ガップル(DQⅤ)

登録日:2011/12/23(金) 23:01:12
更新日:2024/03/06 Wed 23:22:32
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DQⅤにおける仲間モンスター。
PS2版から参入しており、ガップリンを仲間にした時、1匹目はこの名前になる。
因みにこいつの名前の中にラフランなるものがある…ということは、実はコイツは青リンゴ等ではなく洋梨であることが分かる。

登場自体は妖精の国のフィールド上と比較的早いのだが、実際にその場所のモンスターを仲間にする為には青年期後半になってから。

そして、ストーリーを進めようやく仲間にした時のガッカリ感は凄まじい。
何と耐性が皆無!更に装備出来る武器や防具もとんでもなくショボい!!
端的に言えばHP以外のステータスは序盤三強ことアプールと同等。
しかし終盤の戦いでは流石にアプールの活躍の場はほぼ無い。
…と言えば終盤参戦のコイツの境遇がどんなものかは分かって頂けるだろうか。
テストプレイすらされなかったのか初期に覚えているねむりこうげきが電源を切るとマヒこうげきに化けるバグまである。

DQ5にはコイツの他にもマウスおばドル等のガッカリモンスターと合わせて今更四天王などと言われてしまっている。


そんなわけで普通にプレイしてる限りは正直、何の為にこいつは追加されたのだろうか…と思えるだろうし、速攻モンスター爺さんに出荷してしまったプレイヤーが殆どだが、
こいつはあのアプールの色違いなのである。だからこそか、それゆえか他の今更四天王とはかなり事情が違う性能がいくつか存在している。
その結果、彼は一部のやりこみプレイヤーにとってのラスボスや裏ボス戦での即戦力候補という、今更四天王とは思えないような出番を与えられることとなった。


先述の通り、彼はアプールとHPが異なるのだが、そのHPは序盤雑魚のくせになぜか 初期値の時点で100 もある。
…アプールも90じゃん、とまぁ言いたいことは分かる。
だが序盤三強であるアプールは初期値が素晴らしいのだがその後のHPの伸びは決して高いと言えず、最終的には168までしか伸びない。これでは終盤には力不足である。
しかし、ガップルはそのアプールからステータスの大半がコピーされているにもかかわらず、なぜかHPとMPの成長率が弄られており、MPが伸びない代わりにHPが爆発的な伸びを見せる。*1
その結果カンストするレベル20、経験値にしてわずか51819で 280を超え アプールの2倍近くまで成長する。

ここまでHPが伸びてしまえば、耐性絶無にもかかわらずエスタークのしゃくねつ以外の攻撃を2発耐えられるので、
そこから星振る腕輪からのラリホーマ*2問答無用で眠らせられる
流石に他の仲間のレベルがもっと上がってくるとお役御免になるが、その戦力が整うまではラリホーマを生かしてエスタークの撃破に貢献してくれるのでなかなか侮れない。
MPは低いとはいえラリホーマ10発分はあるので、適時エルフの飲み薬で補給しよう。

他にも低レベルクリアでもそのLv1でもイオナズンを耐えられる体力初期値を生かしてドラゴンのつえを使いミルドラースをゴリ押す姿もたまにある。
ドラゴンのつえは耐性が上書きされる仕様があるが、元の耐性が絶無なのでメリットしかないのだ。
Lvが上がれば痛恨の一撃すら耐えるようになる。

その特別に弄られたアホみたいなHP成長率から、ステがドラゴンキッズのコピペのせいかなぜかひのいき覚えてるマウスのような他の今更四天王とは異なり、こいつだけはもともと後半加入前提に調整されたのではないかという噂すらある。マヒこうげきバグは忘れろ
実際エスターク撃破RTAではその圧倒的に高い加入率・成長率・特技から最強の助っ人である。DQⅤはりんごに始まりりんごで終わるのだった…

というかRTAやこのような特殊な状況を抜きにしても、青年期後半加入組の中だけで見ても彼以下の使い勝手のモンスターは結構いたりする*3ので四天王と言いながら実力はワースト4からかなり遠かったりする。

さらに言えば、レベルの頭打ちの低さとそのパラメーターの高さを利用して、すごろくに参加させると言う使い道もある。
すごろく場の敵モンスターはこちら側のレベルに比例して強くなっていくのだが、最高レベルが20と低く、かつ他キャラのレベル20と比較しても飛び抜けて強いそのパラメーターから、すごろく中のモンスターとのバトルでは非常に頼りになり、青リンゴ無双となってしまう。


なおここまで書いた内容から薄々理解できると思うが、オープントレイ技でアプールのように序盤に勧誘すると驚異的な戦闘力を見せる。
というかこの性能、明らかに青年時代前半で仲間にできていい性能ではないのである。
スカラやラリホーマまで覚える上に、MP以外は全て序盤三強のアプール以上のステでHPは200を突破するその姿は弱キャラどころか バランスブレイカー である。初期かしこさ2なのでたまに暴走するのはご愛敬

総じて、今更四天王でありながらも通常プレイ・特殊プレイのどちらでも一定の出番があるという面白いキャラであると言えるだろう。


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最終更新:2024年03月06日 23:22

*1 ドラクエ5のリメイクの仲間モンスターは成長テーブルがコピーされたモンスターが結構多く、そのコピーされたモンスターの成長率は全体が変わることは少ない。

*2 本作において習得者はかなり貴重

*3 装備グループが同じでLv15までHP初期値のヘルム、MP初期値0の魔法使い僧侶のプチマージ・コロマージ・プチプリースト・コロプリーストなど