アシュトン・アンカース

登録日:2011/08/15(月) 13:20:21
更新日:2024/02/29 Thu 14:39:54
所要時間:約 7 分で読めます




「アシュトン・アンカース」とは、ゲーム『スターオーシャン セカンドストーリー』、及び『スターオーシャン ブルースフィア』に登場するキャラクターである。
ここでは、セカンドストーリーのアシュトンについて説明する。
cv
PS・阪口大助
アニメ・関智一
PSP/アナムネシス・石田彰

概要

惑星エクスペル出身の紋章剣士。剣の腕前は天下一品だが、宇宙一不幸な為、双頭の魔物龍に取り憑かれてしまった。
また、その宇宙一不幸な公式設定により、ステータスのLUCは異常なまでに低い。(装備品で修正は可能だが…)
気弱で、押しのあまり強くない性格。

サルバ鉱道に出現してしまった魔物龍を退治すべく1人果敢に鉱道に趣き、魔物龍を追い詰めていたが、
後から来たクロード達はやることがなかったためにアシュトンの後ろから応援しまくっていた(半ばヤジ)ため、
いらついてうっかり気を取られてしまった隙に魔物龍に襲われ、背中に取り憑かれてしまう。
以後は赤い龍(炎)と青い龍(氷)が背中(肩?)から伸び、両肩から双龍が突き出ている姿になってしまった。
その後当然ながらキレて祓い落とすのに協力しろと、半ば押し掛けるように加入する。

しかし、断ることも可能。
ちょっといくら何でも酷い。


赤い龍には「ギョロ」、青い龍には「ウルルン」という、姿に反して何とも可愛すぎる名前をレナから付けられている*1
追い詰められた結果やむなく取りついたっぽいのだが、宿主(?)は大事にするのか、アシュトンや人々を害するようなことはしない。
我を通そうと暴れることはあるが、破壊活動などはしないので共生出来ている。
小説版では「絶滅を免れるため」と語っているらしいので、住処を追われ続けた果てに人間と共生する選択をした結果がこれなのかもしれない。
アシュトンとの戦い時には戦うことしかしていなかったので分からなかったのだが、実は知能も何気に高いらしい。

最初はギョロとウルルンに取り憑かれた事を不運に思い、儀式で祓う事を目的としていたが、
彼らを「苦しめて消す」事を嫌う心情を吐露するあたり、彼の心優しい性格が窺える。


好物はハンバーグ。

好きなものは御守り。あと、重度の樽ヲタ。

特技は裁縫。おみくじの大凶引き。

得意楽器はピアノ。

好きなタイプは巫女さんとのことだが、メインパーティーの中ではプリシスが1番のお気に入りの様子。
彼女への初期愛情度が高かったり、彼女が登場するPAでは「ちょっと可愛かった」と漏らしたりもする。
BSでも彼女とのPAがあったりと、比較的優遇されてる組み合わせだが、漫画版ではプリシスが原作より幼い外見な為周りからロリコン扱いされた。

町でプライベートアクションを起こすと、よく樽を眺めている。
とある町では、「たるタル樽タル樽たる…」と取り憑かれたように連呼して為、プリシスを「どうしちゃったんだろう?」と心配させたり、クロードをドン引きさせていた。筋金入りの樽マニア。


東まゆみ氏による漫画版では遺跡探索のじゃんけんに負けてハブられ、ラクールで待機している時にプリシスにオルゴールをプレゼントしたりデートしたりと良い感じになっていた(但し同じく待機組のセリーヌは色々と置いてけぼりだった)。

またエルリアタワーでの決戦では「クロードは僕たちの仲間だ」と満身創痍ながらクロードは必ず戻ると信じ、仲間を守る為にシンと無謀なタイマンに望むなどかなりかっこいい。
エラノール関係のPAがしっかり描かれているなどかなり優遇されている(レナ編ではアシュトンがいないとエラノールを助けられず、クロード編はボーマンがいないとPAが発生せず助かる確率も五分五分)。
但し舞台はリンガに変更されており、アシュトン主導で薬草を求めてリンガの聖地に赴く。

ただパーティーの中では存在感が薄かったのか、やる気満々で闘技大会にエントリーしたはいいが初戦を突破した時、全員が食事に行っていたので誰も見ていなかった(因みにその時全員それぞれの好物を食べている)。
「何か忘れてる気がする」と明らかに1人足りないのにアシュトンの事を本気で忘れていた模様


戦闘

武器は双剣。戦闘スタイルの前衛タイプ。
必殺技はクセがあるものが多い…というか全体的に隙が大きく、大ダメージを狙える連続ヒット技や乱舞技も少ない為、キャラクターの中でも必殺技の性能が悪い方。

が、通常攻撃は攻撃力・リーチ・出の早さの点から、最強と言われている。
特に、通常攻撃の際に光弾を発射して追加攻撃するアクセサリ「昂翼天使の腕輪」と通常攻撃のヒット数を増やす「スレイヤーリング」を装備した状態での通常攻撃連打でのハメ性能と秒間ダメージは鬼畜。

しかしPSP版では通常攻撃の仕様が変化した為最大の強みが無くなった。ただし全員何らかの欠陥を抱えているため相対的には優秀な方。
戦士タイプではディアスとボーマンに次ぐ通常攻撃の全体動作時間の短さで、ディアスは攻撃判定出現までに隙があり、ボーマンはリーチと攻撃力に問題があるので、使いやすさではアシュトンが上回る。
あるいは3人がかりで通常攻撃をお見舞いしても良い。
癖の多い技に関しても隙が短縮される上方修正がされており、中でも火力はそのままに技の出が早くなったピアシングソーズやドラゴンプレスは別物レベルにまで使い勝手がよくなっている。


■必殺技■

  • ツインスタッブ
双剣で敵を突き刺す。普通に斬った方が強い。
PSP版では隙が緩和され、序盤では中距離から攻めるのに役立つ。

  • クロスラッシュ
敵を十字に斬りつける。これも普通に斬った方が強いが、この技でとどめをさすとカッコいい。

  • リーフスラッシュ
一瞬でターゲットに近づき斬りつける。MPの消費が痛いが、接近時に敵に攻撃されずに済む奇襲・牽制には使える。
発動はやや遅いが割と遠くから斬りかかれるため、移動速度がまだ遅い場合に特に重宝する。
特にNPC操作の場合はセットしておくと便利。

  • ノーザンクロス
2回斬りつけてから氷塊を作り出す。とにかく氷塊の発動が遅く、下手するとSO2史上一番使い道がわからない技。
漫画版では前方一直線上を氷結させる技になり強そうになった。

  • ピアシングソーズ
剣を敵に向かって投げつける。遠距離からダメージを与えることが出来る。
まだ使える方ではあるが、直接斬りかかる方が圧倒的に強いので影が薄い。

熟練度の上昇で6hitするようになり、DPS自体はかなり高い。
出が早くなったPSP版では主力技候補にまで地位が向上した。
チサトのチアーガス、ボーマンの毒気弾に次ぐ理論上の秒間ダメージを誇る。
PSP版で弱化されたと言われるが、通常攻撃でも必殺技でもアタッカーとしての性能はトップ3に入る。

  • ハリケーンスラッシュ
回転しながら敵を斬りつけつつ、竜巻を発生させる。
発生がやや早い上に、回転時に連続ダメージ・竜巻で相手を巻き上げて隙を消せる等、アシュトンの技の中では主力として使っていける逸品。

  • デッドトライアングル
敵を結界に閉じ込め行動不能状態にし、ダメージを与える。単発だが威力が高いことと遠くから発動出来ることが売りで、シングルバトルで真価を発揮する。
漫画版では不発に終わったが詠唱がやたらかっこいい。

  • ドラゴンブレス
ギョロとウルルンがブレスを吐く。ギョロは火・ウルルンは冷気。
ヒット数が非常に多いため、拘束性能と秒間ダメージが高く、フィールドの端で放つと強い。

  • ソードダンス
双剣による乱舞攻撃。プリシスがある技を覚えるのに必要な技。
ハリケーンスラッシュとリンクコンボすると結構強い。
拘束性能も理論上の秒間ダメージも高いのだが、空振りすると隙が大きいのが欠点。

  • トライエース
試練の遺跡で習得することが出来る奥義。
必殺技には珍しく全体攻撃が出来る。ただ、PS版では素手状態だと放つことが出来ないので注意。
単発だが威力がしっかり出るので全体紋章術と同じく追いかけるのが厄介な敵に使うのに向いており、性能面は悪くない。
問題は紋章術と同じく発動の度に時間が止まること。
「大いなる創造神トライアよ。全ての敵を滅せよ!」

  • アイスクラッドレイジ
漫画版の闘技大会でのみ(憑依したウルルンの独断で)使用している。超広範囲に氷塊混じりのブリザードを発生させるもので、
大会リングのみにとどまらず観客席や実況席にまで被害が及んだ。
呪文を知っていたセリーヌが「こんな場所で使ったら大迷惑だ」と言い止めようとはしたがぶっ放してしまい、
ブリザードが止むと両者共にぶっ飛ばされて場外で気絶していたので試合続行不可能と判断されて敗退した。

  • 超巨大化(正式名称不明)
小説版で使用。
ギョロとウルルンを巨大化させ、相手を噛み千切る最終手段。
これで十賢者のミカエルとハニエルを撃破したものの、代償として全ての力を使い果たしてしまいアシュトンは命を落としてしまった…。


因みに、紋章剣はアンカース一族に伝わる一子相伝の剣技。


某マンガでは、クロードとバンダナをめぐって醜い争いをしていた。
アニメ版ではネタキャラ扱いになっており、ギョロとウルルンに取り憑かれていないと戦闘もろくにできないヘタレ化した。
戦闘に関しては本来は1人でドラゴンと戦うような漢なのに。
戦闘終了後にヘタれたセリフを言うことが多かったからだろうか?


なお、クロス王国西側の何もない砂漠地帯にはアシュトンの故郷があったらしいのだが、容量の都合で開発中に没データにされたらしい。
ここらも不幸。


「スターオーシャン アナムネシス」にて

スターオーシャン:アナムネシス』でも配信約9ヶ月後にして、満を持してロール「アタッカー」で実装。ボイスは他のSO2キャラと同様、PSP版の石田彰。
公式生放送での参戦発表の際は、「アシュトン」がTwitterのトレンド1位になるほどの盛り上がりを見せた。
クロードら他のSO2キャラと同じく、初めての3D化となった。

これまで双剣キャラがいなかったため人気の割に実装が遅れたが、彼のために武器カテゴリ「双剣」が実装されてようやく登場。
技はピアシング・ソーズ、ツイン・スタッブ、ノーザン・クロス、ソード・ダンスの4つ。
ラッシュコンボ(必殺技)はもちろん「トライエース」。
攻撃速度のテンポが速く、使っていて楽しい前衛キャラとして実装後の評判もそこそことなっている。





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最終更新:2024年02月29日 14:39

*1 この名付けが原因で、それぞれに個別の自我が芽生え、とあるPAではどちらが強いかでケンカになったことも。