サイバスター

登録日 :2010/06/01(火) 04:20:54
更新日 : 2017/09/27 Wed 22:41:18
所要時間 :約 20 分で読めます






風の魔装機神はダテじゃねえんだよ!



魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(以下、LOE)シリーズ及びスーパーロボット大戦シリーズに登場する架空の兵器。



サイバスター


全長:28.48m
本体重量:38.4t
全備重量:74.2t
装甲材質:オリハルコニウム
操者(搭乗者):マサキ・アンドー
戦闘曲:熱風!疾風!サイバスター!


概要


地球の別位相に存在する地底世界ラ・ギアスの主要国家、ラングラン王国でウェンディ・ラスム・イクナートの設計で建造された魔装機の一機にして、風の精霊サイフィスと契約を結んだA級魔装機『魔装機神』の一柱。
風の魔装機神 』の異名を取る。
白き鎧騎士のような風貌、鋭利かつ流麗なシルエットなど、地上で開発されたロボットとは一線を画すデザインが特徴。


魔装機神の特徴として高位の精霊が宿っている為、無機物ではあるが自意識を持つ。
特に風の精霊は気まぐれで、その操者選出は他の魔装機神以上に難しい。
その気質故に、シュウ・シラカワは自由を愛する自らの気質に合うと考えていたが、実際には地上人のマサキが選ばれた。


最大の特徴はその機動性能。
作品にもよるものの、短期間・かつ無補給で地球を数十周できるほどの機動性と飛翔能力を持ち、そのスピードは異星人製の機動兵器すらも凌駕する。
また装甲にはラ・ギアスでのみ産出される人の精神に感応する性質を持つ特殊金属オリハルコニウムを使用し、有機ナノマシンの力である程度の自己修復が可能。
膨大な出力は数多くの内臓兵装の使用を可能にしており、ラ・ギアスの数秘学や錬金術を駆使した武装の数々は極めて高い破壊力を秘めている。
これらのことから魔装機神の中でも高バランスでまとまった傑作機であり、ラングランの天才科学者セニア・グラニア・ビルセイアはこの機体が魔装機の中で一番のお気に入りである。
設計者であるウェンディですら、どこまで強くなるのか把握できないほどの計り知れない潜在能力を秘める。
その為、「 最強の魔装機神 」として、その名前は魔装機関係者の中で広く知れ渡っている。


動力はフルカネルリ式永久機関。推力にはエーテル *1 を利用している為、いかなる環境でも稼動できる。更に内部には高度な循環システムを備えているので、操者は地上のパイロットのようにスーツを着用する必要がない。
全魔装機の中で、唯一ラ・ギアスと地上を行き来するゲートを開くことができる。


ラ・ギアスの技術の結晶であり極めて高い性能を持つ機動兵器だが、そもそもラ・ギアスでの運用を前提として開発された為、エーテルが少ない上に精霊信仰のない地上では性能が低下してしまうという欠点を持つ。
……が、それでなお地上のロボット達を圧倒する性能を持つ。このあたりはDWなどを見ると良くわかる。

また、一部の部品はラ・ギアスでしか入手できない為、地上では完全な整備が行えない。
駆動系や装甲材などはパーソナルトルーパーの部品で代用が可能だが、システム面はマサキや使い魔のシロ・クロが自分で整備するしかない。

尚、サイバスターという名は魔術的攻撃を避ける為の守護名である。真名は不明。



本機は魔装機の中でも少々特殊な出自で、それを示すかのようにデザインラインが他の魔装機とは異なっている。
その理由は、外観モチーフを発掘された古代兵器『ゼルヴォイド』に似せているため。
といっても意図的にパク……模倣したものではなく、設計者であるウェンディがある事情でゼルヴォイドの映像データを見た際、それが彼女の脳裏にインスピレーションとして強力に残ってしまったからである。
つまり似ているのは外見と変形機構だけで、その他の部分は完全なオリジナル。

むしろ古代兵器であるゼルヴォイドに匹敵するマシンをほぼ独力で造り上げたウェンディの才覚が凄まじいのであり、当初はサイバスターをデッドコピー扱いしていたゼルヴォイド操者のエランも、真相を知った際は彼女の能力に敬意を示して謝罪した。



武装


カロリックミサイル


熱素を利用し、爆薬等を必要としないミサイル。見た目は光弾なのだがジャマーにはちゃんと引っ掛かる。
初期作の頃は普通に実弾のミサイルを撃っていた。
お馴染みの武器だが、実はLOEには登場しない。POJで初めて魔装機神シリーズに(演出扱いだが)登場した。

ディスカッター


風系の守護精霊を持つ魔装機が主に装備する近接武装。
当初から鞘がデザインされているが、実際に戦闘画面に登場するのは「α外伝」から。
刀身には数秘学(いわゆるゲマトリア)を元にした幾何学模様が描かれており、魔術的攻撃にも威力を発揮する。

バニティリッパー


一部作品において、ディスカッターをフル改造するとこの武器にランクアップする。
形状の異なるふた振りの剣を組み合わせ、ひと振りの剣として使用可能な特殊な剣。
使用時はディスカッターがバニティリッパーに形状変化する。
初出は第2次のバニティリッパー虚空斬破。
出自と戦闘デモがファングの虚空斬と同じ事から剣術のひとつだと思われていたが、LOEのリメイクで武器名だと判明。
POJにて遂に虚空斬破が実装された。
名前や演出から察するに、空間そのものを切り取る能力を持った剣だと思われる。

プラーナディスチャージ/擲斬撃・偃月


ディスカッターに溜めたプラーナを衝撃波にして放つ。
設計当初に実装されていた武装なのだが、仕様の関係から出力不足で使えなかった為に封印されていた。
後にサイフィスがサイバスターの回路を弄ったついでに機能を解放。
ランクアップによって擲斬撃・偃月となり、飛ばす衝撃波が増える。

ファミリア/ハイファミリア


全魔装機神が持つ武器で、サイバスターは二基。
自らの使い魔を攻撃ユニットに融合させて操る。
要するにファンネルである。
尚シロ・クロはマサキが死亡しない限り再生するので、切り払われて破壊されても問題ない。 あまり絵面を想像したくはないが

ファミリア・ヴィシージ


サイバードとハイファミリアによる連携技。
魔装機神シリーズで初めてカロリックミサイルを使っている。
ハイファミリアと連携して射撃した後、突撃するというシンプルな技。

サイフラッシュ


サイバスターの代名詞とも言えるMAP兵器。
放射状の光で範囲内の敵を攻撃するが、味方と識別された存在には無害。
その上P兵器であり、敵陣に突っ込んでから撃てるという凄まじく便利な武器。
雑魚一掃と資金稼ぎには最適であり、名前に引っかけて「 財布ラッシュ 」などとも呼ばれる *2
さすがにバランスブレイカーという声が多かったのか、近年ではプラーナの消耗が激しい上にデリケートという設定が付与され、
序盤では故障して使えないということも多くなった。
尚識別する方法に関しては敵機の識別信号を判別する方法と、搭乗者の悪意を感知する方法のふたつがある。
敵味方を識別できるが敵機の爆発はそれとは無関係なので、実は人質を取られたり敵機が味方機にとりついたりして爆発に人質や味方が巻き込まれかねない場合は使えない。

アカシックバスター


魔方陣から火の鳥を召喚し、敵にぶつける。
実は対象の因果律を書き換え、存在そのものを消去する恐ろしい技。…マサキがそれを言い出したのは魔装機神IIからとえらい遅かったが。
強化するとサイバードが火の鳥を纏ったり(LOE)、サイバードが魔法陣を突き抜けたり(α)。
ちなみにDC版αでは、R-1との合体攻撃「アカシックブレイカー」なる物が存在した。 寺田プロデューサー的には黒歴史らしいが、事あるごとに言われて「忘れてくれないんだな…」と思っているとか

コスモノヴァ


両腕走行内の『コスモノヴァリアクター』から四つの光球を生み出し、その光球で標的を破壊する最強武装。
その威力は凄まじいの一言……が、大抵の作品で弾数が1しかないので使い難い。 たまに弾数が増えるが
しかも後述の乱舞の太刀が登場してからはますます立場が危うくなった。
シリーズを重ねる毎に演出がやたら強化されている。演出の派手さで言えばサイバスター随一。…というか 四つの光球をぶっぱする以外の演出は事あるごとに変わるのでどういう攻撃なのか未だによくわからない *3
なので、最新作のコスモノヴァの演出を見たら「今回はこういう攻撃なんだな、明日には変わるかもしれないけど」程度に思っておこう。
サイフラッシュ同様デリケートな武装であり、出力調整に難があるためかこの武装もよく壊れる。 LOE第二章で壊れたのは第2次OGのカスタムボーナスで弾数増やした上にBボーナスでさらに増やしたためとかネタにされたりもする
魔装機神IIで唐突にEN(MG)消費に原点回帰した。
なお、デリケートなせいか、LOE第一章の時点では特に理由が語られるでもなく機能が封印されていた。そのくせ、地上に上がった途端使用可能になっている。
しかもマサキもポゼッションのついでに機能が解放された『α』以外の作品ではコスモノヴァの存在に触れていないので番外編的な色が強い『α』以外の作品では何がどうして使用可能になったのかは未だ謎に包まれている。
なんというか設定がガバガバ過ぎる必殺武器である。

ディスカッター乱舞の太刀/バニティリッパー乱舞の太刀/乱舞の太刀


サイバスターの必殺技とも言える武器。元々はただのセリフだった。
要するに機動力を活かした乱れ切りだが、普通の斬撃と違い刀身にプラーナを込めている。
コスモノヴァに比べて使い勝手がいい為、コスパも考えれば実質サイバスターの最強武器。
バニティリッパー版も存在する。近年では『乱舞の太刀』で統一されている。
αではショウ・ザマのオーラ斬りからヒントを得て編み出す必殺技。
『魔装機神』シリーズではマサキの義父である『剣皇』ゼオルートがマサキに遊びで見せた 神祇無窮流真伝 *4 『無想千鳥舞』 をヒントにした技とされている。
これを実戦で使えるあたり、マサキには類稀な剣術の才能があるらしい。

ディスカッター霞斬り


そういえばそんな武器もありましたね。
元はヒーロー戦記における必殺技。
OG2以降はディスカッターの演出で使っている。

魔法剣エーテルちゃぶ台返し……ウソ


ディスカッター使用時にマサキが見せる謎のボケ。
いつになったら実装されるんだとかそのセンスはどうなんだとか突っ込みだしたらキリがない。

アストラル斬り

HP吸収効果のある斬撃、ヒーロー戦記での技。

サイブラスター

オメガブラスター

共にサイフラッシュの上位と思われる、こちらもヒーロー戦記での技。


特殊機構


サイバード


サイバスターの高速巡航形態。
人型でも機動力が高い為に使用率は微妙だが、アカシックバスターの演出で敵に突っ込む事が多い。
その姿はラングランの伝承に登場する神の鳥『ディシュナス』を模しているとされる。
LOEでは変形システムそのものがないため、もっぱら戦闘での演出。

フルカネルリ式永久機関


錬金学士フルカネルリが開発した永久機関。
従来型の永久機関に比べ出力が非常に高く、魔装機計画の実現はこの機関あってのものと言える。
アストラル界からのエネルギーを機体出力に変換するが、そのパワー効率の為に高いプラーナ *5 を必要とする。
魔装機操者に強いプラーナが要求されるのはこのためである。

ラプラスデモンタイプコンピューター


サイバスターに搭載された事象予測機能。
シュウによれば「『予測』と『予知』の差を埋める」もの。
場合によっては因果律さえ歪めるが、予測精度と範囲を広げる為には高い魔力を必要とする。
ユーゼス・ゴッツォがこれを欲してサイバスターを捕獲しようと画策していたが、実は全魔装機に搭載されていたりする。
ユの字がサイバスターに拘ったのは単に魔装機神への興味と、地上とラ・ギアスを行き来できる機体の方が捕獲しやすいからである。
名前の由来は「ラプラスの悪魔」から。だが地上での数学者ラプラスではなく、ラ・ギアスに存在する同姓同名の人物である。

+『ムーン・デュエラーズ』のネタバレにつき注意

イミテイション・リチュオル・コンバーター


魔装機神Fで精霊の力を失ってしまったため、それに代わるエネルギー源として搭載された機構。
共に戦った攻霊機レイブレードの動力を元にシュウが製作したもので、境界空間に漂う負の念を集め、それを変換して動いている。 なんということをしてくれたのでしょう
このため、性能こそほぼ変わりないが稼働時間が大幅に削られた上、定期的に浄化しないとサイバスターとマサキが負の念に侵食されてしまうリスクを抱えることになった。
尚、一度チャージすればしばらくは稼働できるものの、再チャージするためには災厄の門であるクロスゲートに飛び込む必要がある。

魔装機神の設計思想からすると真逆のコンセプトの機構である為、シュウは別の解決策を探すべきだとしているが……

……なんだか嫌なフラグが立っているような気がそこはかとなくするが、一応『MD』終了時には地上のクロスゲートが消滅した為、しばらくはノーチャージで活動するハメになっている。



精霊憑依(ポゼッション)


操者と精霊の意志が一つになった時に起きる現象。
アストラル界から無尽蔵のエネルギーが機体に流れ込む為、理論上は無限の力を得る事が出来る。
LOEでは あのグランゾンを一蹴する程の力 を発揮した。
αでは特殊能力として使えるが、地上世界の為か機体の性能アップに留まっている。尚、後の作品ではこの特殊能力は削除された。

発動しさえすれば無敵にも等しい状態になるが、当然機体設計からすると想定外のオーバースペックを発揮している為、デメリットも存在する。
それはプラーナの著しい消耗であり、仮に完全な精霊憑依を行った場合、序盤のマサキでは下手するとプラーナ消費で死亡してしまう。
ちなみに、本来はあくまで理論上可能な現象であり、マサキ以前に精霊憑依を行った操者はいなかった。

設定上バランスブレイカーになる為か、久しくこの機能を使うことはなかったが……






見せてやるぜ……これが俺の……

ポゼッションだ!!



サイバスター(精霊憑依ver.)



全長:28.48m
本体重量:38.4t
全備重量:74.2t
装甲材質:オリハルコニウム/アストラルエネルギー
操者(搭乗者):マサキ・アンドー
戦闘曲:ポゼッション/ELEMENTAL OF WIND


『魔装機神Ⅱ』において三柱の邪神の一柱、調和神ルザムノ・ラスフィトートの「お前は戦乱を無駄に広げているだけではないか?」という問い、そしてかつて自分に恨みを持つ者たちが復讐を叫んだことで、マサキは自身が戦う理由を見失ってしまう。
そしてそれは、精霊と意志を交信させて戦う……即ち精霊の意志の代弁者たる魔装機神操者としての資格を失うことを意味していた。

結果としてサイバスターから拒否されたマサキは失意の中、神官イブンの勧めでアストラル界での修行を行うことになる。
マサキはそこでかつて散ったティアンやゼオルート、そしてフェイルロード達と対話し、「 自分の戦いは精霊、つまり人々の正しき想いの代弁である 」ことを再認識。
遂に風の精霊サイフィスとの直接交信に成功した。
そして、遂に真の精霊憑依を果たしたサイバスターは、その姿を変じることになる。


前述した通り、そもそも魔装機神は精霊憑依を設計段階では想定していない。
その為に精霊憑依を行った場合、有り余るオーバースペックから来る負荷が操者と機体の両方に深刻なダメージを与えてしまう。
それは精霊憑依自体が前例のない現象であり人智を超えた所業だったために、根本的な解決は不可能だった。

しかしそれは、精霊たるサイフィス側からの物理的干渉という行為によって解決を見る。
サイフィスは対話の際、サイバスターの内外に『アストラル装甲』を増設。また機体のエネルギー回路や駆動系にも手を加えることで機体の耐久力と制御能力を大幅に強化。
これによりサイバスターは時間制限こそあるものの精霊憑依の力を振るうことが可能になった。

各種武装もサイフィスによって強化されており、その圧倒的な戦闘力は既存の魔装機の常識を覆す。
かのネオグランゾンにも並ぶ、『 ラ・ギアス七大超兵器 』の一角である。



武装


ハイファミリア


精霊憑依によってその姿を変じたハイファミリア。
丸い形をしていた以前とは異なり、サイバードを彷彿とさせる鋭利な鳥の姿に変じている。
その為、『ネコシックバスター』と呼ばれたり呼ばれなかったり。

ディスカッター(きょう)


ディスカッターが精霊憑依によって変形したもの。
『彊』とは『強』と同系の漢字であり、そのまま「強い」「強く」の意味。
全体的に大型化し、鍔にも刃が増設された。
マサキが「受け太刀 *6 はやめとけよ!」と語るほど切れ味が向上している。
通常時のディスカッターとは異なり幾何学模様は浮かばないが、代わりに刃の表面に文字上の模様が追加された。
これはサイフィスの力を記号的に表したもので、現在ラ・ギアスで用いられている文字とは根本的に異なるもの。要するに何書いてあるのかわからん。

真伝・乱舞の太刀


ゼオルートのおっさん……
おっさんの技の冴え、俺が再現してみせる……!!

精霊憑依を行ったサイバスターの必殺技。
『乱舞の太刀』の完成版とも言えるもので、マサキの言葉を借りれば 「本当のディスカッター乱舞の太刀」 。こちらのものが『無想千鳥舞』に近い。
魔力とプラーナを最大にしたその威力は壮絶の一言で、邪神クラスであろうとも容易く消し炭にするほどの力を誇る。
マサキによると、ゼオルートの技の冴えを再現したものとのこと。ゼオルートのおっさんもアストラル界で喜んでいることだろう。

アカシックノヴァ


虚空に刻まれた宇宙の意志を!
ここで全て解き放つ!!

名前から推測できるかもしれないが、『アカシックバスター』と『コスモノヴァ』の合わせ技。
元々コスモノヴァやアカシックバスターは機体への負荷が大きい武装であり、その負荷から不調が多かった。
特に精霊憑依状態はいくら強化されているとはいえ機体に大きな負荷がかかっている状態であり、制御の困難さから精霊憑依時にはそれらを使用することを意図的に避けていたのである。

しかし巨人族との戦いを前にしたマサキとサイフィスの交信により、制御装置であるコスモノヴァリアクターの改良に成功。
その結果、安定状態にあるコスモノヴァのエネルギーをサイバード状態の機体に纏わせて突撃する本武装が使用可能になった。

その威力は壮絶の一言で、しかも移動後使用可能かつ射程は5。サイバスター最強の必殺技にふさわしいものである。
使用時には『ラプラスデモンモード』と呼ばれる因果律演算形態に変形する。



魔法神剣・エーテルちゃぶ台返し彊


もはや何も言うまい。


特殊機構


アストラル装甲


サイフィスによってサイバスターに追加された装甲。
アストラルエネルギーが物質化して固着したものであり、機体の内外に増設(というか、一部元の装甲形状を変更している)されている。

戦闘時にも高い防御能力を発揮し、サイバスターの耐久力を大幅に向上させている。 実際の装甲値は変わらない。『α』では不完全な精霊憑依をした途端スーパー系真っ青の装甲になったりしたのにな

アストラルシンクロナイザー


アストラル装甲と同様、サイバスターに追加された機構。
肩部や脚部内に存在する青い断片上装甲がそれであり、アストラルエネルギーを増幅・制御する「アストラルフラグメント」の集合体である。
そもそも人間が作ったものではないため、アストラル装甲と同様にラ・ギアスの技術でも解明や再現が不可能。

コスモノヴァリアクター


コスモノヴァの発射機構。両腕の装甲内に存在し、発射時にはサイバスターの全エネルギーを制御・集中させる。
機構自体は『II』の時点で明かされていたが、実際に使用されたのは『F』の最終局面。
アカシックノヴァ使用時にはアストラルシンクロナイザーと共に展開してラプラスデモンモードとなり、エネルギーを収束して打ち出す。

ちなみに射出自体は魔術を利用した別システムであり、あくまでこれは収束制御の為の装置。


サイフィス


人類の意識が造り上げた「意識外の強念」、つまり集合的無意識の発露である『精霊』の一体。
森羅万象を司る基本概念「地水火風」の内「風」を司る精霊であり、最も強大な『精霊王』のひとり(?)である。

『自由を尊び、かつあやまたない心』を好む精霊であり、操者にもその精神を求める。風系魔装機の操者が何かにつけて束縛を嫌うのはこの性質によるもの。
マサキと交信した際の見た目は彼と同年代の少女であり、これはラ・ギアス人が彼女の肖像をそのように創ったため。つまりラ・ギアス人はサイフィスを 十代半ばの美少女 だと思っているのである。 気持ちは分かる

「サイフィスが美少女」というのは『Ⅱ』で初めて明かされた設定なのだが、実はかなり昔から 「サイバスターに宿る精霊は美少女に違いない!!」というのはファンの共通認識(願望)だった
スタッフもその辺わかってやってると思われる。さすがだぜ。

アストラル界に存在するため、普段はその姿を拝むことはできない。精霊憑依時には『真伝・乱舞の太刀』及び『アカシックノヴァ』使用時にその美麗なカットインが拝める。
でもちょっと胸は控えm……ゲフン。

これにより以前から魔装機神ファンの間で定説となっていた「魔装機神のヒロインはサイバスター(サイフィス)」というのが マジでシャレにならなくなってしまった
実際にとある場面でレベッカ・ターナーがリューネとウェンディに対し、「 最大のライバルはサイバスター 」などとシャレにならん発言をかましている。この酒乱めよくやった。

そのせいでマサキのフラグメーカーっぷりが更に加速する結果となってしまった。ヤツの明日はどっちだ。



劇中の活躍



旧シリーズ~αシリーズ


基本的に、シュウを追って地上の事件に介入する事が多い。
そもそもシュウは南極事件から地上世界に登場するため、必然的にサイバスターもそれ以降の登場となり、完全にぽっと出の印象となってしまう。
やたらめったらシュウを追おうとするが、実はシュウと決着を付ける作品は多くなく、むしろ共闘する事が多かったりする。

詳しい出自が語られたのは『LOE』が初であり、ラ・ギアスについても『EX』で初めてその詳細が描かれた。
また、EXやLOE以外では仮にも主人公機であるのだが話の本筋からやや離れているようにも感じる。良くも悪くも異邦者という事か。

αシリーズは無印と外伝に登場し、「サイバスター=サイフラッシュだけ」というイメージを覆した。
また魔装機神4体が揃い踏みし、「動く」スパロボで活躍するなど、『魔装機神』ファン(あとプレシアファン)を多いに喜ばせたものの、ウィンキーとの版権問題の影響で『第2次』以降はフェードアウトしてしまった。


OGシリーズ


基本的には旧シリーズ同様、ラ・ギアスからの異邦人として活躍する。
途中でウィンキーとの版権問題が解決した為、『第2次』以降は『魔装機神』シリーズの設定が大いに活用されることとなった。
時系列で言えば『第2次』までが『魔装機神』の第一章~第二章の話になるが、『ムーン・デュエラーズ』以降は『魔装機神F』からの続きとして正式に本筋合流を果たした。
ちなみに時系列飛びすぎじゃね?と思われるかもしれないが、『DP』にて既に地上とラ・ギアスでの時間軸が狂い始めている事をシュウが指摘している。
その為、地上ではたった半年程度でもラ・ギアスでは数年が経過していた。


魔装機神シリーズ


言わばマサキとサイバスターにとっての本筋と言える作品群。
分類としてはスパロボの『外伝』と言える。

異世界ラ・ギアスにマサキが召喚された場面から始まり、どうしてマサキがサイバスターに乗ったのか、シュウとの因縁の始まり……などが描かれ、サイバスターの設定構築に大きく貢献した。

ラングランでの騒動や大国間の争い、邪神ヴォルクルスを崇めるヴォルクルス教団との闘い……など、異世界モノならではのファンタジー要素が多く楽しめる。
また、スパロボ本編に負けず劣らず個性的なキャラクターも多く登場し、各々の人気も高い。特にプレシアとかセニア様とか。

『魔装機神』の物語は『F』で完結となったが、様々な伏線や謎を残す終わり方となった。
その為、以後のマサキ達の物語は『OG』本編にて紡がれることとなる。




余談



他の魔装機神に比べるとデザインや武装などで風っぽさが薄いっつーか宇宙っぽい。これは、当初サイバスターとグランゾン(と狩狼哉=シュロウガ)の設定しか考えられてなかったから。
「第2次」で参戦したのは、実は本来この時点で予定されていたが諸事情で実現できなかった『聖戦士ダンバイン』の代理。
ラ・ギアスや魔装機の設定などがダンバインっぽいのはそのせいである。

LOEや他の魔装機神の設定はぶっちゃけ後付けで、『EX』で直接舞台になるまではラ・ギアスの世界観すらほとんど固まっていなかったのである。


『Z』シリーズにて登場したシュロウガはその演出やパイロット、数々の伏線らしきもののせいで何かと本機と関連付けられることが多い。
それを無粋だとするファンもいるが、明らかに関連つけてきているのは製作側なわけで…… *7

パイロットたるアサキムは『直接的には』マサキと関係がないことが示されたが、むしろその分シュロウガの出自について謎が深まったせいでよりサイバスターとの関係が疑われることとなった。
実際、『OG』の方でもその為としか思えないようなフラグを大量に立ててきている。



サイバスターには『真・魔装機神』のものやアニメ版のアニバスターといったパチも……メディア違いの機体が存在するが、本項目では割愛させていただく。






マサキ「アニヲタWiki?じゃあ何だ、ここはWikiの項目で、俺はこの項目を追記・修正する為に呼び出されたWiki籠もりとか?」
テュッティ「あら、中々鋭い所を突いてるわね」
マサキ「げっ、安直な展開」

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