血継限界

登録日 : 2013/06/13(月) 19:35:00
更新日 : 2017/07/25 Tue 00:23:06
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NARUTO‐ナルト‐』に登場する一部の特殊能力の総称。
正確には独特の術の素地となる、一部の家系が遺伝によって伝えてきた体質のことだが、一代限りの場合も血継限界として扱われることがある。

その血統に連なっていなければその術は修得できず、血を引いていても血継限界の術に覚醒しないことも多い。 *1
移植等により他者でも扱うことができる場合もあるが、深刻な副作用が発生することが多い。

血継限界を持つ一族はその強力な能力故に迫害される場合や、戦争時は重用されても平和になると疎まれ、悲惨な末路を辿ることもある。

基本的に「体質タイプ」と「性質変化タイプ」に大別できる。


◆体質タイプ
小のタイプの大半は瞳術。一部は綿密な研究・解析等により他者が完全に取り込むことができる。

瞳術
特殊な眼球とそれを使用した強力な瞳術。瞳力にはかなりの個人差が存在する。

写輪眼
うちは一族の血継限界。

白眼
日向一族の血継限界。

輪廻眼
うちは一族のうち、特別な条件を満たした者だけが開眼する究極の瞳術。

○転生眼
日向一族、あるいは大筒木一族のうち、特別な条件を満たした者だけが開眼する至高の瞳術。

○血龍眼
血之池一族の血継限界。血液を媒介に鉄分や膨大なチャクラを操ることが出来るほか、万華鏡写輪眼をも上回る幻術を使うことが出来る。

屍骨脈
「戦闘一族」と言われるかぐや一族の血継限界。体内の骨を自由自在に操る能力。
骨芽細胞やカルシウムなど、骨に関係する要素であれば際限なく操作でき、生成・分解・硬化なども一瞬で行うことができる。かぐや一族は一族だけで霧隠れの里に戦争を仕掛け全滅、唯一の生き残りだった君麻呂も病死したため、完全に断絶している。
チャクラの祖、大筒木カグヤが「共殺の灰骨」という酷似した強化版能力を使用していることから、かぐや一族も大筒木一族の血を色濃く引く一族だった可能性がある。

双魔の攻
音の四人衆、左近と右近の血継限界。他者と肉体を共有する能力。
中に入っている者は自在に身体の一部を出し入れすることができる。
また、共有した対象の細胞を破壊することも可能。
ただし、肉体を共有している関係上、共有対象が負傷すると自分も負傷する。


◆性質変化タイプ
チャクラの性質変化を2つ同時に行い、融合させることで新たな性質変化を発生させる。また、これについては素質のある者が修行することで後天的に身につけられるものもある。中には陰陽遁が条件になるものも存在。

氷遁
霧隠れの雪一族の血継限界。
水+風で氷の性質変化を発生させる。
雪一族は強力な血継限界故に迫害された典型的な例。
劇場版にも同名の性質変化があるが、これは血継限界の設定が固まりきっていない頃の作品の出展なので別物。

  • 氷遁秘術・魔鏡氷晶
白の切り札。無数の鏡を氷で作り出し、その中を移動しながら千本で猛撃を仕掛ける。

  • 氷遁・地鎖連氷
「カカシ秘伝」に登場した華氷の使う術。対象を体の内外から凍らせる。チャクラを使えない相手は食らえば死ぬしかない必殺の術。

木遁
木ノ葉隠れの千手一族の一人・柱間が発現させた血継限界。
水+土で木の性質変化を発生させる。他の性質変化と異なりこれは「生命体」を発生させる、つまりカタチにイノチを吹き込む「陽遁」の亜種である。よって、発動するためには「水と土の性質変化」「千手一族のDNA」に加え、「大筒木アシュラのチャクラ」が必要となるため、アシュラの転生者であり、かつ千手の血を引く柱間しか使うことが出来ない。また、三つの性質変化が合わさっているとも言えるため、実情としては血継淘汰に近い。
柱間の細胞(=アシュラのチャクラ)を移植した者でも扱うことができるが、大抵の場合は深刻な拒絶反応が発生し、一時は扱えても消耗すると柱間細胞を制御できなくなる。
現在完全に扱えるのは大蛇丸の実験で適合したヤマト、穢土転生でカブトの改造を加えられたうちはマダラ、柱間細胞の半身を持つうちはオビト
仙術との相性が良好であり、自然エネルギーを併用することで甚大な規模の術を行使することが出来る。

  • 木遁秘術・樹海降誕
柱間の切り札の一つ。木遁と言えばまずコレ。巨大な樹木を広範囲に発生させ、密林を作り上げる。敵を捕縛する、足場を作るなど汎用性に優れる。

  • 木遁・木龍の術
樹木で出来た龍を使役する。食らいついた相手のチャクラを吸収する。

  • 木遁・木分身の術
細胞を媒介に分身を作る。影分身よりも耐久力が高い。

泥遁
隠れ里は不明だが、とある一族が受け継いできた血継限界。
水+土で泥の性質変化を発生させる。高名極まる千手の木遁と組み合わせこそ同じながら全く別の性質変化が発生した珍例である。
というか、水と土で本来発生するのはこちらであり、木遁は千手一族の柱間がアシュラのチャクラを持っていたからこそ為しえたある種のイレギュラーである。
この一族は故郷で迫害され、最後の生き残りである飴雪もジャシン教の教義に従い殉教したため、完全に断絶している。

  • 泥遁・泥水壁
飴雪の術。泥水を吹き上げ敵に叩きつける。

  • 泥遁・地盤泥化
広範囲の地面を一気に泥に変換、底なし沼に埋没させる。

熔遁
土+火でゴムや石灰を操る血継限界。
作中では土隠れの黒ツチが石灰を、雲隠れのドダイがゴムを作り出している。
四尾の人柱力・老紫が使用するものは四尾・孫悟空の力を使って開発したもので、溶岩を操る。

  • 熔遁・石灰凝の術
黒ツチの術。石灰を広範囲に噴き出す。この石灰は水遁に反応して凝固する。

  • 熔遁・護謨壁
ドダイや「サスケ秘伝」に登場したカリュウの術。土遁の壁をゴムで覆い耐久力を上げる。

  • 熔遁・灼河流岩の術
老紫の術。火山弾を口から連射して攻撃。

溶遁
土+火で強酸性の粘質の液体を操る血継限界。
沸遁と共に使い手は五代目水影・照美メイ。

  • 溶遁・溶解の術
強酸性の粘液を吐き出し、あらゆるものを溶かしつくす。

  • 溶遁・溶解爆散
ナルスト4でのメイの術。強酸の霧で動きを封じ、火遁を投げ込んで爆破する。

沸遁
水+火で強酸または蒸気を発生させる血継限界。酸の方は須佐能乎を溶かす程強力。
照美メイは火、水、土の3つの性質変化と、それを組み合わせた2つの血継限界を有する珍しい例。
また、ハンおよびナルトは五尾・穆王のチャクラを使用することで蒸気による身体能力の強化が出来る。

  • 沸遁・巧霧の術
メイの術。強酸の霧を噴き出す。

  • 沸遁・怪力無双
ナルトの術。穆王の力で全身のチャクラを沸騰させ、身体能力を激増させる。

爆遁
岩隠れに存在する血継限界。触れたものを爆破する非常に物騒な能力。
デイダラの起爆粘土を使用した術も爆遁に分類されるが、これはデイダラが自称しているだけ。

  • 爆遁・地雷拳
ガリの術。殴りつけた相手を木っ端微塵に爆破する。受けたら助からない。

灼遁
風+火で高熱を操る血継限界。対象の水分を蒸発させる能力。
組み合わせるのが炎遁の場合も同じだが、こちらはコンボ忍術の名称で血継限界ではない。

  • 灼遁・過蒸殺
パクラの術。帯同する火の玉を敵の体内に潜り込ませ、体内の水分を蒸発させて渇水死させる。

  • 灼遁・光輪疾風漆黒矢零式
ナルトとサスケの連携忍術。風遁・超大玉螺旋手裏剣に炎遁・須佐能乎加具土命で黒炎を付与し、風遁で炎遁を倍加させることで威力を爆発的に上昇させる。命名はミナト。

磁遁
風+土で磁力を自在に操る血継限界。意外な話だが雷遁は無関係。
三代目風影は一代限りの突然変異型で、砂鉄を操った。
四代目風影は三代目を師として自力でこれを会得し、砂金を操った。
雲隠れのトロイは忍具に磁力を纏わせ、一撃目を対象に防御させて磁力を移し、二撃目を必殺にする技を使う。
また、我愛羅も素質を持っており、第四次忍界大戦後に習得しているほか、一尾・守鶴のチャクラはこの力をデフォルトで備えている。

  • 磁遁・砂鉄時雨
三代目風影の術。砂鉄の雨を降らせて攻撃。

  • 磁遁・砂金大葬
羅砂の術。砂金の大波で相手を圧殺する。

  • 磁遁・雀峰の双刃
トロイの術。磁力を纏わせた手裏剣の二段構えで、一撃目を防いだ相手に磁力を付与し、次撃の大型手裏剣を必中にする。

  • 磁遁・砂金大葬送
ナルスト4での羅砂の奥義。砂金の海に相手を沈め、ピンポイントで押しつぶして圧死させる。

嵐遁
水+雷で光を操る血継限界。
原作ではレーザーを作り出した。
雲隠れのダルイが使用しているが、この里ではメジャーらしく使い手が大勢存在。

  • 嵐遁・励挫鎖荷素(レイザーサーカス)
ダルイの術。軌道をコントロール出来るレーザーで攻撃。

  • 嵐遁・漆黒班纏具(ブラックハンティング)
ナルスト3・4でのダルイの奥義。漆黒の雷で豹を象り、敵を捕食・爆破する。

颱遁
「たいとん」と読む。風遁をはるかにしのぐ規模の暴風を操る。

  • 颱遁・強風烈破
「サスケ真伝」に登場したノワキの術。暴風を起こして敵を吹き飛ばし、中にチャクラ刀を仕込むことで攻撃する。

  • 颱遁・猛風大烈破
強風烈破の強化版。風圧で全てを吹っ飛ばすだけの術だが、サスケの完成体須佐能乎と競り合えるほどのパワーを持つ。

炎遁
万華鏡写輪眼によって発現する性質変化。火+陰で漆黒の炎を操る。

  • 炎遁・加具土命
黒炎を点火・変形させる術。天照の炎をコントロールすることも出来る。

  • 炎遁・須佐能乎加具土命
サスケの術。須佐能乎の弓に炎遁の矢を番えて撃つ。

  • 炎遁・螺旋手裏剣
ナルスト4でのナルトの術。威装・須佐能乎の状態で、大玉螺旋手裏剣にサスケの炎遁を付与して投げつける。

鋼遁
土+雷で鋼鉄を操る血継限界。劇場版と「我愛羅秘伝」に登場。


◆血継淘汰
3つの性質変化を同時に起こして融合させる血継限界の上位能力。
二代目土影・無と三代目土影・オオノキの史上2人しか使い手が確認されていない超レアスキル。
実は自然発生ではなく、無が独力で完成させオオノキに伝授した人造品。

塵遁
風+土+火で対象を分子レベルにまで分解する力を発生させる。

  • 塵遁・原界剥離の術
チャクラの図形を形態変化で作り出して叩きつけ、対象を分子レベルで粉々にする。立方体、円柱など形状は色々。

  • 塵遁・分裂原界剥離の術
ナルスト4での無の奥義。分裂の術で挟み撃ちにしたところで、両方から原界剥離を放って敵を消滅させる。
分裂状態では本来塵遁は使えないが、両方同時にならばいけるのだろう、多分。


◆血継網羅
火風雷土水陰陽の全性質変化を合わせたもの。六道の力と輪廻写輪眼を併せ持つもののみが行使できる。

輪廻写輪眼
輪廻眼の真の姿。写輪眼の瞳力を同時に発現している……というか、この瞳力の劣化版が輪廻眼であり、その成れの果てが写輪眼である。

  • 天手力
サスケの瞳術。任意の空間同士を一瞬で交換する。距離は決まっているが発動の察知はほぼ不可能。

  • 天之御中
カグヤの瞳術。彼女の支配する6つの空間へ一瞬で周囲の空間ごと転送する。

  • 黄泉比良坂
カグヤの術。空中に穴を開け、6つの空間を自在に行き来する元祖時空間忍術。

  • 無限月読
輪廻写輪眼の幻術に落とし込む。カグヤは自前で使えたが、マダラは月をレンズにする必要があった。

神・樹海降誕
無限月読とのコンボ忍術。神樹のツタや根を伸ばし、幻術にかかった者達を縛り上げてチャクラを吸い取る。
その果てに対象者達は自我も記憶も失い、白ゼツとなる。

八十神空撃
元祖柔拳。掌にためたチャクラを空中に放ち、無数の巨大な拳を叩きつける。

兎毛針
カグヤの術。白眼で点穴を見切り、棘と化した髪の毛で貫く。

膨張求道玉
全ての性質変化を網羅し、膨張し続ける超巨大な求道玉。
放置しておけば全てを押しつぶして消滅させた後に収縮、まったく新たな空間を作り出して消える。

終焉求道玉
ナルスト4でのカグヤの奥義。黄泉比良坂で敵を始球空間に引きずり込み、尾獣化した後膨張求道玉を展開、空間ごと敵を木っ端微塵に爆破する。



追記・修正は、全てのチャクラ性質をマスターしつつ写輪眼と白眼を同時に開眼してからお願いします。

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