志筑仁美

登録日:2011/08/14(日) 21:42:24
更新日:2024/01/30 Tue 00:47:27
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それは……

禁断の恋の形ですのよ〜っ!

志筑(しづき) 仁美(ひとみ)



魔法少女まどか☆マギカの登場キャラクター。


鹿目まどか美樹さやかの親友。ファンからの通称は緑。
お金持ちのお嬢様で、習い事をいくつも掛け持ちしている。口調もお嬢様喋りで誰に対しても敬語を使う。
学校ではクラス委員を務め、成績も優秀。容姿も秀でており、かなりの頻度でラブレターを貰っている。

まどかとさやかがテレパシーで会話していたのを見て、2人が百合関係であると勘違いするなど、若干天然な面も。


序盤は日常パート以外完全に蚊帳の外だが、4話にてH.N.ELLY(KIRSTEN)に干渉され集団自殺に巻き込まれる。

この際、まどかを制止する描写が腹パンに見えたり、正気のまどかを言いくるめる台詞がカルト宗教臭かったり、それを取り巻きに拍手されたり、
まどかに襲い掛かる時の表情が完全にイッていたりしたので、ネタにされはじめてしまう。


そして彼女の人気を決定づけたのが7話。
実は上条恭介のことが好きだとさやかに明かし、上条に告白すると宣言。
これにより、今まで全くそんな描写も無かったのにいきなりしゃしゃり出てきた仁美の株は大暴落。
一気に嫌われキャラとなり、「ビッチ」だの「泥棒ネコ」だの散々に言われるが、そんなファンの評価を嘲笑うかのように上条への告白は上手くいったご様子。
更に結果としてさやかは絶望して凄惨な末路を迎えるのだから当然バッシングも強くなっていく。
5話のオーディオコメンタリーでは声優陣直々にボロクソに言われる始末。

しかし、ここでよく考えてほしいのは仁美が魔法少女の事情を何も知らない普通の女の子だということ。
そして本編は美樹さやかの視点で描かれたということである。

これはあくまでも推測だが、仁美のやたらと多い習い事の幾つかは上条の見舞いであったのかもしれない。
少なくとも「ずっと慕っていた」相手で、放課後仲良く一緒に帰っていることから、さやかの知らないところで何度も見舞いに行っていただろう事は間違いないハズだ。
(ゲーム版ではその点が明確にされている)
その上で、仁美はまどかにも、さやかにも、自分の気持ちを黙っていた(さやかは薄々感づいているようだったが)。
一方、さやかは上条の見舞いに行くことや何もかもをオープンにして振舞っている。
これは明らかに、彼女を気遣って自分の恋心を押し殺していたとしか言えない。

そもそも仁美は、魔女に見込まれて自殺に走ろうとするくらい絶望していた事実がある。
タイミング的にはさやか契約直後=上条退院前であるから、これに恋愛が影響してないとは言えない。
彼女が前向きになったのは、魔女が退治され、上条が退院。
そしておそらく、さやかが何のアプローチもしなかったのが大きいだろう。
(余談だが、さやか同様に仁美も上条の退院については知らされていなかった。
 つまり「魔法少女」という一点を抜きにすれば、この時点で二人の立場はイーブンである)
その上で、自分の気持ちを明らかにし、さやかに先手を譲り、堂々と告白した。

仁美の視点で改めて物語を再確認すると、

「親友と同じ人を好きになってしまった」
「親友はその人を本当に愛している。黙って身を引こう」
「でもこんなに辛いならいっそ死んでしまいたい」
「好きな人が退院して学校に通い出した」
「なのに親友は何のアプローチもしない」
「それなら正々堂々、ハッキリと自分の気持ちをオープンにして勝負しよう」
「でも親友は自分より先に彼を好きになった。先手を譲ろう」
「告白成功」
「親友の様子がおかしい」
「親友が学校を休みがちになる」
「心配だけれど話しづらいから、もう一人の親友に相談する」
「数日後、親友は家出の末にホテルで衰弱死」

という形になる。
ましてや相手は上条の幼馴染であるさやかだ。
仁美自身、自分に勝ち目がどれくらいあるか、はっきりわからなかっただろう。
その状況で彼女に先手を譲るあたり、本当にさやかの事を大切に想っていたのは間違いない。
そしてさやかが最後に自分のせいで死んでしまったのだとしたら……。

結果だけを見れば、さやかが命をかけて救った上条を横からかっさらったとんでもない悪女かもしれないが、
あくまで仁美は何も知らなかっただけなのだ。
悪いのは仁美ではなく、その時の状況とタイミングだったといえるだろう。

ゲームでは番外編ながらほむらに、
「自分の本当の気持ちに向き合う前に、相手(上条)の本当の気持ちを無視している」
「結局、美樹さんが先に告白できるわけはないと思っていたのではないか」
などとズバズバ指摘されている……が。
「上条の本当の気持ち」とは何なのかという疑問もあるし、
そもそも仁美が告白したら上条はOKする時点で指摘がおかしい。
さらに突き詰めてしまえば「お前は告白もせず身を引け」という独善的意見である。
これについては、ほむらを使ったライターの鬱憤晴らしともとれる。

声優陣やファンに指摘されているような「思慮の浅い子供っぽさ」、
つまりさやかに対し提案した期限が1日という急な話だったり、
正々堂々と振舞うにしても思慮が浅い所は多々あるとはいえども、
彼女が中学2年生の正真正銘の子供である事を考えれば無理も無い事である。
いずれにせよ、彼女なりに正々堂々と振舞おうとしていたことは評価すべきであろう。

もちろん悪意などは微塵も無く、11話でさやかの死を知った時は「大きなダメージを負った」と担任教師・早乙女和子が語っている。
改変後の世界で、さやかは消える前に仁美を「恭介には勿体ないくらい良い子」とも(少しの悔しさを残しながらも)評した。

もしまどかによってさやかの事情を知らされていたら、自分のした行為に負い目を感じ、彼女を救うために魔法少女の契約を受けていたかも知れない…


二次創作ではもし彼女がキュゥべえの契約をうけて魔法少女になっていたら?という仮定を元にした姿も描かれており、
武器は大鎌やブーメラン等取り回しの難しい武器の場合が多いが、ネタに走り得意技はスパイクの付いた拳によるボディブローだったりする場合もある。

改変後の世界でも上条とは上手くいっている模様。
さやかは魔女化せずに消えちゃったけどね!



◆関連
現行ループより以前に出現したOktavia von Seckendorffの使い魔「Klarissa」が仁美に酷似している。
出てきていきなり車輪に轢き殺されるという扱いの悪さ。ただしこれは仁美に関係しているわけでは無いと明言されている。






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最終更新:2024年01月30日 00:47