ニーア(NieR Replicant/Gestalt)

登録日:2010/11/22(月) 22:37:59
更新日:2023/01/26 Thu 09:55:15
所要時間:約 5 分で読めます





アクションRPG、Nier Replicant、NeiR Gestaltの主人公。

Replicantのニーアは青年でヨナとは兄妹関係で、Gestaltのニーアは中年男性でヨナとは親子関係。Replicantに限り少年時代のニーアも登場する。


以下ネタバレあり





【性格】
どちらのニーアも基本的には同じで純粋で、正義感が強く、仲間思い。妹/娘のヨナを大切に思っている。いずれも病弱なヨナを想うあまり少々過保護とも言える接し方をしており、ヨナが図書館にお出掛けするだけで家に戻るようにしたり、男の子と文通しているのを知りかなり動揺したり、非常に兄/親バカ。
ヨナが攫われてからはマモノに対する恨みが増大しており、言動も乱暴になっている。「殺してやる」に驚いたプレイヤーも多いはず。
ただしロボット山の一件での言葉から、マモノへの憎しみが無益とは自覚しているらしい(それでも憎まずにはいられないようだが)

また、釣りが好きで釣れた時の感触が良いらしい。白の書曰く「本来の目的を忘れている気がする」。
ここで言う「本来の目的」とはクエスト達成のことか、ヨナを救うことどちらを指しているのか不明だが楽しんでていいのだろうか?
ちなみに泳げない。


  • 青年ニーア
少年時代はどっかのツンツン頭のような髪型をした少年で武器は片手剣しか扱えない。一人称は僕。
この頃は純粋無垢で困っている人を利害関係なく助けようとする優しさを持ち、それが封印されし言葉を手に入れる助けにもなっている。
ヨナの薬代のために売春していた過去があり、ツンツン頭も肩に髪が当たると行為を思い出して気持ち悪いという理由でああするようになった。武器を手にしてからは売春はしていないらしいが、未だトラウマらしく少年期は髪型を変えない。
青年になるとヨナが攫われたこともあり、乱暴な言動が目立つ擦れた性格になっており、笑わない影のある青年に成長した。一人称は「俺」に変わっている。村の住人には信頼されている模様。
マモノに対する激しい恨みと妹への愛情はどことなくドラッグオンドラグーンカイムに似ている。

  • 父ニーア
筋骨隆々の逞しい男性。鎧を纏っているが、露出も多い。
基本的には青年ニーアと同じだが、こちらのほうがヨナに対して過保護な面が少々強い。ヨナが攫われる際に右目を潰され隻眼になる。
父親である以上当然既婚で、そこに絡む会話の内容が青年ニーアとは異なる。
いい歳して泳げない上に若い姉ちゃんに毎日仕事を紹介してもらっている光景は少々情けないが、農作業はとてもよく似合う。ディレクターのヨコオタロウ氏によると、企画会議にて主人公の青年ニーアを見たスクエニアメリカの偉い外人が「欧米ではナヨいイケメンはウケないので主人公をマッチョのオヤジに変えろ」とか言いだしたので嫌々作り上げたキャラとのこと。ヨコオ氏の制作モチベに関わるということで北米版はおっさん、国内版は青年ニーアが主人公のままとなったが結局海外でも青年ニーアが主人公のレプリカントの方が売れた。



【戦闘面】
片手剣、両手剣、槍を得物としマモノを駆逐する。白の書が仲間になってからは様々な魔法も扱えるようになり、巨大なマモノにも引けを取らない。
二段ジャンプが出来たり身体能力も高い。

  • 片手剣
振りが速く、立ち回りやすい。攻撃力が低く特に終盤やハードではキツくなる。

  • 両手剣
1番攻撃力が高い。振りは遅いがジャンプ攻撃、ジャンプ特殊攻撃は腕力に関係なく素早く振れる。ジャンプ攻撃から繋げば上手く立ちまわれるはず。
操作する直前に超カッチョイイアクションムービーが入るためそこで多大な期待をするがいざ使ってみてガックリというのは誰もが通る道だろう。

攻撃範囲は狭いが機動力は1番。特殊攻撃が強力。反面、アーマーブレイク、ガードブレイクの値は低い。
不死鳥の槍は店で買えるうえに無強化でトップクラスの攻撃力と非常に強力。ストーリー攻略ならこれ一本で十分と言われるほど。


【関連人物】
■ヨナ
ニーアにとっての唯一の家族で、最も大切な存在。彼女のためならなんだって出来る。そんなヨナをほっといて何日も釣りの修行をするニーア…。


■カイネ
崖の村で知り合い、おばあちゃんの仇をとってからは行動を共にする仲間になる。Dエンドでは彼女を助けるために……。

■実験体7号
お姉さんを取り込み可愛くなったエミール。ニーアには淡い恋心を抱いており、「花嫁を貰う」ことよりも「花嫁になる」ことを望んでいる。


以下更なるネタバレ







■ゲシュタルト・ニーア
魔王。本作のラスボスで、物語冒頭新宿で戦っていた少年の成れの果て。ゲシュタルト化しても自我を失わなかった唯一の存在で安定個体と呼ばれている。彼からはゲシュタルト化しても自我を保てられ、崩壊化への変貌を抑制出来る魔素が獲得出来る。
世界浄化機関はヨナの冷凍睡眠を交換条件として、魔素の提供を要求。ゲシュタルト・ニーアはこれを了承し白塩化症候群、レギオンなどの問題が解決するまで魔素を提供し続けることになる。
つまり、彼がいなくなったらゲシュタルトは全滅する。魔王と呼ばれる所以はここにある。

しかし、1000年経っても崩壊化を防ぐ手立てが見つからず、レプリカントたちに感情が芽生えていることなどに、ヨナが復活する見込みがないことを悟り、激怒。
本編の通り、ヨナの崩壊を止める実力行使に出る。


以下更なるネタバレ







一人のために全てを滅ぼす

レプリカント・ニーアがゲシュタルト・ニーアを倒したことにより、必然的に魔素の供給はなくなりゲシュタルトたちの崩壊化は防ぐことが出来なくなる。ゲシュタルトたちは崩壊化に伴い死ぬ。レプリカントたちも肉体の再生に必要なゲシュタルトのデータを失い、生殖能力もないため今居る世代で終わる。
人類は絶滅することになる。(他に安定個体が存在しない限り)
レプリカント・ニーアは自覚はなかったにしろ、ヨナのために人類を滅すことになった。


ぶっちゃけコイツこそが人類を滅ぼす真の魔王。


また、一見救われたように見えるヨナだが黒文病は治っていない。近いうちに死ぬ。

みんな死ぬ。生き残るのはエミールくらい。
ついでに300年くらい後、外見が屹立するアレみたいな宇宙人が攻めてきます。


やっぱりマルチバッドエンディングです。本当に、本当にありがとうございました。


横尾ェ…


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最終更新:2023年01月26日 09:55