シオ(GOD EATER)

登録日:2011/02/28(月) 20:35:13
更新日:2021/08/14 Sat 19:30:23
所要時間:約 8 分で読めます





「イタダキマス、だな♪」

GOD_EATER」の主要登場人物


CV:福井裕佳梨
性別:女
年齢:???


榊の命令で動いていた第一部隊が発見した、青白い肌を持つ女の子。
無邪気かつ好奇心旺盛な性格。
どうやら探していた本人の榊やソーマは彼女について何か知っているようだが……?





以下、物語の根幹について語るのでネタバレあり












その正体は「人間と同じ進化を辿った、人間型のアラガミ」
人間同様の構造を持っている為、知能は極めて高い。

上記のソーマに関しては、以前から榊の命により動いていた。
まぁ彼女、こっそり彼を隠れ見ていたりしていたのだが。

保護された後は、第一部隊との交流の中で驚異的な成長を見せ、遂には成人相当の思考にまで到達した。
しかし、語彙や知識を得ても出会った当初からの幼い口調は変わらない。
その為、台詞は全てカタカナとひらがなのみ。

尚、彼女はアラガミなのだが、捕喰対象が「自分より高等な存在」となっている為、
構造物や人間は範疇に無い(空腹を抑えきれない場合は別)また、師匠ことシユウ神属は苦手で本来は好まない。

人間に近いとはいえ、人間の衣装はきちきちちくちくと表し、着るのを拒む。

初期の服装はフェンリルの紋章が刻まれた旗を纏うと言う露出が色んな意味で多めのもの。

アリササクヤがそれを見かねて無理矢理着せようとしたら研究室を破壊して脱走、やはりアラガミらしく身体能力も尋常じゃなかった。
(ソーマが説得して戻ったが)

また、神機使いを観察している内に自らもそれを模した剣を使って戦う様になる。

新型(ショート/アサルト)相当のチカラを発揮し、ゴッドイーターの技能や機能(リンクエイドからアラガミバレット、果てはリンクバーストまで)を再現してのけた。
また、剣は身体の一部なので攻撃する度元気になるとか。

服装に関しては、アラガミ素材を活用する事で違和感の問題は解決。
ドレス装備で見た目も華やかになった。
因みに作成したのはリッカだったりする。

名前の「シオ」は「chiot」と綴る。
仏語で「子犬」を意味し、名付けたのはソーマ。
第一部隊が知らない間に名付けた為、経緯はソーマのみぞ知る。

後に歌を口ずさむ様になるが、これはソーマが普段から聞いている曲の一つでEDに流れる「my life」
どうやら二人で聞いていたらしい。

人間に益々近づいていく彼女は、人間でありながら神(アラガミ)に近いソーマとすれ違ったりしながらも段々と仲良くなっていく。

時に逆鱗に触れ激昂させてしまうも、上記の通り何だかんだで親交を深めていくのだが――




さらなるネタバレあり











進化の袋小路たる人間型に進化した彼女は、他のアラガミとは一線を画す。
故に、特異点と呼ばれ、地球を「ノヴァ」に喰らわせ再生させる「アーク計画」には欠かせない存在。
その為、支部長はあらゆる手を使って捜索していた。

榊がソーマを、そして主人公達第一部隊を(結果的に騙して)彼女を確保したのは、計画を知っており、
それを止めるのもあるが……アーク計画の「アラガミを滅ぼす」とは正反対の「アラガミと共存する」ことで、地球を喰らう「終末捕喰」を食い止めようとした為。

※アーク計画は意図的に「終末捕喰」を引き起こすモノなので実質的には同じなのだが。

そんな事はいざ知らず、シオはある日突然何かに呼ばれたかの様に失踪。
どうにか再会出来たのだが、今度は昏倒。
人間の心とアラガミの本能の板挟みになったのが原因らしい。

ソーマはシオが特異点だと知っていながらも、支部長には伝えずにおり、
主人公にその意思を語るが、最終的には露見、強引に捕縛された挙句、アラガミの心臓たるコアを引き抜かれてしまう。

そして、アーク計画を止める為にエイジスへ向かった主人公達の前には磔となったシオの姿が。

――既に彼女はノヴァのコアとなってしまった。

ソーマはアラガミと仲良くした事を嘆く支部長を否定し、主人公達と計画を打破するが。

「溢れ出した泉は止まらない」

榊は語る、「既に遅い」と。

ノヴァは地球を滅ぼす為、触手を伸ばし続けたが、すんでのところでシオの意識が覚醒。
ノヴァを引き剥がし、月へと飛び去ろうとする。

ここでの主人公達に向ける言葉は、「アラガミ」である彼女が「人間」が持つ心や感情を得た事を表している。
正に涙腺破壊兵器。

そして、かつての自分の身体……唯一の心残りをソーマに捕喰して貰い、再会を願って月に消えた。

ソーマの神機は白く染まり、彼女がいた証をそこに残して。




尚、彼女を含めアーク計画は秘匿されていたのだが、残存する触手の問題、
ノヴァが月に到着した時に緑化(森が発生)を引き起こした為、学会では半ばバレかけている。

そして、再び人の身体を得た彼女は月から大切な仲間を見守っているのだった。
この様子は無印のOPで見ることが出来る。

ソーマが無印主人公ならばまさに彼女はヒロインであった。


バースト追加シナリオでは中心人物のリンドウと全く接点が無い様に見えるが、実は主人公が接触する前にリンドウと出会っていた事が判明。

特異点としてのチカラで、神機を飲み込んだディアウス・ピターを引かせ、
更にリンドウの右手に「アーティフィシャルCNS」(神機)の機能を与えてアラガミ化を抑制させていた。

彼女が拙いながらも言葉を話せたのはリンドウが彼女に教えた為。

リンドウもそれを覚えており、復帰後は何も出来なかった反省の話に「アラガミの少女」としてあげている。

ただ、無印シナリオで「シオがソーマに独りぼっちだったと話す部分とこれが矛盾しているのでは?」と指摘されているものの、

  • リンドウはアラガミ化し掛かっていて人間か微妙な立ち位置
  • シオの知能は第一部隊の保護後に急激成長したので当時はまだ知能が幼い
  • リンドウと出会う前の事を指している可能性がある
  • 仲間や独りぼっちを真にシオが理解しているのか?

等々により、真に矛盾しているかは解釈次第となっている。

あの時点でリンドウの事を聞けば……というのもあるが、仮に発見しても、
支部長によりシオがノヴァになった時点で制御出来ずにハンニバルとなるので微妙な部分。

一応部隊長は隊員がアラガミ化した場合は殺す&秘匿義務が生じるので、特にリンドウを葬った支部長がいる無印の段階ではかなり問題があろう。
加えて、仮にリンドウの居場所が判明したとしても、その時点では主人公がレンと接触していないので、
結局『介錯』するしかなかったので聞かなかったのがいい方向に動いたと言える。


RESSURECTION追加シナリオでは、ノヴァの残滓から漏れ出たオラクル細胞の集合体「白い少女の影」として登場。
コアを持たない不安定な存在であり*1、極東支部管轄地域でたびたび目撃され半ば都市伝説と化している。
やはりシナリオ上で重要な立場にあるほか、無印におけるシオの視点や思考が朧げながら明かされる。



  • NPCとしてのシオ

アラガミそのものなので、状態異常に掛からない(ヴェノム・リーク・スタン無効)
戦闘中の行動はアリサに近いが、アラガミバレットを自分で二発放つのが違う部分。
回復弾は使用しない。

因みに彼女の武器は変形せず、持ち方を変えて剣・銃を切り替えている。装甲パーツは無いが、ガードは可能。
リンクエイドやリンクバーストなど、神機使いにできることは全てできるので安心しよう。
また、(味的に)シユウを嫌っているが戦闘は問題無くこなす。

因みに特典衣装はセーラー服。

GERでは捕喰を行う際、プレデターフォームは真っ白であり切っ先から生え出ると同時に羽根が舞うようになった。
引き続き状態異常耐性を持ち、「ふんばり」、「捕喰時体力吸収」、「(B)近接攻撃体力吸収」も固定装備なので打たれ強い。
体力を強化するだけでもかなり粘り強く戦えるようになる。
作戦支援スキルは「支援効果再抽選」。発動時のイベントでは相変わらずの無邪気さを見せてくれる。

またボルグ・カムランを見つけると「カチカチして食べにくい」と話す。好き嫌いは不明。
オウガテイルは「背中乗ったら怒られた」らしく、アモルを「ぷかぷか」と呼んでいる。

物語途中で使えなくなるが、チャレンジミッションを進めると直ぐに使える様になる。
衣装は「標準衣装(ウォーンフラッグ)」と「お気に入りのドレス(プレシャスソング)」から選択可能。
サバイバルミッションに連れていく際、シオは神機を持たないためテント内の神機スタンドは空になっている。

DLCにて「シオ/アナザー」が追加された。階級は「排反の特異点」。
衣装は標準衣装のみで、オリジナルの「ウォーンフラッグ」の色違いの黒い衣装を纏っている。
また神機(に相当する部分)も黒くなっており、捕喰形態も黒い。
武器種はショート・ブラスト・バックラーで、銃身が変わったためオラクルリザーブのボイスが追加されている。

「クイダメ、だな♪」

スキル構成は射撃寄りで、「放射弾」や「爆発弾」を固定装備。
マスク・ド・オウガに続き「誤射抑制Lv+1」を持ち、新型相当であることも手伝ってか誤射はそれほど目立たない。
またバグか仕様かは定かでないが、サバイバルミッションに連れていくと神機がスタンドに立てかけられている。外れるのかアレ



  • 初期設定
今よりも人間らしい姿をし、服装も複雑だったが、段々とシンプルになっていった。


  • ゲスト出演
ナムコの野球ゲーム『ファミスタシリーズ』に外野手兼遊撃手の選手として登場している。右投両打。
作中ではソーマにイベントがあるためか残念ながらシオのイベントが存在しない。

能力は可もなく不可もないバランスの良い能力ではあり、両打のため投手に苦にせずあらゆる打順で起用出来るのが強み。
ただ、同じポジションでは一発のある御剣平四郎にチーム一の走力を誇る長瀬麗子がいるので状況に応じて起用したい。
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最終更新:2021年08月14日 19:30

*1 コアを持たず不安定な状態にある、という設定はGE2に登場するアラガミ「チョウワン」と類似する。