地球防衛隊 チームU

登録日:2012/03/26(月) 00:33:55
更新日:2023/02/22 Wed 20:57:06
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地球防衛隊 チームUは『ウルトラマンサーガ』に登場する地球防衛隊のチームの名前である。
ウルトラシリーズ初の完全に女性のみの防衛チームであり、全員をAKB48のメンバーが演じることで話題となった。


【概要】
バット星人に制圧された地球で、残った子供達を守って過ごす女性7人組である。
戦力としてUローダーと呼ばれる変形ロボを持ち、落とし穴等を利用した戦略で生き残ってきた。

現在は廃工場をキャンプ兼臨時の基地にして子供達と共に暮らしている。
また、ライフラインや通信もほとんど途絶えているため、無人になったスーパーに借用書を貼って買い物をしていた。


【メンバー】
◆アンナ(演:秋元才加)
戦闘班所属。運動神経が良く、Uローダーの操縦をこなしている。
男気あふれるチームのリーダーであり、みんなの大黒柱。
左翔太郎も彼女の魂に突き動かされた。


◆ミサト(演:梅田彩佳)
副リーダーで戦闘班所属。一番防衛隊の経験が長く、そこから来る知識でリーダーをサポートする参謀役である。


◆サワ(演:宮澤佐江)
戦闘班所属。
アンナとはチームU所属以前からの付き合いであり、頭と呼び慕っている。直情径行で思ったことが口に出るタイプ。


◆ノンコ(演:増田有華)
整備班。実家も機械関係の仕事をしていたためかメカに強く、頼りになる整備士である。


◆マオミ(演:小林香菜)
整備班。ノンコと共に整備を担当するメガネっ娘。作中ではやや空気気味。
あと太もも。


◆リーサ(演:佐藤すみれ)
医療担当。子供達の心と体のケアが主な仕事。アンナの妹でもある。
作中ではある人物から教えてもらった歌を唄う。


◆ヒナ(演:島田晴香)
通信担当。ほとんどの通信手段が無くなった状態の中で、生き残ってるかもしれない他の人間等に向けて通信を送り続けていた。


【戦力・作戦】
◆Uローダー
飛行形態とロボット形態を持つ小型マシン。サイズが違うため怪獣には敵わないが、小回りが利くため撹乱とかは可能。
普段の足代わりにも使っている。チームUは3機保有している。

また、サーガの舞台となった地球ではパトレイバーよろしく民間にも土木用ロボットが多数存在するようだ。
本編をよく見るとUローダー用の標識があることがわかる。


◆落とし穴作戦
怪獣対策の作戦で、爆薬を利用し円形に爆発させ都市部の地下空間を利用した落とし穴とする作戦。意外と効果的で時間稼ぎにはなる。





チームUの活躍に期待する方は追記・修正をお願いします。




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以下ネタバレ注意
以下の内容はウルトラマンサーガのドラマ上、重要なネタバレになるので、閲覧注意。


























ウルトラマンゼロと一体化しながらも自身のトラウマからウルトラマンの力を使わない、使えないタイガ
しかし目覚めたハイパーゼットンの無差別攻撃の中でも変身出来ず、危うく子供を守れなくなるところだった。

自らを責め、Uローダーに八つ当たりするタイガだったが、その時地球防衛隊のマークがUローダーから剥がれ、
そこには山田工業という文字が書かれていた。そこへ現れたサワとノンコによりある秘密が語られる。

それは――



地球防衛隊のチームUとは
実は偽物のチームということだった



バット星人により地球上の生き物がどんどん連れ去られ、ついには人間までもが消えてしまった。
残されたのはハイパーゼットンの餌となる恐怖や絶望の感情を出させる為の少数の女性と子供達。

残ったサワ達は集まり、ノンコの工場に身を寄せ合う。
そこにアンナとリーサも合流した。

この時点では防衛隊の予備役だったミサト以外はOLや看護士といった戦いとは無縁の人間で、誰も守ってくれないという絶望感に包まれていた。

しかし、そこに同じく残っていた子供達が工場を訪れる。出迎えたアンナ達に子供は


「お姉ちゃん達は地球防衛隊の人?」
「私達を守ってくれる?」

と問いかけた。

それを聞いたアンナは、子供達を安心させるために自分達は地球防衛隊だと嘘をついた。
そしてそれを見たサワ達もその嘘に乗った。子供達のためにその嘘を命をかけてつき通そうと誓ったのである。

それを直接聞いたタイガと、物陰から聞こえていたムサシ(ウルトラマンコスモス)。
2人のウルトラマンは戦いへの覚悟を決めるのだった。

そしてハイパーゼットンとの最終決戦の際は、ウルトラマンサーガを見事な連係プレーでアシストし、勝利に導いた。
彼女たちの活躍がなかったら、サーガは負けていたかもしれないと言っても過言ではない。
「嘘」の地球防衛隊は、「本当」に地球の平和を護ったのである。

当然ながらUローダーも山田工業に残っていたロボットの改造品で、地球防衛隊のメカではない。

ちなみにチームUの「U」は嘘(USO)という意味。
だが、彼女たちの漢気、熱い魂は決してUSOなどではなく、むしろ「本物」以上に「本物」と言えるのではないだろうか。

又、ハイパーゼットン(コクーン)がこの地球に持ち込まれた際、本物の地球防衛隊が討伐に動いたようだが、誰も帰ってこなかったらしい。
後に発売された「ウルトラマンサーガ超全集」にて、彼女達の本名や履歴、アスカが来た時などの詳細な設定が書かれた。

アイドルとしては人気者であっても、AKB48が地球防衛隊を演じるというのは、当初はかなり叩かれた。
地球防衛隊と言えばウルトラシリーズの華の一つでもあり、それを一人二人ならともかく、軒並みアイドルが演じる理由は予測できるものではなかった。
単なる客寄せパンダでしかないのではないかと邪推されるのも無理もない所だっただろう。その側面も皆無ではなかっただろうが
だが、「ほとんど単なる一般人の女性が地球防衛隊を演じている」というチームUの設定は、等身大のアイドルであるAKB48が地球防衛隊を演じるのに説得力ある根拠を持たせた。
彼女たちも起用に応えて、文字通り体当たりの演技を見せて立派にウルトラシリーズの「地球防衛隊」を演じ、ファンからも熱い手のひら返しが続出した。

特に、やたらとリアクションが大仰で普通の芝居では使えない秋元才加は、ここではその大仰さが功を奏しウルトラマン以上の漢気を見せつけた。
これが数年越しに評価され、秋元は雨宮慶太監督の深夜特撮番組『牙狼-GARO- 魔戒ノ花』にて魔戒法師・媚空(びくう)として出演した。
媚空の登場は第19話「紅蓮」から。いかにして活躍するか目が離せない。

サワ役の宮澤佐江は、のちに『ウルトラマンデッカー』でカイザキ・サワ役を演じており、奇しくも名前が「サワ」であるが、人物像が異なっている。




彼女達みたいな命懸けの嘘をつける方は追記・修正をお願いします。



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最終更新:2023年02月22日 20:57