大破壊

登録日:2011/12/08(木) 14:39:47
更新日:2024/03/13 Wed 01:12:57
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「大破壊」とは、

1.『ARMORED CORE』シリーズにおける事象。
初代2シリーズ3Nシリーズ双方において存在する出来事だが、内容は違う。

初代・2シリーズにおける「大破壊」は初代ACの50年前に起こったとされる出来事。

元々は自由経済の肥大化による先進国の環境悪化、更に発展途上国との軋轢が原点。
途上国に対して援助と言う名の詐欺が横行し、
更に人口・経済格差や一向に収まらない環境汚染や食糧危機等で民衆の不満が溜まりに溜まっていた。

この中である途上国の指導者が先進国へのテロリズムを容認する旨の発言をしてしまったのが引き金となり、
先進国・途上国間の対立は決定的となってしまう。

これにより、先進国側は核以上の威力を持つ大量破壊兵器(衛星砲ジャスティス等)の投入を決定。
引きずられるように他の国家も呼応して軍事投入した結果、地上は自然環境・生態系に至るまで全て焼き尽くされること
更に海面の上昇(恐らく北極・南極が氷解と思われる)や、
熱帯雨林の5年にも渡る火災により、地上は完全に人類の住める世界ではなくなってしまった。

この為、生き残った人間たちは地下世界への移住を余儀なくされ、国家という概念は消えうせてしまう。
そして、大破壊後の復興を目指して「百年計画」を始動させる。
なお、この「百年計画」の中核として製作されたのがレイヴンズ・ネストのAI。

初代・2シリーズにおける強化人間技術や潜水MT、
火星テラフォーミングやディソーダー、グレイクラウド等はこの頃の産物らしく、未だ多くの謎を秘めている。


3・Nシリーズにおいては、3の時点では数百年前に起きた惑星規模の災厄という以外は不明。
ただし、大破壊以前の遺物として前述のジャスティスの様な衛星砲も存在する。
こちらの世界観でも地上の人々は地下世界に移り住み、国家という概念が消えた中で過ごしていく。

この後、Nシリーズでは自立型の破壊兵器建造システム「インターネサイン」による機動兵器「パルヴァライザー」や、
特攻兵器によってもたらされたものと明かされた。

ただ、3シリーズとNシリーズの繋がりは後付設定なのでその点は考慮されたし。

AC4には大破壊という事象はないが、国家解体戦争やリンクス戦争によるコジマ汚染ACfAの時点で深刻化しており、
これが旧作の大破壊を意識しているのでは?とか言われたりしてる。





2.『メタルマックス』シリーズにおける事象。
近未来において突如として起こった災厄で、世界中のコンピューターの暴走により、
自律殺人兵器が世界中に溢れ、都市文明を荒廃させてしまった。

この為世界中は荒野と化し、生態系の異常化や国家の崩壊による無法化から世界中で無法者(モンスター含む)が溢れることになる。

なお、この出来事に関しては瞬時にして文明が消滅したわけではなく、
メタルマックス3,4では対抗組織や対抗兵器が存在し、
自律兵器への抗戦や文明の維持を試みる活動がある程度の期間行われていたことが確認できる。




メタルマックスにおける大破壊の元凶は地球救済の為に建造されたスーパーコンピューター「ノア」が引き起こした出来事。
「ノア」は自らのシミュレーションにて「人が人であり続ける限り、世界は滅ぶ」という答えを導き出し、
自ら全世界のコンピューターを掌握して、皮肉にも自ら世界を破滅の淵に追い込んだ。

なお、「ノア」はメタルマックスにおいて主人公(レバンナ)に破壊されたが、
「メタルサーガ」シリーズではその後も自らの子機といえる端末(アレックスやノアシード)を利用して復活を画策している。
Xenoにおいては、破壊される瞬間に「環境保全のために人類を殺せ」というスタンスを「環境なんてどうでもいいから人類を殺せ」に切り替え、全生産ラインにコマンドを送信。
結果、そのコマンドを受けて産み出された直轄の破壊兵器群「SoNs」によって、東京は全域が砂漠となるまでに破壊しつくされた。

モデルは恐らくターミネーターにおける「審判の日」か。





3.『真・女神転生』における事象。正確には「東京大破壊」
物語前半でトールマン(正体は魔神トール)が東京にICBMを爆破させたことで東京は壊滅的な被害を受け、悪魔達が跋扈する地となった。
これが後にカテドラルやTOKYOミレニアムの建造に繋がる。
東京以外の都市がどうなったのかというのは不明だが、真Ⅱの時点ではTOKYOミレニアム以外の土地は人類が住めない程に荒廃していると明言されているので、おそらくは滅んでいるのだろう。
作中ではどのように滅んだのか不明である為、東京大破壊を契機に第三次世界大戦が勃発し、それによって他の国も破壊された等、様々な憶測が説がある。
ヒーロー達は大破壊直前に金剛神界にワープし、数十年を経た時代に帰還する事で大破壊の直接的な被害を免れた。
偽典・女神転生や真・女神転生NINEは大破壊後におけるストーリー。後者は確実にパラレルだが。
また、ペルソナ(1・2)・デビルサマナーシリーズは本作で大破壊が未然に防がれたパラレルワールドという裏設定があると言われているが、矛盾も多く、あくまでファンサービス程度に繋がりを匂わせている程度。

ちなみにこの事象のモデルはFC女神転生IIにおける荒廃した世界だと思われる。





4.『RAVE』における事象。「オーバードライブ」と読む。
本作の50年前にシバとマザーDB(シンクレア)との戦いで引き起こされた出来事で、この衝撃によりDBは五つに分裂し飛び散った。
また、このときにレイヴも飛び散ってしまう。
ゲイル・レアグローブもDB「エンド・オブ・アース」でオーバードライブ(大破壊)を引き起こすことが可能。




5.『ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー』における事象。
かつてオルアースの森でイベルタルが眠りにつく際、周りのあらゆる生命を喰らい尽くし森を壊滅の危機に追い込んだ。
対抗できるのはゼルネアスのみとされ、この時もゼルネアスによって救われた。
以来オルアースの森は「禁断の地」とされ、「破壊の繭の眠りを妨げし者、怒りの裁きを受けるべし」との言い伝えられるようになった。
長い年月をかけて森は自然豊かに戻ったが、サトシたちと盗賊との戦いによりイベルタルは目を覚まし、再び森に大破壊の危機が迫る。




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最終更新:2024年03月13日 01:12