航空都市艦“武蔵”

登録日 :2011/10/02(日) 22:28:19
更新日 : 2015/11/15 Sun 00:22:15
所要時間 :約 7 分で読めます




川上稔の長編ライトノベル、GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンに登場する超大型航空艦。

正式名称:連結式準バハムート級航空都市艦“武蔵”
収容人数:正式乗員99300名(内クルー51000名)
最大速力:25ノット前後(通常時)
重量:約4800000トン
全長:約7300メートル
全幅:2100メートル
全高:860メートル

動力:
  • 出雲社製表面式流体駆動機―船殻式特零六番“荒鎮波”
  • 出雲社製表面式流体抽出機構―船殻式特零六番“風有妻”

総艦長:
“武蔵”さん



□特長

○政治、領土的特長
暫定支配により、本来の領土を失った神州最後の独立領土(本来の領土は現在、清武田領)。
独立した領土ではあるが、実際には総長、生徒会長の決定に聖連の認可が必要だったり、しっかりと聖連の管理を受けている。
輸送艦として一年かけて極東を一周しながら、主に他国の国家間の輸出入の代行業で経済が成り立っており、どの国にも属さないため、暫定国境上を移動している。

極東が暫定支配を受けるに際し、武蔵には武装が認められておらず、武蔵には戦艦に付けられているような砲は一切存在しない。ただ、住人が個人的に武器を携帯することは認められているもよう(無論、大罪武装などの広範囲・大量破壊兵器は認められていないが)。

○外見的特長
特筆すべきはその巨大さ。八艦連結による武蔵の全長は約7.3キロメートルを誇り、一艦であっても全長1.2キロメートルある(基礎船殻部のみであるため、実際はもっと大きい)。
八艦は左右三艦、中央二艦の構成になっており、それぞれの艦は前方を一番艦として

  • 左舷一番艦“浅草”
  • 左舷二番艦“村山”
  • 左舷三番艦“青梅”
  • 右舷一番艦“品川”
  • 右舷二番艦“多摩”
  • 右舷三番艦“高尾”
  • 中央前艦“武蔵野”
  • 中央後艦“奥多摩”

と呼ばれており、それぞれが以下のように配置されている。

浅   品
草   川

  武
村 蔵 多
山 野 摩

  奥
青 多 高
梅 摩 尾

前述した全長7.3キロメートルはこの時代の航空艦の中でも特に大きく、最大から四番目の等級となっている。


以下参考までに航空艦の等級

~12m
無級

~36m
ワイバーン級

~108m
ドラゴン級

~324m
クラーケン級

~972m
ヨルムンガンド級

~2916m
ジス級

~8748m
バハムート級

それ以上
レヴァイアサン級

これを見れば武蔵がどれだけ凄いか大体わかるのではないだろうか?


ちなみに上記のスペックに“約”がついているのは
  • 重量
基本的な重量。航路選択、輸送品によって総重量がかわるため。

  • 全長
基本的な全長。安全確保のための八艦間距離や帆、副翼の状態により可変するため。

  • 最大速力
無風かつ最小積載量の場合。

とのこと。


○各艦特長
各巻はそれぞれ役割を持っている他、艦の名前を冠した艦長型自動人形が存在する他、八艦を総括する総艦長型自動人形として“武蔵”さんが存在する。

  • 一番艦“浅草”“品川”
貨物、輸送、備蓄担当。Ⅳ上では、艦長である“浅草”さんが宗茂相手に立ち回ったり脱がされたりと大活躍。あれで“浅草”さんに惚れた人も多いはず。

  • 二番艦“村山”“多摩”
外交、商業艦。外との繋がりが多いためか、異国出身者が多く住む。

  • 三番艦“青梅”“高尾”
生産、居住艦。こちらは武蔵住民の居住区間があり、人種的にも極東人が多い。

  • 中央前艦“武蔵野”
指揮艦。ブリッジが存在し、三征西班牙との相対では、真っ先に狙われた。

  • 中央後艦“奥多摩”
出力、中枢艦。主人公、葵・トーリ達が通う武蔵アリアダスト教導院があり、作中でも特に物語の舞台となっている。

以上が簡単な説明。基本的には各艦の○番艦が同じ役割、中央二艦が枢要的な役割となっている。


参考までに武蔵型航空艦の一艦の基礎船殻データ。
重量:626775トン
全長:1210メートル
全幅:164メートル
甲板高:120メートル
喫水:40メートル
最大クルー数:約8000名
最大乗員数:約11000名
これらのデータは本当に最小のデータであり、各艦特色が付くことにより、大きさは一回りも二回りも大きくなる。

また、この内側に、各艦には基本船殻部というスペースがある。
これは要するに、作業は居住などの人の流れがあるスペースであり、各艦毎に階層数は異なっているが、基本的に横町八つに挟まれる形で縦町が七つという形になっている。
基本船殻部の一階層は、前後幅1080メートル、左右幅144メートルであり、横町縦町のデータは以下の通り。
横町
  • 前後幅:90メートル
  • 左右幅:18メートル
  • 高さ:4メートル

縦町
  • 前後幅:45メートル
  • 左右幅:36メートル
  • 高さ:4メートル

これらの横町縦町はブロック化しているため、破損や老朽による被害が出た場合、各ブロック単位で交換が可能な他、ブロック間に大きな隙間があり、武蔵移動の際に起こるしなりなどはこの隙間で吸収している。

また、居住区の長屋構造については、松永・久秀の考案した多聞櫓(たもんやぐら)を原型としている。



□主砲“兼定”

あ、コラ――おい待て馬鹿!!!

対航空都市級障害物重力制御砲ACC-GC0021“兼定”、ACG-GC0021L“大兼定”


四巻にて改装の完了した“武蔵”が手に入れた戦うための力。
“武蔵”がその巨体と能力をフルに使って構成される主砲であり、ぶっちゃけ破壊力だけならどこぞの大罪武装を軽く凌駕すr(ry


○ショートバレル“小兼定”
武蔵の主砲、ちっちゃいバージョン。
艦長代理である向井・鈴の号令により使用が許可される。
四巻〈下〉で行われたノヴゴロド争奪戦において初めて使用され、大小あわせて四十三の戦艦を一撃の下に撃沈させたが、これでもまだ 非貫通型でほぼ空砲


○メインバレル“大兼定”
武蔵の主砲、おっきいバージョン。
その正体は“武蔵”本体とその各艦長型自動人形の重力制御によって構成される全長8km超過の仮想的な砲。使用には各艦長型自動人形の重力制御と、巫女と踊り子の音楽と舞による整調、騎士の人狼パワーによる射角微調整と馬鹿の流体供給が必須であるため、きみあさトリオと馬鹿が居なければ撃つことすら出来ない。
が、超巨大砲塔だけあって威力は絶大。具体的には全長10kmのノヴゴロドを一撃で貫通し、“武蔵”もまた反動により2km後退した。



□作中の活躍

  • 一巻
冒頭、オリオトライの授業により梅組生徒が武蔵野から浅草までを駆け抜ける。後半では、ホライゾンを救出するための侵攻戦が主となるため、直接的な活躍は無いが、K.P.A.Italiaと三征西班牙の艦砲射撃を自動人形たちにより防いだ。

  • 二巻
前半では王賜剣によりざっくりやられそうになる。
中盤は祭の舞台の一部になったりと国家間交流で活躍。
終盤には、三征西班牙総長兼生徒会長、フェリペ・セグンドに巨体の弱みを突かれるも、撃退。
その後に現れた三征西班牙“超祝福艦隊”により三征西班牙の乗艦を許すが、武蔵生徒達の活躍により撃退。
敵旗艦“サン・マルディン”に背後から鴨撃ち状態にされるも、最後にはリミッター解除による史上類を見ない 航空艦宙返り で敵の背後を取り、勝利の布石とする。
因みにこの時、三征西班牙生徒の台詞の中で、「まるでレヴァイアサン級だ」と例えられた。

  • 三巻
改修のためIZUMOに立ち寄るも、他国により領空内航行禁止となる。何とか脱出し、マクデブルクに向かい、マクデブルクの略奪の歴史再現を行う。
事前に義経と会議し、三方ヶ原の戦いを談合で済ませようとするが、聖連手に入れてアッパーなM.H.R.R.(神聖ローマ帝国)に歴史再現強要されてボコられる。
この時、航行禁止であったのだが、“射出”というロケットの発射みたいなやり方で発進した。
そして辛くも奥州へと逃げ入るのだった。

  • 四巻
関東IZUMOの武蔵専用浮きドック・有明で改修後、新武装を積んで再発進。正式名称「武蔵改」(呼称は武蔵のまま)となる。ノヴゴロドでは鬱憤を晴らすかのように暴れる。




追記、修正御願い致します。――以上。

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