ファントムガノン

登録日:2009/11/09(月) 13:52:50
更新日:2023/12/28 Thu 22:25:41
所要時間:約 10 分で読めます





異次元悪霊

ファントムガノン




ファントムガノンとは、ゼルダの伝説シリーズに登場する敵キャラ。
名前の通り、ガノンドロフの幻影として生み出された魔物である。



出演作品


時のオカリナ

森の神殿のボス。

ボス部屋に入り、階段を上ってステージへ。しかし何もない。
不思議に思いながら戻ろうとすると、鉄格子が上がり塞がれる退路。
啜るような音がし、後ろを振り返ると、槍を持ち黒い馬に乗ったガノンドロフが…!
しかし、彼が顔に手をかざすと、ガイコツのような顔に。つまり本物ではなく、幻影のガノン。
テロップには「異次元悪霊 ファントムガノン」と仰々しい名前が。

まず第一段階は、馬に乗り絵の中に入る。

そう、二次元に入るのだ…俺達の永遠の夢を、いともあっさりと…。
しかし入る絵は暗い森が描かれた不気味なもので、あまり居心地のよさそうなものではない。
「絵の中に入る」という行動は、このダンジョンで登場した4体の幽霊と同じもの。

攻撃方法は絵から出てきて雷撃を落とし、再び絵に入っていくというもの。
こちらは逆に絵から出てくる瞬間を狙い、弓矢なりフックショットを撃ち込めばいい。
しかし絵は八方にあり、しかもダミーまで現れる*1。まずいと思ったら速やかに退避すること。
三回迎撃に成功すると馬が消え、絵に入らなくなる。


第二段階では、浮遊しながら魔法弾を撃ってくるので、逆に剣で打ち返す。ゼルダの伝説恒例の魔法弾ラリーである。空きビン返しもあるよ!

しかし、注目すると下から見上げる視点で、周りの柵もあり見づらい。
しかも相手も魔法弾を返してくる上、徐々に弾速が増していくので非常にシビア。
正直本体のガノンドロフより強い。本体と違いこの光弾はメガトンハンマーで跳ね返せないので剣なしの縛りでは空きビンを使おう。
魔法弾は直撃するとハート1個分のダメージ。できれば第一段階はノーダメージでいきたい。妖精なども用意するといいだろう。

なんとかラリーを凌ぎきって相手に当たると墜落、硬直する。急いで近づいて追撃しよう。
ただ硬直時間はラリーで返した回数に比例するため、一回も返さられずに直撃した場合、一回ぐらいしか攻撃できない。

なお、まれに突進攻撃をすることもある。横っ跳びでかわし、クイック回転斬りを当てると怯ませる事ができるので腕があるプレイヤーには反撃のチャンスになる。

第二段階では、弓矢やフックショットを撃つと槍を回して回避される。
...がこの槍回しの最中には剣で攻撃を当てる事が出来る。うまく利用するとハメる事も可能。

倒すとどこからともなくガノンドロフの声が響く。

小僧 なかなかやるな…。少しは腕を上げた というわけか…。
だが… キサマが倒したのは しょせん オレの幻影にすぎぬ…
オレと 戦うときは こうはいかんぞ!

…それにしても 不甲斐なき奴!!
次元の狭間に 消え去れい!!

主の粛清の言葉とともに青く燃え落ちるファントムガノンの体は、床に発生した次元の渦へと飲まれていくのであった。
…悪の美学である。


風のタクト

中ボスとしての登場。複数回戦うことになる。
初出は魔獣島の二回目。到着するといきなりバトルになる。
こちらはまるっきり黒い影で構成されており、トゥーンだがいい感じ。

攻撃方法はやはり魔法弾。空きビン(ry
しかし今回は判定や視点の改善などで、時オカほどの強さではない。というかラリーもだいたい5回前後で終わる。
他にも地上で6体に分身して接近し、近接攻撃をしてくることも。この際はリンクの真後ろに現れたものが本体だが、判定が理不尽なので攻撃する前に牽制しなければならない。

余談だが、ある裏技を使えば戦場となっている広間の外に出ることができ、魔獣島全体を舞台とした超長距離ラリー合戦が楽しめる。


次はガノン城に出現。今度は大魔法も使ってくるので、回転斬りで打ち返せばいい。若干慣れが必要だが決まればカッコイイ。
回廊で連戦することになるが、一回攻撃に成功すると消える。この際剣を落とすが、剣の柄の倒れた方向が進むべき道。
なお、この道筋は決まっているので知っていれば完全にスルーできる。

最後の部屋のものを倒すと、このゲームの最強武器光の矢が手に入る。
光の矢入手後に戻った部屋で再びファントムガノンが現れる。
こいつは攻撃が当たる直前に消えるので普通には倒せないが、大魔法の溜め中に光の矢を撃つと倒せる。ここで落とした剣で正面の扉を攻撃すると、扉が消えて先に進める。

中ボスだが専用曲もあり、しかもラリーで返すごとに曲調が変わる(本作では彼に限った話ではないが)。


ゼルダ無双

『風のタクト』の姿で登場。
原作では中ボスだったが、本作では巨大魔獣に昇格。
さらにレジェンドモードを締めくくる『風のタクト編』におけるラスボスという大役に抜擢された。
それに伴い原作に比べて身体がかなり大きくなっている。

シナリオ本編の騒動終結後、闇の世界に追放されたシアの魔力を奪うと、それを手掛かりにラナの存在を知り力のトライフォースを強奪。
その力をもってして『風のタクト』の異次元世界を出現させた。

直接戦うのはラストステージ「風と大地の神殿」。
大剣と光弾で攻撃してくる。光弾は弾き返すことができるので歴代同様の光弾ラリー。ただし仕様上空きびんは使えない。
光弾を返し切るとウィークポイントを出すので切りつけよう。
バトル序盤は戦っても体力を回復されてしまうが、バトル中にミッションをクリアすることで弱体化する。
バトル終盤になると大剣が増えて二刀流になる。

激戦の末勝利するとファントムガノンは消滅。ハイラルに再び平和が訪れる。


ブレスオブザワイルド

ファントムガノン本人は登場しないものの、追加コンテンツにて時オカの姿がファントムガノン装備として実装された。
兜・鎧・具足の三パーツがフィローネ地方の樹海に隠されており、ヒントとして与えられた暗号を読み解く事で入手できる。

効果は忍び装備と同じく単体それぞれで静かさアップが付いており、三つ全てを装備する事でセットボーナスとしてガイコツ変装が発揮され、スカル系の敵に襲われなくなる。
これだけなら同じ追加コンテンツで登場したムジュラの仮面の劣化だが、更なる効果として骨武器得意も付与され、スカル系の敵が落とす骨武器を通常より高い威力で振えるようになった。

しかし、骨武器は種類が少ない上にいずれも威力・耐久値共に低く、装備としての防御力も三つ合わせてもたったの12しかない。
骨武器得意の補正は攻撃力アップ効果と併存するというメリットもあるにはあるが、骨武器よりあらゆる面で優れている古代武器に補正が掛かる古代兵装の方が優秀だったりと、残念ながら評価はあまり芳しくない。

ちなみに、この装備を着てNPCのキャラに話しかけるとモンスターとして警戒されて話せなくなるというリアクションを取られる。


ティアーズオブザキングダム



余談


  • トワイライトプリンセス』では、騎馬戦の際にガノンドロフが亡霊を召喚してくるが、あれは「ファントムライダー」という別物。




追記・修正は光弾を跳ね返しながらお願いします。

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最終更新:2023年12月28日 22:25

*1 ダミーは本物に比べて色が暗く、また絵から出てくる直前で引き返す