クロウカード(CCさくら)

登録日:2010/03/07(日) 10:05:56
更新日:2024/01/07 Sun 13:14:24
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カードキャプターさくら』に登場するカード群の総称。


作中に登場する魔術師「クロウ・リード」が作り出した「生きたカード」。
変わり者なクロウらしく、便利なものから用途不明なものまで色々ある。

それぞれが独立した思考を持ち、その性格も様々。また、姿形も多種多様で人型の者や、獣の様な者、果ては無機物の姿をする者までいる。

封印が解かれると各々好き勝手するが、再度封印する事でその行動を抑制出来る。
その際、カードに封印した人間が自分の名前を記入する事で、その人の言う事以外は聞かなくなる。

「鏡」「光」「闇」の三枚は特殊カード特殊カードと言われており、喋る。

ちなみにカードにはそれぞれに上司とも言えるカードの守護者が存在し、その配下のカードをコントロールできる。


魔法を発生させる他に、カードがある程度揃っていればタロットに近い占いも可能で、劇中では度々さくらが問題解決の糸口を求めて占いをしている。


「さくらカード編」において、魔力を失いつつあるクロウカードを新たな主であるさくらが自身の魔力で作り変えた「さくらカード」に変化させられた。

「クリアカード編」ではすべてのカードが透明になってしまい、使用不可能になっているが、
これは、小狼がさくらの魔力の暴走を抑えるべくクマのぬいぐるみを通してカードの魔力を自分の元へ運んで自らが使えるようにしていたためである。
(カード達も承知の上で自発的に小狼に力を貸している)


□カードとその能力一覧


■ライト(THE LIGHT)「光」
CV:佐久間レイ
総てを包む輝ける光。太陽と雲を持つ、白い服の女性。
実はカード飛散後、さくらの中に宿っていた。
太陽の力の選定者、ケルベロスの第一配下のカード。

■ダーク(THE DARK)「闇」
CV:佐久間レイ
総てを飲み込む深遠の闇。三日月と花のようなものを持つ、黒衣の女性。
光とは対を為すカードだが、お互い仲が良い。
月の力の審判者、(ユエ)の第一配下のカード。


■ファイアリー(THE FIREY)「火」
炎の翼と髪を持つ少年。
燃え盛り焼き尽くす業火のカード。
四大元素の一つであり、ケルベロスが自身の力を取り戻すのに必要不可欠なカードの一枚。
力は同等ながらその気性の荒さで「水」すら上回る攻撃力を発揮する。
捕縛系の「風」と攻撃系の「水」を同時発動する事によって封印された。
余談だが、「ファイアリー」と正しく発音するには(FIERY)の綴りとなる。
(因みに、「水」の「THE WATERY」の綴りも正確には「ウォータリー」と読む)

■アーシー(THE EARTHY)「地」
揺れ動く怒号の大地のカード。結晶体を纏った、厳格そうな女性。
四大元素の一つであり、ケルベロスが自身の力を取り戻すのに必要不可欠なカードの一枚。
原作、アニメ共に最後のカード。陰陽五行の五行相克の関係で「樹」のカードに弱い。

■ウインディ(THE WINDY)「風」
吹きすさぶ風を司るカード。背に1対の翼を生やした女性。
四大元素のカードの一つ。
非常に大人しく、争い事を嫌う性格で、封印の本からクロウカードが解き放たれた際、どこにも行かないどころか自ら本に戻っている。
アニメではクロウカードが飛び散る原因となったが、これはさくらが目に入ったこのカードの名前を音読して魔法を発動させてしまったためで、
ウインディは風が収まった後もさくらの手元に残っており、その捕縛向きな効果もあってさくらのカード集めを長く手伝った上、最後の審判でも勝利の鍵となっている。
発動すると、風を鎖状に発生させたり、相手を風で包み込んだりして相手の動きを抑制できる他、高所から落下した人を風で救助したりも可能。
また、争いが嫌いな性格故に威力は高くないが、一応風で攻撃することもできる。
グランブルーファンタジーコラボでは奥義として採用。敵に攻撃はしないが味方に強力なバフを与える。

■ウォーティ(THE WATERY)「水」
逆巻く水流のカード。長髪のマーメイド。
四大元素のカードの一つ。
荒ぶる波の如く攻撃的な性格で、凍らせないと不定形の為封印し辛い。
グランブルーファンタジーコラボの際にボス、攻撃アビリティとして採用された。

■シャドウ(THE SHADOW)「影」
闇に紛れ潜むカード。ローブのような姿。
影であればどこでも潜み、影があれば行動範囲に制限は無い。
使用すれば影を操れるようになり、影を介して実体に干渉することも可能。
親戚にブラックサバスがいる。

■ウッド(THE WOOD)「樹」
生い茂る木々の力を司るカード。木の葉のストールを纏う、緑髪の女性。
「風」同様に大人しい。結構使い勝手が良く、用途は広く、最後の封印の鍵となった。
アニメで木之本家を壊しかけた。(←元凶は別のカードだが…)

■フラワー(THE FLOWER)「花」
咲き乱れる花のカード。桜色のドレスとツインドリルが特徴の美人。
ダンスと賑やかな事、楽しい事を好み運動会に乱入し、無邪気に踊りながら無邪気に花を撒き散らした。
使用者の望む花を創造する(召喚する?)事もできる。
グランブルーファンタジーコラボでさくらのアビリティとして実装されたが、その性格の為か、「ランダムにバフ」という効果とされた。

■イレイズ(THE ERASE)「消」
布を持った女道化師。
あらゆる物を喪失させるカード。
その対象は、物体や人のみならず記憶まで含まれる。
洞窟に潜んで次々と人を消し、怪談となっていた中々に恐ろしいカードで、さくらも友人が次々と消えていく恐怖体験に見舞われた。

■ミラー(THE MIRROR)「鏡」
CV:丹下桜
胸元に円鏡を抱く緑色のロングヘアに袴が緑色になった巫女服を着た美少女。媒体によって額のデザインが違う。
ありのまま全てを映し出すカード。
その名の如く、人や物を写し、自らの姿とする事が出来る。特殊カードに分類され、名前を言い当てないと封印ができない。
さくらの姿に化けて悪戯を繰り返し、たまたま出会った桃矢がさくらの兄だと察すると彼を危険な場所に誘い、怪我を負わせるが、
そこで彼が自分の正体を察しつつも付き合ってくれていたことを知って反省し、駆け付けたさくらに半ば自分から封印してもらい、意識のない桃矢に謝りながらカードに戻った。
話せるということでクロウカード達の代弁者になることもある他、さくらが夜間外出する際などに影武者を務めたりもするが、その時には基本的に寡黙(にこにこしたりはする)。
桃矢には以前接触したこともあって毎回すぐに影武者であることを看破されるが、さくらを応援する意味合いもあって桃矢はその事実を妹には伝えずに騙されたフリをしている。
アニメではこの桃矢とミラーのやり取りが増えており、桃矢に頭を撫でられて頬を染めたりとミラーが彼に想いを寄せているような描写がある他、
桃矢にミラーがリボンを買ってもらった後は、カードの絵柄にそのリボンが追加されるなど、原作と比べてかなり優遇されている。

■グロウ(THE GLOW)「灯」
蛍のような女性。
夜を照らす灯のカード。
攻撃性も防御能力も無い用途不明のカード。しかし、その光は人々の心を癒す。

■サンダー(THE THUNDER)「雷」
轟く雷の力を司るカード。
オオカミの様な見た目の通り非常に獰猛。「影」とは原作とアニメで扱いが逆。
キックやスラッシュに繋がらない
こちらもグランブルーファンタジーコラボにてボスにされた。お陰で多数の騎空士達に狩られる羽目に…。
攻撃アビリティとしても採用。

■フライ(THE FLY)「翔」
羽撃く翼のカード。
実体化すると巨大な鳥の姿になる。性格はいたって大人しいが、怪我が原因で暴れていた。
アニメで最初に封印されたカード(因みに、原作とアニメ両方でこのカード相手に「風」を使ったがその際の効果がそれぞれで違う)。
翼が生えた封印の杖に乗る事で空を飛ぶ。
さくらの「杖を変化させないまま飛びたい」という思いに呼応してか、後にさくらの背に直接翼が生えて飛べるようになった。
グランブルーファンタジーコラボにて、完全回避アビリティとして採用された。
また占いの際「風」がいない場合の代わりになるとの事でストーリーでも活躍した。

■ジャンプ(THE JUMP)「跳」
高い跳躍力を発揮するカード。
同作者の某白饅頭の色違いな姿をとった。好戦的だが、間抜けな一面がある。
原作で最初に登場した。
主に回避や咄嗟の退避の際に使用された。

■ソード(THE SWORD)「剣」
剣そのもの。全てを斬り裂くカード。
使用者の意思により切断力を調整出来、攻撃対象の制限もない。
使用すると封印の杖が剣へと変化するが、そのために封印の杖が変化する他のカードとは同時に使用できない(原作では「翔」が使用できなくなった)。

■シールド(THE SHIELD)「盾」
想いを守りし盾のカード。
人の何かを大切にする心に反応し、それを守ろうとする優しい性格。
知世の宝物への想いに呼応して宝箱を守っていたが、鍵さえも弾いてしまうところを見るとちょっと融通がきかないのかもしれない。
高い防御力を持つが、封印の際には「剣」であっさり切り裂かれた。「矛盾」にならなかったのはいいが、「盾」なのに…

■イリュージョン(THE ILLUSION)「幻」
万華鏡を思わせる幻想のカード。
人の心に反応し、幻を見せ騒動を起こした。その性質上相手に見せる幻には個人により違い、その時の精神状態にも左右される。
三体に分裂したりしない。

■メイズ(THE MAZE)「迷」
迷路。
迷いの道へと誘うカード。
巨大な迷宮を出現させ、出口に着くまで延々迷わせる。
片手を壁につけて進んでもループさせている事から リアルタイム で迷路を変化させている。
出口に着いてもまた新しく迷宮を作り出すとことん迷惑な性質を持ち、そのくせズルは許さない。
どっかの迷宮壁と関係あるとかないとか。
この迷宮を踏破するためにさくら達が悩んだ……直後にとある人物が現れ、壁をぶち壊して進む反則技で突破し、封印された。
なお、壊す力が足りないと即座に再生する。


【以下アニメオリジナル】

■タイム(THE TIME)「時」
砂時計を持った老人。時間を巻き戻したりして遊んでいた。
カードになってからは主に時間を止めるに使用(ただし魔力消費は激しい)。親戚はスペードのカテゴリー10
かなり強力なカードらしく、魔力のあるはずのさくらや小狼もこのカードによってあっけなく時間停止させられた。

■リターン(THE RETURN)「戻」
時計を持った女性。
過去に戻ることが可能(ただし魔力消費は激しい)。
タイムベント
なお、封印には時のカードでなければ止められない。

■ミスト(THE MIST)「霧」
濡れた長髪で体を覆った女性。
金属を腐食させる霧を発生させる。
こんなカードに使う価値があるのか…?

■スノウ(THE SNOW)「雪」
雪女。
雪を降らせる。
さくらの怒りに触れました。

■サンド(THE SAND)「砂」
インド風の女性。衣装の一部が砂と化している。
砂を操れる。

■ファイト(THE FIGHT)「闘」
女武道家。
使う者の心次第でどんな武術も使える。

■ドリーム(THE DREAM)「夢」
大きな被り物で目元を隠した、神秘的な雰囲気の女性。
予知夢を見ることが可能。

■サイレント(THE SILENT)「静」
襟で口元を隠した女性。
音を消すことが可能。静寂を好む。

■クラウド(THE CLOUD)「雲」
雲に乗ったふわふわもこもこのロリ。
雲を操れる。

■スルー(THE THROUGH)「抜」
円形の壁をすり抜ける女性。
壁抜けが可能(ただし抜ける壁の厚さは魔力に比例)。
今のアニヲタに足りないスキル。

■ビッグ(THE BIG)「大」
長身の女性。
人や物の巨大化が可能。
さくらの夢を叶えられる素敵なカード。
男どもがヒィヒィ言わす為に必要な物かも知れない。

■リトル(THE LITTLE)「小」
人や物を縮小することが可能。

■ツイン(THE TWIN)「双」
道化師姿の双子。
人や物をふたつにする。
(0M0)(0M0)

■ストーム(THE STORM)「嵐」
くるくる天パのロリ。
嵐を起こせる。
ユアマイソウッソウッ!

■レイン(THE RAIN)「雨」
雫をあしらった道化師服のロリ。
雨を降らせることが可能。
異常気象の原因。
おじいちゃんに虹を見せたことも。ちなみに原作では「水」を使って雨を降らせている。

■バブル(THE BUBBLE)「泡」
泡で身を包んだマーメイド。
泡を作る、何かを洗える。
クロウがケロちゃんを洗うのに使用。

■スイート(THE SWEET)「甘」
金平糖のような杖や衣服を身に付けた女性。
食べ物を甘くする、もしくはお菓子にすることが可能。

■パワー(THE POWER)「力」
カボチャパンツ?のロリ。全体的にピンクっぽい。
力が強くなる。
知世のお気に入り。

■アロー(THE ARROW)「矢」
弓矢を持ったロリ。
矢で攻撃が可能。
劇場版第一作の冒頭で封印し、終盤で活躍した。

■ショット(THE SHOT)「撃」
髪を逆立てた男性。
弾丸のような衝撃波で攻撃可能。そして動きが素早い。
どっかのガンドみたいだ。
クロウカードそっくりのおまじないカードに紛れていた。

■ソング(THE SONG)「歌」
五線譜などを身に纏った女性歌手。
他人の歌声をコピーして歌える。
知世の声で歌ってた。

■ヴォイス(THE VOICE)「声」
セイレーン。
他人の声を盗んでその声で喋れる。

■スリープ(THE SLEEP)「眠」
三日月の杖を持った妖精。
相手を眠らせる。
論文作成中のお父さんを眠らせる→交戦→捕獲時にPCあぼん→さくらちゃん泣く→(`;ω;´)オノレェェェ!!
アニメでは「地」封印時には迷惑にならないよう、雪兎を始めとする町の人々を眠らせた。
おかげで小狼は雪兎に腹パンしなくて済んだ(原作では腹パンで雪兎を気絶させている)。
「時」で時間を止めて気付かれないように「眠」を撒き散らしたりと要所要所で使われた。

■フリーズ(THE FREEZE)「凍」
氷でできた巨大魚。
人や物を凍らせる。エターナルフォースブリザード。
小狼とさくら以外の全員を凍らせた地味に凶悪なカード。魔法の氷なので凍傷とかの心配はないらしい。
名前だけとはいえグランブルーファンタジーコラボに登場した。

■チェンジ(THE CHANGE)「替」
尻尾が長い小動物。
同時に触れた2人の心を入れ替える。
入れ替えるだけで特に悪さはしない。さくらから作られた事につっこみが入った。
ロリコンライダーにはならない。
こちらもグランブルーファンタジーコラボにて登場。ケロちゃんとビィくんの心を入れ替えてしまった。

■ダッシュ(THE DASH)「駆」
スマートな四足獣。ブイズっぽい。
動きが早くなる(瞬発力のみで持久力は変わらない)。
クロックアップ。

■ウエイブ(THE WAVE)「波」
波そのもの。
波を起こせる。
乗るしかねぇ、このビッグウェーブに!なサーファーにおすすめ。

■ループ(THE LOOP)「輪」
メビウスの輪。
空間をつなぎ合わせて中から出られないようにする。
終わらないマラソン大会…
親戚にエンドレスエイトがいる。

■クリエイト(THE CREATE)「創」
「創」の本に書いたことが実体化(効力は夜のみ)。
二次嫁を実体化させられる夢のカード。

■フロート(THE FLOAT)「浮」
気球。
人や物を浮かせることができるが、高速での移動は不可。
(0H0)フロート(笑)

■ロック(THE LOCK)「錠」
南京錠。
錠に宿り、部屋や物に鍵をかける。正規の方法で解錠しない限り、施錠された空間には出入りできなくなる。
引きこもりに便利。

■ムーブ(THE MOVE)「移」
翼付きのカップ。
瞬間移動が可能だが、生物には使用不可。

■ライブラ(THE LIBRA)「秤」
天秤。
人が嘘をついているか判断する。
|M0)校長ではない

■「名前のないカード」
アニメ最終話で誕生したカード。
さくらの小狼への想いから生まれたカードで、ファンからは「想い」のカードと呼ばれている。
このカードが後述のカードへの「鍵」となる。

■ナッシング(THE NOTHING)「無」
CV:坂本真綾
劇場版オリジナルカード。
“正”の属性を持つクロウ・カード52枚とバランスを保つために創られた、“負”の属性を持つカード。
一枚で52枚と同等の力を持つ規格外の存在。なので暴走するとひどいことになる。
効果的にはイレイズによく似ているが、パワーバランスが圧倒的である。
設計ミスではなかろうか。

■ホープ(THE HOPE)「希望」
CV:坂本真綾
劇場版オリジナルカード。
「無」のカードとさくらがアニメ版最終話に自ら生み出した「想い」のカードが合わさった事で誕生した新たなカード。
厳密にはクロウカードではなくさくらカード。




この中には封印シーンが映像化されていないカードが複数種存在する。

何度か実際に商品化されており、なかなかに評判が良い。
クロウカードを使った占いなどの遊び方の解説本も売られている。
また、単行本付属のカードも作られている。



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最終更新:2024年01月07日 13:14