かすかべ防衛隊

登録日:2010/05/05(水) 10:00:53
更新日:2024/04/02 Tue 15:31:29
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漫画・アニメ『クレヨンしんちゃん』に登場する防衛隊。
日本においてはウルトラマンシリーズの各防衛組織、歴代スーパー戦隊ケロロ小隊に並ぶ最強の小隊である。
他に彼らに匹敵する五人組といえば、『ドラえもん』のレギュラーメンバー位であろうか。
隊員は5人の幼稚園児で構成されており、一人ひとりが隊長を名乗っている。

作戦基地は基本的に彼らが通っているふたば幼稚園*1の先生である、よしながみどり、もしくはまつざか梅の家を(勝手に)使っている。

日常業務はかすかべパトロールや、リアルおままごと等。
時々隊員たちが遊びに行って職務放棄をすることもある。

そして彼らの力が最大限に発揮されるのは劇場版のクレヨンしんちゃんである。
最初期の劇場版シリーズでは日常パート担当のチョイ役であったが、『ブタのヒヅメ大作戦』でフィーチャーされて以降はメインを張ることも多くなる。
彼ら、もしくは野原一家が本気で力を合わせるともう誰にも止められない。その凄まじい結束力で幾度となく世界を危機から救っている。
また、野原一家以外で劇場版シリーズ皆勤賞なのはかすかべ防衛隊のメンバーだけである。

ゲーム版でも目立った活躍が多い。『カスカベ忍者隊 』では、コトリの手違いで手にした秘伝書の力で忍者に変身し超人的な能力を見せており、最終的には仲間の絆を深めながら強敵に立ち向かったこともあった。
3DS版『友情のおバカラテ』では、3姉妹のハナメガネにより洗脳されてしまうが、空手の師範のサポートを受けたしんのすけの活躍により洗脳を解くことができた。*2
その次作の『カスカベ映画スターズ』では防衛隊一同を中心に物語が進んでいた。


■主な隊員

野原しんのすけ

ウルトラスーパー隊長兼コンビニ隊長兼隊長。本当に有事の際には、彼を中心に隊の行動方針が決まる事実上のオピニオンリーダーである。
実は原作でほかの4人に「かすかべ防衛隊ごっこをしよう」と言った張本人で、いわば創設者。
(と同時に、初期は「しんのすけの主な被害者」であった4人の立場はこのあたりから「絆で結ばれた友人」にシフトしていった)
隊員一のおバカ野郎で、そのおバカパワーと家族愛と友情パワーで幾度となく世界を危機から救ってきた。
アクション仮面」と「超電導カンタム・ロボ」と巨乳で美人なお姉さんが大好きで敵の女幹部や劇場版のヒロインを口説く時もあり、口説かれた敵は大抵ろくな目にあっていない。
ただし、例え美人であっても救いようのない悪女であったり、身内が危害を加えられる等した場合は容赦しない。
ちなみに28歳ぐらいからはもうおじさんという発言をしていたり、たとえ美人でもシミや小じわを指摘する等、彼のストライクゾーンは恐らく高校生〜25歳ぐらいだろう。
カスカベボーイズ』に登場した中学生位にあたるつばきちゃんはかなり特殊な例に違いない。
基本的におバカだが、時たまみせる純粋な正義感と優しさのこもった行動や言動は考えさせられるものばかりである。
また、時折凄まじい運動能力や頭脳、カリスマ性を発揮する本当に将来が楽しみなスーパー5歳児。


・風間トオル

デラックス・ダイナミック隊長兼ジャングル隊長兼リーダー。平常時におけるかすかべ防衛隊の統制役で、有事の際の参謀役
基本的にそれぞれ自由奔放な他の隊員達の舵取りを担っている。
クールで大人びたエリートであり、正反対のしんのすけに苛立ちながらも親友である。
私立小学校の受験の為、塾に通うなど英才教育を受ける一方で、「ふしぎ魔女っ子マリーちゃん」(後に「ま・ほー少女もえP」に鞍替え)をこよなく愛するアニヲタ。
しんのすけの耳ふー、耳はみ、首筋舐め攻撃に弱く、彼の性感帯が垣間見える。
ちなみに、マザコン気質あり。
一応、まだ幼稚園児ではあるが、最近ではスマホをママから買ってもらったことが3DS版の『おでんわ〜るど』で判明した。


・桜田ネネ

プリティ隊長兼セクシー隊長兼女王様。かすかべ防衛隊の紅一点。リアルおままごとに関する時にのみ絶対的な権限を有する
当初はマサオくんと同じく泣き虫でおとなしく優しい性格で今ほど凶暴ではなかったが、リアルおままごとが大好きという設定が入ってからは
隊員を脅したり、お気に入りのウサちゃんを殴ってストレス解消するなど、母親に近いガサツで短気で我侭な性格になってしまった。
脅しをかけた時の権限はとてつもなく絶大で誰も逆らえない。その姿はまるで30分前のガキ大将(現在は30分後)のようである。
とはいえ、当初のおとなしく優しい面全てが失われたわけではない。

・佐藤マサオ

スペシャル隊長兼サイバー隊長兼キャプテン。
オニギリ頭で泣き虫で気弱な性格だが、一度スイッチが入ると日頃抑圧されている反動からか、まるで別人のように熱血なキャラになり調子に乗る*3
特に『嵐を呼ぶジャングル』と『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』での性格の変化はすざましく、素晴らしい運動神経とクレイジーな運転を視聴者に見せつけた。
同じ幼稚園児(同年・年上問わず)や小学生からいじめられ、ネネちゃんを人一倍恐れ、酢乙女あいには恋心から絶対服従と、かなりの苦労人。

余談だが、『ブリブリ王国の秘宝』では防衛隊メンバーの中で唯一台詞がなかった。


・ボーちゃん

ハンバーグ隊長兼ファミレス隊長兼ボス。
いつも鼻水を垂らしており、その鼻水で色々な物を作ったり、劇場版では武器にもなる。
見た目や普段ののんびりぶりとは裏腹に、風間くん以上に博識で大人びた面を持つ。いわば、陰の実力者。しんのすけとは波長が合う。
普段は温和な性格だが、趣味である珍しい石集めやアイデンティティーである鼻水を馬鹿にされたら怒る。
キャラの設定が不明で本名も明らかにされておらず、劇中で家族も登場していない。
原作漫画では一応母親が登場しているが、かなり遠方からのシルエットなのでどんな容姿なのか結局不明のままである。


・千住平八

原作41巻に初登場。野原家の近所に住む、70歳のおじいさん。
しんのすけとケンカしたシロを自分に売って欲しいと野原家に持ちかけ、シロを引き取った。
しかししんのすけもシロも寂しがってしまい、シロは野原家に戻る事となった。
その後もしんのすけ達との交流は続き、ある日かすかべ山で遊んでいた防衛隊を山火事から救出。
実は平八氏は元伝説の消防士であったが、それを知らない防衛隊は彼をメンバーに入れる事にしたのだった。
しかしその後は登場しなくなってしまい、作者も死去してしまった。
アニメには未登場。


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最終更新:2024年04月02日 15:31

*1 漫画ではアクション幼稚園

*2 ただし、ボーちゃんに関しては洗脳を免れていたことがしんのすけと再会を果たしたところで判明した。それを利用し、陰ながらしんのすけをサポートした。

*3 勿論その分だけ戦闘力は大幅に向上している