エアドラモン

登録日:2011/03/04 Fri 02:25:07
更新日:2024/03/06 Wed 13:09:34
所要時間:約 20 分で読めます





神の領域を目指し飛翔する、赤い翼の天空竜!


『エアドラモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 成熟期
タイプ 幻獣型
属性 ワクチン種
必殺技 スピニングニードル
巨大な翼を羽ばたかせ、鋭利な真空刃を発生させる技。
媒体によっては、風の矢を飛ばしたり、実態を伴った針を飛ばしたりする。
得意技 ゴッドトルネード
羽のはばたきで竜巻を起こす。
ウイングカッター
かまいたちを発生させて切り裂く。
テイルウィップ
尻尾で叩きつける。

【概要】

咆哮は嵐を呼び、羽ばたきは竜巻を起こすといわれる伝説の幻獣型デジモン。
性格はかなり凶暴だが、高い知性を持っており、神に近いといわれる珍しい種族である。
並みのテイマーでは使役することは、まず不可能であろう。
主にファイル島ムゲンマウンテン周辺に生息するとされる。


……成熟期とは思えないほど強そうな設定である。



【派生種・関連種】


い な い よ


シリーズ初代の『デジタルモンスター Ver.1』に登場したいわゆる“初代組”でありながら、未だに直系の進化体や進化前の成長期が一切いないという珍しいデジモン。
初期のデジモンに多く存在した、色違いの亜種すら存在しない*1
X抗体すらいまだに獲得できていない。

比較のため初代成熟期組を上げてみるが

グレイモン
言うまでもないので省略。

ティラノモン
初代看板デジモン。
かつてはアニメで活躍しなかったりなど扱いは悪かったが、ティラノモン→メタルティラノモン→ラストティラノモンという究極体までのルートが完成した。
他にも亜種にダークティラノモン、完全体にマスターティラノモン等々がいる。

シードラモン
進化先はメガシードラモン→メタルシードラモンorギガシードラモンと成熟期~究極体までルートが整っている。
進化前の成長期もベタモンがほぼ内定。

メラモン
プチメラモン→キャンドモン→メラモン→ブルーメラモンorデスメラモンとルートがある。
究極体はいないが、アニメでは割と活躍。

デビモン
ピコデビモン→デビモン→ネオデビモン→ダンデビモンと24年目にして直系で究極体までルートが繋がった。
亜種にアイスデビモンがいる。
エアドラモン以外の初代成熟期の中では唯一、X抗体未取得


。゜
)Д(
まず完全体にブラックキングヌメモン、究極体にプラチナヌメモンがいる。
しかもアニメでは子供たちを助けようともんざえモンやムゲンドラモンに戦いを挑む漢。
更に亜種・派生種にカラツキヌメモン、ゴールドヌメモンとゲレモンがいる。
WSソフトでも大量の色違いが存在した。


しかして、エアドラモンにはそういったデジモンが一切いない。孤立無援。
アニメも登場回数こそ割と多めだが“背景のその他大勢”“乗り物”“やられ役のモブ”だったりで全く目立たない。
まあ、特別悪い扱いにされることはないが……っていうか、そもそも扱われな(ry

まさしく 空気(エア)ドラモン である。


体型や名前が似ているメガドラモン(&ギガドラモン)が進化形態と言われる事もあるが、
「全てを破壊する凶悪なサイボーグ暗黒竜」というキャラ設定は(一応)神聖系のエアドラモンとは真逆であり正直苦しい……暗黒進化かな?
一応、翼がキメラモンのパーツに使われたりもしているけど、それは……ねえ?

間に収まりのいい完全体が挟まれば、直系と言っても違和感の少なかったゴッドドラモンも、
最近では“(セラフィモンにならなかった場合の)ホーリーエンジェモンの派生進化先”のイメージが付きまとうことに……

「幻獣型」という繋がりで見ても、完全体はヒポグリフォモンくらいしかいない。
というか、他の幻獣型が、ユニコーンやグリフォン、ハーピーにケツァルコアトル…と、現実世界の神話・伝承由来の中で、エアドラモンだけ明確なモチーフ無し、と浮いた存在になってしまっている。
シマユニモンは大目に見て差し上げろ


しかし、そんなエアドラモンにも実は晴れ舞台が存在する。

それは、デジモンアニメの指人形「デジモン大集合」のラインナップに存在した事である。



指人形のラインナップに存在した事である!!


大事な事n(ry


パッと見では『だから何だ』と思うかもしれないが、このデジモンの指人形シリーズは 大集合という名前とは裏腹に ラインナップはほぼ主役級デジモンばかり。
悪役はシリーズ全て通しても
のみで、他はパートナーデジモンやピッコロモン等の味方デジモンばかりである。


その中にエアドラモンの姿。


ダークマスターズやディアボロモン、デビモンすらラインナップには無いにもかかわらずエアドラモン


これが如何に凄い事か、お判りいただけたであろうか。



……ただ、エアドラモンが収録された『デジモン大集合02 第二弾』はセラフィモンマグナモンが収録されているのにホーリードラモンが収録されていない為、発注ミスが招いた結果である可能性もある。
ちなみに、02の指人形はその弾で完結。
後に6個セットの豪華版が2種類発売されたがそこにも姿は無く、ホーリードラモンは指人形にならずに終わった。
ちなみにインなんとかモンは豪華に3種類全て収録されている。


ホーリードラモン「お前ちょっとこっちこいや。 完全体に戻ってビンタするから」


【エアドラモンの 輝かしい 経歴】

育成ギア『デジタルモンスター Ver.1』

1997年6月発売。エアドラモンの伝説はここから始まった。
当時の進化元はベタモンのみで、アグモンからは進化不可。
なお、上述したように、現在ではベタモンは専らシードラモンへ進化するイメージで固定されているのは周知の通り。
また、進化条件が
  • 育成ミス4回以上
  • 睡眠妨害9回以上
  • 満腹3回以下
  • トレーニング31回以下
と、聖なる存在にしてはやや自堕落。(デビモンの方がよっぽど条件が優等生とか言ってはいけない。というかベタモンは規則的に育てていたらほぼ確実にデビモンになる)


PSソフト『デジモンワールド

繁栄度が50を超えるとイベントが発生して強制戦闘となる。
倒すとラスボスの手によって操られていたことが判明する。
立場としてはラストダンジョンの登場を告げる使者であり、明るい雰囲気の今作では珍しくシリアスなボス。
倒した後は受けたダメージが大きいため寝込んでいるが、エンディング後では傷が癒えて占い屋を営業している。

育成可能なデジモンの一体でもある。
進化元はピヨモンで、進化先はホウオウモン or メガドラモン
また、バードラモンかシードラモンが睡眠時にしつけ100&ごきげん100であり、起床時に疲労0になった場合に30%の確率で特殊進化する。


漫画『デジタルモンスター デジモンキングになるんだモン!』

知る人ぞ知る、史上初のデジモン攻略本にしてデジモン漫画。
作者はあの「Vテイマー01」を手掛けたやぶのてんや先生。

主人公のデジくんが「ただ真面目に強いデジモンに育てるだけじゃつまらない」「どうせなら笑えるデジモンに育てよう」として色々試した結果、最初の育成でエアドラモンに成長する。笑えるとはどういう意味だ
最後に師匠の育てたグレイモンとのバトルに勝利、メタルグレイモンへの進化に成功した。
過去最も輝いていたエアドラモンと言ってもいいだろう。

また、同先生の読み切り「C'monデジモン」では、デスモン(単眼のアレじゃない方)の変身した姿の一つに『デス・エアドラモン』が登場している。


PSソフト『デジモンワールド デジタルカードバトル』

「デジモンワールド」とは似たような別の世界、カードバトルで勝敗を決める世界でのお話。
そんな世界での登場キャラクターにエアドラモンが……いないよ
カードバトルだから、腕のないエアドラモンは登場が難しかった…と擁護しようにも、ホウオウモンブラキモンがバトルできる時点で説得力はないのであった。

さすがに、使用可能カードとしては登場できた。
イメージ通りの自然属性レベルⅣで、高めのHPと〇攻撃力を持つ。
必要進化Pが40とやや高めだが、常識的な範疇であろう。
また、×攻撃特殊効果は「相手の〇攻撃を0に」という優秀なもの。
援護効果は「自分のHPの100回復&全攻撃力+100」という、身も蓋もないことを言えばあってもなくても構わないレベルの効果。
まあ、デメリットはないので腐ることはないだろう。ある意味、エアドラモンらしいと言えようか。

しかし、彼には一番の問題があった。
それは……×攻撃力が50しかないこと!!
ステータスが貧弱なことでお馴染みの珍種属性レベルⅢである、サイケモンの『原色の舞い(〇を0に)』ですら90あるというのにである。
これでは、相手の〇を封じても、こっちもしょっぱいダメージしか与えられない。
駆け引きにならないのである…。

なお、(文字通りの)対抗は、同じく幻獣型のユニモン。
進化周りの数値とHPがエアドラモンと同値であり、△攻撃は10だけユニモンの方が高い。
逆に、〇攻撃はエアドラモンの方が40高い390なので、ここは決して無視できない差ではあるが、肝心の×攻撃力がユニモンは150ある。
ちなみにユニモンの援護効果は「相手が暗黒属性であるなら、相手の攻撃力は0になる」という暗黒メタ。
なので、“汎用性”という観点ではエアドラモンに軍配が上がるが、その効果自体も上述したように、別に強力なものでもないので……ねぇ…。

なお、次回作の『カードアリーナ』でもカードは続投だが、調整は一切ナシ
それどころか、カード総数自体が増えたので、より厳しい立場に置かれたと言える。
また、登場キャラクターとしての採用もやっぱりなし。


アニメ『デジモンアドベンチャー

記念すべきアニメ初登場の作品であるが、出番は現実世界の各地にデジモンが現れた際のワンカットのみ。
モブどころかほぼ背景。


アニメ『デジモンアドベンチャー02

本格的な出番としては初となる作品で ある。

ただ、その活躍は、“イービルリングで操られて、デジモンカイザーの乗り物扱いとされる” というもの。
必殺技などを披露する機会にも恵まれなかった。

問題作である第13話「ダゴモンの呼び声」では、(ハンギョモンが信仰する神とは別の)神が使わした存在として登場する。
謎の黒い炎弾を吐き出して攻撃を行うが、超進化を果たしたエンジェウーモンの「ヘブンズチャーム」で跡形も残さず消滅させられる。

タケル「やったぁ!エアドラモンを倒せた!!」

フォローを入れておくと、この世界でのハンギョモンがデジモンの形を取っていただけの別種の存在であったため、
このエアドラモンも正体はデジモンでない可能性はある。

間違いなくデジモンであるエアドラモンは第40話「ニューヨーク香港大混戦!」で登場。
アメリカはナイアガラの滝にいたトノサマゲコモンの元へ向かった、アイルランド系の少女テータム。
彼女のパートナーこそがエアドラモンであった。

また、同話の後編、中国へ向かう迷いデジモン一行の中に、エアドラモン数体の姿が確認できる。


PSソフト『デジモンワールド2』

育成可能デジモンの一体として登場。
ピヨモンがJP(ジョグレスポイント)2以下の場合のみ進化でき、進化先はエアロブイドラモンで固定。
固有技は当然『スピニングニードル』。
なお、特殊効果として「対象がインタラプト技*2の待機中であれば威力増」を持つのだが、この技に割り込まれたら効果はなくなるので、ほぼ死に効果…。


アニメ『デジモンフロンティア

第45話「データかく乱作戦!アキバマーケットを防衛せよ」にて登場。
本作にて、初めて台詞が付いたことは特筆に値するべきか。

ロイヤルナイツの侵攻の前に、ザンバモン、グリフォモン、プテラノモングランクワガーモンと共に、エアドラモン5体が立ちはだかった。
しかし、ロイヤルナイツの攻撃によりエアドラモン以外は全滅した上、デュナスモンの「ドラゴンズロア」により、エアドラモンのうち3体が散った。
残る2体にもロードナイトモンの刃が迫るが、そこにカイゼルグレイモンとマグナガルルモンが到着。
命拾いした2体は彼らに後を託したのであった。

「頼む、伝説の十闘士の力を継ぐ者たち。君たちだけだ、このデジタルワールドを救うことができるのは…」

余談だが、ロイヤルナイツに立ち向かったデジモン達の登場時、各デジモンの紹介カットが流れたが、エアドラモンのものは『02』時代のイラストを使用したのか、胴体にイービルリングが付いている


アニメ『デジモンセイバーズ

デジタルワールドで空を飛んでいる姿が確認できる。
要するに またもや 背景。


ゲーム『デジモンワールド Re:Digitize

初代デジワー以来の育成タイプの「デジモンワールド」。

3Dモデルの制約などから育成可能デジモンは84体と狭き枠であったがver.1成熟期という強みを生かし登場した。
初代成熟期大集合!と思ったらあいつがいなかった。
スキルにファイ“ヤ”ーブレスなんてのがあるのに……

ちなみにこのゲームのエアドラモンはガルダモンと仲良くなっていた。
余談だが、ガルダモンはこのゲームにおいては進化先でもある。


ゲーム『デジモンワールド Re:Digitize Decode』

リデジの完全版。育成可能デジモンはほぼ2倍の160体に。
前作ではいなかった赤い恐竜が直系究極体引っ提げて登場。
また、ver.1で進化前であった成長期のベタモンも登場している。
このゲームではエアドラモンに進化できないけど。

完全体としてマメモンも登場しver.1デジモン集合、かと思いきや青いメタルグレイモンがいない(ゲーム中に登場はしているが育成可能デジモンではない)ので若干の手落ち感がある。

エアドラモン自体には特に目立ったことはなかった。(取得スキルが自然メインから大気メインになり、よりイメージに近くなったくらいか)
しかし、何もなくても参戦できている。それがどれだけ幸せなことだったのか痛感することになる……


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース

「デジモンストーリー」シリーズ第5作目。
過去作は子供向けであったデジストシリーズだが、「大人になったデジモンファンへ」をコンセプトにストーリー性を重視した作品になっており、そのシナリオと美麗な3Dモデルは評価が高い。
育成可能デジモンは240体。
デジストシリーズとしては若干少なめだが人気デジモンが多数収録されており、あの「ロイヤルナイツ」が初めて集合する作品になった。

そんな本作にエアドラモンが…

い な い よ


もう一度言う


い な い よ



青いメタルグレイモンも登場して他のver.1デジモンは登場しているのだがエアドラモンはいない。
またしても、ver.1組が全員集合することは叶わなかった。

ちなみに2,3体登場していればまだマシと言われる影が薄いver.5の成熟期の中でもアニメに登場していないために最も影が薄いと言われたサイクロモンはサイスルに登場している。何故だ。

理由としては、やはり直系デジモンがいないために後回しにされてしまったという可能性があげられる。
進化するデジモンは他のデジモンで代用できてしまうという訳だ。
逆に進化先としてよく名前が上がるメガドラモンはドラゴン型、飛行型、暗黒型、機械型と多数の種類のデジモンから進化しても違和感がないし、また多くの種類のデジモンに進化しても違和感がない。
悪く言えば直系進化デジモンから進化前を奪っているデジモンであると言える。ダークドラモンとかメギドラモンとか。

メガドラモンは使いやすいから出したい!でも別に進化前がエアドラモンじゃなくてもいいよね!となってしまったということだろう。
まぁ、サイスルに登場出来たサイクロモンも別に直系進化先があったという訳ではないのだが


ゲーム『デジモンワールド -next 0rder-』

「デジモンワールド」シリーズの最新作。
同時に2体までのデジモンが育成可能になり育成可能デジモンは217体まで増えた。

肝心のエアドラモンはというとサイスルに引き続き登場せず。
とはいえ、今作はデコードやサイスルに居たのにリストラされたデジモンも多く、色違いデジモンが育成可能デジモンに占める割合が大きいなど枠の競争が非常に激しかった作品なので仕方ないと言える。
エアドラモン以外のver.1の成熟期デジモンはリストラされず残ってるけど


アプリ『デジモンリンクス』

育成RPGのアプリ。
3Dモデルをサイスルから使いまわしている関係からかやはりエアドラモンは登場していない。


カードゲーム『バトルスピリッツ

バンダイ製TCG。
デジモンコラボが『デジモン超進化!』を始め4度行われているが、例によってエアドラモンは収録されていない。

とはいえ、いずれもアニメ(無印、02、tri.)とのコラボであるため、02にちょろっと出た程度のエアドラモンにはお鉢が回らなかったのだろう。
……と思いきや アニメに出ていないクリサリモンはいる。

ver.1組はコラボ第2弾でベタモンとティラノモンが収録されたため、現在のところは青メタグレ、マメモン、エアドラモン、コロモン、ボタモンが未収録。
そもそも幼年期はシステムにない*3ので本当にいないのはマメとエアドラだけということになる。
一応、キメラモンは収録されているため、『(部位としては)出演している!!』と強弁することも可能か。




このように、長年「ver.1の中では不遇だけど全体を見れば…」というポジションを維持してきたエアドラモンであったがゲーム未登場も連続し、その辺りも怪しくなってしまった。
一方で同じver.1不遇仲間であったティラノモンはデコードで直系究極体をもらって以降、進化ルートも揃って連続登場しており大きく差を付けられてしまった。
エアドラモンもリデジ→デコードの時のティラノモンのような大復活が出来るといいのだが…


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー』

「デジモンストーリー」シリーズ第6作目にして、サイスルの物語の裏側を描く本作。

帰 っ て き た よ


もう一度言う


もう一度言う


帰 っ て き た よ

育成デジモンの総数も300体以上に増加した中にエアドラモンもいた。
これに伴って前作から続投している面子を合わせて遂にver.1組が全員集合することと相成った。

進化元はベタモン、ホークモン、ピヨモン。
進化先には今作初登場のウイングドラモン、サイスルからの続投組のメガドラモンやメタルグレイモン(黄)が居る。
そして、メガドラモンの進化先には新たにゴッドドラモンも加わったのでエアドラモン→メガドラモン→ゴッドドラモンというデジタルモンスターカードゲームで可能だった進化ルートをたどることができるようになった。


アニメ『デジモンゴーストゲーム

第38話「陰陽師」にて初登場。
経緯は後述するが、アニメ史上初めてエアドラモンが準レギュラーポジションとなった。
しかも、声優は大ベテランの置鮎龍太郎氏。
なお、氏は第15話でフェレスモンも演じていたほか、前述のフロンティアではロードナイトモンも演じていたことで有名。
そこでは相棒がエアドラモンを惨殺したことも考えると、複雑な因縁を感じないこともない。

そして、その作中での活躍は、鎌倉の地で危機に陥った宙&ガンマモンの救援に向かいたい瑠璃&アンゴラモンに請われて、彼女ら+清司郎&ジェリーモンへ力を貸す…というもの。
かつてのアニメで、古代の皇帝竜が担った役割と同様である。

…ん?分かりにくいって?
簡単に言うと

鎌倉までの乗り物になった

ということ。

性格は 尊大にして傲慢 威厳があり誇り高いもの。
「俺は神も同然」、(誰かに見られたらどうする?との懸念を受けて)「人間は俺の姿を見て拝む」などと言い放つほど。
また、ジェリーモンに「アレ」呼ばわりされて露骨に機嫌を損ねる姿も見せる。

それでも、無事に瑠璃らを鎌倉に送り届け、宙らとの合流を果たさせる。
まあ、その頃にはもう問題は解決してたのだが・・・。

なお、様子は描かれなかったが、鎌倉までの道中で(なぜか)瑠璃とは意気投合した模様。
その後も、遠隔地への移動要員として大活躍している。
(第39話「感染孤島」、第41話「道化師」などなど)
本作のゲゲゲの鬼太郎っぽい作風も相まって「一反木綿モン」などと揶揄されるように。

その後、しばらく間が空き「スタッフからも忘れられたかな…?」と思い始めた頃の第55話「化ケ猫」。
久々にタクシー係が登場。
しかし、今回はそれだけに留まらず…

「スピニングニードル!!」

なんと、今回の騒動の現況であったバステモンに対して、エスピモンらと一緒に必殺技を披露したのだ。
初代ギア発売から25年。アニメシリーズ開始からも22年以上の月日をかけて、初めて メディアで 必殺技を ボイス付きで披露した記念すべき瞬間であった。
ただし、あっけなく跳ね返される、というオチ付きであったが。作画が綺麗だった事は幸いかもしれない。

更に…


NOVEL『DIGIMON SEEKERS

デジモン25周年プロジェクトとして始まった本作でもChap.2-2より登場。
しかも今度はテイマー付の上、その相手は武闘派クラックチーム「SoC(サンズオブケイオス)」のNo.2、“Song Smith(ソングスミス)”ことマーヴィン・ジャクソンである。
劇中では、工場風のマーヴィンのプライベートルーム内でキャットウォークに尻尾を巻きつけて止まり木にしていたり、ルガモンにボールを投げて遊んだり、感心した際には空中でくるっと1回転するなど、愛嬌のある姿を見せた。
また、作戦中にはメガドラモンへの進化も披露。
進化前、進化後共に必殺技も見せる機会もあったりと、中々の活躍を見せた。

しかし、国家機密級デジモン、ムゲンドラモン確保を目的としたX国サーバーへのクラッキング作戦もあと一歩というところで
ハッカーJudge(ジャッジ)ことレオン・アレクサンダーとそのパートナー、パルスモンが進化したカヅチモンの横槍の一撃によって負傷。
目的であったムゲンドラモンも倒された事で作戦も失敗となり、メンテという名の入院をするハメになった。



エアドラモン「追記・修正はゲームに再登場したらお願いします。」

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最終更新:2024年03月06日 13:09

*1 一応『デジモンワールド3』に金色の個体が登場しているが、同作では敵デジモンの大半に色違いの個体が存在しており金色のエアドラモンもその中の一つでしかない。

*2 相手の技に割り込んで使用する技

*3 クルモンとクラモンがいるがどちらも進化ルートを持たない