ウルトラマン・ザ・ネクスト

登録日:2010/02/25 Thu 01:37:27
更新日:2023/10/01 Sun 12:54:22
所要時間:約 3 分で読めます






こいつを倒すこと……

それが俺の、ラストミッションなんだ!




ウルトラマン・ザ・ネクストとは、映画『ULTRAMAN』に登場するウルトラマン。
ULTRA N PROJECTとしてのテーマはNEXT EVOLUTION「次なる進化」。


出身:不明
人間体:真木舜一
CV:田中秀幸


スペースビーストビースト・ザ・ワン」を追い、赤い発光体となって地球へ飛来した謎の宇宙人。

「ザ・ワン」追跡中に、偶然フライト中だった航空自衛隊員・真木舜一(演:別所哲也)の乗る戦闘機に衝突してしまい、
彼を助けるために適能者(デュナミスト)として選び、彼と融合を果たした。

真木とコンタクトを取る時には精神世界でテレパシーのような方法で語りかける。
この話自体がウルトラマンの1話『ウルトラ作戦第1号』のリメイクであり、初代ウルトラマンの赤い玉と衝突して一体化したハヤタ・シンオマージュである。

変身時にアイテムは用いず、最初は真木の生命の危機に応じて、
最終決戦では貴文の記憶と見た目を利用して沙羅を翻弄した「ザ・ワン」のやり口に激昂した真木の怒りに呼応して、自動的に変身している*1
なお、変身直前には真木の瞳が赤く輝き、だんだんと巨大化しつつネクストの姿に変わる、というプロセスで変身する。


「ザ・ネクスト」という名前は、「ザ・ワン」に次ぐ二番目の宇宙生物、
そして次世代のウルトラマンという二つの意味が込められたダブルミーニングになっている。

従来のウルトラマンと比べて異質なデザインをしており、パーツはほとんど同じだが、体が生物的(撮影用のスーツもこれまでのウルトラマンで使用されてきたウェットスーツではなく、ウレタン製)。
胸にはY字型のエナジーコアがあり、これがカラータイマーの役割を果たしている。
点滅もするが、点滅音は『ピコンピコン』ではなく、心臓の鼓動の音のような『ドクンドクン』という感じのもの。


【形態】

◆アンファンス

身長:10メートル
体重:2.5トン

「ザ・ネクスト」の不完全形態。最初はこの姿にしか変身出来ず、苦戦を強いられた。
サイズも力も中途半端で、肉弾戦がメインとなる。


◆ジュネッス

身長:40メートル
体重:2万6千トン

「ザ・ネクスト」の完全形態。
音速で空を飛び、「ザ・ワン(ベルゼブア・コローネ)」と激しい空中戦を繰り広げた。
ちなみに身体の赤模様の部分になにやら筋肉組織が見えている。



【能力】

◆エボルレイ・シュトローム
腕を十字に組んで放つ、「ザ・ネクスト」最強の光線技。
空中戦を制して地上に叩き落とした「ザ・ワン」へと放ち、その身体を細胞レベルまで分解したが、完全消滅させるには至らなかった。
光線は螺旋状に落とした砂の映像を加工している。


◆エルボーカッター
アンファンスの主力技。
片腕のフィンから放つカッター状の光線。
ザ・ワンの尻尾を切り裂いたが、破壊力は控えめ。


◆ラムダ・スラッシャー
ジュネッスの主力技である光刃。腕のフィンから発射する。
連射も可能で、空中戦では回転しながら連射していた。
見た目はホリゾンタルギロチンかボードレイフェザーを想像すればだいたいあってる。


【シリーズでの活躍】

ネクストとしての活躍はなし。
ただし、『ウルトラマンギンガ』冒頭の「ダークスパークウォーズ」にて、ネクストらしきウルトラマンの姿がチラッと写っている。
時系列上はノアの力を取り戻しているはずなのだが、この時の形態は何故か全く戦闘に向いていないアンファンスである。





彼の正体は、ダークザギとの戦いで力を使い果たし、パワーダウンした超人ウルトラマンノア
「ザ・ワン」との戦いの後、この「ザ・ネクスト」の姿からウルトラマンネクサスの姿へとパワーアップした。
数値的スペックはノアの形態の中で最弱だが、どうやら真木が身体的には「ネクサス」のどの適能者よりも強い為、総合的能力ではネクサスを上回っているらしい。

ノアは、ほぼ全ての媒体で基本的に無口だが、今回の適能者である真木とは半ば不可抗力な事故が原因で同化していたためか、
彼の肉体の危険を知らせる際に、適能者のなかで唯一「会話」していたほか、休眠状態になるのを承知で命を救うなど、後の適能者以上に配慮していた。

様々な適能者を通じて光は強化され、最終的にウルトラマンノアの力を取り戻した。



PS2ソフト「ウルトラマンネクサス」では隠しキャラとして登場。
ラムダ・スラッシャー使用時には無意味に空を飛んでくれる。


【余談】

  • 一部では「アンファンスが初代マンのAタイプ、ジュネッスが初代マンのBタイプがデザインモチーフ」と言われているが、これは誤り。
    デザイナーの丸山浩氏が『丸山浩特撮デザインワークス』で明かしたところによれば、「小中和哉監督がアンファンスの造形チェックの際に発した『Aタイプみたい』という言葉が独り歩きしただけ」だという。



「…本当に…追記・修正に…心残りは…無いか…?」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ウルトラマン
  • ウルトラマン・ザ・ネクスト
  • ウルトラマンネクサス
  • ULTRA_N_PROJECT
  • 真木舜一
  • 別所哲也
  • ハムトラマン
  • 田中秀幸
  • 次なる進化
  • 平成ウルトラマン
  • 劇場版限定ウルトラマン
  • 円谷プロ
  • 銀色の流星
  • 板野サーカス
  • ウルトラマンノア
  • 進化
  • ULTRAMAN
  • 劇場版限定
  • スパークドールズ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月01日 12:54

*1 これは『帰ってきたウルトラマン』の郷秀樹の変身方法に近い。