ノコギリのアーロン

登録日 :2009/11/23(月) 22:11:32
更新日 : 2017/10/08 Sun 05:44:22
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天はてめェら人間を差別し力を与えなかった

だから下等なのさ!!!

生まれた瞬間からすでに次元が違うんだよ!!!



●目次

【概要】

漫画『ONE PIECE』の登場人物…登場魚人物の一人。

魚人海賊団(アーロン一味)船長。

懸賞金額・2000万ベリー
通称・ノコギリのアーロン
CV 小杉十郎太


笑い方は“シャハハハ”


【外見】

青い肌をしたノコギリ鮫の魚人。
ウソップより凶悪そうなノコギリ状の鼻があり、本人曰く『折れないから自慢の鼻』。
左胸辺りには大きく太陽のマークが入れられている。


【性格】

魚人を『最高の種族』、人間を『下等種族』と見なしており、ナミの故郷であるココヤシ村を含む島で圧政を敷いていた。

“金以外は信用しない”とも考えており、とある事情から極度の人間嫌い。
ただし、賄賂を渡し島の支配を黙認させていたネズミ大佐や海図を書き上げるナミなど利用出来る人間は嫌いではないらしい。
支配下の人間に対しても「税」を治めるうちは手を下していなかった(上納が滞ればたちまち町ごと潰すが)。

また人間を見下しているが、瀕死の重傷を負っているにも関わらずそれを微塵も見せず鬼のごとき眼差しを見せて立ち向かってきたゾロの目を見て『今、ここで確実に殺しておかなければならない敵だ』と警戒するシーンも見受けられた。

人間に対してはかくの如しだが、同族である魚人たちに対してはとても大切に想っており、
留守中に部下たちがゾロの手で壊滅させられていたことを知った際には驚愕とともに手ずから助け起こし、クロオビやハチがやられたときにも激怒するなど、
魚人の仲間たちに対する友情意識は本物である。
その気質は部下たちにもよく伝わっており、仲間たちはアーロンともお互いタメ口を利きあい、頭に血が上ったアーロンを素の口調で諫めることも多い。

ハチなど曰く「生粋な種族主義者」で、意見が違っても、同族には決して手を出さないという。
ジンベエと決裂した際も、自分から攻撃することは決してなかった。
魚人や人魚と他の種族の間に生まれた人に対してはどうふるまうか気になるところである。

目下の夢は『東の国全てをアーロンパークの支配下に置くこと』。


【戦闘力】


危険度(強さではない)をあらわす懸賞金は本編開始時点では2000万ベリーで、これはバギー、クロ、クリークより上 *1
ルフィに懸賞金が懸けられる以前は最高金額であった。

魚人は総じて人間の十倍の腕力を持つが、鮫の魚人である彼は、その中でもとりわけパワーに秀でる。
支配下にあって納税が滞った「ゴザ」の町などは家のすべてがひっくり返っているが、それはアーロンが一人でやったものらしい。
当然肉体もタフそのもので、ルフィにボコボコにされても戦闘続行可能。

泳ぐスピードも当然速いうえに、地上にいる相手にも 水中で加速しそのまま空中に飛び上がり、矢のようなスピードで襲い掛かる というよくわからない対地攻撃スピードを有する。

戦闘ではこれらのパワーや魚人特有の水への理解力に加えて、
『歯がすぐに生え変わる』などの鮫としての力、『 キリバチ 』と呼ばれる巨大なノコギリなどを活用する。

その高い実力から呼ばれる『東の海最強』の名は伊達ではなく、連戦で万全の状態では無いと言え *2
サンジゾロを手のひらに貯めた水を掛ける『水遊び』だけで圧倒した。
その『水遊び』にしてもサンジに言わせると散弾銃並みの威力を持つらしい。

また、ぶちギレると海王類のように人間の黒目に当たる部分が細くなりパワー・スピード共にはねあがる。

ウソップに賞金がかけられた時点で賞金額は負けているものの、その時点での素の実力では確実にアーロンが高いと思われる。

実際のサメは軟骨動物で肋骨もないので、魚類や水棲哺乳類の中では泳ぐのが遅く *3 体も打たれ弱いのだが *4
一応元は人間から進化した種族なので、そんなサメという種族の弱みはほとんど反映されていないというインチキのような強さを誇る。


この実力に比較しての異常なまでの懸賞金額の低さは、賞金額は世界政府に対する危険度を示す目安であって強さでは無いこと、
アーロンが現地の海軍高官を買収していたために、東の海での悪事のほとんどが世界政府の上層部に知らされていなかったことが原因である。
これは海軍の支部側に賄賂を渡すことで、自分が動く前にジンベエや海軍側に動かれない・警戒されないようにすることが目的。

作中では、東の海軍支部所属のプリンプリン准将率いる一隊が討伐に赴き、返り討ちにあっているが、これもアーロンの財力により実態は握りつぶされていた模様。


◇技


歯(トゥース)ガム
自らの歯を丸ごと取り出し、それを手に持って相手に噛み付くように掴みかかる。
歯そのものの強度も然る事ながら、何よりサメの魚人ならではの強靭な顎や握力が無ければ成立しない技。
一度はルフィもその歯を奪い、アーロンに反撃を仕掛けたが、大してダメージを与えられなかった。

鮫・ON・DARTS(シャーク・オン・ダーツ)
鋭い鼻先を相手に向け、魚雷のように勢いよく突撃を仕掛ける。
アーロンパークの外壁に風穴を開けるほどの威力を誇り、水中などで十分な加速を得ればその威力はさらに跳ね上がる。

鮫・ON・歯車(シャーク・オン・トゥース)
口を大きく開き、体を回転させながら勢いよく突撃を仕掛ける。
回転する歯は削岩機のように喰らい付いた獲物の肉を抉り取る。


【作中での活躍】


◇東の海篇

かつて王下七武海のジンベエと肩を並べていた男。
ジンベエが七武海入りする際の条件に『アーロンを東の海に放つ』と政府と契約したと噂されており、
事実ジンベエ王下七武海加盟と共に、魚人海賊団は分裂しアーロン一味が偉大なる航路から東の海入りした。

8年前、ナミの故郷であるココヤシ村を襲撃。
奉具を払えなかったナミの義母ベルメールを殺害。ナミの地図を描く能力に目をつけ、一味に加入させる。
恐らくこの時に『一億ベリーで村を譲り渡す』と契約した。
が、ナミを手放す気はサラサラなく、買収した海軍にナミの集めた大金を没収させるなど卑劣な一面を見せる。

1億ベリーが達成する寸前に大金を奪われて上記の魂胆に気づいたナミから、
「お金の上の約束は死んでも守るんじゃなかったの!」と問い詰められたが、それに対しアーロンは……

おれが約束をいつ破った!!? 言ってみろ!!!!

……と、意に介すことなく凄んだ口調でナミを黙らせ、「たかが1億ベリー」と軽々しく一蹴した挙句にココヤシ村の住人全員の命をチラつかせる形で門前払いした。

ちなみにナミを追い返した後に部下たちの前で 「俺だって鬼じゃねえ。世界中の海の測量を終えたら自由にしてやるさ」 と口にしていたが、
到底不可能な無理難題を見越した上での発言であり、部下たちからは「何十年後の話だよ」と笑い飛ばされた *5

アーロンパーク内でナミを『使う』発言をしたことでルフィの逆鱗に触れ、自慢の鼻とアーロンパークを潰されて敗北。

その後は海軍に捕まり一味離散。

ちなみにジンベエについて、上記のうわさからサンジらは「アーロンを極悪化したようなもの」と印象を持つようになったようだ *6


◇魚人島篇


本人は豚箱入りしているので現在の時間軸では出てこないが、回想や話の上では幾度となく現れその存在感を示す。

元々は魚人島の孤児が集まるスラム「魚人街」の出身。
はっちゃん曰くシャボンディ諸島の観覧車に憧れた少年時代があり、アーロンパークの建築スタイルはシャボンディパークを模したものらしい。
またマーメイドカフェのオーナーであり、占い師であるマダム・シャーリー *7 はアーロンの妹。
ただ子供の頃、父親を名乗る男がそう言ってシャーリーをアーロンに押し付けていっただけのため、本当に血が繋がっているかどうかは不明。
お兄ちゃんより幾分デカいがこんなセクシーな妹がいて、何ともアーロンが羨ましい限りである。ちなみにマダムのアニメ版のCVは朴ロ美。

同じく「魚人街」で育った元王下七武海海侠のジンベエとは兄弟同然の間柄であり、また後に魚人族の英雄となるフィッシャー・タイガーを「タイのアニキ」と慕っていた。

成長後は魚人街の荒くれ者たちを率いて海賊をやっていた。魚人や人魚を迫害(時には人さらい)してきた人間への毛嫌いはこの頃からあった。
人間を討伐する彼の存在は、魚人街の子供たちのあこがれでもあり、子供の頃のホーディ・ジョーンズらには「人間は憎むべき魚人族の敵」と常々語っていた(ただしホーディらは白ひげの庇護もあって直接的に人間の被害を受けたことがあったわけではない)。

そしてフィッシャー・タイガーがマリージョアを襲撃した事件を契機に『タイヨウの海賊団』に所属。
ジンベエと肩を並べていたというのはこの頃の話で、フィッシャー・タイガーを追う海兵たちを返り討ちにしていた。
戦闘時もやり過ぎて人間を殺しかけ、船長のフィッシャー・タイガーから度々説教されていた。

航海の途中でコアラという元奴隷の少女との交流を得たが、魚人と仲良くなっていったコアラに対しても、
「大人になれば魚人を差別するようになる」と決して相容れる様子は見せなかった。

そして、コアラを彼女の故郷に送り届けた直後、慕っていたフィッシャー・タイガーが海軍の騙し討ちに遭い死亡したため、
元々嫌いだった人間を更に憎悪するようになってしまう。

その直後、無謀ながら海軍に殴り込みをかけており当時中将だったボルサリーノにボコボコにされ捕まった。



タイの大アニキを売った人間どもを皆殺しにするんだよ!

通報した島にも行くぞ!

フィッシャー・タイガーは死んだ!!


お前ら下等種族に殺されたんだ!



涙ながらにタイガーの無念を叫ぶも、ボルサリーノには涼しい顔でスルーされた。
その後は、大監獄インペルダウンに収監されていたが、タイガーの後を継いだジンベエの七武海入りを期に釈放される。

上記の解放の噂は正確ではなく、実際は前々から監獄入りしていたアーロンがジンベエの七武海入りを期に『恩赦』で解放され、
七武海(形式上世界政府の協力者)として活動することを受け入れられなかったアーロンが自分でジンベエの下から去ったというのが真相。

アーロンは元々自分を慕っていたメンバーを率いて魚人島から東の海に拠点を移し、
8年前のココヤシ島襲撃へと繋がる。
ジンベエ自身はいざという時はアーロンを抑えるつもりでいたが、それを見越してか海軍を買収していたために、
実質野放しとなり上記の噂が広まったと思われる。


【余談】


  • グランドバトル2
OPではリトルガーデンでクロと戦っていた。


  • アニメオリジナル
魚人等篇での回想で登場したのだが、引き伸ばしのためにかなり違和感のある描写が多々ある。
ホーディ・ジョーンズらの幼少時の回想(ホーディの項目参照)や、
タイガーの死後、怒って海軍の軍艦を襲う際になぜかいつものように高笑いしていたり、
インペルダウンからの保釈後、ジンベエとの対立で彼に殴りかかろうとしていたりするなど。






ポケモンサメハダーに『アーロン』ってつけた奴出てこい。




下らねぇ追記・修正に死ね。


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