ミスミ(サモンナイト3)

登録日:2009/08/13(木) 14:07:06
更新日:2023/10/13 Fri 14:40:25
所要時間:約 4 分で読めます




PS2用ゲームソフトサモンナイト3に登場するキャラクター。



『忘れられた島』の鬼妖界の集落、風雷の郷の屋敷に住む鬼姫様であり、一人息子のスバルがいる。
今は無き夫リクトの跡を継ぎ里長を務め、彼の家来だったキュウマをそのまま側近として重用している。

鬼人族のお姫様であり、風を用いた妖術を使う。それ以外の戦闘能力も高いようで、結婚前はリクトと共に戦場を駆け回っていたという。
リクトの死後はキュウマに戦場に出ることを止められており、歯がゆい思いをしていたが、帝国軍の兵士にスバルを人質とされ、風雷の郷の住民を傷付けられたことでついに堪忍袋の緒が切れ、
現役の頃と変わらぬ妖術と気迫をもって主人公らと協力して帝国軍を退け、スバルや住民を救出。正式に自軍に参加した。

一児の母であるが故に溢れんばかりの母性と懐の深さを持ち合わせているが、元々はお転婆なお姫様であったためか好奇心旺盛で茶目っ気溢れる可愛らしい性格の持ち主でもある。
里長としての気概もあり、風雷の郷の民を傷付ける輩には毅然と立ち向かう芯の強さや、郷の民を守るために傷付いた主人公に自身の不甲斐なさを詫びる強い責任感を持つ。
一方でリクトが戦場に向かったまま帰ってこなかったことがトラウマとなっており、夜会話ではもう戦場に向かう大切な誰かをただ見送るのは嫌だと声を詰まらせて訴えるシーンも。

勉強は苦手らしく、字がうまく書けないらしい。しかし息子スバルに教える立場の母がこうであってはならないと、自ら勉強へ励んでいる。
担任ははぐれ召喚師ことヤードさんだが、穏やかそうな見た目に反して割と指導は厳しいらしい。

年齢は不明だが、一児の母には思えないほどの美貌を保っている。
十数年たった番外編の中でも変わらず美貌を保っている。島の時間の流れを考慮したとしても若く見えるお姫様である。
艶やかな長い黒髪と額に生えた二本の小さな角、尖った耳が特徴的で、和装チックな服装ととてもマッチしている。
なお、肩に雲のようなものが付いているがこれはアクセサリーらしく、着脱可能。

キャラクターとしての魅力はやはり溢れる母性愛と、時折覗く茶目っ気だろう。
「わらわ」や「~じゃろう」などの廓言葉にも似た尊大な喋り方も魅力である。
また、夜会話を進めていくと見られる、普段の茶目っ気と母性に溢れる母親としての言動と、
「また大切な人を喪う」ことを恐れている繊細な一面という、ある種未亡人ならではのギャップも魅力と言えよう。
担当声優はまさかのアラレちゃんだが、大人っぽく優しい声色で演じてくれている。

ちなみに、レックスで夜会話を進めていくと、「教師の主人公が未亡人の教え子の母親を攻略する」というそれなんて(ry な展開になるが、
夜会話の内容自体は「教育の悩み相談」や「戦場に向かう夫を見送ることしか出来なかった後悔」など、淫靡さなど欠片もない真面目なものである。


  • クラスチェンジ
PS2版:
鬼姫(クラス1)
 →疾風の鬼姫(クラス2)
  →白南風の鬼姫(クラス3) ※スペシャルクラスなし

PSP版:
鬼姫(クラス1)
 →戦嵐の鬼姫(クラス2)
  →戦慄の鬼嫁、白南風の鬼姫(クラス3)
 →疾風の鬼姫(クラス2)
  →あやかしの御前、白南風の鬼姫(クラス3)       

ユニットとしては魔法攻撃が主体な召喚師タイプ。しかし槍を装備できるので、育て方によれば中距離攻撃型タイプにもなれる、万能タイプでもある。
また固有の遠距離攻撃・風刃が非常に便利。鬼属性召喚術はクセが強いのでなおさらである。
サモンナイト3では主人公以外で唯一の鬼属性召喚師タイプキャラなのでレギュラーメンバーにするプレイヤーも多い。
さらには憑依を祓うことができる祓いの印もレベルの低い早くから使える為優秀なユニットである。

特筆すべきなのは特殊能力【遠距離攻撃・風刃】である。
レベルアップ時のボーナスポイントをパラメータのMATに振り分ければ少ないMP消費で大ダメージを与えることが可能。
さらには相手の属性抵抗力、防御型待機【魔抗】も無力化にできるのが最大の強み。

武器は槍と刀が装備でき、魔法を使う時は刀、攻撃型の時は槍と使い分けることが可能。
防具は着物で普通の召喚師の装備であるローブより防御力が高い。さらには【心眼】【見切】などを覚える為後衛としては非常に打たれ強いユニット。

一方で着物が災いして召喚師としてはMDFは低め。注意しないと意外とあっさり落ちる。
また加入が若干遅く、武器のMAT性能の低さもあり中盤はやや火力不足を感じることも。


PSP版でも風刃の強さは健在でやはり召喚師として育てるのがセオリーだが、必殺技「鬼神豪嵐槍」や勇猛果敢、ダブルアタックなどの習得により戦士としても強化された。
ちなみに戦士型の最終クラスの一つは上記の通り「戦慄の鬼嫁」。…まあ間違ってはいないね、うん。


戦闘ボイス

攻撃
『あまいっ!はっ!』
クリティカル
『これでしまいじゃ!たぁーっ!』
召喚
『そんなにみたいかえ…?』
祓いの印・儀式
『動くでないぞ…』
勝利(ミスミで最後の敵を倒す)
『物足りぬわ』


なお、スバルがいることもあって亡き夫であるリクトのことは今でも想っているが、夜会話を進めていくと主人公に心惹かれていく。
主人公が最終決戦後も島で暮らすつもりであることを聞いて涙ぐみながら喜んだり、主人公の告白に顔を真っ赤にしながら狼狽えたりする最終決戦前の夜会話は必見。

好感度大のミスミEDは、少なくとも「3」の女性キャラクターの中では主人公とヒロインが既に結婚していて夫婦関係になっている唯一のED。
結婚したから、と呼び名を変えるかどうか悩んでいたらとっくに切り替えていたスバルに「父上、母上」と呼ばれ、照れながら「ミスミ」「あなた」と呼び合う嬉し恥ずかしなシーンも。


(キュウマに結婚を勧められて)
『な、な、なにをいいだすのじゃ…////』

(エンディングにて)
『はい………あなた。』


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最終更新:2023年10月13日 14:40