超越形態(デジタルモンスター)

登録日:2011/11/20(日) 20:59:07
更新日:2023/05/23 Tue 13:54:28
所要時間:約 4 分で読めます







「土は炎に…」

「水は光に…」

「木は炎に…」

「鋼は光に…」


「俺達にはスピリットがついている!」
「そうだ!スピリットと共に戦うんだ!」


「風は炎に!!」
「氷は炎に!!」

「雷は光に!!」
「闇は光に!!」



「ハイパースピリット…エボリューション!!!」

「ハイパースピリット…エボリューション!!!」



【概要】

『超越形態』はデジタルモンスターに登場するハイブリッド体デジモンの形態の一種。
現在では2体存在が判明し、両種とも『スピリットの始祖である「伝説の十闘士」を超えた力を持つ』とされているが、
それが全員の力を凌駕しているという意味なのか、それとも単純にその属性の闘士の力を超越しているという意味なのかは不明。
そのため、融合形態と同様に他の属性のデジモンが存在するかもしれない。

TVアニメ『デジモンフロンティア』の第3クール終盤にて主人公たちの新たな進化形態(過去作でいえば究極体相当)として登場した。 

【超越形態のデジモン】

カイゼルグレイモン

英語名 EmperorGreymon(エンペラー グレイモン)
世代 ハイブリッド体(超越形態)
タイプ 竜戦士型
属性 ヴァリアブル
必殺技 九頭龍陣(くずりゅうじん)
大地に宿りし八つの龍脈を解放し、自らが最後の龍となって敵を大剣で討ち砕く。
得意技 炎龍撃(えんりゅうげき)
“龍魂剣”から白光の炎を撃ち出す。
疾風焔(はやてほむら)
目にも止まらぬ速さで敵に接近して“龍魂剣”を突き刺す。
空焔刃(くうえんじん)
空中で“龍魂剣”を振り落とす。
煉獄剣舞(れんごくけんぶ)
一の舞でダッシュで敵に“龍魂剣”を突き刺す。
二の舞で“龍魂剣”を振り下ろす。
三の舞で最後に“龍魂剣”を振り上げ、敵を突き上げる。
の五種類計十個のスピリットがひとつになる…まさしく氷牙*1となったことにより、伝説の十闘士を超越する炎の能力を持つと云われる竜戦士型デジモン。
名前のカイゼル(カイザー)は独語で皇帝の意。

大地(ガイア)に流れる九つの龍脈を身体に宿しているといわれ、九龍の力を制御することができれば計り知れない能力を発揮し、大地をも支配できると予言されている。
その力を制御するため、龍の魂が封印されているとされる“龍魂剣(りゅうごんけん)”を持つとされる。

グレイモン系統」「竜の皇帝」「赤い鎧を纏い、白兵戦で戦う」と、去3の歴代主人公究極体デジモンの要素を詰め合わせたようなデジモン。

因みにGREEで配信されていたゲーム『デジモンコレクターズ』では超越形態なのにヒューマン形態のレーベモンに攻撃力が負け、融合形態のジェットシルフィーモンには攻防共に負けるというなんとも言えないことになっている。
そして遂に自身と同じ炎のスピリットのビースト形態であるヴリトラモンにすら攻防共に負け、しかも技まで同じであるため完全下位互換となってしまった。
なぜだ…。



マグナガルルモン


凄絶なる閃光の砲弾を放つ、超越の獣撃手!
英語名 MagnaGarurumon
世代 ハイブリッド体(超越形態)
タイプ サイボーグ型
属性 ヴァリアブル
必殺技 スターライトベロシティ
胸部ユニット分離後、亜光速を超える超光速の域に達する速度へ加速し、その光の軌跡に触れたものすべてを消し去る。
得意技 マシンガンデストロイ
ロックオンしたすべてのターゲットに一斉砲撃を行い、メインターゲットを光速で強襲、破壊する。
マグナキャノン
右腕の“スナイパーファントム”から閃光のエネルギー弾を放つ。
マグナブレード
武装解除し、光速で敵を斬り裂く。
・闇・、五種類計十個のスピリットがひとつになる…まさしく『闇雷牙*2となったことにより、伝説の十闘士を超越する光の能力を持つとされるサイボーグ型デジモン。
マグナ(Magna)とは「偉大な~」などの意味を持つラテン語。

光速での移動を得意とし、飛行ユニット装着時は亜光速での飛行が可能。
また、レーザーサイト搭載の胸部アーマーと、右腕の遠距離射撃兵器“スナイパーファントム”、左腕の中距離射撃兵器“ストライクファントム”は分離して武装解除状態になれるが、これは速度が上昇する反面、火力が著しく低下する。
また、胸部のレーザーサイトは空中を旋回中に使用することで、地・空、すべてのターゲットにロックオンが可能。
はるか上空を旋回してターゲットを捕捉後、総攻撃を仕掛けるためマグナガルルモンから逃れることは出来ないとされる。

ガルルモン系統」「マグナの名」「全身に搭載されたミサイル・銃火器」「右腕が巨大な銃」と、本種も歴代主役級デジモンたちの要素を詰め合わせたデジモンと言える。 


【各媒体での活躍】

アニメ『デジモンフロンティア

他の形態のバンクもカッコよかったが、それを超える進化バンクに加え、宮崎氏の熱い挿入歌「The last element」(この超越形態時以外は和田氏の「With the will」)がある。

……しかし、戦闘での活躍はイマイチきまらない。
まあ、初戦の相手が三大天使のケルビモンであり、その後もロイヤルナイツ2ルーチェモンだったりがほとんどなので仕方ないと言えば仕方ないが。
結果、最終クールは敗戦や苦戦がほとんどとなっているため、必然的に超越形態の戦績もパッとしないこととなる。
それでも、初戦は軽くあしらわれたナイツたちにどんどん食らいつけるようにはなっていった。
また、複雑デザインの例に漏れず、手描き作画でこのデジモンを動かすのは大変だった様子。

まあ、拓也と輝二にスピリット使われて戦闘での出番がほぼ無くなってしまった残りメンバーはさらに気の毒だが…
同じ2003年に放送されたスーパー戦隊では同種のデメリットを抱える主人公の強化形態が登場しているが、こちらは後にそのデメリットを克服している
結果「子供がデジモンの戦いを見てるだけ」という構図が再発。そのせいか、「超越形態二体が泉達のパートナーデジモン」という声が挙がったり挙がらなかったり。

ルーチェモンとの戦いでも苦戦を強いられたが、最終的には超越形態2体の融合で誕生したスサノオモンにより勝利した。


いったい誰が幸せなのだろう…



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • デジタルモンスター
  • デジモン
  • デジモンフロンティア
  • 超越形態
  • ハイブリッド体
  • カイゼルグレイモン
  • マグナガルルモン
  • ハイパースピリットエボリューション
  • The_last_element ←負ける筈が無いのさ ←負けてばかり ←構成の犠牲者
  • かませ犬

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年05月23日 13:54

*1 カードゲームですら間違えられているが、「氷河は~」ではないため注意。

*2 読み方は「らいが は ほう に」ではなく、「らいが は つつ に」