ゴーマ(ゼルダの伝説)

登録日:2009/11/15(日) 00:12:20
更新日:2023/07/09 Sun 17:41:10
所要時間:約 4 分で読めます




ゴーマとはゼルダの伝説シリーズに登場するモンスター。
殆どの作品で大きな一つ目と硬い皮膚を持つカニ、あるいはクモに似た容姿をした怪物。
察しの通り、弱点は目である。
大抵はボスキャラとして現れ、作品を追うごとにだんだんと強くなっていく傾向が見られる。


シリーズの歴史

ゼルダの伝説

レベル6のダンジョンボス。
剣や爆弾、ロッドによる攻撃はまったく通用せず、矢で目を開いた瞬間を狙うしかない。
赤と青の二種類がいて、赤は一発、青は三発攻撃を当てる必要がある。
ゴーマの放つビームはマジカルシールドでも防げない。
中ボスとして他ダンジョンにも登場する。


ゼルダの伝説 夢をみる島

ナマズの大口の中ボス。
左右にカニ歩きし、目を開くと弾を撃ってくる。
二体登場することもあるがザコと大差なく弱い。


ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章

竜の舞うダンジョンのボス。
見た目は夢島とほぼ同じだが、巨大なカニのようなハサミを持ち防御力が高くなっているほか歩きもジグザグ。
ハサミを持ち上げたら掴みかかってくる。捕まると地面に何度も叩きつけられて大ダメージを負ってしまう。
このハサミにはゴーマ本体と別に耐久力が設定されており、倒せば掴まれることはないが、代わりに腹部から大量の小さなゴーマを生み出すようになる。
まとわりつかれると移動速度が落ちるものの、基本的にハサミさえ対処できれば簡単に勝てる。


ゼルダの伝説 時のオカリナ


甲殻寄生獣 ゴーマ

「デクの樹サマの中」のダンジョンボス。
デクの樹サマに寄生しているが、その登場の仕方は「ボス部屋の天井を這っており、リンク視点で見上げるとイベントシーンに移行、目玉のアップが映し出される」という、最初に戦うボスながらインパクト抜群のもの。
ビジュアルはカニっぽいハサミが随所に見られ、カニの前腕が肥大化したような巨大な前脚を脚代わりにして動き回り、尾のように生えた太い産卵管が特徴的。
3D化によって巨大感も出ており迫力満点…なのだが、ボス部屋の前にいるデクナッツから攻略のヒントを教わるのでそれほど強くは感じない。

デクナッツ「ゴーマさま、ゴーマんなさい…。なんちて♪」

攻撃方法は近接攻撃と天井に登っての産卵。卵が孵ると「幼生ゴーマ」が誕生する。
目玉が赤くなった時にパチンコを撃つとダウンし、攻撃チャンス。天井でも目玉が赤くなる時があるので、注目し続けよう。
体力がとても低く、普通に斬りつけていても2セット、デクの棒を使えばダウン1回で倒せる。RTA勢なら誇張でも何でもなく開幕から5秒で倒せる。
しかも地上にいる時はデクの実でひるませることもできる。よって、事前にデクの実を入手しておけばフリーパス同然の雑魚ボスに成り下がる。
こんなのに寄生されて死んだデクの樹サマって……。*1

またダンジョンの途中で幼生ゴーマの卵が天井に産みつけられている部屋がある。
リンクが真下を通ると突然孵って襲いかかってくるので心臓に悪い。
気になるようならパチンコで破壊してしまおう。

ちなみにこの作品だと英語版の名称は「Queen Gohma」となっている。実はメスだったりするのか…?


ゼルダの伝説 風のタクト

竜の島のボス。
竜の島に棲む竜・ヴァルーの尻尾にちょっかいをかけてヴァルーを暴れさせてリト族を苦しめた原因。
時オカ時代と打って変わって、マグマの中から現れたり、口から火を吹いたりなど大幅に強化されている。
デザインも一新され、単眼こそ同じだがサイズは上半身だけでも時オカ時代とは比べ物にならない程に巨大化した。
今作の雑魚モンスター「マグテイル」を彷彿とさせる部分が多々あり、全身を覆う分厚い甲殻に加えて
  • ハサミのような巨大な顎
  • 百足を彷彿とさせる無数の脚が生えた長い胴
  • カニの鋏やカマキリの鎌を思わせる巨大な前脚
が目立つ。
なお下半身は溶岩内に浸かっているため戦闘だけでは全体像の把握は不可能。全身が見たい場合はカメラでフィギュアを作ってもらって初めて観賞できる。

攻撃パターンは口から吐く火炎放射と前脚の叩きつけ。
弱点は例によって巨大な単眼だが事前に甲殻を破壊しないとまともにダメージが与えられないので、まず頭上の岩盤を3回落として甲殻を砕く作業が求められる。
今作の序盤では遠距離攻撃の出来る武器が少ないうえにライフも低く、極めつけにはナビィやチャットのような攻略のヒントを直接教えてくれるキャラがいないので、苦戦したプレイヤーも多いだろう。

ちなみにボス部屋はヴァルーの座っている山の頂上の真下に位置しているので、天井から彼のシッポが伸びている。
天井も脆そうだし、ちょっとシッポを引っ張って暴れさせてみれば何か起こるかも知れない…
例えば、天井が落っこちてきてゴーマの硬い甲羅にダメージを与えられるとか。

もし目玉が露出すれば、カギつめロープでも当てれば怯み、攻撃できるだろう。



ガノン城まで進むと、ある部屋でリンク以外が白黒調になった空間で再戦することになる。
何度でも再戦出来るので、写し絵を撮るならここが便利。
武器がマスターソードなので殻を破壊できればあっけなく倒せる。


ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス


覚醒甲殻眼 シェルドゴーマ

時の神殿のボス。
見た目は鎧じみた甲殻に覆われた10本足の巨大なクモそのもの。背中に目立つ一つ目があるが、普段は鎧の目蓋で守られている。甲殻は固く剣では歯が立たない。
ちなみにダンジョンの途中にはザコ敵で「ゴーマベビー」と「幼生ゴーマ」がいる。

天井を這い回り、背中の目玉から撃つ熱線ビームで攻撃してくるのが基本パターン。
ビームはリンクの位置まで届くと円を描くように移動するため、円の中心にいればダメージを受けない。
このビームの間に目蓋を開くため、弓で撃てば墜落する。しかしそのままでダメージを与えられないので、墜落したゴーマのそばにある特大サイズの石像にコピーロッドをかけ、操って叩き潰そう。
ダメージを与えると産卵し、ゴーマベビーが孵化するが、逆に倒せば矢が補給できる。
ビームは炎攻撃に分類される為、ゾーラの服は着ない事。

3回攻撃すると力尽き、めでたくクリアだが…。


ゼルダ無双


魔眼鎧殻種 ゴーマ

巨大魔獣の1種として登場。
初代ゼルダを踏襲しつつ本作オリジナルのデザインで、一つ目に蜘蛛と蟹を合わせたような姿をしている。
また目の両側に盾のような硬いパーツを持ち、これによるガードがほぼ完璧で通常攻撃はまず通らない。
初めて出会うシナリオで入手する弓矢でカウンターを返してやれば攻撃のチャンス。

シナリオでは大ジャンプで一気に味方本拠地へ乗り込んできたり、それ抜きでも巨大魔獣の中では移動速度がかなり速く巨獣複数に持ち込まれやすいため、放置していると危険な手合いだが、
弓矢が扱いやすくゴーマのビームも避けやすい&複数パターンあるため、各個撃破がうまく行けばカモにされやすい方。


・ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説


ゴーマラカス

オクターヴォがマラカスに大地の力を与えることで生み出した四獣奏の一体。ハサミの部分がマラカスになっている。
画面最奥で蟹歩きしながら、糸で動きを封じ、眼からのビームで攻撃してくる。
また、草むらからは幼生ゴーマラカスが無数に発生し、襲いかかっている。
倒しと一度だけテンポアップして全快するしぶとさを見せる。

オクターヴォとの戦闘でもマラカスの力で幼体ゴーマラカスが召喚される。


ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム


炎の神殿に巣食う ボルドゴーマ

炎の神殿のボス。単眼の付いた巨大な岩石の魔物となっている。
赤い岩でできた足を生やして移動し、足での突きや時間経過で爆発する岩を吐き出す攻撃を行う。
ユン坊の突撃で足を2本破壊すると本体が無防備となり攻撃するチャンスが生じる。
後半戦では天井に張り付き、リンクを囲んで閉じ込めるように爆弾岩を発射する。
実は飛ばしてくる爆発岩をモドレコで投げ返して気絶させ、その隙に懐に潜り込みトーレルーフで目玉のところに行くという方法もある。
+ ネタバレ
炎の神殿クリア後、大穴から行ける地底世界の一部で闊歩している姿が見られるようになり、再戦も可能。
攻撃方法は変わらず、天井張り付きがなくなっているためボス戦よりも倒しやすくなっている。
倒すと解放される宝箱からはゾナウエネルギー結晶100個分が手に入り(最初の1回のみ)、自身が落とす岩脚はハンマー系武器のスクラビルド素材になる。
詳しくは該当項目も参照。


類似するキャラクター

To-605(アーマード・コア ヴァーディクトデイ)

ACVDに登場する「ヘンなの」こと謎の巨大兵器、いわゆるあんなもの枠の一つ。
巨大な単眼式センサーを搭載した胴体から2本の歩行脚が生えている姿から、
プレイヤーからは「ゴーマ」とか「メカゴーマ」とかの愛称を付けられている。
(その他にはシテヤンヨとも)
見た目こそゴーマだが胴体上部の砲で攻撃してくる他、時折ローリングアタックを仕掛けてくることもありパンジャンドラムと呼ばれる場合もある。




追記、修正しなくて、ゴーマんなさい。


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最終更新:2023年07月09日 17:41

*1 恐らくガノンドロフによって免疫能力が低下し、そこにゴーマが産卵に際して養分を余計に吸い上げたり、孵った幼生ゴーマも母体と並行して養分を吸い上げていたなど、デクの樹サマの寿命を縮める行為を行っていたのが原因と思われる。