ネオ・コルテックス

登録日:2012/02/22(水) 21:58:48
更新日:2024/02/05 Mon 12:20:43
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クラッシュ・バンディクー」の登場キャラクター。

  • CV
飯塚昭三
秋元羊介(フェスティバル)
板取政明(とんでもマルチバース)

■概要

アメリカ合衆国イリノイ州ピオリア出身。
世界征服を企む悪の天才科学者であり、クラッシュのライバル。
毎度のこと悪事を働くも、その度にクラッシュに阻止される。哀れ。
なお、世界征服を企むようになったのは科学界で除け者にされた恨みから。
ニーナ・コルテックスという姪っ子がいる。

ちなみに「ネオ」・コルテックスというのは彼の個人名であり、コルテックス博士が復活してネオになったとかではない。
(メタなことを言うと、大脳新皮質の英語読み「neocortex」をもじった名前。)

外見は小柄なオジサンであり、額に頭文字の「N」マークとアホ毛があり、円盤のように横に広がったU型ハゲ。
多分文で想像するよりググって貰った方が早い
ちなみに、ニーナにも額に小文字の「n」マークがある。
服装がどうも床屋の人に見える。実際、ワルワルスクールの校長マダム・アンバリーには床屋をやっていると勘違いされた。
また案外ワガママな性格である。夢はビーチでモテモテに過ごすこと。

クラッシュ並かそれ以上に不死身であり、倒されても次の作品ではピンピンしてる。悪運も凄まじく強い。

悪の学校「ワルワルスクール」出身であり、当時は校長のマダム・アンバリー曰く泣き虫だったようだ。姪っ子もそこに通っており、ブリオとエヌ・ジンもここの出身らしい。

天才科学者として様々なモノを生み出しており、マシンやシリーズの敵・ボスキャラとして出る合成生物を生み出している。
所々にいる作業員及び研究員は彼が作った物で、クラッシュ自体も彼の作品である。

世界中にラボ兼アジトがあり、城の中だったり海の中だったり様々な場所に作られている。ラボ以外にも科学工場や空中要塞、果ては宇宙ステーション等の施設を所有している。 一体、資金はどうなっているのやら。
中世風の自身の邸宅や、移動には飛行船を愛用する等、所々にハイセンスさがうかがえる
一癖も二癖もある手下共をまとめ上げるあたり、カリスマ性もあるようだ。ただウカウカには頭が上がらない。

ゲーム中では彼の顔や「N」のトレードマークが至る所に出現する。不遇な過去もあって自己顕示欲が強いのだろうか

【作品での活躍】

●初代

タスマニア島で部下のブリオと動物の洗脳実験を行い、世界征服の尖兵としようとしていた。
ただしこの洗脳実験はうまくいかず、リパー・ルー、コアラコング、ピンストライプ以外の連中は暴走して勝手に暴れるだけとなっている。
そんな中クラッシュを洗脳光線で正義の心に目覚めさせてしまい、脱走を許してしまう。そして以後因縁の敵となる。 拠点は孤島に建てられた古城。その島に科学工場も建設している。
マップから見ると解るが、工場から排気ガスや毒々しく濁った廃液を海に垂れ流すなど、自然豊かな島の環境を破壊し続けている模様。
ステージの各所に、洗脳した動物達を配下として置いている。時系列的にコモド兄弟やタイニータイガーといった『2』以降に登場する手下はこの期間に作り出したようだ。

  • ボス戦
光線銃を片手に浮遊ボードに乗って登場。
決戦の舞台は飛行艇の上。
こっちの攻撃は届かないので、撃ち出してくる緑の玉をスピンで跳ね返すしかライフを減らせない。
ちなみに、初代では珍しく戦闘前に口上を述べる。

勝つと彼は空から生身で島に落下する。

ダイヤをすべて集めた真エンドでは戦闘にならず別ルートでタヌアを見つけたクラッシュから無視されてしまうが、
これは正史につながらないif物語となっている。(エンディングによるとそのまま組織は解散した模様)


●2

なんと生きていた。
落下した洞窟で物語の鍵となるパワーストーンを発見し、悪運ぶりを発揮。
後に宇宙機械技師エヌ・ジンを部下に加え、パワーストーンと新たに開発した洗脳マシン「スーパーコルテックスボルテックス」を使った宇宙からの地球丸ごと洗脳計画に乗り出す。
パワーストーンを集めさせる為にクラッシュを拉致し、世界を救う為と嘘を付き各地のパワーストーンを集めさせた。
なおOPでエヌ・ジンが言うように部下は彼以外おらず、今作で戦う敵や3面までのボスは大体ブリオが送り込んだ刺客(妨害者)である。

  • ボス戦
ココによって嘘と計画がばれ、唯一手元にあったビックパワーストーンを持って逃亡を図る。
追いかけっこ形式で、ある地点までにコルテックスのライフを0にしないと1ミスになる。終始攻撃してこないので追っかけてスピンを喰らわせるだけ。シリーズでは楽な方。

ダイヤを全て集めた後の真のエンディングでは裏切ったブリオが作った地上からレーザーで宇宙ステーションもろとも撃墜され、戦闘にならずに敗北。今作ではこっちが正史。


●3

だが生きていた。
宇宙ステーションもろとも邪悪な精霊ウカウカの封印された神殿に落下、ウカウカを復活させてしまう。
ウカウカは部下でありコルテックスにとってライバルでもある時間博士エヌ・トロピーを呼び寄せ、今度は彼の作った「タイム・ネジネジマシーン」による時間を超えた世界征服を企む。

おそらくシリーズで最も念願に近付いたと思われる。エジプトやギリシャで王さまになってたし。
ちなみに会社を経営していることが発覚した。業務内容は作業員及び研究員の量産。

  • ボス戦

最後にもう一度だけ言う…
パワーストーンを渡すのじゃ!!



ほう、素晴らしい… 全てのパワーストーンとダイヤがここに!
力はワシのもの!この世界を征服するのじゃ!!



仮面同士のドンパチに巻き込まれる形で戦う。ていうかアクアク、そんな力あるなら普段から使って下さい。
仮面の戦いとコルテックスの攻撃が合わさって躱しづらいことも。計算した立ち回りが求められる。
コルテックス自体はバリアを張った浮遊ボードに乗っており銃で光の弾を3発撃った後、地雷を5つばら撒く。
その時にバリアが解除されるので地雷を避けつつ接近し、スピンアタックでボードから落として、落ちて無抵抗なコルテックスをステージ中央の穴までスピンアタックをして落とす。
これを3回繰り返す。
もたもたしているとウカウカがコルテックスにバリアを投げつけて救出するので注意。


勝つとノーマルエンドでは、世界征服をやめてビーチでモテモテ生活を送ろうと考えるが、ウカウカに「まだ終わったわけではない。まだダイヤが残っておるわ!!」と言われたあと、タイムゲートに消えていく。

真のエンディングでは、ウカウカもろとも時空の狭間に飛ばされて、何故か幼児化して同じく幼児化しているエヌ・トロピーとウカウカを奪い合っている。
幼児化した姿では、額の「N」が小文字の「n」になっている。

その仮面をよこちぇ!それさえあれば、世界征服もできるのだ!


また20年近い歳月を経て2017年8月に発売された上記3部作のリメイク
『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』においても、
当時と変わらず飯塚昭三氏が80歳近い高齢ながら吹き替えを担当して戴いている。


●4

脱出した。きっとウカウカの力で戻ったんだよ、うん。
クラッシュ抹殺の為、悪の四大魔神を復活させ、スーパーバンディクー・クランチを生み出しクラッシュに挑む。

  • ボス戦
四大魔神の力を模したマシンを操る。
ボス戦では異例のリンゴバズーカを使わないとダメージを与えられない。
お供のクランチは機械のスイッチを踏み、ウカウカはコルテックスを回収するだけと基本的に何もしてこない。

勝つと真のエンディングではクランチの洗脳が解けてしまう。
さらにウカウカのドジで宇宙ステーション爆発の悲劇を迎える。
今作では珍しく脱出ポットを使ったようだが南極に不時着した。そこで三年間ウカウカに氷の孤島の上で追っかけられることになる。


●5

あの後、氷付けになって長いこと海を漂ってたようだ。
クラッシュの住む島に漂着して復活を遂げる。

クラッシュに復讐するべく、ココを気絶させたあと、彼女に女装してクラッシュをおびき寄せる。


ボス戦


そこで、お前のためにパーティーを開こうと思ってな。
まぁ誕生会みたいなもんだ。お別れ会かもしれんがな…!

「ツギハギジャングル」の最奥部にたどり着いたあと、戦うことになる。
2ラウンドあり前半は光線銃と爆弾で追い詰め、2回戦はエヌ・ジンが操縦する「メカ・バンディクー」に交代し、コルテックスは浮遊ボートに乗ってウロウロしている。
そのせいでメカ・バンディクーの大破に巻き込まれてしまい…。
どちらも初代よろしく緑の玉がポイント。
序盤にしてはライフが多め。


その後

今作は一時的な同盟としてコルテックスもプレイヤーキャラであり、自身も光線銃片手にボスと戦ったりする。
弾切れを起こすと臆病になり、移動中に叫びまくる。
弾薬箱に触れると弾薬を20補充できる。

アクアク役は当然ウカウカが務める。…のだが、扱いがどうも不憫である。
仲間から裏切り者扱いされたり、クラッシュにスノーボード代わりにされたり、平べったい頭をハンマーにされたりと哀れ。
だが今まで以上にハッスルしている。謎のワープ移動が印象的。

今作はラスボスがエビル・ツインズという双子のオウムなのだが、コイツらが襲ってくるのはコルテックスの過去のある悲劇が原因である。

…主にシステム面で「シリーズの黒歴史」等と酷評される事も多い作品ではあるが
コルテックスなりの悪の美学や姪ニーナへの家族愛等、彼の新たな一面が豊富に描かれているので
未プレイのファンの方も是非一度お手に取って戴きたい





●とんでもマルチバース(新4)

『3』からの正統続編。ネタバレ注意!

ウカウカの尽力でタイム・プリズンを脱出した後、共通の上司がいなくなったエヌ・トロピーと同盟を組むが、世界征服を目論むトロピーに対しコルテックスはクラッシュへの個人的な復讐を優先して動く。
11次元にてクラッシュを待ち受け戦いに臨むも敗北。もう世界征服も諦め一人で南の島に行こうとするが、同盟を破棄したエヌ・トロピーがクラッシュもコルテックスたちも纏めて消し去り新世界を創造し神になると宣言したため、今度はクラッシュたちと手を組んでエヌ・トロピーを打倒する。

その後カプナワの提案で祝勝会としてスナックスの次元にクラッシュたちと旅行に行くが、突如カプナワを拉致して飛行船に乗って逃げ出す。
追いかけてきたクラッシュ兄妹たちに「一番の失敗を防ぐ。ワシがワシを止めるのだ!」と言ってカプナワに無理矢理次元の穴を開かせ1996年のウンパ・アイランド、即ち初代クラッシュが始まる前の時間に跳ぶ。
そこで過去のコルテックスに対しクラッシュの洗脳は失敗するからやめるべきだと説得するも聞き入れてもらえず、仕方なく過去の自分を気絶させてクラッシュとの最後の戦いに臨む。

また「きおくのカケラ」ではクラッシュ兄妹を実験中のコルテックスが度々声をかけてくる。
最初はただの実験体の一体としか思っていなかったが、お古のジーンズを与えたり誕生日にケーキを焼いたり、ブリオとの関係に悩んでいることを打ち明けたりしているうちに情が移っていったのか、実の息子のように接するようになる。実験体に『クラッシュワース・コルテックスⅠ世(略してクラッシュ)』と名付け動物兵団のリーダーにしようとしているところからも愛着ぶりがうかがえる。
それ故未来のコルテックスの言うことを頑なに信じようとしなかったり、結局洗脳が失敗して裏切られた時の失望ぶりがより強調されることとなった。

プレイアブルとしては5と同じく光線銃を使うが、殺傷能力はなく相手を足場やジャンプ台に変化させてギミックを解いていくタイプのキャラ。
ダブルジャンプは使えないが一直線に一定距離を進むダッシュが使用可能。ダッシュは空中だと1回しか使えないが、地上だと連続使用できるのでタイムアタックでは必須のテクニック。
基本的にTNTの爆発に巻き込む形でしか敵を倒せないので如何に戦闘を避けるかが重要である。

  • ボス
ボスとして戦うのは4番目(ルイーズ含む)とラスボス。
初戦はミサイルや電磁波をまき散らしてくるのをカプナワの能力で避けつつ、パンチボットMarkⅡをスピンでぶつければよし。
ラスボスではクラッシュからクォンタム・マスクを奪いその能力を使ってくるが、基本的にはシューティングマシーンを踏み壊しつつ出てきた研究員をスピンでぶつければ倒せる。

そしてエンディングではマスク達によって次元の彼方に飛ばされるが……。



【番外編での活躍】

●カーニバル

ウカウカに呼び出されクラッシュ達、正義側メンバーと決着を着ける為、様々な競技で対決する。今回は普段以上に体を張っている。

●アドバンス

「わくせいミニミニマシーン」なる兵器を使い、地球をアメ玉のように小さくする作戦を提案する。
そして小さくした後、テレビ放送で自分が地球の支配者になったと大々的に公言する。そんなんで満足なのか…?

  • ボス戦
ミニミニマシーンでクラッシュを小さくして倒そうとする。ダメージを与えるには柱の上にある三色のダイヤを光線が発射される直前に避けて破壊させる。これを3回繰り返す。



【余談】

海外版におけるフルネームは「Neo Periwinkle Cortex」でありそれぞれ英語で
「Periwinkle」はニチニチソウ、「Neocortex」は脳の新皮質
が由来となっており、特に後者だけでググったりするとモザイク無しの脳みその画像が出るので要注意。



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最終更新:2024年02月05日 12:20