ダンボール戦機WARS

登録日:2013/06/17 Mon 02:49:44
更新日:2023/10/26 Thu 01:11:27
所要時間:約 6 分で読めます




行くぞ ウォータイム開始!


ダンボール戦機シリーズの三作目にあたるアニメであり、前作『ダンボール戦機W』の続編。

世界を舞台とした前作と打って変わって離島での閉鎖的な学園生活を舞台としている。何か見たような…
キャラデザインやメカデザインが大幅に変わったことで放送前は世界観リセットか、と危惧されたが前作のLBXやキャラが出たことでホッとしたとかしないとか。
今までの恒例通りゲーム(3DS)が発売され、アニメはそれより先行して放映された。なおジャンルはRPGではなくSRPGとのこと。
月刊コロコロコミック2013年4月号から11月号まで漫画版が連載された。作者は前作から引き続き藤異秀明


【ストーリー】


2055年、瀬名アラタは同じく転入することとなった星原ヒカルと共にLBXの名門校・神威大門統合学園・ジェノックに転入する。
その神威大門では放課後LBXを使って仮の国ごとに分かれ疑似戦争シミュレーションを行う「ウォータイム」が行われていた。
ジェノックの為、第1小隊の為、生き延びるため・・・瀬名アラタの戦いが今始まる…

【用語】


  • 神威大門統合学園
日本近海に浮かぶ人工島「神威島」に建てられた全寮制、中高一貫の学校。
「LBXバトルの公式大会に3回以上優勝」または「テクノロジーコンテスト」と呼ばれるLBX関連の技術力を競う大会での優勝が入学する為の絶対条件。
この学園及び神威島で使うLBXとCCMは全てこの学園で支給される物を使用しなければならない。

  • セカンドワールド
神威島地下に存在する直径10kmにも及ぶ超巨大なジオラマ。
LBXのサイズを人間の大きさに換算し、地球各地の地形や町並み、
更には草木や通行する自動車までもが忠実に再現されている。
柱の行方については気にしたら負け。

  • ウォータイム
神威大門統合学園で放課後に行われるLBXを使った戦争シミュレーション。
将来起こり得る戦争と、その予防策を研究するために国際機関によって行われている。
だが、物語中盤で仮想戦争どころか、リアルの国家に影響を及ぼすガチの代理戦争であったことが発覚。
これなんてGガン
LBXの操作はコントロールポッドから行う。
ここでの成果が神威大門での評価を大きく左右すると言っても過言ではないが、
かと言って通常授業をおざなりにして良いと言う訳ではない。
漫画版においては戦争というよりトーナメント形式の試合であり、戦術的な要素は皆無である。

  • 仮想国
ウォータイムでの戦闘の為生徒達が所属する事になる仮想のグループ。
ウォータイムの目的が上記のようなもののため、領土や特徴等はある程度現実の国家を模したものになっている。
アニメではアラタ達の属するジェノックと最も大きな勢力を誇るロシウス連合、
南北アメリカを制圧するアラビスタ同盟がストーリーの中心となっている。
他にはゲームの主人公が所属するハーネス等、総数8つの国が存在する。

  • 小隊
ウォータイムを実行するチームの総称。
LBXプレイヤーの隊長1名、隊員2名、メカニック1名の計4人で構成される。
アラタ達2年5組の様子から察するに各小隊間の仲は決して良いとは言えないが、メカニックだけは妙に仲が良い。おそらく、戦果で競い合う隊員たちよりも情報の共通化のほうが彼らにいいからだろう。
また、国家間で数が統一されているわけではなく、
ジェノックは第5小隊までだが、国力の大きいロシウス連合は(全18学級なので1学級5小隊と仮定すると)第90小隊まで存在し、
ロシウスに次ぐ大国であるアラビスタ同盟では少なくとも第19小隊以上(全6学級なので全30小隊?)を有している。
元々は30の仮想国があったが、制圧や同盟によって再編された結果らしい。

  • シルバークレジット
ウォータイムでの成績に応じて支給されるポイント。
神威島内ではこれを電子マネーの様に使う事も可能。
まるでこれでは学生というよりただの傭兵では?
アラタはウォータイムでの成績は悪くないはずなのだがシルバークレジットは常に不足気味。
金遣いが荒いんだろうか・・・
ある程度貯めると指揮官への試験が受けられるということだが、あまり知られていない模様。

  • フラッグ
ウォータイムでの勝敗判定に使用される装置。
基地や要塞、街や橋など何かしらの拠点となる場所に設置されており、その拠点および周辺領土の所有権を示す目印となっている。
フラッグから一定の範囲内に他国のLBXが侵入した事を検知すると「拠点占領カウント」が始まり、カウント終了とともに侵入したLBXの所属国へ所有権が移るという陣取り合戦のようなシステムとなっている。
よって防衛側は敵国のLBXの侵入を未然に防ぎ、侵入を許してしまった場合はカウント終了前に排除する必要がある。
なお、万が一フラッグ自体が破損した場合は、侵攻側の仮想国が優勢だったとしても所有権は移転しないという規定らしい。

  • ロスト
ウォータイム中に使用しているLBXが完全破壊される事。前作までと違い「ブレイクオーバー」は耐久値0による行動不能のみを指す用語となった。
LBXがロストしてしまうと、そのプレイヤーは戦死扱いとして退学となる。
事前に「エスケープスタンス」を取り、5秒間耐えきる事で回避(戦闘離脱)も可能だが、
エスケープスタンス発動中の5秒間は全くの無防備となるため、タイミングを誤ればロストの危険は逆に増大する。
またエスケープスタンスの発動自体はいつでも可能なようだが、上記のリスクのせいか多くの場合は継戦困難に陥った時にしか使われない。
もっとも、敵も継戦困難だからとみすみす時間をくれるほど甘くはないが…。

  • マルチギミックサック
セカンドワールドで運用される一部のLBXに搭載された機能。
背面のサック状のユニットが変形する事で様々な武器に変化し、あらゆる戦況に対応する事が出来る。
プラモでは互換性がある事が言及されているが本編でもそうなのかは不明。

  • ラボ
セカンドワールド内の施設の一つ。
高性能の工作機器を備えており、新兵器の開発やLBXの修理などを段違いの効率で行える、メカニックの憧れの施設。
ウォータイム中しか使えないのが欠点。

  • バンデット
所属不明の謎のLBX集団。
その正体や目的は学園の教職員にすら全く知らされていない。機密保持のためブレイクオーバーしたLBXも自爆で完全に抹消する念の入りようである。
戦場に現れ、拠点の制圧などもせず、ただ両陣営のLBXをロストさせる存在。
その正体は後述のパラサイトキーを手に入れて、世界を支配しようとする者の手先。
LBXのコアボックスを貫きを破壊していたのは、コアボックスをスキャンしてパラサイトキーを探しているからだった。
構成員は表向きはそれぞれ仮想国に所属しており、自国のウォータイムに参加するふりをしてバンデットとしての活動を行なっている。

  • パラサイトキー
セカンドワールドの管理エリアに入ることができるキーコード。ウォータイムに参加するLBXの中に隠されており、LBXがロストしそうになると別のLBXへ転送される。
入手する=セカンドワールドを自由に操れる=現実世界の加盟国を支配するも同じであるため、バンデットは躍起になってこれを探している。
全部で3つ存在し、1つは東郷リクヤのDCオフェンサーに隠されているが、もう1つは既にエゼルダームの手中にある。

  • オーバーロード
極限状態までが活性化した状態となった時に発動する能力。
周囲の時間が止まって見える程に反応速度が上昇する反面、身体に与える負担も大きい。
フル稼働する脳が甘いものを欲するようで、甘い物の携行は必須らしい。
ジンは「理論上は誰でも使える」と言い、猿田教官は「選ばれたもののみが使える」と言っているが、果たして…?
前作の主人公大空ヒロの特殊能力と似ているが、あちらは反応速度の向上に加えて「未来を見通す」事が可能という差異があるが…?
おそらく名前の由来は戦場の支配者としてのオーバーロード(Overlord)、脳神経系に過負荷をかけるという意味合いでのオーバーロード(Overload)、相手を乗り越える・優位に立つ・踏み潰す。戦況をひっくり返すことを指すオーバーロード(Overrode)のトリプルミーニングか?

【登場人物】



【仮想国と登場LBX】


◆ジェノック

主人公「瀬名アラタ」が所属し、プレイヤーの優秀さや機転を利かせた作戦で滅亡せずに踏ん張っている1学級のみの小国。
拠点の位置から分かるようにモチーフ国は日本。初期領土は日本列島に加えて朝鮮半島と中国の一部、フィリピンの半分程度。

  • DCオフェンサー
ジェノックの主力量産型LBX。略号は「UA」。ちなみに現実の米軍機の命名規則(MDS)を当てはめると汎用攻撃機(Utility Attack)となる。
胴体や腕部、脚部などにデクーとの類似性が確認できるが、神谷重工が関わっているかは不明。
バリエーション機に脚部をワイルドフレームに換装した「DCブレイバー」(略号「UL」)、脚部をパンツァーフレーム&両肩にキャノン砲を搭載した「DCエリアル」(略号「UM」)が存在する。
各バリエーション機も含め、指揮官機は通常とは異なる頭部パーツを装備する。

セカンドワールド運営側から第1小隊に支給された3体のLBXの内の1体。略号は「YA」
ナイトフレームっぽいヒロイックな体格だがブロウラーフレーム。
汎用性が高く、マルチギミックサックも「ゼットシューター」「ゼットソード」「ゼットライフル」「ゼットハンマー」「ゼットランス」と
3体の中でも最も種類が豊富。
更にドットガトリングガンも新たに装備し、一度ムラクに勝利を収める。
両足のタイヤで素早く敵陣に突っ込む第1小隊の切り込み隊長的存在。むせる
アラタがオーバーロードの力に覚醒した際早すぎる操作に耐えきれず右腕が破損している。

  • ドットブラスライザー
アラタの新しいLBX。
マルチギミックサックは継承しているが、その種類はドットフェイサーよりも少ない。
だが、二刀流の「ブラストソード」、二挺拳銃の「ブラストマグナム」、(双身刀)との「デュアルブレード」「ブラストガーダー」により、依然として遠近共に対応可能である。
ちなみに、防御はデュアルブレードを回転させて行う。盾?知らん。
更に、機体のパーツを展開させて、出力や機動性が大きく向上させる「ラグナロクフェイズ」と呼ばれる特殊モードを搭載している。
ラプラスの箱は特に関係ない…多分。

  • オーヴェイン
セカンドワールド運営側から第1小隊に支給された3体のLBXの内の1体。略号は「YM」
3体の中で唯一外見とフレームタイプが合致しており、ワイルドフレーム。
キャタピラと姿勢制御用ストッパーとなるかぎ爪が組み合わさった脚部と
戦車を彷彿とさせるマルチギミックサックの通り砲撃戦に重点を置いてある。
砲身は「オーハンマー」としても使用可能。(なおキャノンの弾倉部分がそのままハンマーのヘッドである…危険すぎる…!)
砲身で殴ったら砲身が曲がるんじゃないかと言う疑問は無しで*1
他のLBXにも言われることだが、「マルチギミックサックがなくなったら何もできないのでは?」という心配通り、
砲撃も格闘もできなくなった。サブウエポンって大事だね。

  • トライヴァイン
オーヴェインの後継機。
ドットブラスライザーの設計思想を転用して作成されたが、プラモの発売はこっちの方が先。
マルチギミックサックどころかマニュピレーターさえも排除してある特異な機体。
両腕に装備されたヒートクローと両肩のビームキャノンが主な武装。
また、両腕を連結させることでもう一つ砲門が増える事により、必殺ファンクション「トライキャノン」が発動できる。
ちなみに、サクヤとリンコの共同作業によって生まれた愛の結晶である。よかったねサクヤ!

  • バル・スパロス
セカンドワールド運営側から第1小隊に支給された3体のLBXの内の1体。略号は「YF」
ストライダーフレームを彷彿とさせる細身のシルエットだがナイトフレーム。
マルチギミックサックは二振りの小太刀「風魔小太刀」と巨大な手裏剣「風魔手裏剣」の二種に変形。
他にもジェノック汎用のビームマシンガンも使用する。
ヒットアンドアウェイを主戦法とする機体だがヒカルのスタンドプレーが目立つ為か被弾回数がかなり多い。
第13話での剣戟は必見。
他の2体と違いタイヤやキャタピラで移動していない分、跳び回って敵を翻弄することが多い。
作中では使用されなかったが風魔手裏剣にはプロペラのように回転させて滞空する機能もある。

  • バル・ダイバー
アラタ、ハルキに続く、ヒカルの新たなLBX。
上半身に備えられたブースターによって、ある程度の飛行が可能。
武器は刀一本のみだが、猿田教官の熱い個人指導♂を乗り越えたヒカルにはむしろバッチリとかみ合っていた。
第1小隊の新型の中では、唯一サクヤの純正LBXである。

  • セイレーン
第4小隊が使用するLBX。略号は「S」。
直接的な活躍は無いものの、第1小隊のピンチに颯爽と現れるなどアシストには定評がある。
ユノ機がDCシリーズと同じビームサブマシンガン、キャサリン機が大型バズーカ、ハナコ機がダガーのようなナイフを多用する。

LBX用パワーローダー。完成版は左手にチャージランスを装備する。
サクヤが考案して試作品を作っており、エルダーシティのラボを手に入れたことで完成させた。これの発明でサクヤはシルバークレジット高額獲得者として表彰されており、非常に画期的な発明だったらしい。
画期的過ぎてロシウスに堂々とパクられた。特許も何もありゃしねえ。
ジェノック製、ロシウス製ともにプラモとして立体化されたが、ジェノック製はチャージランスが付属しない欠陥品だったのでその後、第3弾としてチャージランス搭載仕様も発売。



◆ロシウス連合

全18学級を擁し、セカンドワールドで最大の勢力を誇る大国。数の暴力と巨大兵器に頼っている節があるが、ムラクなど優秀な人材もいる。
モチーフはロシア。領土はそこから更に現実の中国含む中央アジアのほぼ全て・中東・アフリカ全土・オーストラリア・東南アジアの多くに及ぶ。

  • グレイリオ
ロシウス連合の主力LBX。ブロウラーフレームながら、脚部のホバー機構によって滑らかな動きが可能。
が、大量に現れてはジェノックの小隊(主にドットフェイサー)にバタバタと薙ぎ倒されるやられ役。

  • ガウンタ
グレイリオベースの指揮官用LBX。ブロウラーフレーム。ある程度張り合う者も見られるがやはりやられ役。
超小国であるポルトンのヒナコにさえ「ガウンタなんかに手こずりやがって!」と言われる程度の存在。

  • ガウンタ・イゼルファー
北条ムラクが使用するLBX。その名の通りガウンタを極限までカスタマイズした機体。
右手の長剣「ベリアルブレード」と左手の短剣「ベリアルエッジ」を自在に操り、
元来のホバー移動に背部に装備された大型ブースターが合わさり、凄まじい機動力で接近戦を仕掛ける。
ベースとなったガウンタとは比べものにならない性能を誇るが、
経験も浅かった頃の第1小隊を圧倒して以降出番がない。
と思ったら不意打ちとはいえアラタ達が手も足も出なかったバンデットを1機落とすという颯爽登場を果たした。
次の回でも突出したバル・スパロスを一蹴した上ドットフェイサーと互角に戦い、
背後から乱入したグルゼオンに右手を斬り落とされるものの、残った左手で迎撃し作中初めて損傷を与えて一矢報いている。
ドットフェイサーとの一騎打ちでは圧倒するが、新兵器ドットガトリングガンによってぎりぎりで初の敗北を喫する。
これに対抗するために、べリアルライフルとギガントシールドをカゲトが新たに開発し装備している。
近接戦闘が得意なムラクだが十分使いこなし、再びアラタとドットフェイサーを圧倒した。

  • グラスター
ロシウスの量産機の一つ。アサシンの上半身とハンターの下半身を足したような姿をしている。
第13小隊の機体は専用カラーで「ブルーグリフォン」の異名を持ち、フォーメーションアタック「デスグリフォン」で数多のLBXを葬った。
ややこしいのでおさらいしておくが、
LBXの異名が「ブルーグリフォン」、
フォーメーションアタックの名前が「デスグリフォン」、
そしてプレイヤーの異名が「デスワルズブラザーズ」または「チームグリフォン」、
である。みんな、分かったか!登場は2話分だけどな!
ちなみにブルーグリフォンの退場以降は、カーキ色の汎用カラーの機体がたまに姿を見せている。

  • グレイビースト
エンジェルピース守備隊隊長であるロシウス第66小隊小隊長アンドレイ・グレゴリー先輩こと灰獣先輩専用カラーのガウンタ。カラーリングはその名の通り灰色に変更されている。エンジェルピース守備隊に配属されロシウス用のライディングアーマーを駆りジェノックを苦しめた。

  • ライディングアーマー(ロシウス)
ロシウスがパクったやつ。スピーカーが搭載されているのか高らかなファンファーレと共に颯爽と登場したせいでついたあだ名はライディングスピーカー。カラーリングもミリタリーテイストに変更され武装に右腕にナックルガード左腕に大型ガトリングを装備している。エンジェルピース守備隊隊長灰獣先輩のグレイビーストが乗り込みアラタたちの前に立ちはだかった。第3小隊の新人2名を1日で退学に追い込むなどジェノックを苦しめたが最後はオリジナルのライディングアーマーに海に投げ込まれ敗北した。その後は本拠地ローズシティーの防衛隊に配属され突如のバンデットの襲撃に対し味方が続々とロストする中拠点陥落はしたものの互角以上の戦いをし最後まで戦場を生き延びた。世界連合結成後も引き続きライディングアーマーを駆り地上部隊の中核として活躍した。
プラモデルは出ているが肝心の上に乗る人はキット化されていない(ランナースイッチ的にはバリエ展開が想定された作りになっているのになぜ…)原作再現のためにはガウンタ・イゼルファーを頑張って改造する必要がある。


  • 要塞戦車「エルドバンド」
LBXではなく、拠点防衛用の巨大兵器。
戦車と言いながら移動は空中浮遊。
全体に装備された砲門による全方位への攻撃が可能な上、
バリアで防御しつつエネルギーを溜めて巨大なビームを放つ。
ラボという重要拠点を守るためとはいえ、ズルい。
アラタの機転とライディングアーマーの威力によって破壊される。
操作は教官のような人物と複数の人員で行われていたが、LBXではないため、彼らが退学になったのかどうかは定かではない。

  • ラージドロイド「ワイバーン・ガイア」
上に同じくLBXではなく巨大兵器。
ロシウスが独自に開発した前作に登場するキラードロイド・ワイバーンの色変え機体であり、ロシウス快進撃の立役者らしい。
エルダーシティ奪還作戦に投入され、キラードロイドと同じ圧倒的な装甲・パワー・火力でジェノックを苦戦させるが、正式に完成したライディングアーマーのチャージランスの一撃で敗れる。

◆ハーネス

ゲーム版主人公の所属国。正体不明の司令官「ドルドキンス」による緻密な作戦と、優秀なメカニック「古城タケル」の技術力を源に、1学級のみの小国ながら着実に勢力を拡大している。モチーフ国……というより拠点の位置は現実のブラジルのサンパウロの辺り。領土はブラジルのごく一部。

  • DCオフェンサー
  • セイレーン
ジェノックと同様の機体。
ジェノックがグレーに青のカラーリングに対しハーネスは白と青のカラーリングになっている。

  • ヴァンパイアキャット・ミリタス
古城タケルが作ったヴァンパイアキャットの技術を更に煮詰めて作ったテスト段階のLBX。
他のLBXとは桁違いの加速と反応速度を持つが、それゆえにピーキーでアラタは機体を操りきれず振り回されていた。
着々と使い慣れ始めてからはバル・スパロスをも翻弄するスペックを発揮した。

◆アラビスタ同盟

セカンドワールドの第二勢力。全6学級と、ロシウスには及ばないものの大国。物量戦術を多用するらしい。
モチーフ国はアメリカ。領土は現実の南北アメリカ大陸の殆どを有する。

  • ヴェルネル
マスカレードJをベースとした指揮官機。

  • ジラント
カブトをベースとした一般量産機。

◆ポルトン

太平洋の真ん中に浮かぶ孤島の小国。同じく小国であるジェノックとハーネスにすら下に見られるほどの超小国。
領土が非常に狭く、戦略的に重要でもない地理的要因、資源も特にない等とことん不遇だが、それ故に各国からスルーされ続け、滅亡せずに生き残っている。
領土は現実のハワイ諸島。

  • カナロア
アニメ版で沖田ヒナコの愛用するLBX。ベースはアマゾネス。
下乳。

  • ロノ
凪乃ウミ、渚リリカの愛用するLBX。ベースとなった機体はズール。

  • スキュレイム
ゲーム版ではこちらが沖田ヒナコのLBXとなっている。

◆クルセイド

公式サイトですら紹介されていないという非常に影の薄い仮想国だが実は…。アニメではモブキャラのみの登場。
領土は現実のカナダ北東部とグリーンランド。

◆ロンドニア

1学級のみの仮想国だが国力はそれなりにある模様。LBXは中世風の雰囲気。素行の悪い生徒が多いらしい。
バンデットの一員「伊丹キョウジ」の本来の所属国でもある。キョウジを除き、アニメではモブキャラ&機体が僅かに出た程度。
モチーフ国はイギリスで、領土は現実のイギリスと西ヨーロッパの辺り。

  • ウォルダム
オルテガをベースとした量産機。

  • パレスガーダー
ムシャをベースとした量産機。

  • エアライドス
K・アーサーがベースの指揮官機。プレイヤーの石川タケヒロともどもアニメ登場なし。

  • ラージドロイド「ミノタウロス」

◆グレンシュテイム

こちらも1学級のみだが、セカンドワールドで最高の技術力を持つ国。それを反映してか、LBXも前作・前々作を知る者が見ればチートとしか言いようのない面子が揃っている。アニメではモブキャラのみの登場。
領土は現実の東ヨーロッパ。

  • オーディーンM
オーディーンをベースにした量産機。
  • G・レーヴェ
ロビンH(ジャンヌDの原型機)をベースにした量産機
  • G・ユーグフラオ
プロトiをベースにした量産機
  • G・シュッツェ
オーレギオンをベースにした指揮官機。原型機同様飛行形態への変形が可能
  • ラージドロイド「ペガサス」

◆バンデット/エゼルダーム

正体不明のLBX集団。実は各国の生徒が自国の任務に就きながら秘密裏に動いている。
新教員「セレディ・クライスラー」の着任とともに、新仮想国「エゼルダーム」として招集。
その後も機が熟すまでは、LBXのカラーリングを変えて「運用予定のLBXの開発中に、データをバンデットに盗まれた」とお茶を濁し無関係を装っていた。
領土は現実のインド洋の辺りを有する。更に……

  • グルゼオン
伊丹キョウジの操る、謎のLBX集団バンデットのリーダー格の機体
可変武器「ヘルサイス」「ヘルブラスター」を使い、あらゆる状況に対応できる
また、単独飛行能力まで備えており、高速移動によって相手をかく乱する
初登場の戦いではジェノック第1小隊を軽くあしらい、ガウンタ・イゼルファーに傷を付けられるまではかすり傷一つ負っていなかった。
貫き手でコアボックスを貫きLBXをロストさせるが、プラモには貫き手(平手)パーツがついていないというとんでもない欠陥品。
シルエットやフェイスパーツがドットフェイサーと酷似しているが性能では本機が圧倒的に上回っており、
それら3機の試作型LBXが運営からジェノックに突如支給されたのは本機の開発のためのデータ収集が目的だったのだろうか…?

  • キャリパー
バンデットの高機動LBX
デクーエースによく似た細身の機体。
量産機ではあるがその機動性はドットフェイサーとバル・スパロスを翻弄する程高い。

  • ゴルドー
バンデットの重装甲LBX
マスターコマンドに似t(ry

  • ファントム
セカンドワールド内に突然現れた、未知のLBX。
ロシウスのムラク、ジェノックのアラタどちらにも攻撃し、それ以外の仮想国にも所属しない謎の存在。
光学迷彩単独飛行能力、ブースターからのビーム砲と、他に比べてかなりオーバースペックな機体。
キョウジも驚いており、バンデットとも関係がない…
かと思われたが、ゲームのOPで思いっきりセレディのLBXであるという事がバレてしまった。

  • ラージドロイド「ドラガンゼイド」
バンデット製のラージドロイド。
見た目は巨大なカマキリのような多脚型の機体
両腕のブレードと胴体に搭載された光学兵器、通称「退学ビーム」で多くのロシウス生徒を退学にさせた。
アラタとムラクによって撃破されるが、バンデットらしく最後は自爆。
その規模は凄まじく、デスフォレストの要塞が壊滅するほど。
最後までとんでもなく迷惑な存在だった。


◆その他

  • ウォーリアー、ブルド
LBXプレイヤーにはお馴染みの市販品。
所属国は不明だがウォータイムに参加しているのが第1話で確認できる。

  • カブト
猿田先生愛用のLBX。
2本の竹刀が武器。
大きな改造は見受けられないが猿田先生の技量故か
ドットフェイサーとセイレーン二機を相手にほぼ互角に戦っている。

アラタが神威大門に転入する前に使用していたLBX。
ディテクターに操られ世界中で破壊を引き起こしたが、事件の2年後には無事発売にこぎ着けたらしく、WARSの頃には使い手がミーハー呼ばわりされるほど人気を博している。

  • ルシファー
ヒカルが神威大門に転入する前に使用していたLBX。
よく見ると両腕がシャドールシファーのそれに代わっている。
元々神谷コウスケ専用LBXだったのがどういった経緯で発売に至ったかは不明。ちなみに神谷重工のLBX部門が密かにクリスターイングラムに吸収された事が外伝「LBX烈伝」で判明している。

【主題歌】


OP
  • 無限マイセルフ/リトルブルーボックス
ダンボール戦機のOP担当ユニットが今作も続投。
学園物のWARSに合わせて、歌詞も学校生活を意識したものとなっている。
サビでのドットフェイサーとガウンタ・イゼルファーの激しい斬り合いは一見の価値あり。
「チャイムに区切らせるな」と歌いながらも、肝心のウォータイムが作中ではチャイムに区切られるのはご愛嬌。

ちなみに今回、ボーカルのhieが作中で第二小隊のメカニック、波野リンコの声優を務めている。
前作でもアリスの声優として登場していたが、今回は準レギュラー扱いで、声を聴く機会は格段に上がった。

  • エターナル/リトルブルーボックス
2代目OPもやっぱりリトブル。
初代とは打って変わって、ハードな感じのメロディーが特徴。

  • Real Answer/リトルブルーボックス
ゲーム版OP。
アニメOP以上にストーリーを意識した歌詞となっており、評価や人気はかなり高い。
特にストーリーとは関係ない拠点を延々埋めまくったり、
コンクリを殴るゲームと評判のランバト後半戦をやっていると
「果てしない競争は 一体どこまで続くのか」という歌詞のありがたみが分かるとか何とか。


ED
  • 神様ヤーヤーヤー/Dream5
OPがリトブルだった為、前川氏の続投を信じ切っていた視聴者に衝撃が走った。
今までのダンボール戦機のタイアップ曲では明らかに異質な「恋愛」をテーマにした曲。
前川さんェ…

  • ぼくたちのウォーズ/瀬名アラタ、星原ヒカル、出雲ハルキ(逢坂良太、石塚さより、前野智昭)
まさかのキャラソンED。
第一小隊の3人による、しんみりとしたメロディーの曲。
サクヤは泣いていい。



追記・修正開始!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ダンボール戦機
  • ダンボール戦機WARS
  • ウォータイム
  • おっぱい
  • もしかして:遊戯王GX
  • レベルファイブ
  • 3DS
  • テレビ東京
  • 擬似戦争
  • 冨岡淳広
  • OLM
  • 13年春アニメ
  • 学園モノ
  • アニメ
  • ゲーム
  • 高橋ナオヒト
  • ニンテンドー3DS

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月26日 01:11

*1 ただし実際の散弾銃なんかでは肩当て(持ち手側)の部分で殴り飛ばせる作りになっているものもたまにある。