アークエンジェル(ガンダムSEED)

登録日:2010/03/08 Mon 19:21:48
更新日:2024/03/14 Thu 00:16:06
所要時間:約 22 分で読めます





アークエンジェル、発進!!



アークエンジェル(Archangel)とは『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する宇宙戦艦。


目次





諸元


艦籍番号:LCAM-01XA
所属:地球連合軍第8機動艦隊→アラスカ基地守備隊→無所属→三隻同盟→無所属→オーブ第2宇宙艦隊→世界平和監視機構コンパス
全長:420m
装甲:ラミネート装甲
推進機関:レーザー核融合パルス推進

武装:
75cm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×16
110cm単装リニアカノン「バリアントMk8」×2
対空ミサイル「ヘルダート」発射管×16
艦尾2連装大型ミサイル発射管×12
多目的射出装置×8
225cm2連装高エネルギー収束火線砲「ゴットフリートMk71」×2
陽電子破城砲「ローエングリン」×2

MS搭載数:5機以上
艦載機:

概要


C.E.70の大戦中期、地球連合軍大西洋連邦が開発した新型宇宙用戦闘艦。
同軍の新型試作モビルスーツ(MS)群「GAT-Xシリーズ」の運用母艦として、それらと共にオーブ連合首長国の半公営企業モルゲンレーテ社協力の下、資源衛星ヘリオポリスで建造された。
艦種としては「強襲機動特装艦」に分類されており、同「アークエンジェル級」の一番艦・ネームシップにあたる。
艦名の「アークエンジェル」は「大天使」を意味する。

元々はC.E.69にザフトが投入した新型機動兵器MSへの対抗手段として大西洋連邦のハルバートン大佐(当時)が考案した新型MS「Gシリーズ」の開発計画から生まれた艦。
当初は計画を却下されていた*1が、プラントとの大戦勃発後のC.E.70年7月頃になって状況打開のため正式に計画が承認され、ヘリオポリスで秘密裏に建造された。


白亜を基調に底部を赤に塗られた艦体装甲と左右前方に付き出したカタパルトデッキ内蔵の二つの艦首が特徴。底部からは巨大な主翼が左右に伸び、後方には六基のメインエンジンを内蔵した半円状の構造体が配置されている。
その両足を前に突き出したような姿から、ザフトでは足付(あしつ)き」と称された。

ネルソン級アガメムノン級など既存の連合所属宇宙戦闘艦は現実の水上艦に近い箱型構造だが、このアークエンジェル級はそれらとは外観の意匠は勿論、構造が全く異なっている。
これは開発にあたったモルゲンレーテが自社で開発したイズモ級を設計ベースとしその影響を強く受けたため。運用目的の違いからイズモ級とは基本構造こそ異なるものの外装・内装、一部装備にも共通点が見られる。
また、同時期に設計されたコーネリアス級輸送艦も原型となっており、両艦は上下反転したまま突き出した左右の艦首部分を接続することで円滑に物資の搬入を行うことが出来るよう設計されている。

また、C.E.70の大戦後オーブでの長期修復と同時に大規模な改修が実施されており、これに伴い艦の一部機能・装備がかなり変更されている。


なお、地球連合軍製の艦の中でも頭一つ抜けた性能を持つこのアークエンジェル級であったが、作中では一番艦アークエンジェルと後述する二番艦ドミニオンの二隻しか建造されていない。
これはアークエンジェル級自体試作的側面が強くコストなどの面で増産に向かなかったこと、急務となっていたMS運用艦の配備もアガメムノン級など既存の艦艇を改造したほうが迅速かつ安上がりだったことなどが理由と思われる。


艦体解説


艦橋は艦体中央上部に配置され、左右には大型のセンサーパーツを装備。
内部は前半分が艦長席や操舵席のメインブリッジ、後方に通信・火器管制用のCICが配置された分割構造で、艦の運用上の中枢機能が集中している。
操作システムの大部分はセミオート化されており、少数のブリッジクルーだけでも運用することが可能な仕様となっている。
C.E.73年時には省力化・オート化が更に進められ、ほぼ形骸化していたCICも廃止*2。メインブリッジだけで全ての操作が可能になった。

艦橋下部から後方にかけての居住区画には重力ブロックが設けられ、一般用の相部屋や士官用の個室、食堂、シャワー室など日常生活を行うための設備が置かれている。
改修後は娯楽施設として艦内温泉「天使湯」*3を増設。
食堂のメニューも改善され、味気なかったレパートリーに和食を取り入れるなどしている*4

正面下部には大型の中央ハッチ、底部には大型の搬入口があり、通常の物資搬入出はこれらを使って行われる。


そして、連合初となる本格的なMS運用艦ということで、MS搭載能力や整備性などを高めるよう設計されており、MSデッキには通常整備用のメンテナンスベッドや固定・運搬用のマルチホルダー等の大型機器を複数台設置。
特にXナンバーの運用を前提にしていることからストライク用にストライカーパックシステム用の自動装着装置も搭載している。
カタパルトデッキはリニアカタパルト式でレールが用意されており、MSの発艦時に使用。
MSはマルチホルダーでMSデッキからカタパルトデッキまでは輸送され、リニア用の足場に乗せ換えられ各種武装やストライカーパックなどを装着。
完了後開いたカタパルトハッチからリニアと機体の推力で滑走し加速を付け飛び立つのが基本的な発進シークエンスとなる。
この際、起動及び発艦時のMSの電力消費を最小限に抑えるため、補助動力装置(APU)を接続した状態で発進し、ある程度進んだところでケーブルを切り離すようになっている。

ちなみに、当初は左右のカタパルトで若干の用途分けが行われており、右舷側をMSなどの通常戦闘用、左舷側をスペースランチなど非戦闘用機の発着に使われていた。
劇中ではこの名残から主に左舷側にAPUの不要な機体が割り当てられる傾向が強い。
右舷側からメビウス・ゼロ、ストライク、バスター、左舷側からはフリーダム、ジャスティス、スカイグラスパー2機などが発艦に使用していた。
核動力機は無限に等しい電流供給ができるためAPUを使用せずにリニアカタパルトのみ使用して発艦、メビウス・ゼロは台車から切り離して出撃、スカイグラスパーは普通に離陸滑走して飛び立つようになっている。
着艦時の動きは描かれていないが、MSや宇宙用MAであれば普通に減速しながら着艦、重力下用のMAは着陸滑走時に強制的に急減速させる設備が備わっている模様。


その他、GAT-Xシリーズと同じく試験的に多数の新型装備が搭載されており、MS運用母艦としてだけでなく単体の戦闘艦としても高い性能を誇る。
特に火力面は非常に高く、同大戦中に運用された連合・ザフト双方の艦艇の中でも火器の威力と多彩さは群を抜いている。

本来は宇宙空間での運用を想定しているが、重力下での運用も可能なよう設計され単独での大気圏突入能力を備える。
各部に内蔵されたエンジンの推力により重力下での単独飛行の他、海上などでは着水し水上艦のように航行することが出来、エンジン部に追加のブースターを取り付けることでマスドライバー無しで大気圏離脱も可能。
更に大規模改修後は海戦用のソナーに加え艦自体の水中潜行能力までも獲得。
結果、宇宙・地上・水中と場所を選ばず活動出来る正に万能艦となっている。



武装・装備


武装の名称は主にワーグナーのオペラの題名から取られている。

  • 陽電子破城砲「ローエングリン」
MSデッキ下部に搭載されている本艦最大火力の武装。
左右に一門ずつ内蔵されており、艦首部分のカバーが下にスライドし、前方に向けて砲門を展開・使用する。
右舷側が1番、左舷側が2番として区別されている。
圧倒的破壊力を誇り戦艦さえ容易く撃沈させるが、大気圏内で使用すると周辺大気の汚染など自然環境へ甚大な悪影響を及ぼす。
このためマリューは如何なるピンチに追い込まれても大気圏内での使用を禁じていた。
オーブでの改修を機に環境への影響を抑えた新型モデルに換装された。
といってもとにかく敵を倒すべし、というような状況にあまりならなかったので滅多に撃っていないが。
『DESTINY』ではデストロイガンダムと対峙した際が数少ない使用機会であったが、
環境被害が低減されているとはいえ市街地の真っ只中で撃つ訳には流石に行かないと判断され、結局使用しなかった。

これを空に向けて斉射することで、大気と陽電子の作用により前方に反物質のトンネルを作り出し、その電磁干渉で空気抵抗を無視して加速に利用することも可能。
下記のプラズマブースターで大気圏を離脱する際や、劇場版でブースターを装着したMSや可変機の大気圏離脱を補助する描写も見られた。

後述するゴットフリートとは異なり、本艦以外に採用されたのはイズモ級程度であるが、『DESTINY』では地球軍ガルナハン基地の防衛用としてトーチカタイプが登場。
基地に直結したケーブルからエネルギーを供給される形で運用されており、陽電子リフレクターを搭載したMA・ゲルズゲーと連携して運用することで鉄壁の防衛体制を構築していた。
度重なるザフトの攻撃も退けてきたが、反地球軍レジスタンスから提供された情報で回り込んだインパルスガンダムに急襲されて破壊されてしまい、残ったゲルズゲーもセイバーガンダムに行動不能にさせらたことでガルナハン基地は陥落した。

  • 225cm連装高エネルギー収束火線砲「ゴットフリートMk.71」
二連装型の大型ビーム砲。ローエングリン同様右舷側が1番、左舷側が2番。
沈胴式で普段は砲身を縮めてカタパルト上部に格納する。
ローエングリンには劣るものの、直撃ならMSどころか戦艦にも充分致命傷を与えられる威力を持ち、事実上主砲として機能している。
よくバリアントと一緒に一斉発射される。
モラシム隊との戦闘では海中から攻撃してくるグーンを撃つため、大気圏内にも関わらずバレルロールを行なって射角を取るという離れ業を披露した。
本艦以外にもイズモ級やアガメムノン級など、モルゲンレーテ製艦艇や地球軍宇宙艦艇には広く採用されており*5
ガンダムシリーズでは珍しい「同型艦以外の異なる複数の艦で採用された主砲」である。

  • 多目的射出機
ゴットフリートの真下、カタパルト側面にある装備。三つ並んだ三角形のモールドがそれ。
使用時には表面カバーがスライドしアンチビーム爆雷、信号弾、その他諸々を発射する。

  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
GATシリーズと同規格でお馴染み「針鼠の構え」。艦橋の根本と底部に装備する。
全部で合計16基あり、弾幕の形成に使われる。

  • 艦橋後方ミサイル発射管 対空防御ミサイル「ヘルダート」
艦橋の後ろに配置されている箱型のミサイル発射装置。
殆ど牽制、威嚇、迎撃用で大した威力は無い。
作中でも度々登場した後部展望デッキはこのヘルダート発射管のすぐ下にある。

  • 110cm単装リニアカノン「バリアントMk.8」
艦尾メインエンジンブロック左右に搭載された大型の電磁加速砲。ローエングリンやゴットフリートと同じくこちらも右舷が1番、左舷が2番。
普段は装甲内に収納されており使用時に砲身が突出、前後を180度回転させた後砲身先端をさらに展開し発射体勢となる。
射角・射程共に広く使い勝手が良いが、短時間の内に連射すると砲身の冷却が追い付かなくなる。
水中でも使用可能な武装の一つ。
ゴットフリートと並んで使用頻度の高い武装であり、『DESTINY』では何度かミネルバに直撃させ最後もこれで航行不能にした。

  • 艦尾2連装大型ミサイル発射管
艦尾上の多用途装備。数種類のミサイルを環境・相手によって使い分ける。
二連装の発射管12基の内、外側の6基は前方、内側の6基は後方を向いている。
作中では対艦用の「スレッジハマー」、迎撃用「コリントス」、大気圏内用「ウォンバット」が主に使用されていた。
弾頭の外見はどれも同じ。

  • 魚雷発射管
『DESTINY』で追加された装備。発射位置は不明だが、一度に多くの弾頭を発射できる。
劇中ではこれで地球連合軍艦艇を複数無力化している。

  • ラミネート装甲
艦全体を覆う、対ビーム装甲。
ビームを受けるとそれを熱エネルギーに変換し、受けた個所の周辺に拡散、その後に表面から放熱することで防御を行う装甲。
よくブリッジで「ラミネート装甲の排熱が追い付かない」という報告が上がるのはこのためである。
その原理ゆえに防御力を発揮するためにはビームが持つエネルギーを逃がせるだけの面積が必要であり、被弾限界を超えた箇所は破裂する。
だが戦艦全体ともなると面積が非常に大きいため、不沈艦と呼ぶに値するしぶとさを発揮する。
ちなみに現実においても、ビームではなく振動に対してだが、受けたエネルギーを熱に変換して軽減する機構は開発されており、
建築物の耐震構造に利用されていたりする。

  • 融除剤ジェル噴出装置
艦底部に設置された丸い噴出装置。
大気圏突入時にこの装置から特殊なジェル状の冷却用化学混合物を出して底部を一時的にコーティングし、
ジェルが蒸発する事で蒸発潜熱の原理で大気圏突入時の高熱から艦体を守る。

  • プラズマブースター
オーブ解放作戦の際、大気圏離脱のため装備された補助ブースター。
規格の近いイズモ級のメインエンジンを転用しており、本体メインエンジンブロックの左右に(丁度バリアントに覆い被せる形で)装着される。
前述の通り、離脱の際にはローエングリンの干渉作用を併用する。



劇中の活躍


※本項では「アークエンジェル」を「AA」と表記する。

C.E.71(『SEED』)

1月20日に5機の「G」と共にロールアウトし、ヘリオポリスの宇宙港で密かに出港準備が進められていた。
しかし、同月25日に起こったザフト軍クルーゼ隊の襲撃により「G」5機の内4機が奪取され、AAもドックが破壊された事で身動きが取れなくなってしまった上、件の襲撃で正規クルーの大半は殉職し、たまたま居合わせたナタル・バジルールらによって運用されることに。
ローエングリンによってなんとか脱出するも、その後のクルーゼ隊との戦闘でヘリオポリスは崩壊。

その後、合流したマリュー・ラミアスが臨時の艦長を務めることとなり、キラが拾って来たヘリオポリスからの避難ポッドに乗った多数の民間人を収容したまま、クルーゼ隊の追撃を躱すべく、最寄の友軍拠点へこっそりと移動する「サイレントラン」を余儀なくされる。

友軍となるユーラシア連邦の軍事衛星「アルテミス」に身を寄せるが、自身の利益を考えたアルテミス司令ジェラード・ガルシアにAAは拘束されてしまう。
防御システム「アルテミスの傘」により鉄壁と評判のアルテミスだったが、ブリッツがミラージュコロイドを使用したために潜入を許してしまいあっけなく陥落。間隙を縫う形でAAはアルテミスを脱出する。

その後、本来の所属部隊の第8艦隊先遣隊との接近に成功するが、クルーゼ隊の襲撃を受け、先遣隊はあっさり壊滅。
危機的状況に陥ったAAだが、偶然保護したプラント最高評議会長の娘であるラクス・クラインを人質に取る形でその場からの離脱に成功する。

そして第8艦隊本隊と合流を果たすも、今度は地球軍本部「JOSH-A」への降下を指示される。繰り返されるクルーゼ隊の追撃により、第8艦隊は全滅。
戦闘の影響で降下時の合流に間に合わなかったストライク収容の為に突入角度をズラした事により、JOSH-Aどころかザフトの勢力圏たるアフリカに降下してしまう。

アフリカからJOSH-Aを目指し砂漠の虎を退け紅海に出るが、そこでも潜水艦を母艦とし、水中用MSを主力とするモラシム隊の追撃に遭う。この際にAAは重力下で艦体を回転させると言う荒業を行っている。
そしてクルーゼ隊改めザラ隊に果てのない追撃を受け中立国オーブに寄港、ストライクの戦闘データ、キラ・ヤマトの技術協力と引き換えに補給を受ける。

その後もザラ隊の追撃は続き、ストライクとスカイグラスパー1機を失ってしまうが、なんとか地球連合本部JOSH-Aに到達。AAはアラスカ守備隊に編入される。

そして、ザフト軍の「オペレーション・スピットブレイク」から連合本部を守る為に奮闘するが、軍上層部はクルーゼからの密告によりこの奇襲を察知しており、本部を守る連合軍戦力*6もろともザフト軍を撃破する為に「サイクロプス」を起動。

これは既にドミニオンの建造が始まっていた事や、MS開発が進みAAは最早必要無いと判断された事が大きいのだが、
何よりもAAがコーディネイターであるキラの助けを借りて生き延びて来た事から、ブルーコスモスの過激な反コーディネイター思想に染まったサザーランドの目には、「コーディネイターに犯された汚れた艦」に映ったからだという事が、月刊アニメディア発行のファンブックにて明らかにされている。

ムウによってこの事実を知らされたマリューは、周囲の連合艦隊にそれを伝えたうえでサイクロプスの爆破範囲から逃れるべく敵前逃亡の形で戦域からの離脱を試みる。
一時はブリッジにジンのマシンガンを撃ち込まれかけるが、フリーダムに乗るキラが間一髪で援護に入ったことで九死に一生を得、そのまま脱出に成功。

地球連合軍に戻ったところで敵前逃亡を行った自分たちがどうなるかは明白なため、行く当てのないAAは中立国であるオーブに身を寄せることになるが、
ブルーコスモスの盟主であるムルタ・アズラエルが、『地球の国家は須らく地球連合軍に協力すべし』という思想に基づき、中立国であるオーブにも協力を要請。
オーブは自国の理念を守るためにそれを拒否するも、オーブの軍事技術やマスドライバーを欲する連合は新型MSなどを投入してオーブに侵攻を始め、
連合の強引なやり方に疑念を抱いたAAも、オーブ側に立って防衛線に参加することとなる。

だが、圧倒的な戦力差を覆すことは出来ず、オーブは敗退。
AAはオーブ軍の戦艦「クサナギ」と共に宇宙へ脱出し、その後しばらくしてラクスが率いる「クライン派」と彼らの母艦であるザフトの新造艦「エターナル」と合流。
連合とザフト、ナチュラルとコーディネイターの戦争を止めるべく、第三勢力・『三隻同盟』をクサナギ・エターナル両艦と結成する。

そして、新型の「G」三機とその母艦であるAAの同型艦「ドミニオン」を筆頭に、連合・ザフトと三隻同盟の小競り合いが続く中、連合はザフトの宇宙要塞ボアズへの核攻撃を敢行。
その報復措置としてザフト側が巨大レーザー砲「ジェネシス」を持ち出し、その壊滅的な威力を見せつけたことで、戦局は加速度的に悪化していく。

三隻同盟は、核攻撃によってプラント・ジェネシスの壊滅を狙う連合と、ジェネシスによって地球本土を焼きかねないザフトを止めるべく、
プラントの最終防衛拠点である「ヤキン・ドゥーエ」で連合・ザフト両軍と交戦。
AAは三隻同盟旗艦として戦い、前線で支援を行った。

最終盤には、ムルタ・アズラエルの乗る同型艦ドミニオンと一騎討ちの形となる。
先にローエングリンを撃たれるもムウのストライクが文字通り壁となって直撃を回避し、恋人の犠牲に涙するマリューの号令の下、AAが放ったローエングリンがドミニオンを討ち果たすことに成功。

その後、三隻同盟に参加していたアスランが乗るジャスティスがジェネシス諸共自爆、ナチュラル殲滅を訴えていたパトリック・ザラ議長も死亡したことで、双方ともに疲弊した連合・ザフト(プラント)は停戦に合意。
これにより、AAは激戦によって満身創痍になりながらも、撃沈することなく終戦を迎えることとなった。

この後エターナルがファクトリーに秘匿されたようにAAもオーブに秘匿され、アカツキ島地下に設けられた秘密ドックで修復と改修が施されていった。


C.E.73(『SEED DESTINY』)

改修され上記の通り各種艦内設備の改良や水中潜行能力付与が完了。
ラクス暗殺未遂事件を機にかつてのクルーが集まり出港し、カガリを誘拐しオーブを離脱。以降はどこの軍にも所属しない通称「歌姫の騎士団」として独自の活動を開始する。

連合とオーブ軍・ザフト軍の戦闘が激化していきそうな中でダーダネルス海峡戦やクレタ沖戦、ベルリン戦など介入し、各軍に対して極力パイロットなどの人命を奪わずに戦力を奪う戦いをした。

その後ザフトから「放置するといたずらに戦争を拡大する」と判断され(主導したギルバート・デュランダルの本音はラクスとAAが計画の障害だったため)、
エンジェルダウン作戦により中枢戦力であるフリーダムを失い、アークエンジェルもダメージを受けて身を潜める事に。

その後、ザフトのオーブ侵攻に介入。
新しく戦力となったストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダムの活躍などでザフト軍を撃退する。
その後正式にオーブ軍所属となり宇宙に上がる。

前作とデジャブを覚える危機的展開にもなったが、壮絶な死闘の末にミネルバを航行不能にする戦果を挙げるなど、戦いを乗り切った。

C.E.75(『SEED FREEDOM』)

所属は世界平和監視機構コンパスとなっているが、主要クルーは全員乗船している。
宇宙空間に航宙するスーパーミネルバ級強襲揚陸艦『ミレニアム』と同様コンパスの母艦となっている。主に地球上での支援が中心となっているが、艦載しているMSには『ムラサメ改』が複数ある。
戦乱がいつまでも止まないせいで兵器の更新速度が極めて速いC.E.においては既に旧式艦と呼べるレベルだが、クルーの練度含めその強さは健在。
ファウンデーションとの合同作戦の際に、降下してきたミレニアムと共に任務にあたる。

+ 以下、ネタバレ注意
だが、そこでファウンデーション王国の親衛隊であるブラックナイトスコードによる工作を目撃。
口封じのため彼らの駆るMSや無人機に攻撃され、更にジャミングによってミレニアムとの通信が繋がらなくなり窮地に追い込まれる。
ゴットフリートから始まりイーゲルシュテルンに至るまで凡そ全ての火器を破壊され、艦載機も撃墜もしくは交戦中で事実上迎撃の術を喪失。
そして遂にはエンジン部にもダメージが入り渡航不能の状態にまで陥り不時着。もはや轟沈を待つばかりとなってしまった。
即座にマリューはクルーに退艦命令を指示。自身は艦長として最後まで艦橋に留まっていたが、ブラックナイトスコードに攻撃される寸前で艦橋から離脱。
クルー達は戦場に駆けつけたアスランとメイリンによって回収され、マリューも甲板上に脱出したところをムウのムラサメ改によって救出。同乗する形で戦線を離脱した。
その後、ユーラシア連邦から発射された核ミサイルの爆発に巻き込まれ、船体は完全に破壊。
C.Eの戦乱を駆け抜けた不沈艦・アークエンジェルは、クルーの脱出に最後まで尽力したマリューとムウの慟哭と共に光の中に消え、その役目を終えたのだった……。*7
アークエンジェルが沈む際の演出は、無印の「舞い降りる剣」でフリーダムに救援される名シーンを逆転させた構図となっており、悪趣味ながらもどこか美しさを感じるものとなっている。

だが、マリューを始め長らく艦に乗ってきたクルーは無事生存し、かつて砲火を交えた女神の後継たる船へと移乗。
そこで彼らはアークエンジェルで培った戦術を存分に発揮し、最後の戦いを駆け抜けていく事となった。
大天使の名を冠する船は、その最後まで乗り手たちを守り抜き、新たな戦いへ臨む彼らを次なる翼へと送り届けたのだ。


主な乗組員


AAの指揮を執る女性艦長。
あまり軍人らしくない人物で、民間人であるキラには温情を見せる。
彼女は元々技術士官であり他に適任者がいなかったので成り行きで艦長に就いている

ムウ「先任大尉は俺だが、この艦の事はよく分からん!!」
マリュー「分かりました!!総員第1戦闘配備!!」

慣れない艦長という役割に戸惑いながらも、周囲の人物の尽力もあり激しい戦争を戦い抜いた。そして彼女の甘さと優しさが無ければ、AAが生還する事もなかっただろう。
胸には立派なモノをお持ちであり、AAが被弾するとそれはもう……

マリューと度々ぶつかるお堅い軍人タイプの女性。階級は中尉→少佐。
やや融通の利かないところはあるが軍人・指揮官としては有能。
AAがJOSH-A到着まで生き残れたのは彼女の手腕あってのものである。
ムウに想いを寄せていたが伝えることはなかった。

後半ではAAから降りた後、AAと同型の戦艦であるドミニオンの艦長となる。
かつて自分が身を置いたAAと敵対することになり、さらにはオブザーバーとして乗り込んだムルタ・アズラエルの無茶ぶりに振り回されるなど何かと苦労させられる。

一部ゲームではドミニオンから脱出してAAに戻ったり、自身に想いを寄せていたノイマンと恋仲になったりというイフが描かれる。

数少ないAA正規クルーの1人。階級は曹長。
作中では特に目立った扱いはされていないものの、マリューの「回避ー!」という指示1つで敵の攻撃を避けてしまうというとんでもないお方。
その場の勢いもあるとはいえ、大気圏内でバレルロールや至近距離のビームを回避など数々の人間離れした芸当をこなした。視聴者からはガンダムシリーズ最高の操舵手の一角ともいわれる。
DESTINY、FREEDOMでも続投、相変わらずの超人的な操艦技術を披露した。

実はナタルに片思いしていたらしく、上述の通り一部ゲームではその想いが成就することも。

キラの友人の1人。階級は二等兵。
他の学生グループと同じく当初は民間人であったが、途中で軍に志願する。
カガリ下船後はスカイグラスパー2号機のパイロットになり、腕は悪くなさそうであった。

物語中盤のキラとアスランの一騎討ちにおいてキラを援護しようとしたところ、アスラン駆るイージスが投擲したシールドがコクピットを直撃して戦死。
彼の死は恋人のミリアリアをはじめ何人もの登場人物に影響を与え、物語に大きな影を落とすこととなった。

映像ではトールの頭がヘルメットを付けたまま宙に飛んでおり、ビジュアル的にも死亡したと分かりやすい演出になっていた。

キラの友人。階級は二等兵。
トールとは恋仲であったが、彼が戦死してからは塞ぎ込むこととなる。
DESTINYではオペレーター担当。

成り行きでAAに転がり込んだディアッカとは色々あった末に恋仲となる。
ところがDESTINYでは……

  • CIC→オペレーター:ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
アークエンジェル正規クルーの1人。ガンダムシリーズでも最長クラスに名前が長い人。
DESTINYにも登場してオペレーター担当になる。
ミリアリアに気があるのか、ノイマンとミリアリアの会話に割って入った事があった。

キラの友人。階級は二等兵。
温厚な性格で他者を気遣える優しさを持つ人物。
キラのことは友達だと思っているが、コーディネイターに対しては無意識的な差別意識を持っており、悪気なくキラを追い詰めてしまうことがあった。

フレイの婚約者であったのだが、ある理由により一方的にそれを解消されてしまう。さらにキラともこの件により非常に険悪な関係となり、大きな挫折を経験することとなる。
その後は彼も精神的に成長し、一時生死不明になったキラと再会した時には本心をさらけ出した。

DESTINYではAAとは関わっていない。
ストライクと一緒にorzになったことで有名。
デスティニープランによる遺伝子検査を受ける人達の中に似た人物が居るが、本人か他人の空似なのかは不明。

  • 副操縦士→CIC:ジャッキー・トノムラ
数少ないAAの正規クルーの一人。階級は伍長で後に軍曹へ昇進。
副操縦士時代は影が薄く殆ど台詞も無かったが、CICに配属されてから若干増えた。

高山瑞穂による漫画版では、アラスカ基地の事件後に不満を爆発させたサイに対して鉄拳制裁を与え、自らも本音を吐き出すという印象的な場面がある。

  • オペレーター:カズィ・バスカーク
キラの友人。階級は二等兵。
臆病な性格で見た目も地味。他人の目を気にする方であり、無意識的にこぼした言葉が他の仲間を不安にさせるということもあった。

作中ではネガティブな面が目立つが、見方を変えるとどこにでもいそうな等身大の人物ともいえる。
自分が同じ立場ならカズィのような態度をとってしまうだろうと思う視聴者も多く、そういった妙な生々しさを持った人物という面では評価されている。

JOSH-A脱出後、二度目のオーブ寄港時にAAを降りる。
第八艦隊との合流時に下船許可を蹴った事を後悔し続けていたが、その時に降りていたら激昂したイザークに殺されていたので運が良かった。

  • オペレーター→CIC:ロメロ・パル
カズイと見分けがつかない空気。声も同じだが、こちらは軍人らしく骨太な精神。
当初はオペレーターだったがオーブ戦以後はCICに席を移す。

  • 整備士:コジロー・マードック
ムゥからは「おやっさん」と呼ばれている。階級は軍曹。
気のいい人物であり、キラ達を「坊主共」と呼ぶなど関係は良好。
しかしその遠慮のなさが悪い意味で働くこともあり、同胞であるコーディネイターと戦うキラに対して時折無神経な発言をすることも。

『DESTINY』にも登場し、相変わらずのメカニックぶりを見せている。
歴代のロボアニメカニックに比べると地味だが、ストライクルージュのスペックを極めて短い時間でキラの乗っていたストライクと同じ状態に調整した凄腕を持つ。



同級艦


ドミニオン

『SEED』後半に連合が建造したアークエンジェル級2番艦。
名前は「主天使」から。
白亜の1番艦とは対照的に黒く塗られた悪役チックな艦体が特徴。放送当時子供だった視聴者からは「ダークエンジェル」と呼ばれることも多かったとか。
基本的には1番艦と同仕様で武装も同じだが、艦橋部のセンサーが改良されている他、MSデッキなどが強化されている。
なお、現実の艦船の場合、微細な規格変更や装備改良はともかく1番艦と2番艦でわざわざ色を分ける必要はないのだが、
作中では視聴者に分かりづらいためカラーリングが微妙に変わっている。早い話が大人の事情。

物語の舞台が宇宙にもどってから1番艦の運用経験を持つナタルを艦長に据え実戦配備され、主にカラミティフォビドゥンレイダーの母艦として運用された。
一応ストライクダガーなども搭載していた。

C.E.71年6月末~7月はじめ頃に就役しナタルを艦長に据え運用された。
メンデルでの初戦では三隻同盟やザフト軍と交戦し、ナタルの巧みな戦術でアークエンジェルを翻弄する。
ボアズ攻略戦及び第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にも連合側の主力として参加。
アークエンジェルと死闘を演じるが、ブリッジで起こったナタルとアズラエルの諍いが原因で艦が放棄されることになり、ドミニオン自体も二人と共にアークエンジェルのローエングリンでブリッジを破壊されそのまま轟沈した。



関連する船舶


イズモ級宇宙戦艦

アークエンジェル以前にモルゲンレーテ社が開発していた宇宙用艦艇。
アークエンジェル級の原型となっており外観の意匠や武装、ブリッジの内装など共通点が多い。


◆コーネリアス級輸送艦

地球連合所属の宇宙用輸送艦。前方に二つのデッキが付きだしたデザインとなっておりこの辺がアークエンジェルに影響を与えている。
本編ではスカイグラスパーなどの物資受け渡しのため登場した他、外伝ではリ・ホームの原型となっている。


アガメムノン級宇宙戦艦

地球連合軍の主力宇宙艦。
本級以前に「ゴットフリートMk.71」を主砲として搭載している。


ガーティ・ルー級特殊戦闘艦

『DESTINY』に登場する連合の特殊部隊用の宇宙戦艦。
外観にアークエンジェル級の面影があるが関連性は不明。



ゲーム作品における扱い


スーパーロボット大戦シリーズ

第3次α』にて、ガンダムSEED初参戦に伴い初登場。
性能は悪くなく、特にラミネート装甲のおかげでビームに強いのは有り難いが、SEED準拠だとマリューの能力が低かったり、DESTINY準拠だと加入が遅かったりするのがネック。
そのせいで、DESTINY設定でも折角の海適応を活かせない場合が殆どだが、唯一早期参戦した作品ではまさかの形で海適応を活かすことができたり
サブパイロットの扱いが作品によってまちまちであり、ナタルからノイマンに変わったり、ノイマンとチャンドラだったりする場合もあるが、
J』ではナタル、サイ、ミリアリア、トール、カズイの5人もいるにもかかわらず、内3人が永久離脱するという酷い仕打ちを受けている…
もう一方の旗艦であるナデシコはサブの離脱もなく、スペック的にも最強クラスなのに…。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

PORTABLEを除いてCE71仕様と73仕様は区別されていない。そのためOVERWORLD以前は水中適応が無い場合が多かったが、CROSSRAYSでは水中適応が最初から付いている。
OVERWORLD以前の作品ではローエングリンはMAP兵器だったが、CROSSRAYSでは通常武装に変更された。
ラミネート装甲でビームに強く、一通りの武装も揃っているため使い勝手は良いが、足が遅いのがネック。
ドミニオンとは基本性能が若干違う程度でほぼ変わりなく運用可能。2隻体制だと足並みを揃え易い。

ガンプラ


1/1700スケールでEXモデルとして発売。定価4,950円。
色違いのパーツも付属しておりドミニオンとして組む事も可能だが、どちらか片方しか組めない選択式となっている。
同スケールのストライク、バスター、メビウスゼロ、スカイグラスパーも付属している。物凄くちっちゃい。
各砲座とリニアカタパルトデッキの可動も再現されている。差し替えが必要だがローエングリンの展開も再現可能。
ただし組む際はこの時期に発売されたガンプラとしては珍しく、接着剤が必要になるので注意。ただし組み立て自体は非常に簡単。

後に銀色にメタリックコーティングされたリミテッドエディションも発売された。定価6,050円。
これは恐らく大気圏突入シークエンスを再現した物だと思われる。

どちらのモデルも限定版ではなく、普通に店舗で購入可能な商品なのだが、2021年現在は転売屋に一瞬で駆逐されてしまっており、入手困難な状態が続いてしまっている。

2022年にはHGのRealistic Model Seriesというブランドで登場。
カタパルト周辺と艦橋のみではあるが、1/144サイズでそれぞれ立体化を果たした。

このブランド自体はジオラマに重きを置いたシリーズである。1/144サイズとはいえ超大型の艦船モデルを一部分だけでも立体化できたことには驚きの声が上がった。同サイズのガンプラと並べると非常に大きくかなりの迫力がある。さらに水転写デカールが付属するので、のっぺりとした印象も無い。

カタパルトはアークエンジェルの脚部分を外装もそのまま立体化しているのでリニアカタパルトの展開ができ、左右の発光ラインも全点灯とリレー点灯の区分で可能。
MSメンテナンスベッドと補助電力ケーブルも付属しているので、機体さえ別途で用意すれば発進シーケンスも再現できてしまう。
なお、あくまでカタパルト射出の再現キットなのでゴットフリートの収納・展開はできない。というか今回の立体化で、収納部分が一体どこにあるのかという疑惑が発生した。

艦橋はスモークや光信号を発射する四連装多目的射出機までがキット化。
目立ったギミックは無いが、舞い降りる翼でのフリーダム救援のシーンを再現できる他、公式では明記が無かったが49話の不可能を可能にしたシーンもできるだろう。

艦橋の方はガンダムベース限定で一般販売もしている。

なおフィギュアではSD、放送当時プライズ品で出ている他、コスモフリートコレクションでアークエンジェル・ドミニオンが発売され
アークエンジェルは各種武装展開・大気圏脱出用プラズマブースターを装備した特別版も出ている。

余談


  • 落書き
ASTRAY』ではアークエンジェルが最初にオーブに寄港した際、居合わせたロウ・ギュールらも整備作業に参加している。
この時、艦のどこかに「ロウ参上!」「私は不幸」などの文字が書かれているらしい。

  • デザイン
白い船体に前方に突き出した前足のようなカタパルト、左右に広がった翼など、大部分に初代『機動戦士ガンダム』のホワイトベースのオマージュが認められる。

一方、決定稿に至るまではかなりデザインが変遷しており、もっと未来SFチックな物や航空機系の物、『新劇エヴァ』のヴンダーに似た物など色々なデザイン案が出ていた。



「追記・修正、てーーーーっ!!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ガンダム
  • ガンダムSEED
  • 戦艦
  • 大天使
  • 足付き
  • 不沈艦
  • 曲芸
  • AA
  • 温泉付き
  • SEED_DESTINY
  • EXVS参戦 ← 家庭用 ← ボス戦艦
  • ガンダム艦船項目
  • アークエンジェル
  • ローエングリン
  • マリュー
  • バレルロール
  • 宇宙戦艦
  • 潜水艦
  • ロウ参上!
  • マリュー・ラミアス
  • ナタル・バジルール
  • アーノイド・ノイマン
  • ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
  • 最強装備→ノイマン
  • 地球連合軍
  • オーブ連合首長国
  • 三隻同盟
  • 陽電子砲
  • SEED_FREEDOM
  • 世界平和監視機構コンパス

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月14日 00:16

*1 元々物量で勝る大西洋連邦の上層部はザフトのMSの性能評価を聞いてもそこまで大きな脅威になるとは認識していなかったため。また、既に主力兵器に据えていたMAシリーズ開発で軍需企業との間で利権もあり、MSへの転換に消極的だったことも理由であるとされる。

*2 「CIC無しで戦闘が可能」という意味。一時的にアマギ一尉らがCICで戦闘指揮を行っていた事もある。

*3 オーブが火山国で温泉などに馴染み深いため。

*4 バルトフェルドは”きつねうどん”らしき物を食べていた。

*5 開発時期的に、より正確には「それらに引き続きAA級でも採用された」というのが正しい

*6 しかしその実態はブルーコスモス系の連合上層部から見て邪魔なユーラシア連邦の寄せ集め部隊。そして地球軍きってのエースパイロットであり英雄に仕立て上げているムウ、政府高官の娘であるフレイ、軍人家系出身のナタル以外は、元々軍属のAAクルーも民間人もまとめて皆が邪魔者だと判断された。

*7 後日、事後調査にてアークエンジェルの残骸が現場に残されていた