ウェルチ・ビンヤード

登録日:2009/10/10(土) 22:43:33
更新日:2023/11/12 Sun 15:57:12
所要時間:約 4 分で読めます




ウェルチ・ビンヤードとは、ゲーム『スターオーシャン』シリーズの登場人物である。

Welch Vineyard

CV:半場友恵(全作品)

〇概要〇


『スターオーシャン』シリーズに度々登場するキャラクター。

シリーズ3作目『スターオーシャン Till the End of Time』が初登場。
当時はギルドマスターとの漫才めいたやりとりで人気はそこそこあったものの、普通のサブキャラクターであった。

だが、4作目『スターオーシャン4-THE LAST HOPE-』にも、名前や声優こそ同じだが全く別の「ウェルチ・ビンヤード」というキャラクターが出現。
以降、各作品に「ウェルチ・ビンヤード」というキャラクターが別人設定で登場するようになった。
初出より前の作品である『初代』『セカンドストーリー』にもリメイクの際に追加されたことで、現在はシリーズ本編では全作品に登場している。

容姿は殆どの作品で金髪の女の子、性格は自分勝手な振り回しキャラというのが定番である。
『4』のみ紫髪でお姉さんタイプの全く異なる容姿をしているが、色々やり過ぎた感があって正直不評であった。
以降は初出演作『3』に合わせて全て金髪となった辺り、公式でも黒歴史にされている感がある。
アナムネシス』でも触れられていたりと、別に存在を消された訳ではないが。

中の人である半場友恵氏は、『セカンドストーリー』のアニメ版『スターオーシャンEX』のプリシス役でもある。

各作品での登場


スターオーシャン Till the End of Time


エリクール2号星の「ペターニの町」に本拠地を置く『職人ギルド』の受付嬢。
というか、受付嬢、兼ナビゲータ、兼連絡係、…その他もろもろを兼ねる女性。

ペターニの町に存在する職人ギルドを切り盛りしている若い女性。
頭良し、器量良し、性格良しと三拍子揃った働き娘で、職人ギルドを束ねているギルドマスターですらも彼女に頭が上がらないとか。
メニュー画面『辞典』人名の項より

これウェルチ本人が書いてね?


ツインテールに黒いリボン、両耳の赤いイヤリングが特徴で、いつも指し棒を持っている。
変わった服装をしているため、フェイトと最初に会った時の名前は「変なスーツのお姉さん」だった。
意外とグラマラス。

初めてペターニの職人ギルドを訪れた際にアイテムクリエイションや工房の説明をし、フェイト達をクリエイター登録して謎のアイテム「テレグラフ」を手渡す。
これ以降、メニュー画面の「発明情報」からいつでもウェルチを呼び出す事が可能になる。

基本的にはペターニの本部の受付にずっといる。
直接会いに行っても特にイベントは無いが、ウェルチが愛しくて愛しくて堪らない人は直接顔を合わせてみるのもいいかもしれない。

DC版ではサーフェリオ水中庭園で「パラケルススの円卓」を入手すれば、ウェルチが「対戦モード」の受付もやってくれる。
なので、通常版よりは会う機会も増えた。


普段はテレグラフを使うと「こんにちは!」と爽やかに挨拶してくれるウェルチ。
しかし、プレイ時間が進むと特殊イベントが発生するようになり、カメラが回っていることに気づかずギルド内で好き勝手にやっているのが映され醜態を晒してしまう。

ギルドマスターを怒鳴ったり、最強の剣が出来たという偽情報を流してしまったり、寝言を言いながら昼寝したり、カメラに映る顔で化粧直ししたり、アイス食ってたり、終いにはギルドマスターとマジ喧嘩になったりと、段々と本性が明かされてゆく。

だがそれがいい

主な発言

「こんにちは!新製品開発の調子はどうですか?他のクリエイターに負けないように頑張って下さい!…ホントはこんな事言ったらダメなんですけど…」
「魑魅魍魎、跳梁跋扈の開発戦線に新たな挑戦者が!」
「休み無しってどんな気分なんでしょ」


【スターオーシャン1 First Departure 】/【スターオーシャン2 Second Evolution


どういう訳かゲスト出演し、主人公達の仲間になる。

~PSP版の設定~

年齢:18歳
身長:157cm
体重:45kg
種族:不明

『SO1FD』では、人里離れた小屋で怪しい発明品を作る自称クリエイターとして登場。
パーティに空きがあると断っても強制的に加入してくる。
逆に空きがないと後でも加入しそうな事を言うが、人数を減らしてから来ても加入はしてくれない。

『SO2SE』ではなぜかラクール城の空から黒いお下げの女の子の如く(全然ドラマチックではないが)降ってきて、仲間にすることができる。

好物はチョコバナナDX。

『SO3』のウェルチと容姿はほぼ同じだが、違う時間軸に現れている理由や方法などはいっさい不明である。
一応『SO1FD』ではタイムスリップがテーマになっているため違う時間軸にいることその物に矛盾はないのだが…

『SO3』で見え隠れしていた本来の性格を隠しもせず、やたらと男漁りにご執心で媚薬等も開発している。

寝言で「きのうはおたのしみでしたね」などと危険な事も口走る。

武器は指し棒。
予想通り?前衛キャラで指し棒を駆使して戦う。
技にはコンボ稼ぎよりも一撃の威力が高いものが多い。
某戦乙女の代名詞「にーべるんなんとかー」も使用する。

指し棒一覧

  • 指し棒
  • 指し棒むにゃ~
  • 指し棒ムフフ
  • 指し棒そんな
  • 指し棒いや~ん
  • 指し棒ダメよ
  • 指し棒こんな所で
  • 指し棒あっ
  • 指し棒そこはダメ
  • 指し棒ん?
  • 指し棒やんのかゴルァ

※攻撃力順


スターオーシャン4-THE LAST HOPE-


同姓同名の誰かさん。
カルナスのサブオペレーターを務め、アイテムクリエイションを担当。やっぱり指し棒を持っている。

地球のUSTA本部から亜空間通信でカルナスと交信しており、SRFのメンバーも直接会った事は無いらしい。
やたらとハイテンションで、言動から察すると、やはりウェルチの本体と認めざるを得ないのかもしれない。


スターオーシャン:アナムネシス

遂にメインキャラクターとして登場。

惑星ダフティーネの住人で、指し棒は持っていない代わりに手にしたスパナで指すような立ち絵になっている。
鍛冶屋を営む女店主で、第2章のメインキャラクターとなるユーインの友人。
武器は鍛冶屋の道具でもあるハンマー。「鬼に金棒、ウェルチにハンマー!」

未開惑星の人間だが先進技術には異様なほど高い興味を示し、暴走を始めて収まりがつかずユーインが止めに行っている。
ユーインとは友達以上恋人未満な関係。

『5』のウェルチが先んじて実装されていたが、アナムネシス側のウェルチはそれとは別キャラクターとして使用できる。

スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE

アイテムクリエイション担当のサブキャラに戻って登場。
ディベルの街で「天才美少女豪商当主」という舌を噛みそうな肩書きを名乗っている。

お馴染みの金髪ツインテールのほか、本作では縦ロールやサングラス、帽子などで、なんか謎のパリピ感を出した衣装が特徴。
港町でウェルチが落とした一族代々の指輪を届けてやったことが縁で知り合い、アイテムクリエイションの技術を教えて貰える。

貴族を名乗っているが、外見は貧相で中身も殺風景なラボを見ての通り、先祖から伝わるビンヤード家はとっくに没落しており今では末裔にすぎない。
なんとか家を再興しようと、ウェルチはクリエイションの技術を提供する代わりに素材アイテムを用意するよう要求してくる。
これを繰り返すとラボの内装も次第に豪華になっていく。

遠く離れた主人公達にも声が届く通信機を持っており、これでシナリオがある程度進む度に指示を出してくる。
明らかに未開惑星にはオーバーテクノロジーな代物なのだが、やはりFD人なのか…?と疑念は絶えない。

【余談】



SO3の時から噂になっていたのだが、ウェルチはFD人という説が有力。
根拠はエリクールから遠く離れた星や、果てはFD空間からすらも交信出来る謎のアイテムテレグラフを所持し、SOFD・SEではSO3より過去の世界に登場している事等から(後者は単にゲスト出演という見方もあるが)。
何なんだあの変なスーツは。


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最終更新:2023年11月12日 15:57