マリーメイア・クシュリナーダ

登録日:2011/05/11(水) 14:27:51
更新日:2023/12/26 Tue 00:49:40
所要時間:約 5 分で読めます




例えるなら歴史とは、

終わらない円舞曲の様なものです。


戦争・平和・革命という三拍子が、

いつまでも続く……






年齢:7歳
身長:不明
体重:不明
人種:不明
声優:佐久間レイ



新機動戦記ガンダムW』のOVA及び劇場版である、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』のメインキャラ。

かつての秘密結社『OZ』総帥にして、一度は世界国家元首として地球を治めたトレーズ・クシュリナーダの遺児を名乗り、マリーメイア軍を率いて地球圏の掌握を宣言する。


記録上提出された名前はマリーメイア・バートンで、バートン財団当主であるデキム・バートンの孫にあたる。
母はデキムの娘であるレイア・バートンだが、父親は戸籍の記録に残っていない。

トレーズの娘を名乗る根拠は、本人曰く「DNA鑑定でも証明されている」から。


デキムによって過剰で極端な思想教育を施されており、まだ7歳のょぅι″ょながら、非常に高圧的で尊大な物言いが多い。

自らが地球圏のトップであったトレーズの後継者だと教え込まれており、言動もそれに沿ったものとなっている。
また、「父の遺志を継ぐ」と語ってはいるものの、「勝者になりたい」という言葉などからトレーズの美学に関しては全く理解していない(子供に閣下の美学を理解しろという方が無理があるが……)。

しかし本来の彼女は歳相応な性格をしており、それを見抜いたリリーナには尊大な物言いも威しも通じないため、彼女に対してはペースを掴めないでいることが多い。

A.C.196年のクリスマスイブに地球圏統一国家に宣戦布告、同時にL-3コロニー『X-18999』を占拠し、行動を開始した。



【劇中の活躍】


統一国家大統領の演説が流れる中、不穏な影を背負っての登場。
外務次官であり、地球とコロニーに多大な影響力を持つリリーナ・ドーリアンを誘拐し、彼女が目を覚ました部屋で対面。
自らの素性と、その目的を明かした。

地球にコロニーを落とし、その混乱を利用して制圧する『真のオペレーション・メテオ』の存在を示唆しつつも、「クイーン・リリーナが自らの正当性を認めれば民衆は従う」とリリーナ誘拐の真意を告げ、共に地球に降下。

頑強な要塞と化したブリュッセル大統領府に立て篭り、サーペント部隊とゼクス・マーキス及びガンダムパイロット達との戦闘を観戦するも、自らの勝利を疑う事は無かった。




ほ〜らね♪


事実ガンダム達は敗北寸前に追い込まれるが、ウイングガンダムゼロによる超精密狙撃によって大統領府が危機に陥ると、生まれて初めて「戦いの恐怖」を知り、自らの行動に疑問を抱く。

やがて立ち上がった市民の姿やリリーナ、レディ・アンの言葉により自らの過ちを悟ると、リリーナを庇ってデキムの銃弾を受け、重体となる。

その後現れたヒイロ・ユイの空砲で『マリーメイア・クシュリナーダ』としての生を終え、終戦後はマリーメイア・バートンという一人の少女としてレディに引き取られている。


尚、彼女が倒れた後にデキムが発した、
「マリーメイアの代わりは幾らでも作れる! その娘もワシが……!」*1
という台詞の真意は不明。

これは単純に「マリーメイアのような象徴は幾らでも作れる」と取る事も可能ではあるが……


  • マリーメイアの出生地は生年直前のA.C.188に建造が始まったX-18999コロニー
  • トレーズがレイアと初めて会ったのは188年の紛争中
  • 妻子がいるようには見えない本編中のトレーズの言動
  • 彼女が生まれた時、トレーズは18歳である
  • 母レイアに過剰に似た容姿デコは明らかにトレーズだが

等から、A.C.歴で発達していたデザインベイビー、もしくはクローンという可能性も存在する(DNA鑑定は捏造が可能)。

ただし、母レイアに抱かれた写真を本来のトロワ・バートンが所持している為、本当にトレーズの実子という可能性も勿論存在する。
実際、エピソードゼロでは重傷を負ったトレーズがレイアと出会うというマリーメイアがトレーズの娘でないなら必要がないであろう場面がわざわざ描かれている。



続編小説「Frozen teardrop」において、その出自がレイア・バートンのクローンであり、トレーズとの関係はなかったことが明らかにされている。
デキムが言い残したのは「その娘もワシが造った」であろう。



【主な台詞】

「お父様から預かったクリスマスプレゼントは、ちゃあんと皆に届けなくちゃね」

「私の名前はマリーメイア・クシュリナーダ。トレーズ・クシュリナーダの娘です」

「大人には子供の分からない世界があるのだそうです。だから、私がどうしてこの世に生を受けたのかは知りません」

「黙りなさい。私は地球圏国家の正当なる後継者です。失礼な発言は許しません!」

「少し違います。私は勝者になりたいんです」

「何度も言わせないで下さい。私に失礼な発言は許しません」

「すべての人類が私にひざまづけば、こんな事はしなくて済むんです」

「あなたが、かつての世界国家元首クイーン・リリーナとして、この地球圏の最高位を私に委ねれば可能ですわ」

「不思議に思いませんか? 兵器のない平和な世界に、なぜこんなシェルターが必要なのでしょう……」

「それは貴女が戦いに敗れたからです。でも私は違う。私は勝者となるのです」

「もちろんです。あなた達の無力さを思い知りなさい!」

「み、惨めな男だわ。こんな事したって無駄なのに……!」

「わ、私……間違ってました……ごめんなさい……」



【ゲーム等、外部作品において】
重要人物であるが、直接戦闘しているわけでもないキャラなので登場しないか、出てもチョイ役である場合が殆どである。
一部ゲームでは元ネタであるミネバ・ラオ・ザビと邂逅するものもある。

…が、『スーパーロボット大戦X』では彼女の「戦争・革命・平和のワルツ」発言が、舞台となる異世界アル・ワースの真実に意外な形で活かされることになる。




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最終更新:2023年12月26日 00:49

*1 小説版や漫画版では「拾って……!」と続いている