ハンサム(ポケモン)

登録日:2011/06/03 Fri 03:54:53
更新日:2024/03/28 Thu 09:54:04
所要時間:約 3 分で読めます




出会いが素晴らしいほど、その別れは寂しくなる




ハンサムとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する、国際警察の捜査官。
トレンチコートを着た中年男性。
ダイヤモンド・パール』のマイナーチェンジ版である『プラチナ』に、ギンガ団科学者のプルートと共に登場が発表された。

ちなみにハンサムとはコードネームであり、本名は不明。

『プラチナ』で初登場して以来、『ウルトラサン・ウルトラムーン』までの作品全てに登場している。



○ゲームでの活躍

※ネタバレあり

『プラチナ』

ギンガ団の悪事を阻止するため、度々主人公の前に現れる。
性格はいたって真面目だが、調査した事はあまり役に立たない事が多い。
博士の助手のコウキ/ヒカリから「怪しい人」と言われてしまう程、言動に胡散臭さが感じられる。

特技は変装であり、そのレベルはかなり高い。
人物は勿論、石にも変装できる。
コトブキシティで話し掛けた際は、国際警察の一員であることを看破されたと思い込み、バトルレコーダーをくれる。
グレッグルをパートナーポケモンにしているが、本人はポケモン勝負は得意ではないらしい。


ギンガハクタイビルでは、団員に変装して侵入調査している。
アドバイスをくれるだけでそれ以上先には動かない。
いや、何しに侵入したんですか。

トバリシティではギンガ団アジトに侵入する際、一役買ってくれる。
その後テンガン山にて、自分の力ではこれ以上ギンガ団を追い詰めるのは無理と判断し、全てを主人公に託す。
その際にくろいビードロをくれる。

殿堂入り後、ハードマウンテンのイベントに登場。
プルートから「かざんのおきいし」を見事に奪い返し、彼を逮捕した。
だが、「かざんのおきいし」をうっかりそのまま持ち出してしまい、バクが戻しに行ってあげた。

イベント終了後は、トバリシティにあるゲームコーナーにたたずんでいる。


ブラック・ホワイト

クリア後に主人公の家に登場。
変装の腕は今回も健在で、初対面時には主人公の母親に変装していた。
主人公に七賢人捜索の協力を頼み、意味ありげに「すごいつりざお」を渡す(特に深い意味はない)。
その後、賢者を見つける度に登場し、逮捕していく。
全員逮捕すると、Nらしき人物が別の地方で目撃されたとの情報を教えてくれる。


ブラック2・ホワイト2

直接の登場はないが、トレーナーとしての修業を兼ねてなのか、シキミの小説でイッシュリーグに挑戦したことが判明している。


X・Y

クリア後のミアレシティで発生するイベント(通称ハンサムイベント)でまさかのレギュラー出演。というよりも事実上の主役。
チャンピオンとなった主人公をバディに、ミアレシティの事件を解いていく。
この事件で知り合ったマチエールとは親子同然の深い絆で結ばれていく。

しかし、この事件の捜査の中、苦渋の決断をする事に…!!

ちなみにカロスに来る以前に相棒のグレッグルが殉職してしまったとの事。


ORAS

『エピソードデルタ』終了後、バトルリゾートの海岸にいる。
誰もが「またかよ!!」「ゲーフリ気に入り杉ww」と思っただろうが…

ここは…ここは いったい どこだ?


…どうも様子が違う。



だれだ…
オレは いったい だれだ……


なんと彼は、すべての記憶を失っていた。
気がついたら、ずぶ濡れの状態で(バトルリゾートの)海岸に打ち上げられていたとの事。
自分の名前さえも全く思い出せないらしい…。

そして偶然近くにいた女性に保護された。発見直前に、大きな水飛沫音が聞こえたらしいが空から落ちてきたとでも言うのだろうか?
以降は、バトルリゾートにあるコテージに匿ってもらっている。
その時に話しかけると「タブンネナイト」を貰える。持っていたものはこれだけらしく、使い方さえも分からないとの事。

この時の記憶を失っている彼は、今までお馴染みの「コミカルで面白いけど、時にはカッコいいオヤジ」という面影が全くない。

記憶喪失となり、海岸で保護されたという状況は、後述するとある人物と同一なのだが……。
ただ、若干ながら記憶が残ってるその人物とは違ってハンサムは完全に記憶を失っている。


サン・ムーン

殿堂入り後のイベントにて、謎のおじさんに変装し主人公の前に姿を現した。
エメラルド』にてフロンティアブレーンとして登場していたリラの部下となり、アローラ地方に出没したUBに対する特務任務に就いている。
ただしリラよると、本来ならば自分の部下になるはずのないエリートとのこと。

本部からはUBの殲滅or保護を命じられたが、上司であるリラの意向により、保護を優先し、その為の戦力として主人公を起用した。

相棒であったグレッグルが殉職している為、リラには後方支援を命じられており、疲労により弱っていくリラを案じ、歯痒い思いを抱えながらも忠実に任務をこなしている。

主にUBの目撃情報を集める作業をこなしているのだが、目撃情報が手に入る度に「てぇへんだぁっ!」と何故か江戸弁で叫んでいる。


実は10年前にもアローラ地方に出現したUBに関する任務に就いており、
上層部がリラにも隠している裏の事情についても認識している。

UBは本来の住処であるウルトラホールのエネルギーに惹かれ、ウルトラホールのエネルギーを宿した人間(国際警察では『Fall』と呼称)に近付くと暴走する。

当時のハンサムは(恐らく新任捜査官として)「No.836」と呼ばれており、後にウラウラ島のしまキングとなるクチナシとコンビを組んでいた。

そしてある日、上層部の指示で『Fall』である「No.000」と呼ばれる女性の捜査官を撒き餌にUBを殲滅する任務に就いていた(このことから国際警察の「黒さ」がうかがえる)。
しかし、UBを追い詰め、あとは止めを刺すだけという場面で、僅かにUBに対する同情を抱いてしまった隙を突かれ、「No.000」が犠牲となってしまった。
このことはハンサムやクチナシにとっても大きな傷となっているようで、クチナシがその後第一線を退いたのも、
ハンサムがマチエールやリラなど身寄りのない少女を気にかけるのも、自身が孤独である他にも、この事件が理由の一つかも知れない。

任務の終了後、クチナシと共に海岸に打ち上げられたリラを保護している。
リラがクチナシに対し、昔世話になったと言いつつ当時のハンサムに対し言及していないことから、
しばらくの間、一線から身を引いていたと思われる。

そして、その時保護したリラもまた、異世界から落ちてきた『Fall』であった。
エーテル財団の騒動によりUBが再び現れたことで、上層部により撒き餌としてリラが起用されたことで、彼女を守るため部下として同行することを決めたようだ。

主人公を雇った理由も、リラをUBから守る為に『Fall』を増やし注意を分散させる目的があった。
誤解しないように言っておくとUBを退けたことを聞いた上で勧誘し、リラと戦闘を行わせ実力を確認した上で雇っている。

なお、USUMでは上記のウルトラビースト絡みのイベントがなく、ハンサムとは道中数回会うのみとなっている。

○アニメでの活躍

【地上波のアニポケ】

CV:てらそままさき(アニメ)
ダイヤモンド&パール』から登場。
ゲーム同様ギンガ団の悪事を追っている。
また、ゲーム版とは異なり真面目な言動を取っているが、面白いことを言ったりもする。

ギンガ団員をリアルファイトで圧倒した他、特殊なゴーグルを駆使して捜査したり、
サトシ達のピンチを救ったりする等、中々カッコイイ。
ギンガ団のジュピターを捕まえたが、その時の彼女は狂気に満ちている。

ED曲「ドッチ〜ニョ?」では何故かポケモン達に混ざって登場。
ハッサム、ハンサム〜♪


ベストウイッシュ』のシーズン1にも登場予定だった。
しかし『ロケット団VSプラズマ団』が東日本大震災の影響で放送延期となったため、未登場。
予告ではサトシ達を乗せて車を運転していた。

そして『エピソードN』でようやく再登場を果たした。
「ベストフィッシュ」と言ったりもした。

ちなみにジムリーダーシャガは中の人が同じ。

【ポケモンジェネレーションズ】

CV:藤原啓治(エピソード2、5、12)、堀内賢雄(エピソード17)
ゲーム版よりも広範囲に活躍し、カントー地方やジョート地方でもロケット団を追跡するために活躍する。
中の人はひろしと同じ。ただし、藤原氏が休業中は堀内氏が代演を務める。


○マンガでの活躍

ポケットモンスターSPECIAL

設定に変更はなく、パートナーはグレッグルで階級は警部。

原作と比べ、やや迂闊な面が強調されている。
具体的にはバレバレの擬態で潜入を暴かれたり、潜入任務であっさり国際警察所属であると見抜かれたりと、いずれも相手が善人だったとはいえ一歩間違えば危険なミスを犯している。
ただ、それ以外については任務に真面目な性格で、時として窮地にさらされながらも一定の成果を挙げてきたようだ。

「インターナショナルポリス・アームズ」という様々なアイテムを駆使するが、よく壊れる。
ちなみにこれは主人公の一人であるラクツも使用している国際警察捜査官共通装備らしく、
ラクツのものは整備がしっかりとしてあるためかきちんと作動する。

第7章にて一コマ程度ながら初登場。ギンガ団員の尋問に立ち会う。

第8章では、プラチナと共にバトルフロンティアにチャレンジ。
叱られる事に慣れていなかったプラチナを、初めて本気で叱った。
プラチナお嬢様涙目。
しかし、中盤ハードマウンテンにてプルート(ヒードランの捕獲に成功していた)に痛め付けられ、リタイアする羽目に。
ただ、最後の最後でプルートを逮捕。見事引導を渡した。

そして単行本描き下ろしのラストではダイヤ達にフィオネタマゴを渡し(『ポケモンレンジャー』の伏線回収)、上の命令でイッシュ地方に向かった。

BW編となる第10章ではハンダサムロウという偽名でポケモンリーグに潜入、ベスト8にまで残りブラックと戦った。
流石にブラックには敗れたものの、当時のイッシュではグレッグルが見慣れないポケモンだったことも手伝って際どいところまで追い詰めていた。
その後はNと戦うブラックに協力。しかし七賢人の逃走を許してしまう。

第11章までの2年間はプラズマ団を追って、他の地方に行っていたが、イッシュ地方に戻ってきた。
辞令書類をよく見ていなかった為、当初はラクツを自らの部下だと思い込んでいたが、その実力を見てからは上司として接するようになる。
上司であるラクツからは最初は君付けされたが、早々に呼び捨てにされている。だが、ハンサムの実力は彼も認めている。
ちなみにハンサムは彼を「警視どの」と呼び、上司と発覚した後は基本的に敬語で接しているが、年下だからか状況が状況だからかため口となってる場合も多い。

第14章では原作同様にリラと共に現れている。


○余談


ポケモン勝負はあまり得意ではないらしい。
しかしハードマウンテンのイベントでは、手持ちポケモンのグレッグルを使って善戦している。

ちなみに『X・Y』では、このグレッグルは殉職したらしいことがうかがえる。

くろいビードロは昔の任務先で手に入れたとの事。


シロナと共に、初登場以降の作品にも本格的に登場した数少ないキャラでもある。


なにげにかっこいい専用BGMが用意されている。



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最終更新:2024年03月28日 09:54