ミドナ(ゼルダの伝説)

登録日:2009/10/31 Sat 06:34:09
更新日:2023/10/01 Sun 00:08:56
所要時間:約 4 分で読めます




ゲーム『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』の登場人物。今作のサポート役
CV:河本明子

黒い身体に緑の紋様があり、割れた石を兜のようにかぶり隙間から片目とポニーテールが覗く。
ポニーテールは腕のように自在に動かすことができ、魔獣ガノンの突進をも止めることができる。


影の世界のハイラル城で初めて会う。
ザントを倒すのが目的で、そのためにリンクと同行する。
ケモノリンクの場合は背中に乗っかるが、それ以外の時はリンクの影に入っている。ただ呼び出して会話することは可能。

ケモノリンクの場合は道具や人間の動作ができない代わりに、ミドナの能力が使える。
  • 複数の敵に連続で攻撃できる影の結界
  • 大ジャンプ
  • ポータルへのワープ
かなりの魔力があるようで、巨大な石橋やデスマウンテンの岩などを持ち上げてワープさせたりできる。



※以下ネタバレ含みます。








まずはザントに対抗できる影の結晶石を集めるために、トワイライトの解放と結晶石の力で暴走する怪物と戦うこととなる。

湖底の神殿をクリアした後ワープしたラネールの泉にはハイラル全土を襲った黒幕ザントがそこにいた。
反撃をしようとするミドナとリンクだが、ミドナは影の結晶石の力を発動できず操られた精霊ラネールの力に触れさせられ、リンクも返り討ちにされ妙な魔力の塊を埋め込まされてしまう。

あと、ザントの名言。
「ミドナ、お前が欲しい」

しかしラネールの力によってワープして救われたが、ラネールの光に触れてしまったミドナは既に虫の息……。
ゼルダ姫に会わせてくれと頼まれたリンクは急いでハイラル城へ。
(この時は人間に戻れず、ミドナの能力が一切使えないため、回復手段などに気を付ける事)
この時に流れるBGM「傷だらけのミドナ」はゼル伝ファンから名曲として名高く、『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも起用されている。

その後ゼルダ姫に会うと、ゼルダ姫はミドナに力を託し、ミドナは回復する。その直後、ハイラル城は結界に覆われる。
その後はマスターソードの力でリンクは人間に戻れるが詳細は割愛。



鏡の欠片を集め砂漠の処刑場で影の世界への扉を開くと、ミドナは真実を明かす。
影の一族は、かつて聖地を闇の力で治めようとして影の世界へ追放された者の末裔であると。
そしてミドナは影の世界の王女だった。
しかしガノンドロフの力を得たザントによって怪物の姿に変えられ、影の世界から追放された。
そしてトワイライトでリンクを見かけ、共に行動することとなった…と。
影の世界では「勇者は神獣となって現れる」と信じられており、ケモノリンクを利用しようと思っていた…と。

そしてここでデレる。今まで小バカにした言動も相まって、ミドナにキュンときた諸兄も多いだろう。
最初はどうでもいいと思っていた光の世界も救うと決心し、改めてリンクと行動を共にする。




ハイラル城では初めて影の結晶石を使い、蜘蛛のような光の化け物になり、光の槍で結界を破る。
最終決戦では魔獣ガノンとの戦いで健闘するも、なお倒れぬガノンドロフと決着をつけるためリンクとゼルダをワープで城外へ逃がし、もう一度怪物の姿となって一人戦いを挑む。
しかし最後は敵わず返り討ちに遭い、ガノンドロフに仮面を取られ、リンク達の目の前で粉々にされた。




ガノンドロフとの決着後、エンディングでは精霊たちの力によって復活。
ザントの呪いが解け、人の姿に戻る。雰囲気ががらりと変わってゼルダ姫と並ぶ美人で、まさに黄昏の姫君(トワイライトプリンセス)の名にふさわしい姿。
でも口調はいつもの憎まれ口。だがそれがいい。

最後は砂漠の処刑場にて今回のようなことが二度と起きないようにするため、涙らしきもので陰りの鏡を割り、影の世界との繋がりを断つことでリンク達と永遠の別れを告げることとなった。


主な発言

「ククッ、そんなコワイ顔でにらみつけてもい~いのかな?」

「本能ってヤツは、姿が変わったくらいじゃ変わらないもんさ!」

「ゼルダ…アンタの全て 確かに、受け取ったよ…」

「ヤツは、必ず影の世界にいる」
「一緒に…行ってくれないか?」

「リンク、行こう!ゼルダや、この世界の人々のために!」

「ザント…ワタシは奴を絶対に許さない!」

「なんだよ?なんとか言えよ」
「あんまり綺麗すぎて…言葉がでないか?」

「リンク・・・またな」



ゼルダ無双


ゼルダの伝説シリーズのキャラクターオールスターの『ゼルダ無双』にも参戦。

今回はザントではなくシアという別の魔女のせいで姿が変わっている。
ただし、追加シナリオ『黒の魔女シア編』にて、姿が変えられたタイミングがかなりあやふやになっており、あまり細かいことは突っ込むなな感じである。
(シア撃破後も姿が戻っていないというツッコミもあったが、そちらは『緑衣の少女編』でフォローされている)。

性格は相変わらず勝気でツンツンしているが、本当は心優しかったりして、またしてもプレイヤーたちのハートを鷲掴みした。
呪具を用いた圧倒的攻撃力で敵たちをボコボコにねじ伏せる。なお今回はケモノリンクがいないため、代わりに影の力で作り出した狼を使役して戦う。

最初はラナ、アゲハ率いるハイラル軍を敵と勘違いして対立するも、その後和解し共闘。
影の宮殿でザントを撃破し、シア率いる黒の魔女軍との決戦に臨んだ。
それから一旦は元いた世界に戻るも、ガノンドロフの完全復活によってハイラルが支配された頃、ラナによって再度呼び出され参戦。
ガノンドロフとの決戦を見届けると、今度こそ元の世界へと帰っていった。

なお、アゲハからはかぶってる仮面の形と小さい体つきからか「ネコさん」などと呼ばれている。
他にもタルミナマップでは各キャラが『ムジュラの仮面』でてくる仮面をつけたコスチュームが手に入るのだが、ミドナのみ原作で「剣と盾が手に入った時に盾を被っていた」というシーンに因んでトアルの盾を顔につけた衣装が手に入ったりする。
敵限定として黄昏マップではリンクの片手剣を持つミドナというかなり無理のある見た目で出撃しているステージもある。

「こんな姿じゃなければもっと強いんだけどな」などと言いながら、キャラ性能はなかなかどうして高水準。
広範囲の敵を巻き込む攻撃が多いため、殲滅力に優れている。特に強攻撃3+(YYXX)が高ダメージで広範囲。巨大魔獣相手にも必殺を使わずに1ターンで削りきれる程の火力があって有用。
ただし、モーションが長く背中がガラ空きになってしまうので、背後を取られないように使用されたし。
隊長クラスの敵を軽々と吹っ飛ばして追撃を狙えるので、厄介な隊長がいる砦などはミドナに任せると片付けやすい。
強2や強4なども範囲は悪くないが敵を掴まないと発動しない上、上記の強力な強3と比べるとどうにも見劣りする性能なので扱いづらい。
特殊攻撃や強攻撃5+(YYYYXX)で簡単に闇属性を付加できるので、ボスクラスの敵とタイマンになった際は積極的に活用していきたいところ。

必殺技は大きな魔力の玉を作り出して前方に投げるというもの。範囲は中々広いが着弾点の都合上近距離の敵に当たらないという弱点があるので、狙った相手に当てるには若干注意が必要。
ウィークポイントダウン技は原作で披露した怪物姿で槍で地面を一突きする。豪快な見た目に反して範囲は狭めなので当てる際にはそこそこ近づかないと当たりづらい。


また、追加コンテンツ(有料)で、人間形態の「真のミドナ」も使用可能になる。
ストーリーでは、緑衣の少女編に登場。ここでしかないゼルダとのストーリーが展開される。

武器は「陰りの鏡」に因んだ鏡で、鏡の光を利用した攻撃の他にポータルから色々な物を呼び出して攻撃する。メイン属性は闇だが一部の攻撃に光属性が付加されている。

キャラ性能は前述した台詞のように呪われた姿の時よりも更に攻撃範囲が向上しており、弱攻撃の範囲でさえも巨体である大妖精と並ぶくらい広い。
各強攻撃はなかなかぶっ飛んだ物が揃っており、原作にて呼び出したことのある天空砲吊り橋を攻撃に使い、前述の影の狼を徐々に巨大化させて突撃するなど見た目に違わぬ圧倒的範囲で大群を蹂躪できる性能となっている。その分隙が大きいが、強6以外は途中で回避キャンセルが可能なのがありがたいところ。

特殊攻撃は普通の状態だと長い溜時間を以て影の結界を張り、ボタンを離すことで結界を爆発させるというもの。最後まで溜めるとかなりの広範囲を一掃できる。
だがこの技が真価を発揮するのは左上にあるゲージで、攻撃をヒットさせると溜まっていき、ゲージが多いほど結界の展開速度が早くなる。ゲージが最大の状態だと一瞬で最大まで展開し、無敵・超範囲・高威力・ガード&スーパーアーマー無視という至れり尽せりな能力となり、真のミドナの持ち前の範囲とヒット数で雑魚さえいればすぐゲージが溜まることも相まって連発も容易いことから極めて強力な性能を誇っている。

欠点は単体への火力の低さで、強攻撃は範囲が広い代わりにそこまで威力が出るものはなく、先にある特殊攻撃も雑魚の数ありきな部分もあるため、単体の隊長格や巨大魔獣相手には安全に立ち回ることは出来るが、撃破にはわりと時間がかかってしまい、効率を求めるならば小さい姿の方に軍配が上がる場合がある。

ウィークポイントダウン技は別れのシーンの再現。ここでは陰りの鏡の代わりに空間を割ってその衝撃波で攻撃する。
範囲は横に広めで威力もそこそこあり、追撃はしやすい方。



追記・修正は真の姿を見た方がお願いします。

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最終更新:2023年10月01日 00:08