ノーゲーム・ノーライフ

登録日 :2012/04/24(火) 20:23:32
更新日 : 2017/07/24 Mon 16:50:14
所要時間 :約 21 分で読めます




さぁ――ゲームをはじめよう


MF文庫Jより発売のライトノベル。既刊8巻。
通称「ノゲラ」「ノゲノラ」「アントニオ・ノゲイラ」など多数。
著者は榎宮祐
元漫画家の経歴を活かし榎宮が挿絵も描いている。

一巻発売日は2012年4月25日。
コミカライズ版1巻が小説5巻と同時発売された。
コミカライズは作者が「漫画家復帰作」と息巻くほど気合の入ったものである。

2014年4月から6月にアニメが放送された。
制作はマッドハウス。監督はいしづかあつこ、脚本は花田十輝。

2017年7月15日、劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』が公開された。
アニメ版の続きではなく、原作小説の6巻を映像化した作品となっている。
制作陣はアニメ版とほぼ同じである。

【既刊一覧】
ノーゲーム・ノーライフ1 『ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するようです』

ノーゲーム・ノーライフ2 『ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目を付けたようです』

ノーゲーム・ノーライフ3 『ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……?』

ノーゲーム・ノーライフ4 『ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました』

ノーゲーム・ノーライフ5 『ゲーマー兄妹は強くてニューゲームが嫌いなようです』

ノーゲーム・ノーライフ6 『ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです』

ノーゲーム・ノーライフ7 『ゲーマー兄妹たちは定石を覆すそうです』

ノーゲーム・ノーライフ8 『ゲーマーたちは布石を継いでいくそうです』

ノーゲーム・ノーライフ9 『ゲーマー兄妹は一ターン休むそうです』

ノーゲーム・ノーライフ外伝 『プラクティカルウォーゲーム』


◆あらすじ
インターネット上で囁かれる都市伝説。
「280を超えるゲームのオンラインランキングで不敗を誇り、
世界ランクの頂点に君臨する正体不明のゲーマー、
アカウント名『 』(くうはく)
『 』の正体である空と白の兄妹は、ある日謎のメールを受け取る。

【君ら兄妹は、生まれる世界を間違えたと感じたことはないかい?】

そのメールに添付されていたリンクを踏んだ二人は突如PCの中に吸い込まれてしまう。

その先にあったものは、空中に浮かぶ島、空を飛ぶドラゴン、山をも越える大きさのチェスの駒。紛れもないファンタジーの中の景色。

その世界の名は【盤上の世界・ディスボード】
「十の盟約」により、人の命も国境線も、全てがゲームで決まる世界。

廃人ゲーマー兄妹による新たなる争いの歴史が幕を開ける――
とりあえずアズリールは天使。


◆キャラクター紹介
『 』(くうはく)
(そら) CV:松岡禎丞
主人公。十八歳。無職、ニート、童貞、引きこもり、コミュ障とある意味ロイヤルストレートフラッシュだが主人公。
凄腕のゲーマーで、特に相手の思考、感情を読んで裏をかくことに長ける。そのため白と組めば無敵のタッグとなる。

白の事を一番だと思っており、自分の事は「出来が悪い」と語るが、頭の回転は非常に速い。
『 』の心理戦担当で、確定要素の計算などは白に任せている。
ただし、日常生活ではその頭脳は働かず、「リアル人生ゲーム」と「リアル恋愛ゲーム」からは目を背け続けてきたとは本人談。
白の分析によると、空が元の世界で語った『俺の嫁』はロリ率が高かった模様。

白と一定以上の距離をとると極度の社会不適合者と化す。

何の因果か「そら」と名のつく主人公に「しろ」と名が付くヒロインで、アニメ版に至っては中の人まで同じとなっている。


(しろ) CV:茅野愛衣
属性:ロリ、アルビノ、ブラコン
空の妹。十一歳。不登校、いじめられっ子、対人恐怖症。貧乳。
真っ白い髪に赤い瞳をしている。
空のことは「にぃ」と呼ぶ。可愛い。
兄に対しては兄以上の感情を抱いているが、(割と積極的なアプローチにもかかわらず)人の心に敏感なはずの空にはなぜか気づかれていない。
空を上回るほどのゲームの腕を持つ。
計算、記憶能力などが人間離れしており、チェスのグランドマスターを完封したプログラムさえも相手にならないレベルの天才。

白自身が規格外な計算能力を持っているため、チートの類は通用しない。
だが駆け引き、読み合いなど「相手の感情」などの不確定要素は兄の領分である。

空と一定以上距離をとると極度の対人恐怖症と化す。

人類種(イマニティ)
□ステファニー・ドーラ CV:日笠陽子
属性:巨乳、M、お嬢様、ドジっ子
ルーシア大陸、エルキア王国の王女。巨乳。『 』からは ステフ 、ジブリールからは ドラちゃん と呼ばれている。
前国王の孫娘で、前国王の遺言通りゲームに挑んだ結果、ボロ負けするなどゲームの腕は悪かった。
空に負け、(半ば騙されて)賭の代償として『惚れろ』という命令を受けて恋する乙女になるが、
『惚れ続けろ』ではないのに未だに惚れ続けている理由は不明。
『 』が王座に座ってからも、幾度となく勝負を仕掛けては負けているが、いつの間にか空たちの『やり方』を吸収しており、
並の人類種では歯が立たないほどの腕になっている。
内政面は提案するだけで動かない『 』に代わって手腕を発揮しているが、その腕前は二人も感心するほど鮮やかである。
また、エルキア王国のアカデミーを主席卒業するなど実は才女であり、王族の血筋であるお嬢様なのだが、普段は空達のいじられ役である。


□クラミー・ツェル CV:井口裕香
属性:ツンデレ、貧乳
国王決定戦でステフを破った少女。貧乳。
暗い性格で薄い黒色のベールで顔を隠しているが、実は泣き虫。
主人であり親友のフィールと結託してエルキア王国の王位継承を狙っていたが、『 』によって阻まれる。
その後、空との「存在を賭けたオセロ」で空の策により、空達の側へと引き込まれる。
空の事を信用した後、空の指令により森精種の切り崩しにかかる。

『 』同様かなりの負けず嫌いであり、対戦結果のデータは徹底的にメモし、少しでも空白を超えるべく尽力している模様。
事実、ゲームの腕前はかなり高く、フィールのサポートがなくても十分なものを持っている。


森精種(エルフ)
□フィール・ニルヴァレン CV:能登麻美子
属性:巨乳、天然、S、百合、エロフ
クラミーの親友であるエルフ。巨乳。
見た目は若々しいが、実年齢は50代に乗る。
森精種の中では落ちこぼれかつ異端と見られているが、実際は稀代の天才である。
また、親友であるクラミーの事をとても大事にしており、クラミーのためなら他の森精種など「どうなってもいい」らしい。

ニルヴァレン家は森精種の特徴「粘着質で恨み深い」という特徴の元になっており、
過去に森精種と因縁のあるジブリールとはとにかく仲が悪い。


天翼種(フリューゲル)
□ジブリール CV:田村ゆかり
属性:巨乳、S、天使、M
天翼種の女性。約6000歳。巨乳。
ある理由から他の天翼種が住むアヴァント・ヘイムを離れ、エルキア王国の図書館を占拠して暮らしていた。
グヘグヘ言うほど知識欲・好奇心が非常に旺盛で、空と白の持つ地球の知識と自分自身の全てを賭けた勝負を行う。
「具象化しりとり」で圧倒的下位の存在であるはずの空と白に負けてからは二人に興味を抱き、
盟約ではなく自分の意思で二人を主として尽くしている。

他種族を見下す発言が多く、攻撃魔法の使用で興奮するなどドSに見えるが、空白に負けてからはMに目覚めつつある。
天翼種の中では一番最後に作られた個体である。

かつての『大戦』時には他の天翼種同様、首集めを趣味にしていた。
また、森精種の空中防御結界に引っかかった際には、真下にあった森精種の都市を『天撃』で壊滅させ、
(レア度の低い森精種の首の代わりに)都市にあった本を根こそぎ持っていった。

触手責めにされたりはしないし、ロゴスの盟主でもない。


□アズリール CV:堀江由衣
属性:デレデレ、天使
最初に作られた天翼種。
語尾に「~にゃ」と付けて話したり、ジブリールを溺愛したりとあまり威厳は無いが、天翼種の評議会における最高権力者でもある。可愛い。
亡き主人であるアルトシュの命を守って生きている。アヴァント・ヘイムと会話をし、彼を使役することもできる。アヴァント・ヘイムを『アヴ君』と呼ぶ。きゃわいい。
ジブリールのことが大好きでジブリールに無視されると泣き出す。非常に可愛い。
彼女は唯一の神殺しを成し遂げた天翼種であり、ジブリールが造られる以前は無慈悲で冷徹で、圧倒的なカリスマ性を持っていた。しかし空達によつて力を人間レベルまで抑えられたことでただの『かよわくててんしできゃわわなおんなのこ』になってしまった。可愛すぎる。
後に空のファーストキスを奪う。しかもディープ。エロ可愛い。


獣人種(ワービースト)
□初瀬いづな CV:沢城みゆき
属性:ロリ、ケモ耳、アホの子
獣人種の少女。8歳。
幼いながらも獣人種の国家『東部連合』の在エルキア大使を務めている。
フェネックのような耳と尻尾を持つ可憐な少女だが言葉使いがあまりよくない。
本人は語尾に「です」が付けば丁寧語になると思っており、「~しやがれ、です」などのように使う。かわいい。
獣人種の特徴か、撫でられることが好きだが、下手だと怒る。いづなの喉を唸らせたのは『 』とテトのみ。
『東部連合』がエルキア王国に編入されてからは、度々王城で『 』とゲームを楽しんでいるが、一向に勝ててはいない模様。


□初瀬いの CV:麦人
狼の耳を持ついづなの祖父。98歳のガチムチ老人。
基本は礼儀正しいが敵対者には辛らつな言葉を投げかける。
空とは犬猿の仲であるが、男として通じ合う時もある。
空達に敗北してからはステフのアドバイザーを務める。
妻が30人ほどいるプレイボーイであり、現在もそのプレイボーイっぷりは自重していない模様。


□巫女 CV:新藤尚美
属性:巨乳、浴衣、モノクル、ケモ耳、京都弁
本名不明の東部連合全権代理者。京都弁を話す巨乳美人。
内乱で分裂していた獣人種をまとめ上げ、一つの形に成したゲーマー。
どこか達観したところがあるが、『 』に東部連合の大陸領土を奪われたときは怒りを見せていた。


吸血種(ダンピール)
□プラム・ストーカー
属性:ボクっ娘、気弱、合法ロリ
滅亡の危機にある吸血種を救ってもらうべく、空たちの前に表れた吸血種。
吸血種の性質上、定期的に魂が含まれる体液を摂取しなければならないが、空や白の体液は極上の美味らしく、度々汗を舐めさせてくれと懇願している。変態にしか見えない。
かなり打算的な面があり、空たちも認めるプロのゲーマー。
フィールとの対戦の際に、帆楼から力を一方的に借りるという方法で吸血種本来の力で六重術者であるフィールを完膚無きまでに圧倒した。


海棲種(セーレーン)
□ライラ・ローレライ
属性:巨乳、ドM、人魚、ナルシスト
現在の海棲種の『女王』だが、800年以上もの間、眠りに付いている。巨乳。
非常に強い『魅了』を持っており、ジブリールですら惹きつけられるほどだが、体内に精霊を宿すディスボードの住人にしか効果がなく、
『 』には効果がない。
眠りに就いているのは『自分が望む王子様』を捜すための『ゲーム』をしているためなのだが、
クリア条件が10の盟約に抵触してしまっており、誰にもクリアすることはできなかった。
空によってクリアされた後は空にベタ惚れで、空に踏まれることに快感を覚えるようになってしまった。
また、『女王』の特徴として、相手の髪の毛から自分の複製――事実上の娘を作ることができ、これにより空は『童貞なのに父親』となった。


神霊種(オールドデウス)
帆楼(ほろう)
属性:ロリババア
もっとも旧き神霊種で、機凱種を創った者。貧乳。
生まれたときから疑問を抱え続けており、答えを期待して創った機凱種からも疑問を投げかけられ、遂には自殺する。
しかし、神霊種に死はなく、不活性化という形で永い眠りに就く。
その後、巫女に呼び出されて騙され、巫女の体に縛り付けられてしまう。
巫女の東部連合設立に手を貸すが、『 』によって心を揺れ動かされた巫女から解放され、
今度こそ消滅に向かっていたところを、『 』達とのゲームや問答で導き出された答えを以って、永遠の疑問から解放される。
『 』にいつか勝つと宣言し、エルキア連邦に身を寄せることになる。

機凱種(エクスマキナ)
□イルミアイン
属性:ヤンデレ、巨乳、メイド、アンドロイド
現代まで生き残った機凱種の一体。
他の機凱種同様、空に対して激しいアプローチを仕掛けるが、他の個体とはやや方向性が違っている。
原因はある思い違いによるものだったが、誤解が解けた後はドストレートなアプローチを仕掛けるようになった。

□アィンツィヒ CV:諏訪部順一
現代の機凱種のリーダーを務める男性型機凱種にして、ガチホモイケメンアンドロイド。
他の機凱種同様アプローチを仕掛けるが、空にソッチの気は無いためことごとく避けられている。


■その他
□テト CV:釘宮理恵
属性:無性別
不戦勝で唯一神となった「神様」。ディスボードと「十の盟約」を作り出した存在。
遊戯の神らしく帽子にクローバー、頬にハート右目と左目にそれぞれダイヤとスペードのマークを持ち、
ルービックキューブ型のイヤリングを着けている。
とある理由から空と白をディスボードへと連れてきた。
唯一神という特殊な立場のため自己を作り変え他の種族になることも可能で、暇な時はそれを使って多種族に紛れ込む。人類種になった際に餓死しかけた時に助けてくれたいづなを『女神』と評す。唯一神であるため性別もない。

+ ■『大戦』時代の人物



◆用語
盤上の世界(ディスボード)
あらゆるものがゲームで決まる、今作品の舞台。
人間を含め十六の種族が生きている。
『大戦』で荒廃した世界が、唯一神『テト』によって作り替えられ、『十の盟約』を以ってルールが制定された世界。
血の流れる『戦争』は無くなったが、各種族の間で大規模小規模問わず、ゲームによる『争い』が行われている。

【大戦】
唯一神『テト』が神の座に就く以前、いつ終わるかもわからないほど長く続けられていた、世界規模の戦争。
太陽は差さず、地形は変動し、有毒性の『黒灰』の嵐が吹き荒れる地獄であった。
最後の2年間で戦局は大きく動き、最強の存在だったアルトシュが討たれ、テトが神の座に就くことで終結した。
『大戦』を人類種がどのように生き残ったのかは、ディスボード史上トップクラスの謎となっている。
また、『十六種族』の一つも欠けることなく終結したのも大きな謎となっている。
本編はこの『大戦』から約6200年が経過している。

【十の盟約】
テトによって定められた絶対不変のルール。
一・あらゆる殺傷・戦争・略奪を禁ずる。
二・争いはゲームによる勝敗で解決するものとする。
三・ゲームは相互が対等と判断したものを賭けて行われる。
四・三に反しない限りゲーム内容、賭けるものは一切を問わない。
五・ゲーム内容は挑まれたほうが決定権を持つ。
六・盟約に誓って行われた賭けは絶対遵守。
七・集団における争いは全権代理者をたてる。
八・ゲーム中の不正発覚は敗北と見なす。
九・以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする。
十・みんななかよくプレイしましょう。

以上のような内容。
形のないもの(国を明け渡す、特定の記憶を消すなど)さえも賭けの対象にできる。
ちなみに適用されるのは知的生命体のみ。家畜の屠殺などは普通に行える。また、同意があれば傷つけることも可能。 じゃなきゃ繁殖できないしね。
同意なしに危害を加える場合、盟約によって強制的にキャンセルされる。逆に言えば、キャンセルされない限りはセーフの範囲。

9で「以上をもって」と記載されているからか、仲良くしている雰囲気はあまり感じられない。というか基本的に他種族を見下している者が少なくない。


【『盟約に誓って(アッシェンテ)』】
『十の盟約』に従ったゲームを開始する場合に唱える言葉。


十六種族(イクシード)
ディスボードに生きる種族たち。
各種族には魔法適正値に従って序列が与えられている。
上位は存在そのものが一つの魔法のようなものであり、魔法を技術として扱うことに最も長けるのは七位の森精種(エルフ)とされる。

第一位 神霊種(オールドデウス)
知的生物の祈りや信じる心から生まれる“神髄”という『我』を得た概念。
概念の数だけ存在はするものの、神髄を持たなければ実在できない。
ディスボード上に生きる人類種と妖魔種を除いた全ての知的生物は神霊種により創造されており、
眷属・使徒として他種族を従える者も存在し、言うまでもなく強大な力を持っている。
大戦期には自らが唯一神となるべく、星の原型を変えるほどの熾烈な戦争を巻き起こした。

第二位 幻想種(ファンタズマ)
それぞれが独立した世界を持った存在。星に宿る精霊回廊を辿ることによって浮遊するため、精霊回廊のない宇宙空間へは出ることができない。その形状は『雲状の竜巻』『大濃霧』『浮遊する巨島』など多岐にわたる。
それぞれが核という物を持っており、それを破壊されると死んでしまう。自ら核を穿つことによって絶大な威力を誇る『壊放融界(アルマ・クオリア)』という技を持っている。万能言語という言語を操り、如何なる種族とも会話が可能である。

第三位 精霊種(エレメンタル)
この世界に流れる星の力である精霊回廊の源。
この世界における生命と定義されるあらゆる存在は精霊を宿し、また万物に精霊は存在している。魔法の源。大戦期は激化する戦闘により精霊種も多く死滅し、あらゆる生物にとって猛毒となる『黒灰』とって降り注いでいた。

第四位 竜精種(ドラゴニア)
龍の姿をした種族。
時空間に点として存在する生物や天翼種とは違い、面として未来と過去に跨る多元時空生命体であるため、損傷を負ったとしても未来や過去の修正によって忽ち修復される。そのため位階序列は四位であるものの、大戦期には神霊種に迫る強さを誇っていた。加えて、彼等の言語は『龍精語』という、存在そのものが魔法の言語であり、命令さえすれば如何なる物質もその命に従う。
しかし、弱点が無いわけではない。彼等の強さの原理は収束時空によって複数の時間内にある己が力を反響させ、無限増大させることによって生まれるものであるが、それを逆手にとって、攻撃して傷を付けた箇所に更に攻撃を入れることによって殺すことが可能である。それ故に天翼種程の力量さえあれば群れされすれば撃滅は可能である。
必殺技として、命と代償に絶大な威力を誇る『崩哮(ファークライ)』という技を持っている。それぞれ【王】という個体が存在し、それに従う『従龍(フォロワー)』が存在する。

第五位 巨人種(ギガント)
圧倒的な巨軀を持つ種族。圧倒的な技量を持つ天翼種が五、六人かかってやっと倒せるものであり、その強さは未知数。

第六位 天翼種(フリューゲル)
かつての大戦の際、戦神『アルトシュ』によって造られた種族。天使の如き美しさを持つ。
神を殺すことを目的に造られたため、悪魔的な戦闘能力を持つ。
大戦時は他種族の首を収集し、種族によって格付けをしていた。
アルトシュが討たれ大戦が終結してからは、『アヴァント・ヘイム』の上に作った都市を拠点に他種族から書物を巻きあげて生きている。



六位と七位の間が『境界線』であり、七位以下は通常の方法で繁殖する『生物』であるが、六位以上は現象や概念が意思を得た『生命』であり常識が通用しなくなる。



七位 森精種(エルフ)
神霊種の一柱『森神(カイナース)』によって創られた。
長い耳と寿命を持ち、魔法技術に長ける。単純な魔法力では及ぶべくもないが、術式を組み上げる技術などは天翼種をも上回る。
三大陸に跨るほどの国家『エルヴン・ガルド』を形成し、自分たちより序列が低い種族を奴隷としている。

八位 地精種(ドワーフ)
神霊種の一柱『鍛神(オーケイン)』によって創られた。
卓越した機械技術を持っており、ディスボードで唯一工学を営む種族。
大戦期にはその技量を持って数々の武具や霊装を作り、空中を浮遊する巨大戦艦によって他種族に対抗していた。世界第二位の国家『ハーデンフェル』に住む。

九位 妖精種(フェアリー)
『里』と呼ばれる空間位相境界『洛園(スプラトゥール)』に住む種族。奥義として『洛園落とし(スプライトトウーン)』と呼ばれる技を持つ。大戦以降は一部森精種の隷属下にある。

十位 機凱種(エクスマキナ)
人間を模した機械で構成された種族。もっとも旧き神霊種によって創られた。
クラスタ(連結帯)』という群体として機能しており、個体が得た情報を全体で共有している。
能動的には何もせず、外部からの干渉に対して対応するだけの特異な種。
機械であるゆえか擬似的な精霊回廊接続神経しか持たず、魔法適正の高さによる序列では十位であるものの、受けた攻撃を解析・模倣し対策を取ると同時に自分たちの武装とすることが可能で、理論上は無限に強くなることができる。
自分たちからは動かないという特性と相まって、大戦期には他種族からは徹底的に避けられていた。
『十の盟約』によって一切の殺傷が禁じられたため、激しい行動を起こす際の動力源であった精霊種を消費できなくなった。

十一位 妖魔種(デモニア)
幻想種『魔王』によって創られた種族。
人類種とは比較にならない体躯と力量を持つ種族であるが、その代わり知性に欠けている。
オークやトロール、ワームのような生物が属する種族であり、大戦以降は知性のある『上位』の妖魔種達が種族を率いている。奥義として『始祖主転生(ブラッドボーン)』を持つ。

十二位 吸血種(ダンピール)
他種族から血液、すなわち魂を吸収して生きる種族。
序列は十二位だが、隠密・幻惑の魔法に関しては森精種を越える。
また、吸収した魂に応じて成長するため、良質な魂を摂取すれば相応の実力を発揮できる。森精種の体液を摂取すれば神霊種さえも欺くことが可能。ただし六位以上は格が違いすぎるため吸収しようとすると蒸発するらしい。
条約の無かった大戦期においては多重術式を操る森精種を完封するなどかなりの猛威を誇っていた模様。作中の描写では昼夜逆転、多種多様な幻影や幻覚などその強さを見せつけた。
一切の殺傷・略奪が『十の盟約』によって禁じられたため同意なしでの吸血が出来ず、存亡の危機に立たされている。よってオーシェンドにて海棲種と共生している。
吸うものが必ずしも血である必要はなく、精液や汗でも代用可能である。

十三位 月詠種(ルナマナ)
神霊種によって造られた種族。朱い月にて造物主と共に生活している。

十四位 獣人種(ワービースト)
極めて高い身体能力を持つ種族。全員が獣耳と尻尾を持った人間の姿をしている。
種族といっても身体的特徴の差異により部族間の対立の絶えない小国だったが、『巫女』と呼ばれる指導者により『東部連合』として統一され、半世紀の間に世界第三位の大国となった。
一部の者は『血壊』という体内精霊を暴走させる特殊能力を持ち、元来著しく高い身体能力をさらに向上させることができ、音速を超えることすらも可能となる。ただし体への負担も大きく、使い続けると死に至る。

十五位 海棲種(セーレーン)
人魚の姿をした種族。海中都市『オーシェンド』で暮らし、長時間水の外に出ることができない。
女性しか生まれない種族のため、繁殖するために他種族の男性を性的な意味で食べ、精を搾り尽くして殺してしまう。そのため『十の盟約』により繁殖が極めて難しくなった。

十六位 人類種(イマニティ)
人間にあたる種族。人類種の殆どはエルキア王国に居住しているが、森精種の奴隷として扱われている者もいる。
かつてはエルキア王国が存在するルーシア大陸のほぼ全てを支配していたが、最近ではわずかな領土を残すのみとなっていた。
魔法を使用・感知するための「精霊回廊接続神経」を持たず、人類種にできて他の種にできないことは基本的にないため、国盗りギャンブルにおいて圧倒的不利な立場にあった。
公用語は「人類語」。




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