ブレスオブファイアⅡ 使命の子

登録日:2012/05/19(土) 00:13:52
更新日:2024/02/23 Fri 21:13:50
所要時間:約 8 分で読めます




『ブレスオブファイアⅡ 使命の子』はカプコンから発売されたRPGブレスオブファイアシリーズの2作目。サブタイトルの読みは「さだめのこ」。
プラットフォームはSFC。後にGBAに移植された。
現在はNintendo Switch Onlineに加入していれば無料でSFC版をプレイ可能。


前作から約500年後の世界が舞台となっており、前作をプレイした人ならニヤリと出来る要素もチラホラ。
フィールドは前作に比べ陸地が少なく海が広くなっている。海水面の上昇があったのだろうか。
ウインディア、ガンツ、おんがくのくになど、前作に登場した街も存在しほとんど同じ位置にあるが、周囲の地形の変化が著しい。

また、前作に引き続き主人公の名前が「リュウ」、ヒロインの名前が「ニーナ」であり、以降のシリーズの伝統となる。

それだけはなく前作には無い新たなシステムも採用し、共同体のシステムは後のシリーズにも引き継がれており、隠し要素も大幅に増大した。



●物語
森に囲まれたゲイト村で、主人公であるリュウは教会の神父である父と妹のユアの3人で暮らしていた。

ある日、村の裏山へ飛び出したユアを追いかけたリュウは、そこに横たわる巨大なドラゴンを発見する。
「ここで眠ると亡くなった母の夢が見られる」とユアに勧められたリュウであったが、リュウに見えたのはとある魔物の姿だった。
その後、リュウは村へと戻ったが村人たちの様子がおかしい。誰もリュウのことを覚えておらず、父と妹が消えてしまっていたのである。

リュウは仕方なく自宅であったはずの教会に孤児として泊めてもらうこととなり、たまたまそこに孤児として泊まりに来ていたボッシュという少年と出会った。
リュウとボッシュはその晩村を脱出しようと画策、村の外にある洞窟へと辿り着いたが、その奥で巨大な魔物と出くわしてしまう。

2人はその魔物に立ち向かうが為す術も無く倒され、魔物はリュウが「使命の子」であるという意味深なメッセージを残したのだった。


それから10年後、モトの町にはレンジャーとして活躍するリュウとボッシュの姿があった。



●主要人物
  • リュウ(主人公)
青髪タンクトップの竜族の青年。ゲーム開始直後は木の棒を振り回すいたいけな少年だったが、いつの間にか剣を背負った天涯孤独な青年に。
母親の形見として相手の感情によって色を変える宝石「ドラゴンズティア」を持っている。いつの間にか家族が消えていたりプレイヤーの選択次第でゲテモノを食べさせられたりする苦労人…なのかもしれない。

戦闘では剣を使って戦う。防具は共用のほか重装備が可能。また、ドラゴンシリーズはリュウ専用装備になっている。
能力的には戦士系、勇者系の典型といった感じで、HP、強さ(攻撃力)、スタミナ(防御力)を中心によく伸び、他の能力値も主人公らしくバランス良く成長する。
戦闘での専用コマンドはHPを回復する「きあい」。失敗することもあるが、HPが低いほど回復量が多くなる。
合体することは出来ないが物語の途中で竜への変身能力を手に入れることが出来る。
回復魔法やエンカウント率を下げる魔法も使えるが、竜変身のダメージが残AP量に依存するため序盤以外は使い所が少ない。

フィールドでは釣りができる。序盤の金策や回復アイテム確保や海底に沈んでいる宝箱の回収にも利用できる。
釣れる魚は餌の種類により異なる。また竿のランクが上がるにつれ引っ張れる回数が増えていく。

  • ニーナ
ウインディア王国の王女……となるはずが、不吉であるとされている黒い翼を持って生まれてきてしまったが故にその存在を隠蔽されることとなった飛翼族の少女。
黒い翼を持つ自らの運命は理解しており、公には死んだことにされながらモトの町の魔法使い学校に入学させられている。

戦闘では魔法を駆使して戦う。武器はリング系を装備し、防具は服系全般、ローブ、女性用が装備可能。
ステイタスはAPと賢さがズバ抜けて高い。特にAPは終始自身のHPよりも多い*1
一方、種族の設定を反映してか、HP、強さ、スタミナはかなり低く、物理面は最弱レベル。
見た目のイメージに反し、素の素早さはリュウよりも若干高い程度で、後述する合体を利用しないとあまり高くならない。
専用コマンドはAPを回復する「きりょく」。リュウの「きあい」に似ているが、こちらは回復量が一定。APが0の時のみ回復量が多くなる。
確率で失敗するとはいえ、回復アイテムを使わずにAPを確保できる便利なコマンド。
究極合体を行うと、まさに女王と呼ぶにふさわしいドレス姿となり専用コマンドが「おはらい」に変わるが、色が変わる成功合体でしたほうが素早さが伸びるので、後者の方が使い勝手が良い。
また「きりょく」が使えなくなるため一長一短

攻撃魔法は一通り覚えられ、なかでも「シェーザ」系の風魔法*2は彼女専用になっている。なお回復魔法は自力では一切覚えない。

フィールドでは落とし穴に落ちたとき引っ張りあげてくれる。また、物語が進むと大鳥が呼べる*3ようになる。究極合体時も両方使用可。

実は前作のリュウ・ニーナの子孫。リュウよりも年上なのも本作のみ。
流れる金髪に黒い羽根、深いスリットの入った青服、憂いを秘めた美貌、さらにはけしからんおっぱいの持ち主。
「ちょっといやらしい目つきで見られるだけで、泣きそうになっちゃうの……。」
…と、歴代「ニーナ」でも、ブレスヒロインの中でも、トップクラスの人気を誇る。
デモ画面で確認できる本名は「ニーナ・ウインディア」。追放されたはずなのになぜか王族姓を許されている。

  • ボッシュ
小太りな野馳り(のばせり)族の青年。ゲイト村で出会って以来リュウとは親友同士。
リュウとは違い生まれた時から天涯孤独であるが、そういった生い立ちを感じさせない明るい性格の持ち主。
リュウと共にレンジャーと呼ばれる何でも屋をやっていたが、物語序盤で泥棒の嫌疑を受けてしばらくパーティから離脱する。

戦闘ではボウガンを使って戦う。防具は服、鎧、兜、盾、小手などが装備できるが、一部利用できない鎧や盾がある。
バランス型のキャラで、運の良さが低いこと以外は概ね水準以上の能力を持つ。
成長に関してはやや早熟な傾向があり、最序盤はリュウよりも強いくらいだが、中盤以降は伸びが鈍くなる。
専用コマンドは失敗するとダメージ1だが成功すれば(一部を除いて)一撃必殺の「ねらう」。
究極合体を行うとまるでサイボーグのような姿に変化しコマンドも全体攻撃の「らんしゃ」に変化する。回復魔法をや補助魔法を覚えAPもそこそこと中々便利。欠点は他メンバーの究極合体のシャーマンと一番複合してしまうため、究極合体だけのメンバーが限られてしまう。

フィールドでは武器のボウガンで狩りを行える。究極合体時も使用可。
リュウの釣りと同様に、狩りで「ロース」等の肉類を集めて売るとそれなりの儲けになる。
「ロース」自体もHPを全回復する高性能なアイテム。エンカウントが多いため、後述のリンプーと併用し戦闘終了後によく出現する草むらに毎回入れば大量の「ロース」を獲得でき、回復手段に困らなくなる。

  • リンプー
闘技場での戦いに明け暮れていた虎人(フーレン)族の少女。はいてない。胸が小さい。
初めは闘技場での対戦相手であったリュウに対して挑発的な態度であったが、闘技場の支配人の計略から身を挺して守ってくれたリュウのことを信頼し旅に同行することとなる。胸の大きさをしばしばネタにされる。

戦闘では棒を使って戦う。防具は服や小手に加え女性用が利用可能。
強さと素早さがトップクラスで、先陣を切って敵をなぎ倒していく生粋の脳筋物理アタッカー。
さらに運の良さも高いため、必殺(クリティカル)が出やすい。
その反面、HP、スタミナ、賢さなど防御系の能力は軒並み低い。いわゆる"殺られる前に殺る"タイプの軽戦士。
火力担当としては非常に優秀だが、前衛にもかかわらず紙耐久なので、装備品を優遇するなり中衛に置くなりしてケアしたいところ。
今作の回復役は素早さが高くないため、素早さの高いリンプーに道具を使わせて回復役に回すのもよい。
専用コマンドは敵から狙われやすくなる代わりに反撃発動率が上がる「さそう」。
究極合体をすると姿が悪魔っ娘に変貌し、胸も増量される。専用コマンドが1ターン力を溜めて次ターンに強力な攻撃を繰り出す「ため」に変化する。
最上位の攻撃魔法をわりと早い段階でいくつか覚えるが、最大APが少なく、使用する機会は滅多にない*4

フィールドでは武器の棒で狩りを行ったり、邪魔な岩を砕いたりできる。究極合体時は使用不可。
狩りではボッシュに射程で劣るものの攻撃間隔が短く、一度当てれば目押し連打で動物をハメることが可能。

なお、「チュアン」という苗字が設定されているが、確認できるのはデモ画面でのキャラクター紹介のみ。
観客のセリフの中に「リンプーちゅわあああん!!!」という声援があるのだが、フルネームで呼びかけたのか「~ちゃん」が崩れたものかは判断しがたい。
彼女も隠れファンが多く、ブレスシリーズのヒロインの中でも上位人気の持ち主。

  • ランド
村での退屈な生活に嫌気がさし、街へと飛び出してきた甲殻族の青年。というか不良中年。
コルセアの町にある闘技場で働いていたところ、支配人がリンプーへの計略を企てていることを知り、リュウに阻止するよう半ば強引に協力を求める。そんな彼だが母ちゃんには頭が上がらない。

戦闘では己の拳を使って戦う。武器はナックルを使用する。
防具はその体格の大きさゆえか、装備可能な防具の数自体が非常に少ない。
序盤の兜「せいどうのかぶと」が彼の装備できる最強の頭防具だといえば、彼の境遇がおわかりいただけるだろうか。
一応、レベルアップでHP、強さ、スタミナが他のキャラよりも多く伸びるようになっているので、適正レベルに達していれば特に問題はない。むしろスタメンで使っていれば装備代が浮くかも。
専用コマンドは戦闘不能状態の味方をブン殴ってHP1で復活させる「きつけ」。
究極合体を行うとデフォルメしたアルマジロのような姿になる。回復魔法と攻撃魔法を少し覚える。専用コマンドは「きつけ」のままだが、復活させた際のHPは20になる。

フィールドでは丸くなって転がりその最中はエンカウントは発生せず、歩くよりも速いスピードで移動できるスピンダッシュが使用可能。
ただし、使用すると何かにぶつかるまで止まらなくなり、止まった後は高確率でエンカウントする。究極合体時は使用不可。

一応「マーク」という苗字があるのだが、本編では一切出てこない。

  • ステン
おどけた性格をした高山族(ハイランダー)の青年。
リュウ一行に出会って早々ニーナとリンプーにセクハラ紛いの言動を行うような人物だが、軍事国家ハイランドのエリート兵士であったという過去を持つ。その時はかなり真面目な性格であったという話も…?
本編のとあるイベントの前後で印象・評価が大きく変わる人物。

戦闘ではナイフを使って戦う。一部はリュウも装備できる。
防具は服、鎧、兜、盾、小手など、ボッシュと似た傾向。一部彼専用の防具も存在する。
聖属性の武器があるため、リュウや後述のタペタと並んでゲーム後半から徐々に増えてくるアンデッドや亡霊系の敵との戦いで重宝する。
ステイタスはリンプーをやや丸くしたような速攻寄りのバランス型で、強さ、素早さ、運の良さが高め。
耐久力はリンプーとリュウの中間といったところ。
共同体で真っ先に攻撃力を大きく上げられるため、中盤はメンバーで一番攻撃力が高くなることも。
専用コマンドは敵から狙われにくくなるが狙われた際の被ダメージが上がってしまう「しにまね」。
究極合体を行うと炎を纏った姿に変わり、特に攻撃力が大幅に上昇。コマンドも戦闘中の敵を入れ替える「すりかえ」に変わる。炎系の魔法をよく覚える。

フィールドでは一部の場所で腕を伸ばして移動することができる。究極合体時は使用不可。
設定上は「レス」という苗字を持っているが、例によって本編では確認できない。

  • タペタ
匍匐(ほふく)族の王子。本名はエカル・ホッパ・ド・ペ・タペタ。唯一本編でフルネームが出てくるキャラクターである。特技は料理*5
天然で心優しい性格だが、それが災いしてか魔女に大きなカエルの姿に変えられてしまったところをリュウ達に発見される。その後、城に戻った際自分の偽物に王子という位を奪われていたことを知るが、全く動じない辺りに器の大きさを感じさせる。ただ、ディース(蛇)に見つめられると足がすくんでしまうらしい。
高貴な生まれのためか、ムッシュ、シルブプレ、トレビアーン等、フランス語の単語を交じえた個性的な喋り方をする。
ただ妹や父(王)は普通の口調なので、これは彼特有の癖なのだろう。

戦闘では細剣(レイピア)を使って戦う。一部はリュウと共用。
聖属性の武器が比較的手に入りやすいため、ゲーム後半から徐々に増えてくるアンデッドや亡霊系の敵との戦いで重宝する。
防具は概ねリュウと同じものが装備可能。鈍足なので重い鎧も着こなせる。
能力値は素早さがワーストレベルで低く、他の能力値も運の良さ以外は平均的で正直パッとしない。
だが、最初は弱いが終盤強くなる、大器晩成型。終盤になると攻防ともにリュウと遜色ない水準まで成長する。
また、レベルアップとともに多くの種類の魔法を扱えるようになる。
専用コマンドは全体攻撃の「つきつき」。究極合体ボッシュの「らんしゃ」と同効果だが、こちらは敵の数が増えるごとに威力が減衰していく。
究極合体を行うとスマートでイケメンな騎士の姿に変わり、コマンドが1ターンのタメの後全体に即死攻撃を繰り出す「きりさく」に変わる。

フィールドでは大きなカエルの姿になり、川や湖を泳いで移動することができる。
また、変身中は跳ねるように移動し、1キャラ分の段差や崖を跳び越えることが可能。
カエルゆえに淡水での活動は得意で、ここで潜水していればエンカウントは発生しない。一方前作のマニーロのように海には入れない。
「わたくし、みんなのために泳ぎマスが、海はノンメルシー!だめネ!」……とは本人の弁。
究極合体時も使用可。

  • アスパー
様々な知識を追い求める草の人。性別は無く、年齢は111歳とされるが人間に換算すると16歳ほど。
見せ物として檻に閉じ込められていたところをリュウ達に救われて仲間となる。

戦闘では鞭を使って戦う。また、補助系を中心に多様な魔法を覚える。
防具は服やローブなどで、ニーナとほぼ同じ。
素の能力値は賢さ以外はどれも低水準なのだが、HP、APがかなり高く、魔法主体のキャラなのもあって、思いのほか不足は感じない。
専用コマンドは屋外等の緑がある場所での戦闘時に様々な効果を得る「しぜん」。
究極合体の姿がキノコをモチーフとした少女、龍、球根の3種類存在する。一部変なものが混じっている気がするが気にしない。
少女はAP・賢さ、龍は攻撃力、球根は防御力の増加率が高い。
コマンドはそれぞれ敵全体に睡眠効果の「ほうし」、合体前と同じ「しぜん」、自動で攻撃するが効果中は攻撃力が2倍になる「はな」。
ちなみに少女型は、とあるスケベジジイ人物に色目で見られ女扱いしてもらえる(イベントが進む)という小ネタがある。

フィールドでは森を自由に歩くことができる。どの究極合体形態でも可能。
「ガス」という苗字持ちだが、やっぱり本編では出てこない。「ラ」はどこいった?



●その他のキャラクター
  • ガナー
リュウの父親。教会の神父で魔法の使い手だったが突然姿を消す。

  • ユア
リュウの妹。ロリ。「~のにー!」という口癖を持つ。ガナーと共に序盤で姿を消すが………あれ?

  • レイ
エバ教の幹部として各地の人々を助けている正義感に溢れる青年。しかし、その出生には秘密がある。

  • ミイナ
ニーナの妹で王国の王女。妹だけあってニーナに負けず劣らずの美人かつ器量よしであり、白い羽を持つ。
ペットを飼っており、その捜索がゲーム中でのリュウ達の初めの仕事となる。物語後半でとある決断をする。

  • ティガ
エバ教に反発するレジスタンスのリーダーを務める虎人(フーレン)族の青年。はいてない。同じフーレン族であるリンプーに惹かれてリュウに勝負を挑んでくる。リンプーの為に彼と戦い散っていったプレイヤーは数知れず。
…ちなみに何をやっても絶対に勝てないのでいくらレベルを上げても無駄である。負けるとわかっていても勝負せずに身を引くことなど出来ないなら戦おう。

  • トゥルボー
ハイランダーの青年で軍事国家ハイランドの兵士。ステンの元同僚でかつての戦友だが、兵士であることを辞めたステンに敵意を燃やす。

  • パティ
背中から翼を生やし際どい格好をしている女泥棒。ボッシュが泥棒の嫌疑を受けることになった元凶で、あちこちでその姿を見ることになる。どこかで聞いたことがあるような口癖。

  • バルバロイ
子供の頃のリュウとボッシュが出会った強力な魔物。リュウが「使命の子」であることを告げる。
正直ラスボスより存在感があり、カッコイイ。終盤では(選択次第だが)リュウとの一騎打ちもあるし。

  • ディース
前作からの出演。ある条件を満たすと強引に加わる仲間にすることができる。

戦闘ではロッドを装備し主に強力な魔法を使って戦う(装備武器はニーナと同じリング系だが)。装備品はニーナと共通。
加入時点で既にラストダンジョンへ連れていけるほどの実力を持ち、レベルが上がるといずれかの能力が15*6も上がるという規格外の存在。
その際魔法*7も覚えるが数はそれほど多くなく、あくまで"カンを取り戻し魔法を思い出す"という体なので、1レベル上がるごとに1つずつ習得する。
専用コマンドはフル回復効果の「だっぴ」。使用するとその戦闘中若干防御力が下がるようだが、それを差し引いても便利。
ニーナのお株を奪うほど強い。「お願い、見捨てないでね……。」
最初から攻撃魔法が豊富にあることに加え、ニーナが習得できない「ヒュール」「ギガート」「カテクト」等の有用な魔法が使えるのが大きな利点だが、回復魔法が覚えられない点や自力でのAP回復手段がない点で少し劣る。
なお、合体を行うことは出来ない。

フィールドでは狩りにおいて強力な魔法で画面上に「おこげ」を量産する。
やり方次第では早い段階で仲間にすることが可能。


・デスエバン
本作のラスボスである 邪神 。後半あたりからちらほらと名前が出てくる。
作中の世界宗教である「エバ教」の神であり、エバ教の神としては「エバンス」という名で呼ばれている。
モンスター化して襲い掛かってくる人間達の語る「神」と呼ばれる存在とも同一の存在。
ゲイト村裏山でドラゴンが守っている扉の先にあるラストダンジョン「無限の塔」の最深部で邂逅することになる。
名前は聞くけど姿を現すのがラストだけなのでぶっちゃけ空気。
最終決戦時にディースを連れて行くと、前作のラスボス・ミリアとの関係が語られる。


●システム
  • 共同体
物語を進めるととある場所が街として発展していき、プレイヤーは各地にいる人々を招待することが出来る。スカウトできる住人の中には完全なマイナス要素しかないヤツもいるため注意。
また、棟ごとに入れる住人は決められており、Aを入居させると、他の家が空いていてもBは入居できない、なんてことも起きる。

共同体内の家のデザインはメインシナリオ中盤のイベント後に「普通の家・ログハウス風・アラビア風」の3種類から選択可能。(ただし、イベントの結果次第では選択肢が1つ減ってしまうが)
普通の家なら調合屋、ログハウスならここでしか入手できないアイテムをゲットするチャンスのミニゲーム、アラビア風ならゲーム中には表示されないプレー時間等の情報を教えてくれる酒場…が特典として付いてくる。

開発を進めていくと最終的に空を飛べるようにもなる。この形態まで持っていけるかどうかがエンディングの分岐である。

共同体にあるパーティメンバーの住居と合体小屋はどのタイプを選んでも共通*8
住居では現在のメンバーおよび控えメンバーと会話することができ、シナリオの進行に応じてちょくちょくセリフが変わる。
同じ時期でもパーティ内にいるか否かでセリフが変わる場合があるので、気になる人はメンバーをマメに入れ換えてみるといいだろう。
なお、ディースは追加メンバーゆえか、自室ではいつも寝ていて控え時のセリフの変化がない。

ちなみに、宿泊したという演出は特にない*9が、住居に入った時点で全回復の処理が行われている。

【各キャラの部屋割り】
4F ディース リンプー ニーナ
3F タペタ ステン ランド
2F アスパー (リュウ) ボッシュ

  • 合体
各地にいるシャーマンを探し出すことで共同体にある合体の間で合体が行えるようになる。
合体を行うと(シャーマンに応じた)ステイタスを上昇させることができる。
パーティメンバーそれぞれに各シャーマンとの相性が存在し、相性の良い組み合わせだとキャラの色が変化する。
さらに特定のシャーマンと合体させることで究極合体が発生し大幅に能力が上昇する他、その姿が大きく変わる。
合体後はアイテムの「かいじょだま」を使用することで任意解除が可能。また、合体中に瀕死状態になると強制解除されてしまう。
合体状態を保持したまま最後にセーブしたポイントへスッ飛ぶ裏技も一応ある。



序盤は正統派なシナリオでファンタジーな世界観の中旅することになるが、終盤は鬱展開のオンパレード。覚悟するべし。
エンディングも、初回プレイで油断しているとノーマルエンドという名のバッドエンドになる*10
分岐は見落としやすい…というほどでもないが、直前のイベントの関係上、間違った選択をしやすいという落とし穴がある。



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最終更新:2024年02月23日 21:13

*1 中盤のとあるイベントで最大HPを増やした場合は一時的にHPのほうが多くなることはある。

*2 有翼・飛行系の敵に特効がある。

*3 前作のニーナ同様に空を飛ぶことができる。例によって大鳥でしか行けない場所がいくつかある。しかし、シナリオが最終局面まで進むと、とある事情により使えなくなってしまう。

*4 究極合体時は最大APが増え使えるようになり、戦闘が長引けば毎ターンAP回復により何発でも使える。また、とあるイベントでAPを増やせば、Lvにもよるが素の状態でも1、2発は撃てる。

*5 得意料理は「ハエのプディング」。

*6 よく伸びる能力でも4~7くらい。ランドのスタミナでも5~8程度。

*7 パドラーム、グレイゴル、ドメガ、バルハラーの4つ。ただしリュウへの感情値が低いと使ってくれないことも。

*8 この建物は大工の手によるものではなく、劇中でボッシュとランドが日曜大工で建てたもの。

*9 リュウ以外のメンバーが奥に入っていく演出はある。

*10 ただしハッピーエンドよりこちらのエンドの方を支持するプレイヤーも多い