ヤード(SUMMON NIGHT3)

登録日 :2012/10/10(水) 12:37:31
更新日 : 2017/03/04 Sat 01:18:16
所要時間 :約 4 分で読めます




「行きますよ、みなさん!」

ヤードとはSUMMON NIGHT3に登場するキャラクター。
主人公がお世話になっている海賊「カイル一家」の客人である。

CV:三浦祥朗


端正な顔立ちを持つ青年で、真面目な性格の召喚師。得意とする召喚属性は「霊」。
かつては無色の派閥に所属していたが、諸事情あって離叛している。
好きな物はお茶であり、風雷の郷に住むゲンジとは茶飲み友達。

彼の周りにいる人間が 筋肉馬鹿 & トリガーハッピー & オカマ なので苦労性。
彼らの色々とすっ飛んだ意見に対してツッコミをしたりもする。
オカマとは所謂腐れ縁というものであり、子供の頃からの付き合い。

穏やかな気性ではあるが、目上の相手でも教育には手を抜かない厳しさを持ち、
惚れた女性相手には肉食系召喚師となったりと、意外な側面も散見する人物。

実は本編の流れではかなりの重要人物であり、彼が 碧の賢帝紅の暴君 を所属していた組織から盗み出したことで物語は始まったと言っても過言ではない。

というか、彼が盗んだ剣を手放していなければ、先生は島に辿り着かなかった。
島の住人はきっと何も変わらない日常を過ごしていた。生徒はあんまり成長しなかった。
そういう意味では全ての元凶の一人であり、全てを変えるきっかけとなったのだろう。


■クラス&キャラ性能
LV:1「召喚師」

LV:2「高位召喚師」 「はぐれ召喚師」

LV:3「霊界の求道者」「秘伝召喚師」「無色の反逆者」

序盤から仲間になる召喚師ユニットであり、主人公or生徒を霊属性にしなかった場合、序盤の回復の要。
彼が初めから装備している回復系召喚術にお世話になった人は多いだろう。

2段階目ではぱっとした能力は持たないが、
3段階目の「霊界の求道者」クラスでは、MPを消費し物理攻撃のダメージを減らす「P・バリア」を習得し、召喚師の脆さを克服。
「秘伝召喚師」では召喚ユニットの強化スキルや、遠距離攻撃回避上昇の見切を覚え、此方も実に有能。
無色の反逆者?……召喚師タイプの彼がカウンターやらフロントアタックを覚えても 「決して負けな~い♪」 するだけである。
前衛スキルの収得・高レベルになるにつれ伸びるTEC・AT極振りによって遊撃っぽいユニットにする事も可能で、
PS2版時代からネタになっていた物理攻撃の際の掛け声「どきなさい!」に説得力が出る結果となった。
特にTECの素の数値はスカーレルやキュウマといったTECを武器とするユニットの素の数値を最終的に上回り、
ヤード本来の特徴である高いMATやMDF並の数値を叩き出している。
(PS2版時代もTECはやや高めではあったが、仕様的に生かす機会はまずない)
加えてPSP版の初期ロットのみにあった「王の書バグ」を利用すると「最初からいる直接攻撃のエース」にする事も可能。

――前衛としても戦う事が出来ると言う面白いユニット。

特に霊属性は回復から状態異常攻撃。豊富な憑依召喚。
更にシナリオ的優遇(SUMMON NIGHTSUMMON NIGHT2クラフトソード物語と、ボスはサプレス関係。)といい、かなりの強キャラ。
しかも海賊一家との協力召喚術「突撃!幽霊船」は、上判定は皆無な物の、高い威力と高範囲を誇る有能召喚術である。


が。


彼は 地味 である。
何と言うかもう、 地味 である。
大事なのでもう一度言うが、 地味 である。

筋肉馬鹿、トリガーハッピー、オカマ。そして途中参戦の先生と生徒の濃さに埋もれ、真面目キャラの枠から出る事が出来ず、ネタにされない…ということはなく、
むしろ重要な役割を担っているにも関わらずなぜか 地味 と言う点がファンの間では語り草になっている。この記事の存在が何よりの証拠であろう。

キャラ性能的にはとても強いのだが、其処に混じってくるのは生徒の中でもかなりの人気を誇るアリーゼの存在。

PS2版の時は殆どユニット性能が変わらず、それなら可愛い方を取ると言う紳士淑女が続出。
哀れ、ヤードさんはベンチ入り。そして13話での強制出撃で泣きを見る人も続出。
反面、 回復役としていつの間にかスタメンになっていた… という声もある。

PSP版ではアリーゼの召喚ランクダウン、性能低下により、こちらが使われる事が増えたが――やはり地味さは拭えない。

ちなみに傀儡システムでオルドレイクやツェリーヌを召喚すると無色時代の苦労人っぷりがわかる。
夫婦喧嘩に巻き込まれたり、やたら張り切る師匠に胃を痛めたり…… お前ら本当は仲良しだろ とは言わないお約束。

そして、彼を語る際に欠かせないのは、OPでのとあるシーンである。


太陽が呼んでいるから~♪
(軍船からの砲撃。アズリアとギャレオが見守る。)

空の果てだって、焦がす僕らの愛は~♪
(マストのロープを使って銃撃するソノラ。兵士を一閃で切り裂くスカーレル。)

決して♪
(ギャレオと殴り合いを行うカイル。)


負けなーい♪
(アズリアと一騎打ちを行う直前のヤードさん。)


この映像を見たプレイヤーは、「ヤードさんが死ぬ!」「いや、負けるだろ」「なんで一騎打ちを挑んだし」と冷静な意見を漏らした。
その言葉の通り、召喚師タイプの彼が前衛として屈指の性能を持つアズリアに挑むなんて自殺行為である。
だが、PSP版での追加スキルやバグによる最強装備の杖を手に入れればあるいは……。


申し訳程度に言っておくと、彼は決して弱いユニットではないし、シナリオにも密接に関わる有能キャラなのである。



3本編のネタバレ










召喚師としての本名はヤード・グレナーゼ。
元無色の派閥の召喚師でオルドレイク・セルボルトの弟子。
幼い頃に住んでいた村をオルドレイクによって召喚術の実験場として破壊される。
運よく生き延びたもののその事実を知らぬまま拉致され無色の派閥の一員とされた。
その際に召喚師として高い能力を持ち合わせていた為にオルドレイクの弟子と認められ、
彼から無色の派閥の創設者であるゼノビスの使徒・グレナーゼの家名を襲名している。
また頭脳も優秀だった為か、本作のキーアイテムである封印の魔剣の研究も任されており、
この事からオルドレイクはヤードに多大な期待を掛けていた事がわかる。
…が、ヤードの故郷が滅びた原因が自分である事を隠した場所に彼に出入りさせたばかりに真相を知られて裏切られている。オルドレイクの様式美の始まりである。
その後は3本編の通り、ヤードは奪った魔剣を手にオルドレイクや無色の派閥への復讐を誓うのであった。

そんな複雑な生い立ちのヤードではあるが、主人公や仲間との出会いで復讐は無意味と考えを改め、自分が教わった召喚術を正しい形で残す為に弟子を取りたいという夢を持つようになり、
まず指導者としての勉強の為に先に教師となっていた主人公に師事する道を選んでいる。
夜会話では主人公がアティかつヤードの好感度が高い状態だとヤードからアティに告白し、
エンディングでは二人で青空学校の教師となってお互いに幸せである事を確かめ合っていた。


シナリオライター・都月氏によるヤードの裏設定によると、
  • 上記のグレナーゼ姓の由来等も裏設定より
  • 生まれは帝国
  • 身長は高めにとキャラデザの飯塚氏にオーダーしたらしい
  • 故にマルルゥからのニックネームは「ノッ〇さん」
  • お茶以外にもアロマテラピーなんかにも興味があるそうだ
  • お茶が趣味になったのは派閥での日々のストレス解消。紅茶には堅焼き菓子、緑茶には大根の古漬けがお茶受けに一番なんだとか
  • 敬語で話すようになったのは派閥で生き延びるために本心を隠し、トラブルを防ぐ為

おや?地味な割には随分設定豊富ですねぇ!





3本編終了後(受け継がれし炎・U:Xなど)のネタバレ










本編後は忘れられた島に残り、教師となって子供達を導いている。
教育者や島の守り手の一人として島の住人から認められ、有事における島の会議への参加を認められる立場となった。
時間の流れが緩やかな忘れられた島に住み続けているので「3」の時代より二十数年経ったU:Xの時代でも若いままであり、島の外で海賊を続けるかつての仲間のカイルやソノラが自分より年がずっと離れてしまった事に複雑な思いを持っているが、それでも彼らとは親しい関係を続けている。

サモンナイト5では8話のとあるMAPに彼が青空学校に多大な貢献を残したと思わせるものがあるので是非探してみよう。

小説・受け継がれし炎では苦難の道を進むアティの助けになるべく、教師の道を選んだと本人は語っており、陰になり日向になり彼女のサポートをしているようだ。
例えば、体調不良を起こしたアティの代わりに幼児退行してしまったイスラの世話をしたり、アティが復帰するまで彼女の分まで教師の仕事を請け負ったりと、なんだかアティ先生にフラグを立てているように見えなくもない。

同じく小説・U:Xでは同じく教師となったベルフラウがへこんでいる際はさりげなく諭してみたり、贖罪をしたいというイスラを自分の住居に間借りさせるなど、やはり陰になり日向になり活躍している。
U:X5巻ではとんでもない相手がリィンバウムの侵略を始め、真っ先に狙われた忘れられた島の防衛に務めている。上でもあげたサモンナイト5であるものが存在しているから少なくともU:Xで戦死したりする事はないだろう…多分。


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