おともだち2(MOTHER2)

登録日:2011/04/01(金) 09:32:15
更新日:2024/03/04 Mon 22:37:40
所要時間:約 3 分で読めます





◆おれのなは おともだち2
 きみたちと ともに
 たたかうものだ。




◆あ…ありのまま いま
 おこったことを はなすぜ!

◆『おれは ぶきをほしいと
 ねがったら いつのまにか
 スターマンが たおれていた』

◆なにを いってるのか
 わからねーと おもうが

◆おれも なにが おきたのか
 わからなかった

◆あたまが どうにか
 なりそうだった…

◆テレポートβ だとか
 さいみんじゅつΩ だとか

◆そんな チャチなもんじゃあ
 だんじてねえ

◆もっと おそろしいものの
 へんりんを あじわったぜ…


追記・修正お願いします


-プーはできる子-


おともだち2とは、MOTHER2 ギーグの逆襲にて最後に加入する主人公のしもべメインパーティーキャラ。
デフォルトネーム(「おまかせでいい」で出る最初の候補)は「プー」。加入レベルは18*1
彼もPSIを使える超能力者で、回復系のPSIと攻撃系のPSIを同時に覚えることができる。
パーティ内では彼にしか扱えない強力なPSIも存在する。

東の果てチョンモ国の王子で、やがては国を統べる王となるであろう人物。これまでのキャラとは一線を画す異色の経歴の持ち主。
ランマの町を一望できる山頂にある金ピカの宮殿に住み、何不自由なくさぞや酒池肉林贅沢三昧の生活を満喫しているのかと思いきや、本人は極めてストイックでひたすら修行の日々を送っている。たまに"いちゃいちゃ"はしているようだが。
彼の周囲の人間もイースーチー老師を始め武人気質の者が多く王子にデレデレな者を除けば宮殿内に浮わついた雰囲気は一切ない。
単に豪華だの豪勢だのと形容するよりかは荘厳華麗とでもいうべき雰囲気を醸し出している。
国民も王家には好意的で、王子を巡る愛憎劇や王権や財産を狙った権謀術数が渦巻くこともなく、目立った不平不満が出ない程度には善政を敷いているようだ。
また、IQは低いが学(教養)があり、彼にとっては外国人であるはずの主人公達との意思疎通も初対面の時点からしれっとそつなくこなすなど国際的な一面も
さらに、ヒエログリフを同時通訳に近いレベルで直接解読できるなど、決して脳筋武芸一辺倒というわけではない。
というか一国の王子という地位にありながら、どこにでもいそうな(一見)普通の少年に対してしもべとして仕えると言い張るのはある意味すごい神経ではなかろうか。

他のキャラに比べ、食べ物が体に合わないことが多く、一般的な回復アイテムを彼に使用してもあまり効果がない。
出身国ランマの料理である、やぎバターがゆもなぜか合わない。世俗の食べ物は王族である彼の口には合わないのか、あるいは厳しい戒律に則った生活を実践しているからという説もある。ともかく食に関してはあまり国際的とはいえないご様子。
例外として、PP回復アイテム(キャラメル、タルト、プリン、トリュフ(キノコ))は問題ないようだ。彼が甘党なのかどうかはシラーヌ・ド・ゾンゼーヌ。
一方で彼専用の回復アイテムもある。

見た目は弁髪に白い道着のようなものを着用し、素手で戦う。剣技の心得もあるようだが初見プレイではまず日の目を見ない
若干ではあるが、主人公たちより年上。頼れるしっかり者、というイメージがぴったり。

スカラビのピラミッドを突破すると、突如まぼろしろうじんが現れ、彼に「ほしをおとすほうほう」を伝授するために彼を連れていってしまう。
このとき、彼に盗掘品「タカのめ」を持たせていた場合、しばらくすると「タコけしマシン」のときと同様にエスカルゴ運送から電話がかかってくる。
ダンジョン男以外電話のないこの地でどうやったのかは謎だが、ぼんやりしているうちにサッとまほうのように何らかの方法で預けておいてくれたのだろう。
なお、「タカのめ」配達の手数料は無料なので、グッズ欄の圧迫を嫌うならあえて彼に持たせたままイベントを進めるのもあり。






作中でもうかがえるが、彼はイケメンである。
彼の出身地にいる女性に聞けばわかるが、少なくともその地の女性にはモテている。世界的な観光地であるサマーズの女性にも一目置かれるほど。
某絵描き投稿サイトでも、その凛々しい姿を見ることができる。


装備品も装備できず*2、加入時から辛い思いをすることに。
彼専用装備があるものの、それらは作中1個しかない上に、後述の武器以外は宝箱からの入手になる。
間違って取り逃すと辛い事になるのはいうまでもなく、入手しても専用装備自体はそれほど性能が高いわけでもない。
また、専用装備にはPKフラッシュへの耐性がない(厳密には弱耐性のみ)ため、彼だけはβ以上のPKフラッシュ一発で即死するケースが頻発する。
一応、ディフェンス以外の能力値補正(スピードやラック等)やPSI耐性はそのまま反映される。
ディフェンスを犠牲にあえて汎用の装備品を装備させるのも一考ではある。
例えば、「だいちのペンダント」と「おうじゃのバンダナ」を併用すると、ファイアー・フリーズ・フラッシュ耐性が"ほぼ無効"(=強耐性+弱耐性)になる。
ラスボス戦(第二形態以降)では地味に有効な組み合わせでメタ的な対策になる。普通にクリアするぶんにはわざわざ用意する必要はないが。

装備品に恵まれていない彼だが、そのぶん素の戦闘能力はパーティ内で随一。そのため制限プレイなどでは大活躍することもあるとかないとか。
高レベル帯(とはいえクリア可能なレベルよりははるかに高い)では肉弾戦でもポーラジェフより強くなる。
また、ネスほどではないがバイタリティ(最大HP)の伸びが良く、「致命的なダメージ」を受けてもドラムロールシステムの恩恵が得やすい。

PSIのラインナップが充実しており、攻撃系、回復系、アシスト系をバランス良く習得する芸達者。
ネスやポーラとの被りが多いため、シックスマンもといスーパーサブ的な足りない役割を埋めるような立ち回りもこなせる。
最大PPは低いものの、PP回復手段が豊富なため、準備を整えればPSIを多用した戦い方もできなくはない。
平時においては、回復系PSIと「サイマグネット」の両方が使えることから、
彼がパーティにいるときは基本的に彼のPSIで回復・治療を行い、ネスのPPを温存すると良い。
特に加入直後はPPが少なくガス欠になりやすいので、回復が必要ない場面や打撃に期待できない場面ではこまめに吸わせておくといい。
ただ、最強のスターストームは本人の最大PPが低いわりに消費PPが大きいため燃費が悪く、Ωに到っては習得がラストダンジョン目前のイベントになるため、ほとんど使用機会が無いが、軽減&無効化する敵がほぼ存在しないためスペックそのものは高く、それなりに早いタイミングで使用できるαの方はデヘヘヘラーを一気に殲滅したいときにとても便利である。(戦闘開始からサイコシールドを貼っている敵が居るがジェフの中和マシンでひっぺがせば素通りする。)
少しでも最大PPの低さを補うために、「IQカプセル」や「ふしぎなキャンディ」バグを使って最大PPの底上げを図るのも一考。

スピードの値はポーラに次いで高く、専用装備「おうじゃのマント」にもスピードの補正があるため、最終的にはパーティ内で一、二を争うほど俊敏になる。
仲間が「致命的なダメージ」を受けたときなど、緊急時の回復要員としてはこれ以上ない人材で、頼もしい戦力になってくれる。


固有コマンドは「へんしん」 ムの修行との関連は不明。
なお、ストーリー上この特技について触れられる場面はなく、初見では少々唐突な印象を受ける。

プレイヤーが選択した敵に変身*3し、HP・PP以外の能力値および耐性がその敵とまったく同じになる。
加入直後などオフェンスやディフェンスが貧弱な時期ならそれなりに有用。狙うなら物理攻撃主体の敵に変身するといい。
変身後はコマンド入力が効かなくなり、変身対象のAIに従って独自に行動する。
PSIを使用する敵に変身した場合、彼自身の習得状況にかかわらず使用することができるが、PPを消費する
あまり見る機会はないが、変身状態は16ターン経過すると自動的に解除される。
また、ジェフのグッズ「ちゅうわマシン」や「青白い光」などの効果を受けることでも解除される。
運良く変身に成功したはいいものの、自ら放った青白い光によって勝手に元の姿に戻ってしまうことも。例えばクラーケン戦とかね。

面白い特技ではあるのだが実用性はイマイチで、そもそも基本成功率が低く変身可能な敵に対してさえもすんなりとは成功しない。
仮に100%成功したとしても、変身に1ターン消費する以上、非効率なコマンドである点は否めない。
また、勝手に行動するため戦術に組み込みづらいのも難点。集中攻撃もしづらくなり手数が減る。
挙句の果てにPSIを多用して貴重なPPを浪費することもしばしば。さらにそれが無駄行動だったときのガッカリ感は半端ない。
作中唯一「へんしん」が有効な場面としては、エナジーロボ系の敵に変身することくらいか。
うまくいけば"エネルギー注入"によりノーコストでHPを満タンにすることができる。が、やはり回復させる対象を選べない点がネックではある。
他には、ほぼネタの領域だが、「へんしん」を使えば敵を「ダイヤ」状態にすることもできる。
それから、コマンド「にげる」失敗時は、本来なら全員「なにもしない」はずなのだが、変身中のプーは普通に行動する。
敵AIで動く仕様上、コマンド入力の影響を受けないためこのような挙動になると考えられる。

ちなみに、変身対象の敵が状態異常にかかっている場合、その状態異常もそっくりそのままコピーしてしまう妙な特性がある。
戦闘終了で解除されない状態異常の場合、戦闘が終わっても引き継がれるので注意。
この特性がプラスに作用する例としては、敵の「シールド」「サイコシールド」をそっくりそのままコピーできることが挙げられる。
また、状態異常にかかっているときに健康な敵に変身すれば状態異常を解除することもできる。
……しかしながら、実際のプレイでこの特性を有効活用できるかどうかは未知数と言わざるを得ない。


彼を語る上で外せないのが、唯一の専用武器である『おうじゃのつるぎ』。
この武器はストーンヘンジにいる『スーパースターマン』が落とす武器なのだが、まず落とさない。
まあ比喩ではあるのだが、この武器を入手しようとしたらいつの間にかストーンヘンジにスーパースターマンの骸が積み重なっていた、というのが日常茶飯事。
苦労して手に入れても、プーは素のオフェンスが高いためか、剣なのにバットやフライパン以下の攻撃力しかないのもご愛嬌。

この武器のためにレベルがカンストしてしまう、という話もたまに聞く。
実際にやってみたら5回くらいの戦闘で手に入った人もいるようなので、入手できない人は天にでも願いましょう。

バーチャルコンソール版なら「まるごと保存」機能を利用して乱数調整を行うことで、ほぼ確実に入手可能。
とはいえ、入手までにかかる所要時間にはやはりリアルラックが絡んでくるため過信は禁物。
不必要なレベルアップを抑えられるのも大きなメリット。

ちなみにこのスーパースターマン、そこのボス『DXスターマン』を倒すと二度と出てこないので、武器の入手は計画的に。


乾「スーパースターマンが武器を落とす確率…0.0078125。つまり1/128だな」


大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではポーラと共にネス最後の切りふだに登場する。
スピリットにも登場しており、武道家繋がりかリュウに乗り移っており、移動スピードと腕と足の攻撃力がアップしている。
ステージは雰囲気がランマに似ている戦場化した天空界で戦う。
スピリットとしての性能は階級ACEの防御タイプでPSI攻撃の威力が強化される。


追記・修正はムの修行に耐えられた人のみお願いします。

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最終更新:2024年03月04日 22:37

*1 初期Lvは15だが、ムの修行によって獲得した経験値により18までアップする。

*2 厳密には装備は可能だが、普通の装備品をつけると能力が下がってしまう。武器はその武器のOFの値と同じだけ低下し、防具は一律でDFが40低下する。

*3 絶対に変身できない敵もおり、変身の可否は敵毎に設定されている