レノ(FF7)

登録日:2010/02/06(土) 04:46:39
更新日:2024/03/31 Sun 22:24:31
所要時間:約 4 分で読めます





FINAL FANTASY Ⅶの登場人物。


年齢:28歳
職業:タークス
身長:不明
体重:不明
生年:不明
血液:不明
出身:不明
声優:藤原啓治



神羅カンパニー総務部調査課、通称タークスのメンバー。
戦闘や任務遂行において驚異的なスピードを誇るタークスのエースで、パワーのルードと並びスピードのレノと称される。

語尾に「~ぞ、と」と付ける変わった口癖があり、制服も着くずしている事から、一見して神羅のエリートには見えない。

ひねくれ者に見えるが仲間を非常に大切にしており、特に相棒ルードとの信頼関係は極めて強い。

公私に明確な一線を引いており、休暇の際はたとえ敵対しているクラウド一行であろうとも見逃す反面、一度仕事に入れば並々ならぬプロ意識を発揮する。




【以下ネタバレ含む】


本編初登場は五番街スラムの教会。
本来はエアリスの説得(という名の誘拐)が任務だったが、エアリスが大切にしている花を踏んで怒られたり、部下に後ろ指さされたりと最初からコミカルなキャラクターを充分に発揮していた。
また、出るタイミングを見計らうなど空気の読める男である。

エアリスの確保に失敗したレノが次に受けた任務は七番街支柱の爆破。
成功すれば七番街プレートは落下し、スラムは壊滅する。言うまでもなく結果は大量虐殺である。
この仕事を顔色ひとつ変えずに遂行するあたりに、彼の仕事に対するプロ意識が垣間見える(もっとも内心思うところが無いわけでも無いようだが)。

その後もクラウド達とは、クラウドが神羅兵に変装してバーで酒を飲もうとした所を注意した(勤務中の兵と勘違いした)り、敵対したり放置したり、イリーナが好きなのはルードと見当違いしたり、時には味方になったりと奇妙な関係を築いていたが、螺旋トンネル内でタークスの意地と誇りを賭けてクラウド達との決着をつけようとする。
しかしこのバトル、実は回避可能
本編で彼らが最後に登場するのはそこまでなのだが、肩透かしにする事も出来てしまうのである。



【本編以外のレノ】


2年後を描いた『AC』では、ルーファウスの部下として行動。
基本的に全編シリアスな中、相棒ルードと共にギャグパートを一身に背負ってくれる。
しかし超人的な強さを持つ思念体に挑んだり、クラウドとカダージュの闘いの露払いを務めたりと出番は多い。

『ACC』では過去の償いの為に神羅を再興させようとしている事、かつての社員が再び集っている事をルードに話している。
また、ヘリでの戦闘シーンが追加されている。


『BC』ではメインキャラとして登場。
新人タークスの面倒を見たり、ルードと共にアバランチと戦う姿を見る事が出来る。
タークス全員に言える事だがBCでは青さが目立っており、ニブルヘイムの偽装工作に関しては否定的だった。

『CC』では八番街の警備をしており、救援に来たザックスに対して強い縄張り意識を見せた。
EDではツォンの命令もあって苛立ちを匂わせる表情でヘリを使ってでもザックスを捜索しており、この時の事はレノの心に影を落としていた事が『DFFOO』にて語られた。

『FF7R』ではリデザインが施され、スーツはオーバーサイズチックなものになりオープンフィンガーグローブを着用するようになった。
教会の花を踏んだ件は追求されないものの、実はエアリスに話しかける前に教会から出ようとするとドア越しに会話の猶予をくれる形で封鎖している。
長らく原理がわからないままだったピラミッドは特殊機雷とされ、初戦でも空中機雷を設置するなどの搦め手を多用する。
ぶっちゃけるとカウンターのタイミングがわかりやすく、怯みやすい上にそこまで火力が高くないし機雷も大したギミックでもないのでボスの中ではそんな強くない部類。
飄々としつつ公私に明確な一線を引いている性格は相変わらずなようだが、プレート落下作戦に対してはそこまでやる必要が思えないと否定的で、実際にプレート落下スイッチを押す事を躊躇する様子を見せている。
七番街スラム崩壊後は罪の意識に苛まれていたようで、苛立ちを見せてツォンの指示を無視する所を見せている。
のびているソファの近くに栄養ドリンクらしきものが転がっていた。

『DFFOO』では2020年3月開催イベント「赤髪のタークス」にて参戦。同イベントで同月実装のルードもフライングで登場。
『CC』でザックスとクラウドを結局見つけられず助ける事が出来なかった一件を引き摺っており、予期せぬ再会を果たしたザックスに対しては贖罪の意識を持っている。
クリスタル覚醒は赤、武器種は短剣普通の短剣系装備を持たせた姿は完全にチンピラ。専用防具はゴーグル、スーツ、そしてまさかの社員証。
原作でのイメージを踏襲してか、アビリティの属性が物理及び雷属性一辺倒のため、ラムウの幻獣ボードは恩恵を感じ難いエヴァージョンアップを切ってサンダーアップを付けたほうが得策か。



全体的に暗い話であるFF7の中、そのコミカルかつ掴み所のないキャラクターで強い人気を得ている。
また声優にひろし……もとい藤原啓治氏が起用された事で更なる人気の拡大に成功した。

余談だが、キングダムハーツに登場するアクセルに非常に良く似ている。
制作者曰く「とても似ているキャラクターが、別々の世界で違う役として登場したらどうなるかというのを試してみたかった」らしい。
これに関しては元となった人物の名前に「X」を付加するという機関員の命名法則から外れており、野村氏も「意図的に似せたが、レノのノーバディではない」と明言している。
当然、アクセルの方も高い人気を誇っている。

意図的か、はたまた偶然かは不明だが「ア」も「ク」も「セ」も「ル」も位置を変えたり裏返したりした「レノ」の二文字で構成されている。
また、声優を務めた藤原氏はスクエニ系作品で何故かレノを含めて赤髪のキャラを演じる事が多く、『FF7R』が藤原氏の実質的な遺作となった。


「お花、ふまないでね……だと」

「タークスのレノさまの邪魔は誰にもさせないぞっ……と」

「タークスの仕事は辛いことも多いけど、俺はやってきてよかったと思ってるぜ。
 お前みたいな変な奴にも出会えたぞ、と」

「仕事のために全てを犠牲にするのがプロじゃない。そんなのはただの仕事バカだ」

「いや、今日は非番だ、と」

「クラウド、俺たち仲間だろ~?」

「頼むクラウド。神羅カンパニー再興だぞ、と」

「受けた仕事は必ず成功させる。それが俺たちタークスだぞ、と」

「そりゃ悪かったな……ってなんで謝るんだ!?」

「今日は残業なしだぞ、と」


追記・修正は自由だぞ、と。

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最終更新:2024年03月31日 22:24