月読(NARUTO)

登録日: 2013/06/11 Tue 00:48:00
更新日:2024/03/04 Mon 05:16:29
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うちはの一族がなぜ最強と謳われ恐れられたか……





(ω)


写輪眼…血継限界の本当の力を見せてあげましょう……























月読(つくよみ)とは、『NARUTO』に登場する術



うちは一族の血継限界『写輪眼



その中でも上位の瞳術



『 万(ω)眼 』



を開眼し、その中でも選ばれた者だけが使える『瞳術』である



使用者は現在うちはイタチのみ




術の発動条件は瞳力の宿った


(ω)


を見るだけ



目を見たものは強制的に



( ω) 



も (ω )



( ω) 






あ ら ゆ る 物(ω)を 支 配 す る


(ω)(ω)


引 き(ω)れ る






発 動 は ま さ に 一 瞬


強 い (ω) を 持 た ぬ 者 は


何 の 抵 抗 も 出 来 な い ま ま











ω)ω)ω) 無 (ω(ω(ω

ω)ω)ω) 間 (ω(ω(ω

ω)ω)ω) 地 (ω(ω(ω

ω)ω)ω) 獄 (ω(ω(ω

ω)ω)ω) を (ω(ω(ω

ω)ω)ω) 味 (ω(ω(ω

ω)ω)ω) わ (ω(ω(ω

ω)ω)ω) う (ω(ω(ω

ω)ω)ω) こ (ω(ω(ω

ω)ω)ω) と (ω(ω(ω

ω)ω)ω) に (ω(ω(ω

ω)ω)ω) な (ω(ω(ω

ω)ω)ω) る (ω(ω(ω








並の幻術とは違い




直接繋がっている



故に

術者が精神世界で対象者を刀で刺せば

対象者はその痛みを体感することになり

術者が1分72時間と思えば

対象者は72時間分の体験を1分で体験することになる

これらを組み合わせることで




\僕と契約して魔法少女になってよ/
(  ω  )
(  ω  )一 瞬 で(  ω  )
僕と契約して魔法少女になってよ               僕と契約して魔法少女になってよ
(  з  )  (Д)  (  ε  )
僕と契約して魔法少女になってよ   グォアァァァァァァァァァァァ!!!   僕と契約して魔法少女になってよ
( ω)地 獄 を(ω )
(  ω  )
/僕と契約して魔法少女になってよ\





月読に耐え得る強靭な意思を持たぬ者は





と化す




しかし

発動に大量のチャクラが必要であり

万華鏡の性質上

この術を使用するごとに

術者の視力は低下していき


最 終(ω)す る















  /|/⌒フ
  (二二\>
  (;※▲Y)  ハッ!!?



  /|/⌒フ
  (二二\>
  (; ´▲Y)  何てことだ……
       あの世界での3日間は現実世界の一瞬にも満たないのか……























読みづらい方のためにここでもう1度説明。



月読とは、『NARUTO』に登場する術の一つで、うちは一族の有する至高の瞳術「万華鏡写輪眼」によって行使される術である。
うちはイタチの左目に宿った術であり、その効力は一言で言えば究極の幻術

発動状態の写輪眼を見た相手を術者の精神世界に引きずり込み幻覚を見せる、という術である。


これだけなら普通なのだが、月読の恐ろしいのはこの精神世界そのもの。というのは、月読によって引きずり込まれる術者の精神世界では、時間を含むありとあらゆる法則・理論が術者の思い通りに構築されるのである。
一般的な幻術が幻を見せる、感覚を欺くかく乱であるのに対し、月読は体験そのものを精神に叩き込むのが違い。

通常の幻術は現実の時間と体感時間は同じなので、敵に強力な幻術をかけて長期間に渡って解術させずに精神攻撃を加え続けない限り、精神崩壊を来す程の影響を及ぼすのは難しい。
なので普通は幻術で攪乱している間に別の攻撃を加えるのがセオリーであるし、それでも他者によって解術されてしまう可能性がある。
力量次第では被術者本人が自力で解術する事もある。

対して、月読は上記の通り精神世界での時間は現実の時間とは一切関係ないため、術者次第では例えば1秒を72時間まで引き伸ばすような芸当すらも可能。
現実世界では1秒未満の短時間で全て終わってしまうため解術という手段がまるで意味を成さず、被術者が自身で「術にかけようとする瞳力そのもの」に直接抵抗する以外に対策が存在しない。
例え幻術世界で「幻術にかかっている」と自覚していても、幻術返しをするのは現実世界での自分の体であるため、幻術が終わるまでに解術できる事はまずあり得ない。
それでいて、下記のように精神崩壊を起こすのに足るほどの多大な苦痛を与える事ができる。

使用に当たっては大量のチャクラを必要とするのは他の万華鏡の術と同じ。さらにイタチの万華鏡は「永遠の」万華鏡ではなかったため、行使のたびに視力が低下するリスクがある。

後にイタチが穢土転生で舞い戻った際には、サスケに対して「身体を縛る蛇をイタチが斬り飛ばす」光景を見せることでカブトの幻術による拘束を解除するという裏技を披露している。
ちなみに、この時はイタチ自身も同じ幻術にかかっており、サスケとお互いに幻術を掛け合ってカブトによる幻術を上書きし合う手順だったのだが、サスケが通常の写輪眼による幻術*1で目的を達成できていたのに対し、幻術の技量そのもので元々上回るイタチがわざわざ月読を使っている。
(蛇を切り飛ばしてカブトの幻術が解除されたというイメージを与えるのに必要な幻術映像が仮に5秒だとすると、普通の幻術だとそのまんま5秒かかるが、月読なら一瞬でできる。戦闘中には大きな違いとなる)

他にもイタチは一族抹殺の際に、自身の恋人だった女性に「イタチと結婚して幸せに生涯を全うした」と言う幻覚を見せて殺害している。
精神世界の時間を自由に引き延ばせるという性質から、真っ当に伝えていては時間がかかりすぎる多量の情報を一瞬で伝えるという目的でも使用でき、
チャクラ消費と万華鏡瞳術ゆえの視力低下リスクを除けば、非常に応用性の高い幻術と言える。




イタチが劇中この幻術で披露した光景は以下。サスケは攻撃目的でない使用を含めれば何と3回も食らっている。

  • カカシ→72時間刀で刺され続ける
  • サスケ→一族が皆殺しにされた当時の映像をもう一度見せる、圧倒的な力で追い詰められ眼球を奪われる(途中で突破された)、体を縛る蛇(カブトの幻術)が斬り飛ばされる
  • キイロ(暁秘伝)→48時間溺れ続ける
  • ヤシロ(イタチ真伝)→海の真ん中に拘束され、全身を延々と滅多切りの滅多刺しにされる
  • イズミ(イタチ真伝)→イタチと結ばれ生涯を平穏に終える。精神が寿命を迎えたためそのまま安楽死
  • カブト→イタチの質問に答えている(詳細不明)

ちなみに穢土転生が解術されて昇天する間際にも、イタチはサスケに「一族抹殺の日の真実」を教えるために幻術を使っているが、
この時は眼が通常の写輪眼だったため月読ではないと思われる。
(そもそも月読が宿っている左眼はイザナミで視力を失っている)

無限月読

輪廻写輪眼による大規模幻術。月読はこの術と原理を同じくする個人版と言うべき術に当たる。
月に輪廻写輪眼を投影し、それが放つ「影をも貫く光」を以て地上に存在する全ての生命体を月読の幻術世界に落とし込む。対象となった者の眼には輪廻眼の波紋模様が浮かび上がる。
ただし、あくまで生きている生物にしか効果がないため、穢土転生による「動く死者」には効かず、術者と同じ輪廻写輪眼の開眼者が放つ須佐能乎には光を弾かれ通じない。
本来は「神・樹海降誕」により、チャクラを吸い取るために動きを止めるためのもの。

月読と違うのは、幻術世界で対象者が体験する光景は術者ではなく対象者個々人の願望を反映した「その者にとってもっとも都合のいい世界」になること。
オビトやマダラはこれを利用し、人々を幻術世界に閉じ込めることで平和を実現しようとしていたが、黒幕である黒ゼツはこの術と併用される神・樹海降誕によりチャクラを集約し、大筒木カグヤを復活させることが目的だった。

ちなみに解除するには、術者と同じ「尾獣すべてのチャクラ≒十尾のチャクラ」と「輪廻眼」を持つ者が子の印を結ぶ必要がある(一人ではなく、それぞれの力を持った二人以上でもよい)。これにより、神・樹海降誕によって伸びた根は枯死し、無限月読の幻術世界は消滅する。

なお、疾風伝ではそれぞれの見ている夢が描写されている(原作はとっくに連載終了し、単行本も最終巻が発売されたが、アニメのナルトを少しでも長生きさせようと挿入された)。

  • ヤマト
「第七班の隊長として認められ、自分の居場所を得る」。

  • シノ
「巨大な新種の蟲を発見する」。

  • キバ
「火影になり赤丸を撫でながら犬の日制定を目論む」。

  • ヒナタ
「ナルトとデートしている」。なおこれについては後に現実になった。

  • テンテン
「ガイとリーがクールな性格なのでツッコまなくてよくなった」。なおネジには「アレはアレでツッコまなくていいのか?」と言われている。

  • いの
「サスケとサイに取り合いされる」。

  • カンクロウ
「新型の合体式傀儡を完成させる」。

  • キラービー
「人柱力9人で並び立って活躍する」。

  • 我愛羅
「家族で平穏に過ごしており、ナルトが遊びに来る」。

  • テマリ
「弟二人に姉として頼られる」。

  • シカマル
「妻の尻に敷かれる父や上官を眺めてボヤいている」。恐らく小説版で言及された「それなりに、普通に生きていく」目標の具現化。

  • 綱手
「ダンが火影になった里で、縄樹や自来也、大蛇丸と過ごしている」。疾風伝ではこの中で寝落ちした際に見た夢の中、自来也の書いた小説「ナルト豪傑譚」を読まされている(内容としては「もしナルトの両親が生きていたら」というIF)。


限定月読

「ROAD TO NINJA」で披露されたバリエーションで、こちらは術者の写輪眼を媒介に発動する。
ナルトから九喇嘛を奪い取るついでに無限月読の作用を確かめるため、術の理論と封印済みの尾獣チャクラを使ってオビトが組み上げたオリジナルの幻術。
基本的に無限月読と似た術だが、差異として

  1. 術にハメられるのは基本的に一人
  2. 夢の内容は「現実をベースに術者によって改変された世界」
  3. ターゲットの望みを反映させる必要があるため、前もって情報を集めねばならない

以上が挙げられ、基本的には下位の術に当たる。
ターゲットが術者の写輪眼を見ると、その望みを反映した「夢の世界」をパラレルワールドとして構築し、そこにターゲットを放り込んでしまう。あくまで「夢」でしかない無限月読と違い、実際に世界一つを作ってしまうのが一番の違いである。

オビトはまず「陣の書」収録の読み切りにおいて「遠眼鏡の術」を使い、非番だったナルトの一日を監視。
その中から彼の望みを読み取ると、白ゼツの変化を用いて「暁」フルメンバーを装い木ノ葉を襲撃。事態収束後の隙をついてゼツがナルトにマーカーを刻み、オビト本人がナルトの前に現れこの術にハメたが、居合わせたサクラが巻き込まれたことによって彼女の願いが同時に反映されてしまい、

  1. 「夢の世界」の人物はナルトが知る者たちと変わらないはずが、性格が180度反転
  2. ナルトのポジションに位置する「波風メンマ」がS級犯罪者として暴れ回る
  3. メンマに惚れていた「夢の世界」のサクラが本物のサクラと入れ替わる形で現実に放り出される
  4. 暁にトビとゼツがおらず、犯罪者集団ではなく傭兵として活動中

というバグが発生。
オビトはナルトの「家族がもし生きていたら」という願望を反映した世界を作り、そこに彼を放り込むことで九喇嘛を引き抜くべく、バグの影響で抜け忍となったメンマに干渉、木ノ葉を襲わせるも、事態に気付いた九喇嘛が一時ナルトに助力したことでひっくり返され、「夢の世界」から抜け出されたことで失敗に終わった。

なお、「夢の世界のサクラ」は現実の世界に飛ばされており、彼女を巡る騒動がアニメ第491話で描かれている。


追記・修正は月読を見破ってからお願いします。


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最終更新:2024年03月04日 05:16

*1 サスケの万華鏡はどちらも炎遁