カイケツ小池さん

登録日 :2011/06/21(火) 23:30:00
更新日 : 2017/03/31 Fri 22:58:22
所要時間 :約 3 分で読めます




藤子・F・不二雄の短編の1つ。後の「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」の原型ともいえる作品である。

◆あらすじ
正義感が人一倍強い平凡なサラリーマン・小池生(32才)。
しかしいざ悪事を目の前にするとどうすることもできず、自らの非力さに苛立っていた。
「ぼくに超人の力があれば……」

ある朝のこと。
彼の身体は変わっていた。

物体を透視出来る X線眼
小突いただけでちゃぶ台をバラバラにするほどの 怪力
そして空を自在に飛ぶことの出来る 飛行力 ……

彼が望んだ通りの超人的な力がついていたのだ。
念願の力を手に入れた小池さんは世の中を正すためにスーパーマンとして悪を倒すことを決意するのであった。


◆登場人物

  • 小池生
ご存知ラーメン大好き小池さん。
異常な程の正義感(東京都のマークが卑猥に見えるらしい)を持ち、世の中の不正に怒りを感じている。
新聞への投書が趣味となっており、ついたアダ名が「正義屋」。

  • 上司
投書ばかりで仕事をしない小池さんに呆れており、度々イヤミを言う。

  • タバコ屋の婆さん
やはり小池さんの度を越した正義感に呆れており、店を通るたびにイヤミを言う。

  • 富士野雪子
痴漢に襲われていた所を小池さんに救われた美人でおしとやかそうな女性。
小池さんいわく「毒々しい現代に咲いた一輪の白ゆり」。


以下ネタバレ注意。

















シンナーを吸う若者や深夜の暴走族、汚職代議士等の「悪」を次々と懲らしめていく小池さん。

ある日、小池さんは勢いあまって痴漢を バラバラの肉片にしてしまう。

罪の意識に苛まれる小池さん。

「………………」

「フン!」
「なんだってんだ!」
「あんなやつが死んだからって、社会が少しでも被害をこうむるか?」

「ダニはつぶすべし!」
「神にかわって裁きをくだすのだ。」

「ゴーッド!」

次の日、小池さんは会社に辞表を出す。
「ぼかねぇ、こんな会社でひまつぶしをしてるわけにはいかんのですよ」

そして上司に向かって捨て台詞
「くたばれ!!」

その瞬間、上司は心臓マヒで急死。

小池さんの超能力は念じるだけで人を殺すことが出来るまで強くなっていたのだ。

続いて、今まで事あるごとに自分を馬鹿にしたタバコ屋の婆さんを抹殺する小池さん。
さらに

「尾土志鳥蔵 強盗常習の罪、」
「肥原産商大臣 汚職の罪、」
「ゼン・スト子 ハレンチ番組出演の罪、
「乾物屋のおやじ ラーメン値上げの罪、
「ペス ぼくにかみついた罪

「く、た、ば、れ」

「フウ~きょうの死刑おわり。」

そして羽休めとばかりに雪子に会いに行く。

「あの人にあってるとぼくの心から血のにおいが消えるんだ」

X線眼で部屋を覗くと雪子の脱衣シーン。

慌てて外に出る小池さん。

「しかし……これははたして罪だろうか?」

「彼女がなにを失う?はずかしがるだけじゃないか。」

「それものぞかれたと気づいた時だけだ!」

「気づかれなきゃだれにも迷惑はかからない。」
「スーパーマンにはそれができるんだ。」

自分の行為を正当化しX線眼で再度部屋を覗くと……。

部屋の中には一糸纏わぬ姿となった雪子。
そして、部屋に見知らぬハゲ親父が入ってくる。

パパー、あいたかったわ~ン

裸でハゲに抱きつく雪子。
小池さんは雪子の本性に失望する。


「キショオ!!」

「虫けらども! あんまりおれさまをイライラさせるなよ。」

その気になれば世界を破滅させることだって出来るんだぞォ!!


小池さんの後ろには野球のボールが迫っていた……。



虫けらども!あんまり追記・修正をサボるなよ

その気になれば項目をロックさせることだって出来るんだぞォ!!

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