神羅カンパニー

登録日:2010/02/09(火) 02:25:21
更新日:2024/03/03 Sun 13:44:27
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※この項目はネタバレを含みます!!!





神羅カンパニーとは、FINAL FANTASY Ⅶに登場する企業組織。


◇概要

正式名称「神羅電気動力株式会社」
国家すら超えた超巨大企業。
魔晄エネルギーの独占と供給により、他の追随を許さない資本力を持つ。

また、私設軍隊を持つだけでなくマテリアソルジャーを独自に生み出しており、実質的に世界最強の軍事力を有している。
プレジデントの巧みなイメージ戦略により、民衆の味方としての地位を確立しているが、裏では非道な人体実験や強引な魔晄炉建設などの問題行為を連発。
秘密を隠ぺいする為に村や都市一つを犠牲にするなどはザラであり、社員の間にも不満を持つ者は少なくない。
その極め付けがディープグラウンドであり、ジェノバ・プロジェクトである。

しかし、危機管理に対して重大な欠如があり、数人のテロ組織にあっさり警備を突破されたり、自分とこの科学者の実験生物が徘徊したり、イメージ戦略の要だった英雄に社長が殺害されたりしている。
少なくとも、セフィロスジェネシスを始めとするソルジャー連中の首には縄を付けとくべきだろう……

ちなみに社長室には脱出装置があるが、これは実はプレジデントがルーファウスの為に作ったもの。
本編でウェポンの砲撃を受けながらルーファウスが脱出できたのはこの装置のお陰だったりする。


◇経歴

本来は神羅製作所という一兵器会社だったが、魔晄とその使用法をプレジデント神羅が発見、急成長して今のような巨大な会社へと成長した。
魔晄炉によって世界に技術とエネルギー革命を起こし、その利便性は市民からの評価も高い。
ちなみに神羅の魔晄炉がある地域には大概の場合他に何もないらしい。

その技術力を活かして都市開発なども行い、魔晄都市の異名を取るミッドガルは神羅カンパニーの技術の結晶である。
一時は宇宙開発も行われていたが、コストの関係から打ち切られた。

『FF7R』ではカンパニー内のミュージアムに製作所時代の道具や写真等が展示されており、その雰囲気は完全に町工場。
まだ一人の技術者であった頃のプレジデントの写真や、製作所のメンバー達の集合写真も飾られているが、集合写真の中央にはなぜかガスマスク姿の男が写っている。


◇業務

大まかに5つの部門に分かれており、それぞれ科学部門、治安維持部門、兵器開発部門、都市開発部門、宇宙開発部門となっている。

各部門にはリーダーである統括が存在する。
しかしながらどれも曲者揃いで、一概に有能とは言えないあたりが痛い所。
特に治安維持部門統括ハイデッカーの無能ぶり、科学部門統括宝条の狂人ぶりは本編でも問題になっている。
唯一まともなのが都市開発部門のリーブだが、まとも故に会議などでは相手にされない事*1も多い……大丈夫かこの会社。


◇業務内容

兵器開発部門

神羅カンパニー設立当初の神羅製作所時代から行われている事業であり、「魔晄キャノン(別名シスター・レイ)」という神羅最強の兵器を所持している。
統括はスカーレット。幹部の紅一点だが、残虐な性格である。

宇宙開発部門

ロケット村を中心地とする。かつてはかなり投資がされていたようだが、最近は魔晄エネルギーが主流となりつつあり、この部門はいつ打ち切られてもおかしくない状態にある。
統括はパルマー。極度の甘党で奇妙な言動が目立ち、宇宙開発部門の縮小もあってか社内でも冷遇されている。

都市開発部門

リーブ・トゥエスティの統括により行われている。
ミッドガルはこの部門によって開発された。街を上層と下層に分け、高所得者と低所得者が分けられている。
統括はリーブ。幹部の中では穏健派でまともな性格。有能なエンジニアでもあり、魔晄炉や電力関係の事業も行っている。

治安維持部門

ミッドガルの街中に神羅兵が配備され、治安維持を建前にかなり強引な手法による事業が行われている。
特殊部隊『タークス』はこの部門に所属しているのだが、ハイデッカーが無能なこともあり、社長直属の意味合いが強い。
統括はハイデッカー。横暴な性格に恰幅のよい体系が特徴。プレジデント存命時は信頼を得ていたのだが……。

科学部門

この部門も非道な研究が行われている。ガスト・ファレミスが仕切っていた時期に古代種の研究が始まっている。
実際に絶滅危惧種であるエアリスレッドⅩⅢを交配させるようなこともやっていた。
(本編での)統括は宝条博士。狂気に満ちた言動と行動が特徴。

ソルジャー部門

5年前まで存在していた部門で、その名の通りソルジャーが所属し、それぞれの部隊の指揮運用を行う部門。
5年前に当時のソルジャークラス1stと統括による反乱が起き甚大な被害がもたらされたため、廃止が決定。現在は治安維持部門と統合されている。
統括はラザード。プレジデント神羅とその愛人の子(ルーファウスの異母兄弟)であり、当時の反乱の末に死亡している。
メタな理由を言うとクライシスコア開発にあたって「セフィロスがハイデッカーに従ってる所が想像できない」というスタッフの考えにより後付けされた部門である*2


◇作品での動向

本編の序盤では圧倒的な力を持つ巨大企業として君臨しているが、一介のテロ組織であるアバランチに元ソルジャーであるクラウドが参加した事から徐々に歯車が狂い始める。

そしてジェノバの覚醒、プレジデントの死亡、ウェポン来襲を経て完全に会社は崩壊。
社長のルーファウスは命辛々生き残るが、幹部はリーブとパルマー*3を除いて死亡し、本社ビルも多大な被害を受けた。
戦後は民衆にも魔晄やジェノバ、今まで会社が行ってきた数々の所業が公開され、糾弾の対象となっている。

しかしルーファウスやタークスは神羅再建を諦めてはおらず、かつての社員も集結しつつあるらしい。
今までのような経営体制はとれないにせよ、近い内に第二の神羅カンパニーが作られるかもしれない。
ただ会社の手指というかルーファウスの心境の変化(小説参照)により星痕症候群の患者療養所を作ったり、明言はされていないがリーブが局長を勤めるWRO(世界再生機構)に資金援助をしている節もあり以前とは全く違う会社になる可能性が高い。
っていうか、多分タークスの連中が幹部になった方がまっとうな会社になりそうだと思うのだが気のせいか。

ちなみに、本社ビルはダイヤウェポンの砲撃で半壊した挙げ句に、ACでクラウドとセフィロスが戦場にした上、切り刻まれた。


◇神羅カンパニー社員名簿

上層部

代表取締役社長:プレジデント神羅
副社長:ルーファウス神羅(後に社長へと昇格)

幹部

兵器開発部門統括:スカーレット
治安維持部門統括:ハイデッカー
都市開発部門統括:リーブ・トゥエスティ
宇宙開発部門統括:パルマー
科学部門統括:宝条


その他

神羅課長
神羅警備兵
神羅隊長
ソルジャー1st
ソルジャー2nd
ソルジャー3rd


◇補足

尚、会社の正式名称は「神羅電気動力株式会社」。神羅ロゴにちらっと英語で書かれている。
何故か自社の製品に漢字を使いたがる。社長の名字も神羅だし、ウータイ関係者なのか……と思いきや、ウータイとは長い間戦争していた(そもそもウータイで名前に漢字を使っている人間はいない)。



追記・修正は神羅カンパニー社員にお願いします。

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最終更新:2024年03月03日 13:44

*1 ただし、彼の統括する都市開発部門は表向きの企業としての主要部門の一つなので、電力値上げ時の利益の半分を配分されるなど重用はされている。

*2 因みに結局セフィロスがラザードの指示に従っている所も描写されていない。

*3 消息不明。