G'zOneシリーズ

登録日:2010/12/21(火) 13:13:27
更新日:2024/03/12 Tue 15:58:36
所要時間:約 4 分で読めます




概要

G'zOneはauのCASIO製タフネスケータイシリーズである。

タフネスと冠すだけありボディがかなり頑丈に造られている。
どのくらいかと言えば、自転車走行中に落としてガガガッと普通のケータイなら絶望的に感じる音を響かせたとしても、ボディに多少傷が入る程度の被害で済むほどである。

さらに、最近では珍しくなくなった防水機構も、初代から標準で備わっている。

この頑丈さからユーザー層はアウトドア愛好家や漁師・農家のような水を扱うハードな場面で使う人から、厨二真っ盛りな学生、果ては自衛隊員までと、特殊な事情を持つ層に対応している。

残念ながらCASIOは2014年1月にNECカシオモバイルコミュニケーションズ(現NECモバイルコミュニケーションズ)の株をNECに売却、携帯電話事業から撤退した。

…が、やはり「頑丈なフィーチャーフォン」としてG'zOneシリーズの需要はあるらしく、CASIOの抜けた跡を埋めるかのように、京セラなどが同様のコンセプトのスマートフォンを販売しているにもかかわらず、2021年まで継続して15年もW42CAを使用している強者がいたとか。

機種(一部)


◇G'zOne C303CA
初代G'zOne。画面は白黒。ストレート型で、カシオがケータイ事業に参入して最初の機種でもある。

◇G'zOne TYPE-R
現在のG'zOneシリーズの原型となった機種。折り畳み式。G'zOneの特徴である円形ディスプレイはサブとして今後の世代も残ることになる。
Rには「Racing(レーシング)」「Revolution(革命)」「Revival(復活)」という意味があるとかなんとか。

◇G'zOne W42CA
WINとmicroSDに初対応した機種。機能面で使い易いとなかなかの好評価を得た。
使い込むうちにカメラ部分のリングが取れてしまうことがある(実用には全く問題なく、防水機能も健在で影響は外見だけである)。

ちなみに、これを基にバッテリーを増強した業務用端末も存在し、某運輸会社で使用されていた。
某破壊者が腰に付けてカメンライドしてそうなデザイン。

◇G'zOne W62CA・CA002
KCP+・Bluetooth・ワンセグ・EZ FeliCaを搭載。ガラケーらしく色々詰め込こみ、本体も前世代よりスリムになったが、前回とはうって変わって「処理速度が低下した」「バグが多く扱い辛い」と、なかなかの低評価がなされた。
加えて丸窓も無くなった。
しかもおよそ1年半、早くて1年で「ヒンジ部が自然破損した」との被害報告が多数出ている。

本当にどうした


◇G'zOne type-X
Wi-Fi接続機能が追加。丸窓も復活。13Mカメラなど従来の機能も大幅に強化され、もはや前世代は完全に黒歴史にされた模様。スマホ?なにそれ聞こえない
この機種は逆コースを辿っており、折り畳みなのに長すぎ・分厚すぎで人によってはポケットに入らなかったり。重量・バッテリー能力に至っては全auガラケーで最大。
「より軽く、より薄く」という携帯電話の進化の流れに全力で逆らっている。

性能に関しては案の定で、処理落ちやフリーズがわりと頻繁に起きる。特にBluetoothを使用中にネットに繋いだりすると、ほぼ確実にフリーズする。
仕方ない、仕方ないのだ。

Xは「10」(誕生10周年)という意味があるとかなんとか。
一番変身できそうなデザイン。

◇G'zOne IS11CA
ユーザー待望スマホG'z。
耐衝撃性、防水性、対塵性、G'zgearはもちろん引き継いでいる。
スマートフォンの宿命か、電池の減りが凄まじいのでアプリなどで対処する必要がある。

余談だが、type-Xの発売から僅か半年でラインナップされたためType-Xユーザーは阿鼻叫喚の一方で、Type-Xに乗り遅れたユーザーも「前機からほんの半年で出てくる機種に期待して大丈夫なのか…?」とこちらはこちらでドキドキしていた。

◇G'zOne type-L
初代スマホから一年、2010年に米国で発売された機種の使い回しであった先代機と異なり完全新規として4Gとガラケー機能を搭載して満を侍して登場となった。

カタログスペック上ではバッテリー能力が飛躍的に進歩しているほか、新たに気圧計が追加されており簡易な瞬間天気予報などが可能。
恐らくスマホとしての能力はお察しだが、そんなことはそこのあなたにとっては障壁どころか段差にすらならないであろう。

◇G'zOne type-XX
CASIOの事業撤退後も長らくG'zOne愛用者の移行が思うように進まない中、20周年特別企画として登場したモデル。
5G対応のスマートフォンが続々と送り出されていく中、原点回帰し、4Gのフィーチャーフォンとして登場している。
ちなみにプロダクトデザインはCASIOだが、製造は京セラ。

主な特徴

G-SHOCKをモチーフとしている為か、無骨でゴツいデザインになっている。
そんなデザインが一部の若者の厨二心を刺激して、結果抜け出せなくなるのはまた別のお話。
サブディスプレイが丸窓なのも特徴。

このシリーズには「G'zGear」という専用のアプリがありコンパス・潮位表・日照表などのアウトドアに便利な機能が装備されている。


主な欠点

タフネス特性に重点を置いているためか、他機種に比べ半~1年分ほど性能面が悪いという欠点がある。なので他機種から乗り換える際の最大の障壁となる。
ただ、(どの機種にも言えることだが)馴れればさほど問題はなく、使用者も性能より特性目当てなので、機種としてはさしたる問題ではない。

他には、他機種に比べるとかなり大きいこともネック。けどまあ使用者層を考えるとさしたる問d(ry

音楽やカメラとしての機能もやはり微妙。けどまあ(ry

当たり前だが落下等の衝撃でコネクターキャップが開くなどした場合、その中に水が入れば壊れる。
キャップの閉め忘れには注意する事。


■その他■

◇その頑丈さからか逃走中で逃走者用端末として使用されることもしばしば。

◇主な使用者

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最終更新:2024年03月12日 15:58