モグ(FF6)

登録日:2012/01/25(水) 23:09:48
更新日:2024/03/05 Tue 13:10:02
所要時間:約 5 分で読めます





クポッポー!


FINAL FANTASY Ⅵに登場するモーグリ。プレイヤーキャラクターの1人。

Mog
モーグリ
年齢:11歳
身長:122cm
体重:43kg
誕生日:5月11日
血液型:黒足アヒル型(本人の弁)
好きなもの:撫でてくれる人
嫌いなもの:尻尾を触る人
趣味:歌と踊り
宝物:モルルのくれたお守り
CV:諸星すみれ


ストーリー序盤、ロックと協力して帝国からティナを守った11人(匹?)のモーグリのうちの1人。
「ミスリルスピア+ミスリルシールド」という、この時は序盤にしてはなかなか優秀な装備をしているため、奪われることが多い。
なおこの時点で奪っても後で仲間にする際には装備が新調されているので、ここで奪うことによるデメリットは一切無い。

また序盤のレテ川でストーリーが3つに分岐する際も案内人として登場。
ただしこの時のモグはよく見るとコマンド・装備が空っぽでステータスもオール12というシナリオ選択用のダミーである。

ストーリー中盤以降では任意のイベントで仲間にすることも可能。
この時点で夢の中に現れた幻獣ラムウに言葉を教えてもらっているため、人語を喋ることもできる。
ただし崩壊前・崩壊後共にちょっとした寄り道をしないと仲間にならない。
登場人物として説明書には載っているが、存在に気付かずクリアしたプレイヤーも多いのでは?

崩壊前のブラックジャック号入手後にナルシェに行くと、こそドロ一匹狼がフィガロから逃げ込んできている。
一匹狼はお宝「金の髪飾り」を盗んだ後、モグを人質に取って逃げようとするが、モグが暴れたせいで両者とも崖から落ちそうになる。
この時にモグを助けるか、あるいは一匹狼からお宝を取り返すか、左右どちらかを選ぶことになる。
モグを助けるとその場でモグが仲間になり、一匹狼の方に近づくと代わりに「金の髪飾り」を奪い返せる。
どちらにせよ一匹狼はその後自分から崖下に飛び降りて逃げてしまう。モグを見捨てた場合、当然そのままモグも崖下へ転落。
髪飾りを選んだ場合はその後一時的に行方不明となり、崩壊後まで仲間にすることはできなくなる(シャドウと違い、永久欠番にはならない)。

崩壊後はナルシェ炭鉱にあるモーグリの住処に1人佇んでいる。
一応ナルシェを初めて訪れた時に「モーグリが1匹居るだけ」とのヒントはある。
ナルシェには敵が出るようになり鬱陶しいが、特別な手順やボス戦を経ずに仲間にできるため、仲間になるのは比較的早い。
なお崩壊前に見捨てたあるいはイベントをスルーした場合、ここで初めて名前入力となる。

ちなみにナルシェ炭鉱の最深部に居る雪男ウーマロを仲間にするためにはモグが必須。
いつの間にか師弟関係を結んでいたらしい。



固有コマンドは「おどる」。
対応した地形でモグが戦闘を行うことで、砂漠なら「砂漠のララバイ」、水中なら「水のハーモニー」といった全8種類の踊りを習得していく。
踊りの種類に応じて4つある効果の中から毎ターンごとにランダムで1つが発動する。
ちなみにSFCPS版だと崩壊前にモグを見捨てた場合、水のハーモニーが習得出来ず踊りがコンプリートできなくなる(GBA版は崩壊後に一度だけ習得タイミングがある)
  • 風のラプソディ(平原)
  • 森のノクターン(森林)
  • 砂漠のララバイ(砂漠)
  • 愛のセレナーデ(街中)
  • 大地のブルース(山中)
  • 水のハーモニー(水中)
  • 闇のレクイエム(洞窟)
  • 雪だるまロンド(雪上)

踊りたいおどりと現在の地形の種類が違っている(例えば平原で「森のノクターン」を選択した)場合、
踊りが成功すると周囲の背景そのものも変更されてしまう。上記の場合は突然背景が平原から森に変わる。
ただし地形変更には負担が掛かるのか、現在の地形と違う踊りを選んだ場合は1/2の確率でつまづいて失敗してしまう。
よって平原では風のラプソディ、洞窟では闇のレクイエムなど地形に合った踊りを踊れば100%成功するが、
逆に水の地形はほとんど存在しないため、上記の水のハーモニーは単にレアなだけで残念ながらほとんど役に立たない。

また、一度踊りに成功すると戦闘終了or転ぶまでずっと踊り続ける(ゴゴと一緒に違う踊りを踊れば途中で転ぶ可能性がある)。
踊りは選択できるが効果が発動するのは完全ランダムのため、望んだ効果が出ないことも多々ある。
そこまでリスクを負ってまで発動する価値がある強力な効果も多いとは言えず……。
残念ながら使いにくいコマンドと言える。




が、モグの最大の強みは専用アクセサリ「モルルのお守り」である。
これは装備してるとエンカウントしなくなるという超反則アイテム。
崩壊後にモグを仲間にする際、彼が見つめている場所を調べると入手可能。
入手に関しては完全にノーヒントであり裏技的なアイテムだが、これがあるだけでサクサク感が急増、ダンジョン探索も楽勝になるいう……。

……しかし崩壊後の彼の台詞や様子から「仲間を全員失った」という真実が見え隠れする……。
そして「モルル」とは、ティナ防衛イベントの折に確認できるが、モグの恋人の名前である。
ファンの間では、彼は世界崩壊によって直接的にせよ間接的にせよ、恋人と仲間を失ったとされるのが定説。
つまりモルルのお守りは恋人の形見である……。

ファンシーな外見や言動からあまり意識されないが、カイエン並みに凄まじい過去を抱えている。


当然プレイヤーはそんな事情関係なしにガンガン進んでいく。
モルルのお守りさえあれば難ダンジョンと名高い狂信者の塔も余裕。
2パーティーに分けて進んでいくフェニックスの洞窟も、スタメン4人とモルルのお守りをつけたモグ1人で攻略するプレイヤー多数。
3パーティーで進む瓦礫の塔や、GBA版で追加された隠しダンジョン・竜の巣も、モグ(つーかお守り)が居るだけでだいぶ楽になる。


……命を賭して協力した盗賊には身ぐるみを剥がされ、命を髪飾りと天秤に掛けられ、恋人と仲間を失った挙げ句、たった1人で洞窟や塔に放りこまれる始末。
見方によってはFF6で一番の被害者?




魔力以外のステータスはいまいちパッとせず、専用コマンドも上記の通り使いにくいため、総じてステータス的にはあまり恵まれない。
しかし仲間になる時は毎回「仲間の平均Lv+5」という最高のLv補正で仲間になってくれるため、通常のプレイではかなり頼もしい。
……その分魔石ボーナスが使いにくいとか言うな。
特に崩壊前に仲間にしていない場合、魔法習得や魔石ボーナスの面で遅れを取りやすい。
あれ?もしかして戦闘面でも不遇……

いいんだよ!可愛いんだから!愛があれば全然使えるもん!!

また装備に関しては、おなじみ源氏シリーズや専用装備のスノーマフラー(物理魔法ともに防御力&回避率大幅上昇、炎半減、冷気吸収)など強力なものが揃っている。
某野生児や雪男と比べると使い勝手は良好で、お守りを取り忘れたプレイヤーにも留守番させられることは少ない。
単純に固有コマンドが強いフィガロ兄弟や、専用装備がチートのセッツァーにロックなど、ライバルがバケモノすぎるだけである。





EDでは転落しそうになるが、エドガーにUFOキャッチャーの要領で助けられた。
「ぬいぐるみじゃないクポー!」



「仲間がいるクポ!」

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最終更新:2024年03月05日 13:10