カトリイネ

登録日:2012/10/17(水) 23:34:41
更新日:2023/11/19 Sun 23:18:04
所要時間:約 5 分で読めます





カトリイネとは、半熟英雄シリーズのキャラクターである。

CV:笹木綾子

半熟英雄対3D以降のヒロイン。妹にカトリイヌがいる。
カトリ王国の第一王女であり、カトリが苗字でイネが名前。(ただしイネだけで呼ばれるのを嫌っている)
最初は囚われていたが若に救い出され、若と結婚することになる。




















…ここまで見ればただのファンタジーでよくある展開である。

ここから本題に入ろう。













兎に角ブサイクである。

もう一度言う。

兎に角ブサイクである。
というか人間離れしている。

さらに重ねて言う。

兎に角ブサイクであり、人間離れした容姿。
さらにはあつかましい性格という隙のないモンスターだった。

作中でボンレスハムに例えられる容姿、巨大な顔面の下半分を覆い尽くす巨大なたらこ唇。

それ故対3Dでは四次元皇帝四次元でもなかなか見かけないとか言われ、七人の半熟英雄ではマルティスやヴァン、パイ、ヤーや四次元女帝にウーパールーパー(本人はハリウッド女優の名前と思っている)と言われる始末。


しかも常に下着が見えている。
嬉しくないパンモロである。
後ろ姿が特に強烈。

スリーサイズは120-100-110 120-58-90*1


初出は半熟英雄対3Dの1話の終わり。
最初はグラマーなボイスのみで登場。
美人と思っていた若は変態的な笑みを浮かべていた。
だが正体は前述の通りであり、助け出した若は石化したような表情へ。
確かにボイスはグラマーなのだが、あつかましすぎる性格が重なった結果半熟軍に濃すぎるキャラクターとして常駐することに。
本人は「呪いで醜い姿にされた」と言っているのだが…
結局鼻のそばのホクロに抜いても抜いても毛を生やされる呪いをかけられていただけである。

尚、呪いで記憶を消され、若に呼ばれた呼称を惚れた弱みでそのまま受け取った結果、最初はその呼称である「あたし♥」を名乗っていた。
本名がわかってからは「カトリイネ」であることを強烈に主張。なおかつ「カトリ」と「イネ」を分割して呼ばれることを好ましく思っておらず、ナレーションにさえ容赦ない。

正直、主人公のはずの若よりも目立っている。


特に対3Dでの行動は凄まじい物ばかりで、

  • 第4話の冒頭の超上級者向けの風呂シーン
    • さらにバスルームにやって来た若はその光景を見てしまい、逃げようとするが捕まり(何をされたのかは不明)、昏倒。出撃不可能になる。
    • 他にもフィールド上にある温泉に行くとカトリイネが入浴していることもあり、この場合将軍のHPが半減してしまう。若を1話分昏倒させただけはある。
    • なお、レーティング判定はあっさりパスしたとのこと。

  • ほぼ毎月金品をねだる。
    • もう一度言う。
      ほぼ毎月である。
      さらに言おう。
      3月のホワイトデーは要求金額が跳ね上がる。
      • ホワイトデーのプレゼントで一番安いのは「銀座で寿司」。もはやホワイトデー云々以前に ただの贅沢 である。
        大トロとウニと大トロとアワビと大トロと甘エビと大トロとアナゴと大トロとイクラと大トロドンペリね♥」
    • おかげで赤字になることもしばしば。時には手料理をつくり、運が悪いと兵士が食あたりで半分再起不能となる。
    • 食材は安物を与えればもれなく舌打ちされ、高級食材なら料理の前につまみ食いされて彼女の腹へ入った挙げ句「くさや」で代用される。
      • 最高級のフォアグラを与えたときが一番ひどく、「シメサバとクサヤのプロヴァンス風フォアグラ風味」が出来上がる。
        フォアグラ風味ってなんだフォアグラ風味って! 買い与えた本物のフォアグラどこいった。
    • アクセサリーについてはいくら与えても身につけている描写がない。
      • どうやらピアスは 付けた途端に弾け飛んで壊れ 、それ以外も その贅肉にズブズブと沈んで亡き者になる ためらしい。

  • バレンタインデーのチョコ。
    • なんだかんだ若様に惚れているカトリイネは欠かさずチョコをくれるのだが、半熟4で明らかになったレシピは「まるごと揚げたニンニクとおろしショウガ」「カツオのたたき」そして「隠し味の マンドラゴラ 」。
      チョコレートどこいった。
      • それを差し引いても最後の1品のおかげで食材が全部台無しであり、まごうことなきポイズンクッキング。
        半熟4では切り札扱いで手に入るのだが、あらゆるエグモンや切り札を食べるボス「モット・クーモン」でも耐えられない。ついでに自分で食べてもダメージを受ける。
        絶対味見してませんよね?
        ちなみに同等のアイテムとして「ゴキプリン」という呪いのアイテムがある辺り、お察しください。

  • 若が才能を発揮すると自分が取り残されるのではないかと思い、得意武器バス停で若を殴り元のバカ殿に戻す。その後も事あるごとに若に暴力を振るう。

  • ラスボス撃破後の若とのキスシーン
    • イネの顔がどアップで映り、さらに若の作画が段々崩壊していく。キス寸前の若は涙目だった。当然である。
      よくあれだけの勇気が出たものである。このシーンは直視出来なかった人も多いのでは。
      なおプレイヤー本人にもキスが贈呈される。

尚、金品を貢ぎ続けると将軍として使用することができる。
その後は貢ぐにつれて強くなっていく。最高レベルまで上がると最強である。
特に最高段階へ達すると、固有コマンドとして「巨大化」が使えるようになる。
使ってみるとパワーバランスもへったくれもない巨人へと文字通り巨大化し、エグモン同様のコマンドバトルに。当然だが敵をあっさり倒してしまう。
勝利した時のナレーションも「当然の結果だった⋯」というもはやツッコミ扱いに。
特にエグモンの天敵とも言えるクーモンに対しては、巨大化した彼女こそが逆に天敵となる。
それでさえ飽き足らないのか、「さらに巨大化」というコマンドも。
これを使い続けると大地そのものが彼女の体重に耐えられなくなり、惑星は崩壊してそのままゲームオーバー。彼女は宇宙怪獣かのごとくどこかへと飛び去っていく。何なんだこの生き物!

彼女とカトリイヌはカトリ王国の遺産である戦艦「カトリ・デ・オマール」の起動方法を知っているために3D軍に捕らえられていたのだが、これを起動させると以後はアルマムーン城に代わって自軍の本拠地になる。
しかしここを攻め落とされると彼女は動力部を爆破して宇宙もろとも自爆、そして単独で宇宙を再編してしまう。
創造神クラスの能力だが、彼女によって再編された宇宙はすべて彼女の形をした生命体しか存在しない世界になってしまう始末。

3ではたまごなし将軍であり、最高レベル時以外では最初はにんきが低く、巨大化しても即死などは素通しで受ける*2ので多少扱い辛かったかもしれないが、4ではにんきが廃止され、たまごを持つようになり、かなり暴れてくれる。

専用おくのては「よい子はマネできない」。カトリイヌも同じ。
しばらくお待ちくださいのテロップが表示され、その裏で攻撃するというもの。どういう物なのかは想像力を働かせてください。想像もしたくないと思うが。

若を一方的に愛し、呼び方も進行に応じて「マイ王子様」→「マイ・ダーリン」→「マイ・ラヴァー」→「マイ・フィアンセ」→「マイ・ハズバンド」といった具合にどんどん厚かましくなっていく。

因みにセバスチャンの事は「セバスちゃん」と呼んでいる。
某赤い死神とは関係無いだろう。

その人間離れした⋯いや、生き物としての生態系さえ外れた彼女の極致は最終章にある。
鉄拳大公に人質に取られるが、全身に隠していたダイナマイトで自爆して心の底から怯えた鉄拳大公を返り討ちにしてしまう。
もうどっちが人質かわからない。
こうしてまさかのマジ死亡してしまう彼女だが、その後クレオパトラや小野小町などの人物に転生を繰り返した挙げ句、若の声に反応して全ての転生体が現世に集結してカトリイネとして再構成され蘇るという、奇跡というのもおこがましい復活を遂げた。
なお転生先の1人にFFXのユウナが含まれていたりする。


また、前述のような性格や見た目等の所為で、「対3Dはカトリイネがいるからクソ」「カトリイネが嫌で途中でやめた」等の声も少なくない。
ED等、もはやバッドエンド以外の何ものでもない。
4のラストは意趣返ししてくれたが。
(しかも、攻略本での対談を見るかぎりスタッフも狙ってウザキャラにしたと思われる)

だが、セバスチャンが倒れたとき真っ先に心配したのはカトリイネである。
こう見えて根は優しいのである。
若と若に取り巻く女の子への態度は最悪だが。
壊れた卵を直してくれるのも彼女であるため、何だかんだでお世話になる機会は多い。


また、妹に「ウゼーんだよイネは」「そうやって動かないからデブんだよ」等の毒を吐かれても怒りすら見せない。フライデーに「オバハン」呼ばわりされたときも「オバハンって言ったわね!?」と言う程度である。
4では若絡みで英雄の一人であるルーナエとは衝突していたが、イネの過去を知ったルーナエに「カトリイネ殿のように強く生きたい」といわれたときは好意的な反応を見せるなど、女の子でも自分を好意的に思ってくれる人には敵意を見せない。(ただしルーナエは若のことを「どうでもいい」といったのもあるが)
そのため、最終的にルーナエからは「お姉様」と呼ばれるまでに慕われている。

本当に理不尽な存在には啖呵を切ったりする一面もあり、良い意味でもそうでない意味でもプレイヤーを有無を言わせぬ圧倒的なパワーで本作の世界観へ引きずり込むキャラクター。


外伝作品であるエッグモンスターHEROにもやはり登場。
だが性格は第三作目、四作目と比べるとソフトである。若のことは「マイ・ダーリン」と呼ぶが、EDの直前では若を名前で呼んだ。
若は自分を愛してないと知っていたので、結婚を諦めていたと思いきや…
EDの両親やカトリイヌの発言から察するに、強引な性格はカトリ家の血筋のようである。

尚、高所から頭から飛び降りたり、ダイナマイトで自爆しても傷一つすら付かない(ただし離れて見ていた若とカトリイヌは黒焦げになっている)など人間離れしているところもある。
バス停攻撃も健在。ただし回数は1回。因みにセバスチャンは2回。選択肢にもよるが。

エッグモンスターHEROのキャラクターは対3Dや七人の半熟英雄に比べて性格が比較的ソフトである。セバスチャン以外は。

また、過去作でも彼女に相当するキャラ「ブス」「あたし♥」が出演していた。

余談だが中の人はときめきメモリアル清川望役と同じ人である…



追記・修正はカトリイネに貢ぎ続けて最高レベルにしてからお願いします。

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最終更新:2023年11月19日 23:18

*1 なお、打ち消し線で消したほうが正しい値である。

*2 若・セバスチャン・カトリイネの誰か1人が死亡するとゲームオーバーなので試すなら事前セーブ必須。