賞金稼ぎ/バウンティハンター

登録日 :2011/05/20(金) 22:07:00
更新日 : 2017/05/19 Fri 21:53:01
所要時間 :約 17 分で読めます




この項目では、漫画やアニメの設定に見られる

賞金稼ぎ(バウンティハンター)

について説明する。


【使われ方】
「根無し草の主人公が悪人を追って各地を転戦する」という話を作りやすいためか、主にファンタジー系やバトル系の作品で数多く取り上げられる。
凄腕の賞金稼ぎなら通り名や二つ名を持っていたりするのがベタ。
個人〜コンビとして名が売れているパターンも多いが、チームや大集団になることもある。


【類義語】
作中に一度も賞金稼ぎやバウンティハンターと紹介されてはいないが、行いは賞金稼ぎと大して変わらない設定や場合がある。

便利屋・揉め事処理屋など(事務屋などの一般的職業への呼称ではないものを指す)
〇〇ハンター(主に戦闘能力を要し、標的が公的存在のもの)

この場合は該当する傾向が強い。
これらの設定を持つキャラは、脅威からの護衛・敵の撃破など「武装や戦闘力を要する、金額設定のある仕事で報酬を得る民間人」な点が賞金稼ぎと似ている。
(つまりは軍人・警官等の公務員ではない)

ただし賞金稼ぎは原義的にも「依頼者から複数の相手に(主に)公募された対象」が必要である。
このため傭兵のような「特定対象に向かう特定の集団」は違うのが普通だし、
依頼人と依頼対象と受け手が全て一対一になっているパターンのものも違う。


【依頼の定義と性質】

殺し屋と混同されるケースがたまにあるが、同じかどうかに関して「人を殺すかどうか」は実は全く関係ない。
依頼者側からの依頼形式と、それに対する人間の応対の仕方というのが問題の殆どである。

有名なゴルゴ13を例にとると、彼は対象Aを依頼人Bから示されて攻略する。
このとき「対象」は人から宇宙の衛星あたりまでなんでもある。(弓矢で衛星を射った事がある。
こういう殺人無関係の仕事は、例えば企業からの依頼でライバルの試作車を破壊など割とあるのだ)

この時、依頼人が対象に別のスナイパーを差し向けている事は普通ない。
ゴルゴ独自のルールという問題でもなく、単に仕事の形式としてもこういう形なのである。

冴羽リョウの仕事も殆どこの形式であり、彼らは「この人ならば高難度の依頼もやってくれる」という、依頼人からの意識によって客が集まっている。
このため顧客や対象と一対一で繋がるパターンが普通なため、賞金稼ぎ的ではないのだ。

裏を返せば「コンペじゃないなら他の人間はいない」というか、賞金稼ぎとはコンペに応募する人に似ていると言おうか。
もっとも現実のコンペ応募者も、国家のランドマークや世界的イベントの建物(オリンピックとか)のようなものに応募する腕前の者もいる。
なので腕の問題でもない、というのは断言できる。

……ただし実のところ、ピンキリまである公募仕事のどれかに食いついで、時にラッキーで食いつなぐような人間もいる。
そのため、必ずしも皆が最初から高レベルの受け手ではない。
前者の冴羽リョウなどは物語開始時点から噂や口コミで依頼者が来る有名事業者なので、この辺が違いの一部だろうか。


【使用例】

例えば主人公がバウンティハンターの場合、賞金で生計を立てているため自ら進んで行動するか、怠け者であっても誰かが依頼を寄越す。
この設定の強みは「主人公がいきなり人を殴ろうと意気込んで当然」という点にある。

これが軍人であれば自分で戦争を起そうとするなど相当ヤバい人だし、普通の戦争なら開戦の経緯や戦況説明などが多少は要る。
警察だったら何でその犯人をその刑事などだけが追うの?とかツッコミが確実に入る。
能力バトルだったら願いが叶う云々の説明なしだとただのバトルジャンキーじゃねーか。

その点、賞金稼ぎであれば「こいつを倒せば○○円(通貨単位は作品による)が手に入る!」とだけ冒頭で言えばその瞬間に目的意識と行動理由が分かる。


また仕事仲間の賞金稼ぎから「仕事を手伝ってほしい」とか、
仲介人や依頼主を通して「依頼」という形で賞金のかけられた仕事が来るパターンもある。

これも同じく、軍隊であれば友軍や隣接部隊からの救援要請=逼迫した状況なので、惨死体ごろごろみたいな絵ヅラ不可避。
警察が探偵別部署の者に依頼する等でも、いきなり説明なしでやったら無能か異常行動の謗りを免れないだろう。

しかし基本自営業の世界な賞金稼ぎモノにおいては、手に余る獲物なら仲間と一緒に狩るくらいは普通に有り得る範囲なのだ。


主人公などが冤罪を受けたり”その国や世界では犯罪になる”行為をしたキャラクターで、それを追う敵として出ることもある。
(後述の作品ではワンピースにはよくある。天竜人殴ってもこうなるし、ロビンの初期の理由もリアル感覚での犯罪イメージと遠め)

長編の場合は何かしら目標や追うべき敵がおり、一話完結式の作品の場合はそういったモノはない。
前者の場合は旅をしているパターンが多い。
足として陸上戦艦や飛行船等を持ち合わせていたりする。大きな乗り物なら大抵仲間持ち。

その他、先に書いたように通り名や二つ名で彩られていたりもする。賞金首側にもこれは多い。


【使用する武器、能力】

最も使用頻度が多いのが銃。
二丁拳銃、ライフル、バズーカ等様々。
これは西部劇の影響を受けていると思われる。

次に剣。これまた大剣やら刀やら様々。
中には某スタイリッシュみたいに銃と剣を併用してくる変態がいる。


また近年では魔法や超能力の類を用いるパターンもある。
そして通り名、二つ名はこれらの武器や能力、もしくは外見に由来する場合がほとんど。


【現代の賞金稼ぎ】

アメリカでは政府公認のバウンティハンターが今もいる。
ベイルボンズという保釈金立替屋から借りた金を払わずトンズラしたアホ共や、
広域指名手配された犯罪者を生かしたまま引っ捕まえる者達である。

州を跨いだ奴でも捕まえる為、犯罪者からはポリ公の犬と嫌われている存在だ。
昔は賞金首を巡ってハンター同士が殺し合ったケースがある。
日本人でありながらバウンティハンターをやっている(自決用に手榴弾を常備した)酔狂な男もいたりする。


【日本では】

そもそも法制度上存在のしようがあんまりない。武装民間人?あかんやろ。

一応「捜査時特別報奨金制度」や被害者からの懸賞金などは実在はする。するが……
それで生計を立てるとしたら、能力もだが絶対数も必要となってくる。そして後者は明らかに大問題である。

下記のハンター・キャッツの例のように、恐らく大規模に法制度や治安組織を改編するような事象がない限りは無理だろう。
ハンター・キャッツとは因果が逆だが、近年の作品では緋弾のアリアの世界観では「犯罪者と武装民間人の増加」
という構造自体は一致している。つまり「モヒカンが増えたなら民間人も武装せざるを得ない」というわけだ。
(法律モノとしては逆転裁判シリーズでも制度改革による高速化が本編で触れられている)

要するに武装民間人の存在が許可されようがされまいが、高額懸賞金の掛かるような犯罪者
(前述の制度などでは最高額1000万円、オウム関係者などに該当する者がいる)
がめっちゃ増えてマッポーカリプス手前というのが設定上必須なのである。イヤ日本誕生と切り離しようがないのだ。


【賞金稼ぎキャラ&類義キャラの一例】 代表的でないものも解説のために含む。



カウボーイビバップの主人公。劇中で「カウボーイ」と呼ばれる賞金首狩りへのニュース番組等もあり、狭義での本職と言える。
賞金首を殺すと賞金がなくなるため、決して賞金首を殺さない。ただし徹底的にボコる。



二丁拳銃と魔剣を使いこなすデビルハンター。
アニメ版では「依頼を受けて報酬を受け取る」という形で活躍。


◇ヴァージニア・マックスウェル

渡り鳥。ヒラヒラのロングスカートで三つ編みで二丁拳銃という萌え要素を兼備したワイルドアームズ3の主人公。
ワイルドアームズシリーズは「渡り鳥」と呼ばれる賞金稼ぎが多い



妖怪ぼたんむしり。
項目参照



サクラ大戦のロリ。
項目参照


◇冴羽リョウ(獣編の僚、うしおととらのヒョウさんのように一般表記不能)

皆さんご存知CITY HUNTERのモッコリ変態スイーパー。
その気になったら東京を壊滅させられる大の女好き。

とはいえ純然たる賞金稼ぎと違い「ヤクザ等の脅威から依頼人(の家族等指定対象)を護衛する」という仕事や、
「非賞金首(そもそも日本では犯罪者に対する懸賞金制度が強くはないが)の悪人を依頼されて殺害」といった仕事が殆ど。
特に後者は民間人が指名手配されてもいない、民間人の悪人を殺すよう依頼する者がとても多い。
要するに必殺シリーズのような「公的に裁けぬ悪を撃つ殺し屋」の仕事がメイン。ゆえに「掃除屋(スイーパー)」なのである。

「個人や団体が特定人物に特定の行為を依頼する」という、いわば「閉じた」世界の仕事という点で賞金稼ぎとは見做されないゴルゴ13あたりと本質はかなり近い。
そういった意味では何度もアニメ化されるなどして知名度はあるが、むしろ賞金稼ぎと逆な部分も強い。含むとすればかなり広義の分類だろう。

「殺し屋」と「賞金稼ぎ」の距離がかなり近いパターンは、「必殺シリーズ」の「新・必殺仕置人」あたりだろう。
本作では特定対象からの依頼に限らず、裏稼業組織「寅の会」による落札形式が存在し仕事も多く選ばれている。
もしこれが西部劇のような裏稼業向けの張り紙式で仕置人同士が先を争う世界なら・・・。



こちらも同じく広義の部類。冴羽と違う点は、劇中において移動範囲が圧倒的に広く(シティどころか雪原だろうが海だろうが仕事はある)
賞金の掛けられた悪魔などの撃破も実際に行っているため、主体ではないが賞金稼ぎという側面はある。
ただしやはり自発的に悪霊狩りをする理由は賞金と余り関係がない。ユニコーンの角の末端価格に惹かれてヒャッハーするような人なので、素質は十二分にあるが。


◇ジャンゴ・フェット

スターウォーズに登場する作品中屈指のバウンティハンターでクローン兵士達のオリジナルとなった。
その実力は折り紙つきで敵のジェダイ騎士をブラスター三発で倒すほど。



上記のジャンゴ・フェットの息子でこちらも腕利きのバウンティハンター。
詳しくは項目参照。



ツァイト・クロコディールの二代目艦長にして、世界を創り替えた男。
チャラコフスキーな勘違いキザ生物。



掃除屋。元伝説の抹殺者で、人間離れした銃技を使う。
賞金より自分の気持ちを優先させる自由人。


◇ポケモンシリーズの主人公達

挑まれた勝負は必ず受け、相手がどんなヤツでも賞金を巻き上げる。
ただこれは合法的な戦いで受け取る、相手の懐具合に対応したものが殆ど(たんパンこぞうとジェントルマンでは2桁は違う)。
また逆にロケット団などの悪人の逮捕とも基本関係ない。賞金と言っても互いの戦闘に対する褒章というのが近い。



お爺さんとお婆さんから依頼(?)を受け、鬼を駆逐した後に金品を持ち帰った。
とはいえやっぱりトレジャーハンターとかじゃね?感は否めない。鬼のせいで都から奪われた金品だし・・・
一番近いのはD&Dやソード・ワールドなどTRPGにおける冒険者のハック&スラッシュであろう。

この手の作品では「モンスターの巣にある奪われた品や遺品は、返却要求がない場合撃破した冒険者の財産となる」というのが基本。
作中で法的にそう規定されている場合もあるので「フェンサーのピーチ・ジョンがビーストテイマー用アイテムを使い、仲間にした動物NPCとオーガ強盗団のアジトに突入」くらいのもの。
まあ冒険者もたまに賞金かかってるネームドモンスターを殺す事もあるが。
ただ劇中でモンスター撃破賞金を得るのを生業にしている、という設定がなければほとんどは広義、兼業レベルの存在である。


◇勇者(おとぎ話からRPGまで)

王族の血筋など貴種流離譚系の主人公が存在しない、自由参加型作品に限ればぶっちゃけ昔話ではこっちの方が近い。
「魔王を倒した者には褒美をとらせる」みたいなことを言い出す王様=依頼人 魔王=ターゲット
まさに勇者先輩鉄砲玉説の裏付けである。

自由参加だけに、前述のような「選ばれし○○」的な存在ではない個性的な奴の参戦もよくある話。
クッソ汚いスネ毛オヤジとかを仲間に魔王を倒しに行・・・ったと思ったら
アニメではラスダン手前帰宅とかやらかす個性派の鑑すら存在する。

賞金稼ぎは冒頭で述べたように、基本は武装民間人である。この点も「自称勇者が公募されてる魔王退治の褒美を狙う」というムーヴの賞金稼ぎ感に拍車をかける。



麦わら海賊団加入以前は、主に海賊に対する賞金稼ぎとして東の海に名を馳せていた。彼も麦わらの一味になる前は専業者で間違いない。
どれだけの賞金首を倒していたのかは明かされていないが、
その腕前から「海賊狩りのゾロ」と呼ばれ、自身が賞金首になった際にも、手配書にはその二つ名が付けられている。


◇ヨサクとジョニー

ゾロの賞金稼ぎ舎弟。男キャラでも指折りの雑魚。
初期のサンジになんなくボコボコにされるフルボディに二人揃ってボコボコにされる。
賞金首を倒した描写もない。フルボディによると小物狙いらしい。



F-ZEROグランプリの常連の凄腕パイロットだが、F-ZERO開催時期では無い時はバウンティハンターとして活動している。
そのためか同業者のサムライゴローや悪の帝王ブラックシャドーからは敵視されている。
初代F-ZEROでの取り扱い説明書内にある漫画にはファルコンが賞金首を倒している場面が描写されている。


◇マブチ・キョーマ Dimension W

世界中に供給され、法的規定もあるエネルギー供給装置「コイル」の違法な品を回収する「回収屋」である。
あくまで対象はコイルという装置であり、人間は狩らない。またコイル一つに対する報酬の規定金額はあるのだろうが、額面は明示されない。
所持対象の強さにより賞金額が変わったりもしない。

こうしてみると賞金稼ぎっぽくないが、「公開された攻撃対象を狩る者」という意味ではかなり狭義の賞金稼ぎに近い。
他の回収屋にしても

“セントラル3の壊し屋”ユーリー・アントノフ、全米No1の回収屋・“ヒーロー”ジェイソン・クライスラー
全米No2の回収屋・“ヒットマン”K・K、“メキシコの狂気”スコーピオンキャッツ・キャシディ

……どっからどう見ても「二つ名持ちのハンター」のテンプレまんまであり、こういう連中が狩る対象を巡って殴り合うのも賞金稼ぎもののテンプレの一種。
前述の通りゴルゴや冴羽などは依頼が基本的に”閉じた系”であるから、エピソードごとの強敵(排除対象そのものや護衛)はいても「同じ獲物を狙う」こういった手合いが出現しにくい。
その意味では近年の作品に見られる類義的な描写の一例はこちらである。


◇ガルディス(グリーン・ブラッド-1980年代)

集団的異能のテンプレネタもやっていた柴田昌弘のSF漫画、そのワンエピソードのキャラクター。

本作の主人公たちはグリーン・ブラッド(GB)と呼ばれる人間に近い人工生物で、鉱山奴隷として使われていた。
毒性の血を持つことを知らなかったために鉱山支配者の娘が死んだり、メンバーの女子を犯そうとした奴を殺害(人間ならせいぜい過剰防衛の範囲)したりと、
人間の読者視点では「恨まれるのは分かるが我欲のみの犯罪者とは明らかに違う」存在として描写されている。
人格的にもごくまともなので、普通に人助けなんかもする。

前述の扱いもあり脱走した彼らを殺す為の専門職、と言っても劇中ではGBは人権なぞない「モノ」なので「不良品を処理」する「始末屋」が存在する。
その一人であるガルディスは、重傷のところをGBである主人公らに助けられる。そして恩返しとして他のGBハンターを倒しながら死を迎える。

「脇役」で「主人公の敵」で「味方」となり死んで行った賞金稼ぎ。ゾロあたりの先例に近い感じ。
ちなみにガルディスや賞金を懸けた社長など人類の多くは白人系だが、彼にやられるハンターの一人にはなぜかアル語尾の中国人っぽい奴がいたりする。
前述の「個性付けされた色んなハンター」のテンプレの一面だろう。


◇ハンター・キャッツ(あろひろし)

毒手格闘家、伝説級スリ師の弟子、両腕サイバネサディストハッカーというヘン……もとい個性的な女三人を主人公にした賞金稼ぎモノ。
本作では日本の警察組織が大幅削減されたため、半民営化された自治組織などが治安を維持する役に就いている。
このせいで治安が悪化し、武装民間人による賞金首狩りが普遍化している。

要するにお上の手が回らない大西部とか、広すぎ問題を抱える現代アメリカのノリを架空の近未来日本に持ち込んだような感じの世界観。
連載当時(90年代)日本にちょっとニンジャスレイヤー的エッセンスを加えたくらいの技術レベル世界でもある。


◇ガンスミスキャッツ(園田健一)

上と名前はちょっと似ているが、こちらは連載当時(1990年代、ハンターの方のタイトルより先)の本家本元アメリカの実在制度である賞金稼ぎを描いている。
「壊し屋ラリー」など二つ名があったりするのはテンプレ踏襲な面だが、登場銃器や車両は作者の趣味から実在のものを基本にしている。
その点においては確実にリアル寄りであり、他の賞金稼ぎモノとはまた違った雰囲気となっている。



本作中では「ブラックリストハンター」すなわち指名手配犯などを狩るハンターが上記にあるアメリカのそれに近いだろう。
「バラし屋ジョネス」のような犯罪者を狩るのが仕事であり、彼が試験の場にいたのもそういう人が捕獲したからという可能性がある。

主人公であるゴンたちも、ヨークシン編でオークションの費用稼ぎのために賞金の掛かった旅団メンバーを狙って活動した事がある。

その時にはプロとして相棒であるキルアが協力しているが、ゾルディックは暗殺者の家である。
よってゴルゴらのような「特定の団体・人物から特定対象に向かう依頼」も普通にある。
この場合のプロとは対象に逃亡や抵抗されないよう接近し、捕獲または殺害する、
すなわち人間対象の依頼におけるマンハント的ノウハウという点でのプロ。

兄ミルキはグルメ旅もしたいからと稼げそうな対象を見繕って殺していたので兼業くらいのノリだが、
基本的には「賞金稼ぎとして食っていくにはどの位の犯罪者ならリスクとリターンがいいか」といった経営的な意味での専業性は薄い。


ここまでは「対人」タイプの依頼であるが、「対物」としては実のところグリードアイランド編は全編賞金稼ぎモノとも言える。

大富豪バッテラ氏がゲーム中最高のレアアイテムを求め、懸賞金500憶ジェニーをかけている。
そしてすべてのソフトを彼が落札し、彼に依頼された多数のハンターがG.I.へと突入した。
しかし長年クリアされないため、時折空席に対し複数人の募集が掛かっている。
つまり前述した公募依頼という形そのままなのである。

ゴンたちもまたその募集の空席に入った新参者であり、ゲーム内にはベテランから新人まで多数のプレイヤーが存在している。

その中でツェズゲラのような本職の懸賞金ハンターや、「爆弾魔」ゲンスルーのような
「ころしてでもうばいとる(ガチ)」までやってくる者たちと競い合う。

もっとも懸賞金が目当てでない旅団絡みの人間もいるし、ゴン自身の目的も違う。
しかしシナリオの大枠はバッテラの懸賞金と依頼という意味で賞金稼ぎモノと一致していると言える。
前述の通り対人依頼的な内容ではないので、キルアのノウハウも全部役立っているわけではない。
カードを持っているの自体は人間なので、奪い合いの駆け引きなどにおいては機能しているが。



基本的には殆ど昔の冒険家やプラントハンターに近く、新種の食物の発見やらを行っている。また依頼者と対象が特定の場合もある。
ただし「アイスヘル編」のようなシチュエーション、つまり大企業の公募で複数のハンターが先を争うような条件は賞金稼ぎ的と言える。
前述のゴンや美神たちと同じく「作品中の一部で経験したことがある」といったレベルであり、専業者としては描かれていないが。


ルパン三世 (2015年TVシリーズ) Part4とも

第9話「殺し屋たちの鎮魂歌」では、過去に五ェ門が複数人の殺し屋たちと共に西アフリカの某国独裁者を殺害する依頼を受けていた。
あくまでも一つのチームとしてルパン一家が呼ばれた等ではなく、得意武器も五ェ門が当然刀なのに対して他のメンツは突撃銃や爆弾等。
二つ名持ちらしく業界人には知られたフリーの殺し屋も参加しているらしい事がブリーフィングの時点で分かる。

このような招集の仕方をしてみんなで協力して報酬も均等割、といった一丸となっての仕事ではなく「標的殺害者にボーナス」
といった形式でフリーの殺し屋たちに差がつくような暗殺依頼は殆ど賞金稼ぎモノと大差ない。

似たようなものとしてDIO配下のジョジョ3部スタンド使いたちにもフリーの殺し屋は複数いる(タワーオブグレーやデーボ等)が、
彼らの活動には個人の功名心だけでなくDIOへの畏怖や忠誠心も混じっている。要するに個別の稼ぎ手としての色彩が薄まっている点がやや違う。


追記・修正せぬものの首 金一封

この項目が面白かったなら……\ポチッと/