レオモン

登録日:2010/02/02 Tue 22:43:43
更新日:2024/04/12 Fri 20:24:42
所要時間:約 3 分で読めます





弱きを守る頼もしき獣戦士!


『レオモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 成熟期
タイプ 獣人型
属性 ワクチン種
勢力 ネイチャースピリッツ
装備 獅子王丸
必殺技 獣王拳
拳から獅子のオーラを放つ。
百獣拳
拳を何度も振るい、獅子のオーラの弾幕を張る
得意技 破砕蹴り
強力な空中回転蹴り

【概要】

ライオンの頭を持った獣人型デジモン。
“百獣の王”、“気高き勇者”等の異名を持ち、強い意思と正義の心を持っている。
剣を使用する獅子頭の獣人だが、怪傑や風雲のライオン丸ではない。
意思を持つ妖刀「獅子王丸(ししおうまる)」を腰に差し、鍛え上げられた腕から繰り出される「獣王拳」で幾多の悪しきデジモンを葬ってきた。
オーガモンとは永遠のライバル。
ガルダモンとは同じ志を持つ盟友。
サイクロモンの右目を潰したこともある。
スターモンには憧れられている。
ムシャモンからは同じ妖刀使いとして、いつの日か決闘を申し込もうと考えられている。

初登場は『デジタルモンスターver.4』
アニメで登場する場合はほとんどの個体が味方側のキャラクターとして描かれる、デジタルワールド側の常識人である。


【派生種】

レオモン(X抗体)

世代 成熟期
タイプ 獣人型
属性 ワクチン種
勢力 ネイチャースピリッツ
装備 獣牙丸、獅子王丸
必殺技 獣王拳
通常種と同じ。
X抗体を取り込んだレオモン。
通常種と比べると顔がリアルなライオンに変化している。
より凶悪なデジモンを倒し、正義を貫き通すため、肉体への鍛錬のほかに剣術も極めている。
幾度もの戦いによって切れ味が増すと云われる長刀「獣牙丸(じゅうがまる)」と、妖刀「獅子王丸」を二刀流で自在に操る姿はまさに「獣剣闘士」。
赤いマントはとある究極体デジモンと対峙した時に手に入れたもので、勇者の証と言われている。


【関連種】

レオルモン

世代 成長期
タイプ 聖獣型
属性 ワクチン種
必殺技 レオクロー
鋭い爪で敵を切り裂く技。
クリティカルバイト
キバで敵の急所を狙う技。
当たれば成熟期のデジモンですら一撃で沈める爆発力を持つが、成功率は高くはない。
子どものライオンのような姿をした成長期。『デジモンアクセル』で初登場。
ナワバリ意識が非常に強いデジモンで、同種のデジモンであったとしても自分のテリトリーに進入したものには容赦しない。
デジタルワールド全体でも生存数が少なく珍しいデジモン。だから、アニメやゲームでも出番がない。
頭の毛は警戒時に静電気を帯び、威嚇の音を出すという。
レオモン系成長期として設定されている。


ライアモン

世代 成熟期
タイプ 聖獣型
属性 ワクチン種
必殺技 サンダーオブキング
タテガミに発生した電気を貯めて放出する技。
クリティカルストライク
キバで敵の急所を確実に狙う技。
成熟期にして既に「王」の風格を持つデジモン。『デジモンアクセル』で初登場。
自身よりも強い存在に対しても怯むことなく向かっていくためかレオルモン以上に個体数が少ない。
そしてやっぱり出番がない
自分より強い獲物を好んで捕らえる傾向があり、究極体デジモンにすら怯まず攻撃を仕掛けるところをたびたび目撃されている。


パンジャモン

世代 完全体
タイプ 獣人型
属性 ワクチン種
装備 雪花火
必殺技 氷獣拳
冷気を込めた拳で放つ技。
得意技 冷気功
残影反転撃
気高く強い、氷の獣人!

レオモンが氷雪エリアで修行し、そこの冷気の力を身に纏い、進化した姿。
極寒の中で心身共に鍛えられているため、どんな攻撃にも挫けない。
正義の為に悪を徹して退治する冷酷無比な戦い様から“冷徹なる白獅子”の異名を持つ。
ミスリルの原石を削り、作り上げた斧「雪花火(ゆきはなび)」を装備。
その威力は高層ビルのように連なって行く手を阻む永久凍土の氷山を軽く粉砕する程である。
(ただし、グラフィックは不明。背中に装備している武器は「獅子王丸」のままのように見える。)

X抗体版も存在する。
こちらでは「雪花火」の見た目が明らかになっており、先端が雪の結晶のような形の斧であることが分かる。
原種の方も同じデザインかは不明。
…というか、“冷徹なる白獅子”や「雪花火」のくだりは公式サイトにおいて『X抗体によるパンジャモンのデジコアへの影響』と書かれており、
通常種の方に記載されているのは誤植の可能性もある。

なお、名前の由来は手塚治虫原作の漫画『ジャングル大帝』の主人公(レオ)の父、「パンジャ」であると思われる。
英語版の名前はそのまんま“IceLeomon(アイスレオモン)”。


グラップレオモン

世代 完全体
タイプ 獣人型
属性 ワクチン種
必殺技 獅子獣波斬
腕のタービンを極限にまで高速回転させて、重力を捻じ曲げるほどの重い一撃を打ち込む。
旋風タービン蹴り
全身を回転させて回し蹴りの究極連打を放つ。
様々な格闘ゲームのデータを取り込み、オリジナルの奥義をもって敵を打ち砕く、格闘系獣人型デジモン。
格闘ゲームというよりはGEAR戦士だが。
両腕・両足にはタービンが付いており、それを高速回転させることで変幻自在の技を繰り出すが、
タービンはデジコアから発する気合を一気に吹き付けることで回転させており、並大抵の精神力では長時間持たない。
レオモン譲りの正義への強い意思がタービンを極限にまで高速回転させている。

元々は『デジモンワールド3』の主役デジモンであるベアモンの完全体としての登場。
だが、近年ではすっかりレオモン系完全体の地位を確立している。
マルスモンは泣いていい。
しかも、Vジャンプ本誌で、マルスモンと画像が逆になり、彼の方が大々的に紹介されたこともある。
マルスモンはブチ切れていい。


ローダーレオモン

世代 完全体
タイプ マシーン型
属性 ワクチン種
必殺技 ボーリンストーム
タテガミの超高速回転によって生み出される嵐。
ライオンタイフーンではない。
ローダーモーニングスター
尻尾の鉄球を叩きつける技。
獣型デジモンが建設機械のCADデータを取り込んだことで生まれた完全体デジモン。
デジタルワールドの希少金属である『クロンデジゾイト』の発掘作業を鉱山で担うデジモンでもあり、
デジタルワールドを陰から支えているデジモンであると言える。
ただ、職人気質で頑固な性格の個体が多く、ローダーレオモン=喧嘩っ早い、という見方をされている節もある。
しかも、喧嘩の影響も大きく、彼ら同士の喧嘩で埋蔵量世界一の鉱山がひとつ消し飛んだこともあるらしい。

元々は『デジモンアクセル』でライアモン~バンチョーレオモン間の完全体として登場した。
だが、近年のゲームではレオモン→グラップレオモン→バンチョーレオモンのルートが多く、マルスモンと共に涙を流すデジモン。

…だったのが『デジモンアドベンチャー tri.』にてまさかの登場を果たす。
獣+金属という属性的にピッタリな完全体だったからだろうか。
ちなみにここではベアモンの完全体として登場だと推測され、もともとはベアモンの完全体として登場したグラップレオモンとは立場が逆転したことになる。


サーベルレオモン

世代 究極体
タイプ 古代獣型
属性 データ種
必殺技 ネイルクラッシャー
巨大な爪で相手を八つ裂きにする技。
インフィニティアロー
たてがみの毛を硬質化して相手に飛ばす技。
なお、毛には毒性があり、攻撃を受けた者は体が麻痺してしまうという。
ライオンとサーベルタイガーを合わせたような姿をした古代獣型デジモン。
トラ(サーベルタイガー)要素が入ったためか、属性もデータ種になっている。
レオモンが獣化した姿ではないかと言われているが、詳しい詳細は明らかになっていない。
マッハの瞬発力を持っており、どんなに素早い攻撃でも容易く避けてしまう。
大きく発達した2本の牙と、鋭い爪は絶大な破壊力を持つ。

なお、その爪のデータはコピーされ、テイルモンの手袋やネフェルティモンXに流用されている。

ちなみに、初登場したセガサターンソフト『デジタルモンスターver.S デジモンテイマーズ』では、ホーリードラモン共々完全体扱いであった*1

テイマーズ期に海外で超進化シリーズが発売されたことがある。
なお、変形はレオモン↔サーベルレオモン。
加藤さんがMATRIX EVOLUTIONするわけではない。
なお、出来の方はレオモン形態の造形は悪くないが、サーベルレオモン状態は…お察しください……。


ディノタイガモン

世代 究極体
タイプ 古代獣型
属性 データ種
必殺技 グラウンドファング
敵を押え付けて、牙で突き刺し引き裂く技。
ハイランドファング
高所から牙を振り下ろし瞬時に切り裂く技。
サーベルレオモンがX抗体を獲得した姿。
大地のメタルを取り込み、全身が超硬質化したことで姿も名前も大きく変化した。
というか“Dinotigermon(ディノタイガモン)”なので、完全に虎成分に乗っ取られてしまった。

体が金属化したことでスピードは落ちたが、パワーは倍近くなっている。
体躯も巨大化し、それに見合った筋力と剣のような大きく鋭い牙を持ち、自分よりも大型で厚い皮膚や装甲を持つデジモンでさえ強引に仕留めてしまう。
その勇猛で野性的な捕食本能をもつディノタイガモンを他のデジモンは恐れ、近づくことはないという。

初登場は『デジタルモンスターカードゲーム ブースター21~X殲滅部隊の猛威~』。


バンチョーレオモン

世代 究極体
タイプ 獣人型
属性 ワクチン種
装備 男魂、GAKU(ガク)-RAN(ラン)
「バンチョー」の称号を持つレオモン。
初登場は『デジモンアクセル』なのだが『デジモンセイバーズ』という自身のキャラクターにピッタリな舞台で大活躍した。
その活躍もあってか どう見ても色物な見た目だが レオモン系正統究極体としての出番が多い。

詳細はバンチョーの項目にて。


レグルモン

世代 究極体
タイプ 不明
属性 不明
必殺技 獣王波
得意技 レグルスカッター
デジモンアドベンチャー Vテイマー01』に登場したオリジナルデジモン。
ホーリーエンジェル城の戦闘隊長であるレオモン(個体名:レオ)がパンジャモンを経て究極体になった姿。
胸にプロテクターを付け、背中に羽根のような緑のマントを装備しているのが特徴。
だが、上述した通りVテイマーのオリジナルデジモンであり、詳しい設定は明かされていない。

名前の由来は獅子座の一等星である「レグルス」であろう。
なお、この星は「獅子の心臓」の別名も持っている。
余談だが、アニメ『デジモンゴーストゲーム』で同じくレグルス由来の名を持つデジモンが登場した。


カイザーレオモン

世代 ハイブリッド体
タイプ サイボーグ型
属性 ヴァリアブル
呪いから解き放たれた「闇のビーストスピリット」を用いてスピリットエボリューションした姿。
全身を特殊な金属クロンデジゾイドの一種「オブシダンデジゾイド」で覆われており、防御能力が高いだけでなく、装甲自体が鋭利な鋭さを持っている。
カイザーレオモンが駆け抜けた後は、一陣の黒い風により、全てが切り裂かれると言われている。

詳細はハイブリッド体の項目にて。


マッドレオモン

世代 成熟期
タイプ アンデッド型
属性 ウィルス種
必殺技 獣王堕拳
獅子の顔の形をした『気』を放つ技。
放たれた獅子の顔の気は立ち塞がるものを食いちぎりながら飛んでゆく。
得意技 腐毒爪
猛毒が含まれた鋭い爪による攻撃で、あらゆるものを腐らせてしまう。
レオモンが改造に改造を重ねることで知能を失い、狂戦士に堕ちた姿。
一応は“元々は獅子型のデジモン”とボカされてはいるが…。
なお、改造の過程で意識は消失し、命ぜられるままに目の前に立つ者を倒す操り人形と化した。
考えるということをしないため、罠や仕掛けがあってもお構いなしに突撃してしまう。
また、殴る・蹴るといった原始的な動作ばかりで攻撃パターンは少ないが、その高パワーには要注意である。

元々、世代の設定がない『クロスウォーズ』初出のデジモンなので再登場は難しいと思われたが、『デジモンペンデュラム ver.20th』にて成熟期扱いで登場。
その後クロスウォーズデジモンに世代・属性が設定された際に、正式に成熟期・ウィルス種となった。


マッドレオモン:アームドモード

世代 成熟期
タイプ アンデッド型
属性 ウィルス種
必殺技 Lion Heart(ライオン ハート)
大地に暴走するチェーンソーを突き立て、地割れを引き起こし敵を飲み込む技。
その引き裂かれ砕かれた大地の在り様は彼の心情そのものである。
得意技 The Lion Sleeps Tonight(ザ ライオン スリープス トゥナイト)
腕を振り払い、チェーンソーで生物・無生物問わず切り刻む。
ただ、その姿は腕を振り払うことでチェーンソーを外そうとしている様にも見えるのである。
チェーンソーと更なる改造を施された、マッドレオモンの『凶器乱舞形態』。
『アームドマッドレオモン』とも。
度重なる改造とアンバランスなチェーンソーにより、激しい痛みが常に全身を走り回っている。
その痛みのせいでじっとしていることができないため、目に映るもの全てを敵と認識し攻撃する。

“The Lion Sleeps Tonight”(ライオンは今夜眠っている)はチェーンソーの銘でもある。
だが、このライオンは痛みで眠ることができず、眠れるのは《空腹が満たされた》時、すなわち、敵が屠られた時だけである。
ライオンが眠るためにも敵は倒されなければならないのだ……。

なお、アニメ本編では改造ではなく、デジモンの吸収によって誕生した。


マッハレオモン

世代 不明
タイプ 不明
属性 不明
必殺技 ソニックスラスト
漫画版クロスウォーズに登場したオリジナルデジモン。

マッドレオモンに似た姿と立場だがやや細身で頭髪は白く、目つきが鋭いのが特徴。
両手に牙状の短剣を逆手持ちし、名前通りの素早い攻撃を得意とする。
グリンゾーンを侵攻していたが、シャウトモンX2の前に敗北する。


ヘヴィーレオモン

世代 究極体
タイプ マシーン型
属性 ワクチン種
必殺技 ソニックエクスカベーター
闘気MAXで突進するとともにパイルバンカーを打ちだし敵を貫く超近距離攻撃。
レスティングバーナー
胸の獅子鎧から超高温の炎を吐き出す中距離攻撃。
バレッジスイーパー
左肩から展開した機関砲で弾幕を展開する遠距離攻撃。
ゲーム『デジモンリアライズ』で初登場。
数いるレオモン族の中でも希少な最重量の巨体を持つマシーン型デジモン。
特に突進力によるパワーはマシーン型デジモンの中でも随一で、真正面からヘヴィーレオモンの突進を受け止めることは難しい。
その突進力の源は熱き闘気であり、闘気が燃えあがるほどにヘヴィーレオモンの強さは倍増していく。
というか、胸に配されたライオンヘッドといい、完全に勇者ロボのそれである。

戦いにおいては熱き闘気を滾らせつつも、相手を分析し冷静に立ち回るクレバーな面も。
遠・中・近距離それぞれに対応可能な武装が搭載されており、それらを巧みに使い分けて隙の無い戦術と相まって堅実に勝利を手にする。

また、決して戦うだけの兵器ではなく、救助活動も行う優しい心の持ち主である。
助けを求めるデジモンがいれば、真っ先に駆けつけその自慢のパワーで障害を取り除くのだ。



追記・修正は正義の心でお願いします。












…以上の概要は間違いではない。
間違いではないのだが非常に重要な点が抜けている。
それは…

アニメにおいて「レオモン」と名のつくデジモンが登場すると……


高確率で 死 亡 すること


存在自体が死亡フラグ。
もはや公式がいかにレオモンの死亡シーンで見せ場(ネタ的なものを含む)を作るかで遊んでいた。


【アニメシリーズでの 死亡履歴 活躍】

デジモンアドベンチャー


「選バレシ子ドモ達…」
「倒ス!!」

記念すべきアニメ初登場作品にして、初死亡作品。

平常時は勇敢な性格。
だが、ファイル島でデビモンの黒い歯車に操られ、選ばれし子供達に二回襲いかかる。
初襲撃時、一度はデジヴァイスの光で正気に戻り「縁があったらまた合おう!」と言い残してデビモンを食い止めた。
しかしあえなく敗北し、再び操られる事となる。
正気に戻った時「邪悪消滅!」という謎のセリフを放ち、しかも直後にあっさりまた操られてしまうという
即落ち2コマにも似たスピーディーさで既にイジられていた。

「コドモタチタオス……」→「邪悪消滅!」→「また会おう!」→「ぐああああああ」→「コドモタチタオス……」


しかし、ここでデジヴァイスの光を2回も受けたため、子供達がデジタルワールドに帰ってきた時には、究極体であるサーベルレオモンにワープ進化出来るようになっていた。

…が、復活したメタルエテモンとの戦いの末 死 亡 する。

なお小説版でも、メタルシードラモンとの戦いの末 死 亡 する。


デジモンアドベンチャー02

02は前作の続編で、レオモンは前作(作中時間で3年前)に死亡してからまだ転生していないため登場しない。
と思われたのだが…(後述のtri参照)。
最終話の世界中の選ばれし子供のパートナーデジモン達が駆けつけるシーンでは、別個体と思われるレオモンの姿がわずかに確認できる。

デジモンテイマーズ

CV:平田広明
加藤樹莉のパートナーデジモンとして登場。
初登場時はデーヴァ四聖獣スーツェーモンの配下の完全体)の一体であるクンビラモンを倒す程の実力を見せる。
だが、究極体になって「ヒャッハー!!」な状態のベルゼブモンには敵わず 殺 害 される。

しかも戦闘中ではなくベルゼブモンを説得するための会話中に。
わずか13話の命だった。

おまけに彼が死んだおかげで、PTSDを発症した樹莉が精神を病んだ。
これがテイマーズ終盤の展開を大きく左右することになった。

ちなみにこの回の次回予告は色んな意味で凄まじい

+ それがこちら

レオモンが死んだ。
やっと皆に会えたのにレオモンが死ぬなんて…
ベルゼブモン、僕はお前を絶対に許さない!
次回デジモンテイマーズ

『心優しき勇者、レオモン死す!

君もテイマーを目指せ!

開口一番の死亡宣告から怒涛の追い打ち。
僅か30秒の予告で合計3回も死ぬと言われる。
ネタバレ予告は数あれど、ここまで死ぬ死ぬ言われるのはレオモンぐらいであろう……
しかも、某之内とは違い、本当に死ぬし

またこの予告だけでレオモンがどうなるか良く分かるネタバレ予告なのだが、実際は次回の内容が全部分かるという、ネタバレどころか本編ダイジェストと言っても過言ではない代物である。
というのも映像の流れが、
ベルゼブモン登場→味方が倒される→レオモンがベルゼブモンを迎撃→返り討ちにされ消える→樹莉発狂、タカト激昂→ギルモンがメギドラモンに進化(どう見ても暗黒進化)→その代償でタカトのディーアークが壊れる
という内容がたったの30秒の予告映像で余すことなく流されるのである。
………レオモンが死ぬいつもの…ショッキングな鬱回だから予告だけ見てれば本編見なくても大丈夫というスタッフの配慮なのだろうか…







デジモンフロンティア

「伝説の十闘士」エンシェントスフィンクモンの遺した闇のスピリットから進化するハイブリッド体である、レーベモン*2(ヒューマン形態)とカイザーレオモン(ビースト形態)が登場する。
どちらも見た目や名前の通りレオモンと同じライオン型であり、選ばれし子供の1人である木村輝一がスピリットを使って進化する。

だが、彼もまた 死 亡 する。

正確に言えばデジタルワールドに来る直前に輝一は事故に遭い、生死の境を彷徨っている状態であった。
そのため、他の子どもたちと比べて不安定な存在であり、ラスボスであるルーチェモンとの戦いで仲間たちを庇って 消 滅 させられてしまう。
…が、全てが解決した後、手術が成功したため輝一は生存している。
進化していた輝一は最終的に生存し、スピリッツ(と中の意思)は残っているため、ある意味死亡フラグを乗り越えたレオモン一族と言えるかもしれない。

また、セフィロトモンの体内でアグニモンがパンジャモンと対峙した。
こちらもアグニモンとの互角の戦いを繰り広げるが、勝負の末 死 亡 している。


デジモンセイバーズ

主人公・大門大の父親、大門英のパートナーデジモンであるバンチョーレオモンが登場するが

「俺がお前の父親だぁ!!」

と自らの正体*3を大に明かした後、イグドラシルを押さえつけ、グロリアスバーストを喰らって 死 亡 した。

ただし、バンチョーレオモンは物語のキーキャラクターとして描かれている。
大達へ終始サポートを行うなど他作品と異なりかませ臭はほぼ無く、扱い自体はレオモン系列では優遇されてる方。
ちなみに最終回にて英は復活したのだが、バンチョーレオモンが復活したのかは不明となっている。

なお、別個体でサーベルレオモンも登場した。
が、彼に至ってはギズモンに攻撃された影響でデジタマも残せずに 死 亡 した。
とはいえ、物語上での初の究極体としてその強さをみせつけるなど、扱い自体が悪いわけではない。
人間である(はずの)兄貴に牙を折られたりしたけど


DIGITAL MONSTER X-evolution

Xプログラムに感染し、ドルモンが持つX抗体を得るために彼を執拗に追い回すレオモンが登場。
だが、X抗体を得ても長くは生きられないことを悟った彼は、
『デジモンの未来のために、お前は俺の分までこの新世界で生きろ』
と告げたあと、追い回したことを謝罪し、
物語 開始3分で 死 亡 した。

最速記録樹立!!

余談だが、ここで新必殺技の「百獣拳」が初披露された。


デジモンクロスウォーズ

バグラ軍所属の、グリーンゾーンの支配者。
その名も、マッドレオモン(CV:飛田展男

部下を吸収し巨大化。
「アームドマッドレオモン」「マッドレオモン(オロチモン吸収体)」「マッドレオモン(ファイナルモード)」などのバリエーションを披露。
再三シャウトモン達を追い詰めるも、3話にてシャウトモンX3に敗北し 死 亡 した。

さようならマッドレオモン・・・
と思いきや29話でタイキが手にしたコードクラウンの影響でレオモンへと転生し 復 活 した。
初めてジンクスを打ち破った瞬間である。
そこ、一回死んだことに変わりはないとか言うな。

タイキ「デジモンは死なないんだ!」


また、
女の子がエロいとか
女の子が可愛いとか
女の子が魅力的とか
で好評だったエレメントハンターの作者、中島諭宇樹が描いた漫画版でも、マッハレオモンが登場。

速さが足りない!なシャウトモンやバリスタモンを圧倒するも、シャウトモンX2になった二匹の前に敗北。
第1話でマッハな 死 亡 をした。

…と思われていたが、実は 生 存
……が、結局2話目で 死 亡 。

ちなみに掲載されたVジャンプの発売日は、アニメのマッドレオモンが死ぬ前日だった。

なお、余談だがアポロモンの配下であるマルスモン(グラップレオモンの進化先)も死亡している。


デジモンアドベンチャー tri.

第2章及び第6章のネタバレ注意。 





第2章からレオモンが登場。
無印の個体が何の前振りもなく復活して、デジタルワールド側唯一の協力者として登場してくれた*4
メイクーモンのあざとさ 愛らしさに父性を刺激されたのか陥落する。
途中、感染デジモンとして暴走しかけ、あわや「コドモタチタオス」の再来かと思いきやなんとか振り切った。
インペリアルドラモンも撃退し、このまま遂にフラグ打破……

……かと思われた劇中ラスト、守ろうとしていたメイクーモンが突如暴走しレオモンを切り裂く。
それでもメイクーモンを心配し、落ち着かせようとしていたが無残にも八つ裂きにされ 死 亡 。

「アドベンチャー」のレオモンとしては実に15年以上ぶりの復活だったが、結局フラグには抗えないのであった……。


第4章では前述の通りローダーレオモンが先代選ばれし子供たちのパートナーデジモンとして登場した。
出番は一瞬だったが、その後はバイフーモンに進化。
四聖獣の一角になる=デジタルワールドを平和を維持するデジモンになったということなので死亡フラグを打ち破った。
…と思われたが、角銅氏によれば「選ばれし子供が死ぬとパートナーデジモンが死ぬ」という設定が公開されており、後の第6章にて先代選ばれし子供が死亡したことによりバイフーモンも死亡したことになる。
ある意味寿命のようなものだが、それを明言されたということが、結局レオモンジンクスから逃れることが出来なかったということ、と言えるかもしれない。


デジモンアドベンチャー:

初代と同じメインキャラクターを登用しつつもストーリー展開は全く異なるリブート作品。
CVも初代と同じ平田広明氏である。
公式ツイッターによれば、これまでの活躍が活躍だっただけに19話の収録を終えた平田氏はにこやかに「早く死のうよ」と言っていたという…。

我らがレオモンも序盤にて暗黒の瘴気に脅かされたデジモンに対抗するレジスタンスのリーダーとして登場。
子供達を先行させるため、単身、世代が上であるメガドラモンの足止めを買って出たので「やはり…」と思われたが、なんと  生 存 。
というか、戦闘後の様子を見るに 圧 勝!!
太一たちと別れて暫く後にエルドラディモンを守るべく海に散った……かに見えたが部下ともどもちゃんと 生 存 。
その後も出番は少しだが度々登場し、そして来る最終話……。

選ばれし子供たちの活躍を語り継ぐ役としてなんと最後まで 生 存 したのである。
ついでに初代最終回のナレーションのオマージュもこなすというファンサービスも欠かさなかった。
(初代のナレーションも平田広明氏が務めていた。ついでに言えばこの時語り聞かせていたユキミボタモンの中の人は:のナレーションを務める野沢雅子氏である)

かくして、最初から純正のレオモンとして登場し、かつ最後まで蘇生などを経る事なく生存したレオモンが遂に誕生した


【その他商品展開において】

◆デジモンカード

最初期のブースターで

Bo-3レオモン
Bo-15テイルモン

が手に入るが、この猫系デジモンのカード2枚はお互いバトルタイプAであり、攻撃Aで真っ向勝負になる。


レオモン
―弱きを守る頼もしき獣戦士!―
(A)獣王拳420


テイルモン
―大きな耳がチャームポイント!―
(A)ネコパンチ430

苦しくも、猫系パンチ対決である。
そして結果はなんとレオモンが敗北。 死 亡 する。
テイルモンの手袋はサーベルレオモンの爪だものね。仕方ないね。


◆デジモンカード(新)

ルールなどが刷新された新たなデジモンカード。
レオモンは青が2種類、と緑と黄色が1種の合計4種類登場している。
このうち青の片方はテイマーズに登場したレオモンを意識しており、テイマーカードとして加藤樹莉も同じパックに収録。
レオモンはテイマーがいる時にブロッカーになるという心優しき樹莉の騎士としての作中の振る舞いを再現したものになっている。


ところでもう片方の青レオモンはというと……

消滅時:メモリー*5を+2する。

やはり 死 亡 することで役に立つ能力であった……。
一応、緑レオモンと黄レオモンはそんなことないのでご安心(?)を。


バトルスピリッツ

コラボ第1弾「デジモン超進化!」に収録。
コスト5以上のあらゆる完全体への【超進化】及び《煌臨》を持つあらゆる究極体へワープ進化するという破格の能力で登場。
なんとディアボロモンオメガモンにまで進化できるまさに可能性の獣という性能であった。

…がここで終わらないのがバンダイクオリティ。
続くデジモンコラボ第2弾「デジモン ~ぼくらのデジモンアドベンチャー~」にサーベルレオモンが収録。
そのテキストには
『相手によるこのスピリットの破壊時』
このスピリットのBP以下の相手のスピリットすべてを破壊する。
この効果で破壊したスピリットの効果は発揮されない。
という記述が。

更にこの第2弾ブースターと同時発売のの構築済みデッキ「デジモン ~選ばれし子どもたち~」に2枚目となるレオモン[2]*6が登場。
そちらは
『相手によるこのスピリットの破壊時』
BP10000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

どちらも相手によって破壊された時に発揮する効果…すなわち 死 亡 することで役に立つ効果が記載されていた。
要するに1弾収録のレオモンはデジモンアドベンチャーの時の個体なのでサーベルレオモンに進化したうえで 死 亡 する
構築済みのレオモンはtri.に登場した個体なのでレオモンのまま 死 亡 する
という再現である。誰がここまでしろと言った。


【ゲーム作品において】

弱かったり、扱いの悪い作品が多い。
『ポケットデジモンワールド』のムービーでは周りが強敵の悪デジモンに苦戦してるのに対してスカモンのウ〇チ投げをダイレクトに食らっていた。
『デジモンワールド デジタルカードバトル』では、パンジャモンがあわやウ〇チを漏らす寸前であった。
スタッフはレオモンに何か恨みでもあるのか。
まあ『デジモンワールド デジタルカードバトル』のオープニングムービーではグレイモンとめちゃくちゃカッコいい試合を演じていたが。






登場すればカッコイイ!!
けど高確率で 死 亡 !!
それがレオモン

一応フォローしておくと、この死亡フラグはアニメ及びその派生作品限定であり、オリジナルの漫画やゲームでは普通に最後まで生き残るレオモンが数多く見られる。
その上、リブート版デジアドでの扱いなど、アニメ作品での扱いもこの先きっと変わっていくのであろう。
まあVSスカモンの件とか扱いがいいかは別問題だが。




追記・修正は死亡フラグを乗り越えてからお願いします。

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最終更新:2024年04月12日 20:24

*1 当時は“究極体”という概念がなかった

*2 「レーベ」(Löwe)はドイツ語で「ライオン」を意味する

*3 正確にはバンチョーレオモンの中に英の意識がある

*4 いずれ「はじまりの街」で転生すること自体は無印時点で示唆されていたが、本作での登場自体が唐突であった

*5 メモリー…新デジカにおけるマナみたいなもの。若干特殊なルールがあるため詳しくは公式マニュアルを参照

*6 この[2]は識別番号といって同名カードの2種類目であることを示す。ルール上は「レオモン」として扱う