カブキ(がんばれゴエモン)

登録日:2011/05/14(土) 15:51:09
更新日:2023/01/16 Mon 12:31:51
所要時間:約 5 分で読めます






戻ってきたぜ!

ぐっふっふっふ、ここで会ったが百年目!



カブキとは『がんばれゴエモン』シリーズに時々登場する敵であり、ゴエモンの宿敵とも言える存在である。

CV:柳沢栄治(『でろでろ道中』)/高木渉(『もののけ双六』)/岩崎征実(パチスロ版)


容姿は歌舞伎役者のような格好につづらを背負った大男で、通りすがりの旅人から金品や手形を巻き上げる盗賊である。

『ゆき姫救出絵巻』で初登場し、その後ゴエモンに復讐を果たすべく、頻繁に外見と名前を変えて後の作品にも登場する。


☆各作品での登場


すてえじ六の天狗山のボスとして初登場。この時の名前は「つづら助六」ゲーム中でも一、二を競う強ボス
最初は巨大なつづらに入って登場し、空中浮遊でゴエモンの位置を追尾して移動してゴエモンが真下に来るタイミングを狙って姿を現した後、
背中に背負ったつづらから広範囲に桜吹雪をまいて攻撃してくる。

攻撃力が高く一回触れるだけでライフを4メモリも奪われてしまうが、画面端で頭上からくる桜吹雪のみを小判で撃ち落としていけば対処でき、
小判でつづらを攻撃していけば比較的簡単に倒せる。
(更に言うと、画面端に存在する安全地帯に陣取っていると空中浮遊を繰り返すだけで攻撃してこなくなるので楽勝)

しかし、本番はこの後。




なんとつづらを破壊するや否やカブキが飛び出して襲いかかってくる。
ライフを0にした直後に一気にライフが増える様に驚いたプレイヤーも多いはず。

つづらを破壊した後のカブキは歌舞伎らしい飛び六法のモーションでピョンピョンとび跳ねながらカツラを飛ばしたり、毒霧をはいて攻撃してくる。
ジャンプ攻撃は伏せ移動で下をくぐり、カツラと毒霧はジャンプでかわして小判を投げていくのがおおまかな攻略法になる。
相当な重量級なのか、ジャンプは横方向への飛距離と高さが極めて小さいため、距離を離した状態で下をくぐろうとしても間に合わない。
ぎりぎりの距離まで接近しつつぶつからない様に動きつつタイミングを図り、ジャンプの瞬間を見計らって潜り抜けよう。
この段階では画面端の安全地帯は通用しなくなるため、ジャンプ攻撃に躊躇して逃げまわっていると追い詰められてしまうので、思い切りが大事。
また、ここまでいかに防具を温存するかも鍵。中盤の最難関ともいえる相手である。

漫画版ではグレートル(愚れとる)カブキの名前で、道に落ちているつづらからあらわれ、
プロレスでゴエモンと勝負したがローリングソバットからのジャーマンスープレックスをくらい敗北した。


かぶきりたーんずと名前を変えて再登場。前作でゴエモンに敗北した恨みをはらすため今作の敵であるマッギネスの部下のマーブル・ブルーの手によってなんとサイボーグ化し、すてーじ2「かぶき城」のボスとして登場する。
火を吹く両足、ロボットアーム、背中からエネルギー弾とメカメカしい見た目と挙動でゴエモン一行に襲い掛かる。
しかし前述のかつら飛ばし、一足飛び、毒霧攻撃は健在で、前作をプレイした人をニヤリとさせてくれる。
敗北後は「じごくであおうぜ」と捨て台詞を吐いて爆散。晴れてすてーじ2くりあとなる


だが…


マッギネス撃破後に行ける隠しステージこと、からくりらんどの「ばーちゃぢごく」にてステージボスであるドラキュラン(攻撃パターンは悪魔城シリーズのドラキュラ伯爵)を撃破するとおもむろに突然登場。作り物であるが宣言通り地獄で合うことになり、再戦する。
が、特に攻撃パターンが強化されてる訳でも無く結構アッサリやっつけられる。
「ばーちゃぢごく」の受付嬢曰く、このかぶきりたーんずは遊園地側で用意したものでは無いらしい。


残念ながら本作品には登場しない



と思いきや金・銀の招き猫を全て集めた状態でラスボスを倒すと隠しボスかぶきふぉーえばー」としてエンディング直前のゴエモン一行の前に立ち塞がり、今作での彼の活躍を聞くことが出来る。
実は今回のかぶきはゴエモン達への復讐のために、今度は敵であるシスタービス丸に改造してもらい、はぐれ町を目茶苦茶に荒らした中ボス「からくり用心棒」として生まれ変わっていた。両腕に鎌、腰にモーニングスターを携え、更にメカメカしくなった上に名前すら変えられたので誰も気づかなかったが…
ゴエモンに破壊され爆散したかに見えたがしぶとく生き残った彼はビス丸を追ってタイムワープしている途中のゴエモンインパクトを後ろから奇襲。撃墜させる。
最後の最後で彼が「うしろからきたなにか」の正体であることが分かるのだが、ぶっちゃけストーリー最序盤の事なので、ここまでやってきた人はそんなこと忘れていたと思う。(事前情報なしでは招き猫のフルコンプが難しいこともあり、初見で彼と戦えた人自体、少ないだろう。)

と、ここまで自分語りを済ませ、からくり・再生能力で復活した「かぶきふぉーえばー」はプレイヤーの三倍近い身長に両腕は巨大な鎌とやたらごっつい体で「最後の戦い」と称して襲い掛かって来る。

攻撃パターンは
  • 接近して斬りつけ
  • 一足飛びによる移動
  • 毒霧

と極端に少ない上に単純だが、図体が馬鹿でかいのでかわし辛い上に、一発でハート2~3という超威力なので残り体力によっては苦戦を強いられる。彼に挑む前には鎧やおにぎり等を買っておくと大分楽になる。

とここまで書くとかなりの強敵に思えるが、今作はヤエちゃんがチートじみた強さを誇るので倒せなかったらヤエちゃんを使おう。またうまくやるとカブキを一歩も動かすこともなくはめることもできる
登場BGMはなかなかカッコいい

なぜか獅子重禄兵衛がゴエモンの子孫である事を知っていた。


ちなみに開発者blogによると、これが彼の最後の出演作になる予定で、その当たりも考えて「ふぉーえばー」と言う名前をつけたらしい。


本人は登場しないが外見が酷似した戦国カブキロボ カシワギが登場する


地底城のボスとして登場。名称は「復讐の戦士 カブキ64」
二言だけだが音声で話す。

毎度お馴染みの飛び六法や毒霧、ステージ奥の海坊主を駆使してゴエモン達を追い詰めてくる。
ガードがやたら固く、真横からの攻撃は基本的に通用せず、特定のタイミングを狙う必要がある。
勝利すると海坊主に潰されてぶっ倒されるがしぶとく立ち上がり、チョー戦国メカ「カブキファイナル」となって襲い掛かってくる

なぜかいままでに比べて機械の割合が減っているが、『3』におけるカブキははるか未来の時代から過去の江戸に遡ってやってきているため、
時系列的に本作のカブキは『3』よりも前の時代における存在であるといえる。
説明書には『過去の戦いで絶命した』とあるため、恐らく「マッギネス」の時点で絶命し、恐らくは召喚マシンによって復活させられてビスマルの配下となり、
その後、はるか未来の江戸で未来時代のビスマルに改造してもらい過去にさかのぼって江戸へ……的な流れと思われるが、
でろでろ道中自体が「3」の後日談であるため、その辺りの経緯について真面目に考えようとすると少々ややこしい。
また、ゲーム中ではラスボス前の会話シーンが存在せず彼の復活のいきさつについても一切説明がないため、詳細は不明である。


ヤエちゃんの忍び装束がミニスカになった今作では久方ぶりに「すけろく」と言う初代の名を想起させる名前で、メカじゃない姿で登場。
しかし今までの様にゴエモン達との会話がある訳では無いので同一人物かどうかは不明。
今作ではつづらの代わりにパラソルみたいにカラフルで、番傘を持っている。開くとにはなにやらマークが書いており射的の的の様に回転。止まったマークによりバクダンやタライやお金がふってくるという面白ボスになった


【余談】

実のところ、カブキがゴエモンの宿敵になった間接的な原因を作ったのは、物知りじいさんなのである。
ゆき姫の行方を追っていたゴエモンたちに、出雲の龍神池へ行くように教え、じいさんは新発明の


で出雲まで飛ばしてやると大砲に詰められて、吹っ飛ばされるゴエモンとエビス丸だったが、なんと失敗作であったので飛距離が足りず、目的地の出雲では無く山城に落ちてしまった。
その為ゴエモンは天狗山を通らねばならず、カブキと戦う事になり、その後カブキはゴエモンを因縁の怨敵として付け狙う事になったのだ。

もし物知りじいさんの、発明品がきちんと成功していればゴエモンも、天狗山でカブキと出会うことも無く
カブキも復讐の鬼と化す事も有り得なかったが、カブキが外伝作品も含めてシリーズ最多出演があるのは、ある意味、物知りじいさんのお蔭なのだろう。




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最終更新:2023年01月16日 12:31