桜餅

登録日:2012/04/03 Tue 09:14:55
更新日:2024/04/07 Sun 13:51:09
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 サクラモーチ!
  -、,;;、;,ャ
 (・∀・;)


桜餅とは、日本人が生み出した春の風物詩の一つ。
この項目では近畿風と関東風をあわせて解説する。


▽目次

【概要】

一般的に桜餅と言われる和菓子には大きく分けて、『長命寺風』と言われるいわゆる関東風と、『道明寺風』と言われるいわゆる近畿風の2つがある。

この2つに共通する調理法として『桜の葉っぱの塩漬けで餅をくるむ』『餡子を桜色をした皮でくるむ』という点があり、
どちらも桜の葉っぱの塩漬けの芳香成分による独特な香りと、餡子の甘さと葉っぱの塩漬けの塩気のコラボレーションを楽しめる。

ちなみに、桜餅用の葉っぱには普通のソメイヨシノではなくて専門の桜の葉っぱを使用する。

余談だが、島根県雲南市(旧三刀屋町地域)には黄緑色の桜の品種・ギョイコウに倣い、黄緑色の桜餅が存在している。


【関東風と近畿風の相違点】

◆長命寺風

皮の部分を小麦粉を焼いて作る一種のクレープの様なお菓子で、近畿の人から見たら桜色の八つ橋に見えるだろう。

俗に関東風と言われるぐらい関東や東北を中心とした東日本に普及している。
ちなみに長命寺風の桜餅に使われる餡子はこし餡という報告が多いらしい。

◆道明寺風

道明寺粉(粗びきして作る蒸したもち米)をまぶして作る和菓。関東の人から見たら桜色のおはぎか。

餡子にもち米をまぶして作る為「餅っぽさ」はこっちが上。こちらではもち米のつぶつぶ感を楽しめる。
ちなみに近畿風と言ったが、北海道でも見受けられるという報告がある。


【注意点】

と言っても要するに「食べ過ぎるな」というだけのこと。
餡子を使う和菓子なので当然糖分が高く、食い過ぎると太ったり糖尿の心配が出たりするのでほどほどが一番。

但しこれは葉っぱの塩漬けを食べない人向けの話で、塩漬けだって構わないで食っちまう人間にはもう一つ注意点がある。

実は桜餅に使われる葉っぱの塩漬けに含まれるクマリンと呼ばれる芳香成分には、僅かながら有毒な成分が含まれている。
1枚2枚ぐらいなら食べても心配は無いが、Wikipediaを含む多くのサイトでも取り上げられるぐらいの話でもある為、
美味しいからとばかすか食べてしまうと文字通り体にな可能性が高く注意。
とはいえ、誤解しないでほしいのはあくまでも「食べ過ぎ注意」であって「実は有毒で危険」と煽る様な話でもない。
このクマリンは殺菌作用や抗酸化作用を持つ老化を抑える成分でもある為、有害なだけの成分ではないのだ。
極端な話、生きるために毎日飲む必要がある水ですら度を超えて摂取してしまうと中毒になってしまうのだから。


【桜餅と関連のあるキャラクター】





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最終更新:2024年04月07日 13:51