ワイルドアームズシリーズ

登録日 :2010/02/13(土) 04:59:41
更新日 : 2017/04/01 Sat 23:47:57
所要時間 :約 5 分で読めます




『WILD ARMS』

メディア・ビジョン製作、SCE販売のRPGシリーズ。

略称は『WA』だが、Leafのゲーム『WHITE ALBUM』とも、エアガンメーカーのウエスタンアームズとも無関係。

1996年の発売以来、独特の作風で人気を博しソニーの看板タイトルの一つになっている。



通称『荒野と口笛のRPG』
世界観は西部劇(というかマカロニウェスタン?)+SF+怪獣+オタク系パロディ+ファンタジーが少々といった感じ。
…知らない人は何だそりゃ?と思うだろうが、本当にそんな感じだから仕方無い。




舞台はいずれも徐々に荒廃が進む惑星ファルガイア。しかし各作品は一種のパラレルワールドで、作品毎に別のファルガイアなため話の繋がりは無く、多少被る部分はあるが設定も変わる。

またシリーズ通して、「ARM」というアイテムが重要な役割を担うが、これも作品によって設定や意味、形態が変わってくる。
(銃、剣、機械、宝箱など)


音楽はなるけみちこが作曲(4まで)。世界観にマッチする独特なメロディーが特徴で、通称「なるけ節」
熱い曲ももの淋しい曲もクオリティが高く、シリーズの人気の一番の理由ともいえる。

このシリーズのファンは「なるけ節」を口笛で吹けるという共通の特徴を持つ。



キャラが濃いのも特徴。特に敵側は様々なベクトルでぶっ飛んだ人が数多く登場する。
「〜ッ!」に代表される金子彰史独特なセリフ回しと相俟って、プレイヤーを燃えさせたり萌えさせたり腹筋を破壊したりしてくれる。



濃い作風でクセが強いので万人向けとは言い難いが、好きな人にははまるタイプのゲーム。
熱い展開が好きな人、口笛や民族音楽調のBGMが好きな人なんかにはオススメである。

世界中の様々神話(おもにクトゥルー神話)の怪物をモチーフというか、そのものが登場する。
リヴァイアサン、ヌア・シャックス、はいよるこんとんなど
中にはモブでありながらアカシックレコードを利用した攻撃や事象操作する者もいるほど。


◆作品一覧

○ワイルドアームズ(PS)
シリーズ一作目。
退廃的な雰囲気、ARM兵器など、シリーズ基礎を作ることになった作品。
その基礎というのも金子彰史氏が小学校高学年〜中学時代に考えていたものをベースにしている

マッドハウス制作、口笛全開のOPムービーは未だに高い評価を誇る。
FF7の裏で発売されたため最初はほとんど売れなかったとか。
ゲームアーカイブスでも配信している。
ED曲は渡辺真知子が起用されている


○ワイルドアームズ 2nd IGNITION(PS)
二作目。雰囲気は無印を踏襲。
OP制作はProductionI.G.。今作より主題歌に麻生かほ里が起用された。挿入歌をゴスペラーズが歌ってたりもする。
「英雄とは何なのか?」をテーマに据えたシナリオは評価が高く、シリーズ最高傑作とも評される。特にラスボス戦の一連の演出は非常に熱く、
今でも「燃えるボス戦」「泣けるボス戦」等の話題では真っ先に引き合いに出される事が多い。
こちらもアーカイブスでダウンロードできる。


○ワイルドアームズ Advanced 3rd(PS2)
プラットフォームがPS2に移り、グラフィックが3Dに。
フィールドは一面荒野と砂海。序盤の移動手段は馬と、最も西部劇してる作品。
楽曲も前作までと比べて口笛成分が多く、なるけ節の真骨頂と言っても過言ではない。
パーティーで一番堅い魔法使いがいたり、ラスボスが寂しがりやで黒髪で目つきと雰囲気がエロエロな幼女だったりと、色々と型破り。
ファルガイアが再生しているような描写あり。


○ワイルドアームズ Altercode:F(PS2)
無印のリメイク版。とはいえ設定的には「無印とよく似たパラレルワールドのファルガイアで起きた物語」であり、独立した作品であるとされている。
操作キャラが増えたり、戦闘やフィールドアクションの一部に声が着いたりと、色々手を加えられていて、シナリオ以外はリメイクというより新作に近い。
フィールドMAPは無印の鏡写しになっている。
しかし改悪ではなく、残すべき所は残し、増やすべき所は増やしているため評価は高い。
BGMもリメイクされたが、これも評価が高い。


○ワイルドアームズ the 4th Detonater(PS2)
3までとは打って変わってSF成分が多い。また戦闘の仕様も大きく変更され、この作品よりストーリー内に声が付くようになった。
オトナの事情 でシナリオが短くなり、ワールドマップが無くなり、病気のためなるけ作曲分が少なくなった、など残念な出来になってしまったが、要所要所の盛り上がりは他作品と比べても遜色がない。EDは涙腺崩壊。
これまでと全体的な雰囲気が変わったこともあり、ファンの評価は様々。


○ワイルドアームズ the Xth Vanguard(PS2)
作曲は甲田雅人と上松範康。また主題歌も水樹奈々に変更。
WAはなるけしか認めん!というファンもいて更に人が離れる結果に。筆者は個人的には二人ともかなりよくやってくれたと思うが…
まあそれ以前にそもそもゲームとしての出来が微my(ry
シナリオ原案が外部のライター、テキストも一部を除いて非金子なのでシリーズ随一の低濃度。
パーティーメンバーの彼女が敵幹部に寝取られるという鬱な展開も……。(やや誇張アリ)


ワイルドアームズXF(PSP)
非ナンバリング作品で、ジャンルはSRPG。詳しくは項目参照。
作曲はElements Gardenから四人、主題歌は織田かおり。なるけは作詞のみ。


WILD ARMS 6th SYMPHOGEAR戦姫絶唱シンフォギア(TVアニメ)
正確にはWAシリーズではないのだが、原作及び脚本が金子彰史であり、
  • デュランダルの動力源が 無限の心臓 (シリーズ恒例裏ボスラギュ・オ・ラギュラの心臓の名前)、
  • ラスボスが滅びの 聖母 (全次元に9体存在するという、無印初め度々ラスボスを務める存在の定番異名)
  • 主人公のセリフ回し(「へいき、へっちゃらっ!」等)
  • 1期の最終決戦の地が カ・ディンギル (作中のキャラがネットで調べようとしたが、 「ゲームの攻略サイトしか出て来ない」 とメタ発言)
  • 口笛
シリーズらしき要素が散りばめられている。
正式にWAシリーズと関わりがあるのか、それともただのセルフパロディなのかは金子のみぞ知る。





全てのシリーズに置いてメインストーリーで主人公が関わらない様々なサイドストーリーがある事も特徴の一つ。
例:初代。サーフ村のトニー少年の父親は、実はラスボスを遥かに超える世界最強の魔王アンゴルモアを倒す事を目的とする勇者だが、腕の怪我で勇者を引退。
そのアンゴルモアも現在の滅びかけのファルガイアを支配する価値なしと見なして引きこもっている……等々。

この他、Fの「4人の魔女」など他多数



追記・修正は「荒野の果てへ」を口笛で吹きながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/