな、ふん、俺なら体に盛られている刺身だけじゃなく、そいつごと頂いちまうがな。

2つ目は『男の娘プレイ』か?こればかりは邪道だな。どうして男の子を呼んでおきながら女の子の格好をさせるのかが解らん。だが、奴等はそれがいいらしい。
とはいえ、この2つははっきりいってネット上でのネタとして生まれた説が有力だな。

うっ……ふぅ……、まあ、こんなものか。あ、おい、待て、何帰ろうとしているんだ?お楽しみはまだこれからだというのに。


やらないか


アッ―――――――!



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最終更新:2023年10月19日 07:20

*1 4コマ漫画『馬なり de SHOW』第25回(2020年2月)では、「大先輩への枕営業」という意味の言葉を聞いた後輩が色気で売ろうとする中、それを教えた先輩達が眠そうな大先輩に普通の枕を売りつけようとするなんてオチがあった。

*2 ただし、監視の目をかいくぐったり、部下に協力してもらってやりたい放題したりすることもままあった。

*3 元々農民出身の豊臣秀吉はこの文化に馴染めず、そのケがないのを心配した部下に美少年を送られても「お前、姉ちゃんか妹いる?」と聞いただけに終わったという逸話も。

*4 武士の近辺で秘書的な役割をする少年。