ジェイ・ヌル/ドクターJ

登録日 :2012/07/10(火) 12:31:16
更新日 : 2017/04/06 Thu 09:56:01
所要時間 :約 5 分で読めます







人間狂って結構。それが戦争だ。



新機動戦記ガンダムW』の登場人物。


年齢:不明(推定70〜80代)
身長:不明
体重:不明
人種:不明
声優:稲葉実



地球圏統一連合を隠れ蓑にする秘密結社『OZ』を倒す為、『オペレーション・メテオ』で地球に送り込まれた兵器『ガンダム』。
そのガンダムを開発したガンダム開発者のひとり。
また、かつてAC(アフターコロニー)歴初の戦闘用MS『トールギス』を開発した科学者チームのひとりでもある。

視力補助の為にゴーグルを付け、手足が義手・義足の薄汚い老人。
見るからに「マッドサイエンティスト」といった風貌をしている。


主人公ヒイロ・ユイの搭乗する主人公機(棒読み)ウイングガンダムを開発した人間であり、ヒイロを冷徹な殺人マシーンに育て上げた張本人。

AC188年のX-18999コロニー騒乱の際、育ての親であるアディン・ロウを失ったヒイロ(アディン・ロウJr.)を拾い、ガンダムパイロットとして訓練を施した。
尚、初対面のヒイロに「ガンダムに乗らんか?」と勧誘する等、その選択は超直感的。
ヒイロに目を付けた理由は「いい目をしている」かららしい(後にリリーナ・ドーリアンも同じ理由で助けている)。
ジジイェ……

ヒイロが本当は純粋で優しい少年だとは見抜いており、AC194年まではヒイロの「心」までは殺さなかった。
が、ガンダム開発のスポンサーであるデキム・バートンの「兵器に心など必要ない」という命令によって以降はヒイロの精神性を無視した訓練を課すようになった。


ウイングガンダムの性能から分かるように、大出力のビーム兵器や大型戦闘機等の分野を得意とする。
Endless Waltz版ではウイングガンダムゼロに可変機構がない為、大型戦闘機(バード形態)への可変機構は彼のオリジナルだったようである。

また、学生時代には核融合炉関係の特許を幾つも取得していたらしく、大出力のジェネレータやエンジン等の技術も得意と思われる。



本名はジェイ・ヌル。
コロニーの伝説的指導者ヒイロ・ユイ(真)とは同じカレッジの学生で、数少ないヒイロ(真)の友人だった。
当時は変人扱いされていたヒイロ(真)以上の変人として有名であり、カレッジでは、

  • 融合炉の特許を幾つも持っているのに脱税している
  • 自分の研究資金をハッキングで調達している
  • あまりに能力が高すぎて地下組織からも危険視されている
etc.……

と、物騒な噂が幾つもあった。
ぶっちゃけ後の所業を考えるとあながち嘘とも言い切れない。
実際、学内で勝手に大型戦闘機『ワイバーン』を造っていた。

ヒイロ(真)曰く「何が専門で、何を研究しているのか全く検討がつかない」。
休学していたヒイロ(真)が久々に会った時には、ケイ素生命体の研究をしていたらしい。

また、ヒイロ(真)がクローン猫製作の依頼をした所を見るにそういった分野にも精通していたようだ(持ってきたのはZEROシステム搭載のワイバーンだったが)。

ジェイ「お前の常識のなさには呆れる」
ヒイロ(真)「お前には言われたくない」
という会話から察するに、ヒイロ(真)とは類友(変人的な意味で)と見るべきか。

当時はコロニーの学生運動に参加しており、度々ヒイロ(真)を誘っていた。
が、地下組織を狙った爆破工作によって左腕を失っており、その後ヒイロ(真)の後援者だった時期に両足をも失っている。

まあ、そんな事を感じさせないくらいジジイになっても元気一杯だが。



他のガンダム開発者同様、バートン財団の提唱する地球人類の虐殺には批判的であり、「本当のオペレーション・メテオ」には反発。
ヒイロの友人だった彼は、そんな事をしてもヒイロ・ユイは喜ばないと理解していたのだろう。

コロニーと地球の平和を願った『ヒイロ・ユイ』の名をコードネームとして与える事で、主人公ヒイロに虐殺を行わない事を示した。
また、ヒイロが勝手に造っていたアストロスーツの自爆装置(1話で不発だったアレ)の存在には気付いており、不発になるように細工している。
これが無ければガンダムWは1話で終わっていた……かも?

ちなみに彼が造り上げたウイングは散々な扱いをされたが、ドクターに取っての『兵器』はヒイロ自身をも含めていた為、そんなに気にしていなさそうである。
むしろ自分を殺しに来たヒイロを見て、
「どうだ、ワシの兵器は優秀じゃろ?」
とか言い放った。
イカれてるぜ……


本編ではEVE WAR(リーブラ攻防戦)で他の4人と共にリーブラの落下阻止に貢献、そのフリーダムな生涯を終えた……





と思われたが生きていたらしい。カーンズに銃で撃たれてたにもかかわらず。
時期は不明ながら、ヒイロに地球攻撃用のビームキャノンを破壊する指令を出していた。
「しぶといジジイは嫌われる」とは本人の弁だが、本当にとことんしぶといジジイである。

……もしかしたら、ヒイロに「殺す」と言われたせい……か?

一方、コミックボンボン版ではリーブラ破壊のために自爆しようとしたヒイロに、
6機のガンダム(6機なのはエピオンを含むため)のエネルギーをツインバスターライフルで発射してリーブラを破壊するという命令、
そして正真正銘最後の命令を下し、リーブラに突貫したピースミリオンの爆発に消えた。




「ヒイロ…最後の任務だ。 『死ぬな』 …!!」

「任務… 了解」


なお、小説版において、 ヒイロ(真)の若い頃の容姿は現在のヒイロと全くの瓜二つであることが明かされており、ヒイロ(真)とヒイロは実の祖父と孫である可能性が示唆されている。
ヒイロ(真)の親友であった彼がそれに気付かないはずはないだろう。
友とそっくりな容姿を持つヒイロに戦闘教育をしていた時は、きっと複雑な気持ちだったに違いない。

ヒイロにかつての友の名を授けた本当の理由はもしかしたら、 祖父と会うことさえ叶わなかった友の孫に、せめて名前だけでも繋がりを持たせてやりたい という優しさからだったのかもしれない…。

ちなみに、本名の「ヌル」はドイツ語で「0」の意味。
確かに、ある意味で全ての始まりと言える人物かもしれない。








追記・修正はする。しかし*は渡せん!
繰り返す!
追記・修正はする。しかし*は渡せん!




任務、了解……

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